NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.2112 【東武】SL「大樹」運転開始とともに日光・鬼怒川地区限定の新制服導入
ほりうち(ccbu8181) 2017-05-03 10:56:13
TOBU NEWS 
2017年5月2日

新制服のコンセプトは「昭和レトロ・ノスタルジー」

    SL「大樹」の運転開始に合わせて、
             日光・鬼怒川地区限定で着用する新制服を導入!    


          SL用の客車の内装等を一部リニューアル!

東武鉄道株式会社

 東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、日光・鬼怒川地区におけるSL「大樹」(C11形207号機)の8月10日(木)運転開始に向けて準備を進めていますが、同日より、日光・鬼怒川地区限定で着用する新制服を合わせて導入します。

 当社では、SLの復活運転にあたり、SLが活躍していた時代である昭和のレトロ感を感じていただけるよう、出発の玄関口となる下今市駅の駅舎改修を進めています。さらに、このたび導入する新制服についても、「昭和レトロ・ノスタルジー」を基本コンセプトとすることで、同地区を訪れるお客さまに、ハード・ソフトの両面から「昭和レトロ・ノスタルジー」の世界観を感じていただける演出となっています。駅・車掌関係の従業員が着用する新制服は、基本コンセプトに加え高級感をイメージさせる黒色や金色でデザインし、機関士等の従業員が着用する新制服は、SL従事者の作業着として親しみのある「ナッパ服」をベースに、当社社紋を配することでオリジナリティを表現、車両整備等の従業員が着用する新制服は、耐火性や動きやすさを重視したものとなっています。
 また、客車については、昨年JR四国から譲り受けましたが、SL復活運転プロジェクトの目的の一つである「鉄道産業文化遺産の保存・活用」を実現すべく、今般、新製当時のデザインに極力近づけたリニューアル(座席シート・カーテン等)を行い、お客さまに快適にご利用いただける車両として使用します。

 さらに、SL「大樹」のSL座席指定券の発売日・発売概要を別紙のとおり決定しました。
 当社では、自立式電波塔として世界一の高さを誇る東京スカイツリー(R)や、26年ぶりに導入した新型特急リバティのもつ「先進性」と、日光・鬼怒川地区でお客さまをお迎えするSLや昔懐かしい風情の駅の風景による「昭和レトロ・ノスタルジー」をお客さまに同時に感じていただくことで、沿線を訪れる皆さまに「時空を超える旅」を提供していきます。
 概要は別紙のとおりです。

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 新制服(左から駅・車掌関係、機関士等、車両整備等従業員用)
画像サイズ: 946×513(34%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: リニューアルを行ったSL用客車
画像サイズ: 542×364(59%表示)
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No.2113 (Re:2112) 別紙1・別紙2
ほりうち(ccbu8181) 2017-05-03 10:59:05
<別紙1>

               新制服の導入について

(1)着用開始日 2017年8月10日(木) ※SL「大樹」運転開始日

(2)コンセプト 「昭和レトロ・ノスタルジー」

(3)各職場の新制服について
@駅・車掌関係従業員用
対象:東武日光線 合戦場(かっせんば)駅〜東武日光駅間、東武鬼怒川線 全駅の駅関係従業員、SLに乗務する車掌
 日光・鬼怒川地区限定であるオリジナリティと「SL全盛期」のイメージ、「レトロ感のあるスタイル」を重視し、高級感をイメージさせる黒をベースに金色の装飾を施しました。基本コンセプトである「昭和レトロ・ノスタルジー」を、お客さまにわかりやすく感じていただけるものとなっています。

A機関士等従業員用
対象:SLの運転を行う機関士、機関助士
 SL従事者の作業着として親しみのある「ナッパ服」をベースに、作業帽に当社の社紋を配することで、オリジナリティを表現しています。作業で必要となる耐火性にも優れています。


B車両整備等従業員用
対象:下今市機関区検修関係従業員
 カラーをAの機関士等従業員用に合わせるとともに、作業帽は機関士および機関助士と共通化し、お客さまにSL関係作業員であることがわかりやすくなるようにしています。




<別紙2>

            SL用客車のリニューアルについて

 昨年、JR四国から客車を譲り受けましたが、SL復活運転プロジェクトの目的の一つである「鉄道産業文化遺産の保存・活用」を実現すべく、今般、新製当時のデザインに極力近づけたリニューアル(座席シート・カーテン等)を行い、お客さまに快適にご利用いただける車両としています。


         SL「大樹」のSL座席指定券の発売日等について

(1)発売開始日 2017年7月10日(月)※各運転日の1か月前から発売します。
 ※なお、2017年8月10日(木)は、SL「大樹」4号・5号・6号のみ運転、発売となります。

(2)発売箇所
@東武線各駅(押上・寄居・越生駅および駅員無配置駅は除く)
※各運転日の1か月前の午前9時から購入が可能です。
※駅券売機での発売はしません。
※特急券チケットレスサービスはご利用できません。
A東武トップツアーズまたは主要旅行会社

(3)その他
@SL「大樹」は全座席指定です。
ASL座席指定券の他、乗車区間の運賃が必要です。

以上

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 左:冬用(左から男性:駅長等管理者:女性用) 右:夏用(左から男性:駅長:女性用)
画像サイズ: 944×600(34%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 機関士等従業員用(左:冬用、右:夏用)
画像サイズ: 578×551(55%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 車両整備等従業員用(左:冬用、右:夏用)
画像サイズ: 545×519(59%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: SL運転で使用する客車
画像サイズ: 541×728(59%表示)
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No.2114 (Re:2112) 参考
ほりうち(ccbu8181) 2017-05-03 11:01:47
<参考>

          蒸気機関車(SL)復活運転の計画概要について

1 運転概要について

(1)営業運転開始日 2017年8月10日(木)

(2)運転区間 東武鬼怒川線 下今市〜鬼怒川温泉間 12.4km

(3)停車駅 下今市・東武ワールドスクウェア(新駅)・鬼怒川温泉

(4)SL座席指定料金 大人 750円(税込)、小児 380円(税込)
 ※運転区間内一律料金
 ※別途、乗車区間の運賃が必要です。

(5)2017年度運転日 土休日を中心に98日間運転予定 ※カレンダー赤色日

(6)運転ダイヤ
 午前から夕方にかけて様々な時間帯にSLを運転することで、周辺のテーマパークや世界遺産である日光の社寺などと合わせ、日光・鬼怒川地区の周遊を楽しんでいただける設定としています。
 また、下今市駅を始発駅とするSLは、浅草駅や東京スカイツリータウン(R)の最寄駅である とうきょうスカイツリー駅を出発する新型特急「リバティ」等からの乗り換えが便利であり、当社最新の車両技術を感じていただくとともに、昔ながらの蒸気を使って運転するSLにも乗車いただくことで、お客さまに「時空を超える旅」を提供します。さらに、鬼怒川温泉駅を始発駅とするSLは、下今市駅で東武日光方面の列車や浅草方面への特急列車にお乗り換えいただけ、日光方面への周遊や都内方面へも便利にご利用いただけます。


2 車両について
 鉄道産業文化遺産の保存・活用ならびに栃木・福島エリアの支援活性化という本事業の目的にご賛同いただいた全国の鉄道会社からのご支援・ご協力を得て、かつてSL運転に使われていた時代の車両を貸与・譲渡いただき、運転します。なお、SLの借受および車掌車・客車の譲受は、車両等の産業文化遺産の保存実績のある東武博物館が行い、ディーゼル機関車(DL)の譲受は東武鉄道が行います。
 ┌───┬──────────────────┬──┬───────┐
 |名称 |車号                |両数|借受元・譲受元|
 ├───┼──────────────────┼──┼───────┤
 |SL |C11−207(2016年 8月19日受入済)|1両|JR北海道  |
 ├───┼──────────────────┼──┼───────┤
 |車掌車|ヨ8634(2016年 6月11日受入済)  |1両|JR貨物   |
 |   |ヨ8709(2016年 6月25日受入済)  |1両|JR西日本  |
 ├───┼──────────────────┼──┼───────┤
 |客車 |スハフ14−1、スハフ14−5   |  |       |
 |   |オハフ15−1、オハ14−1    |  |       |
 |   |オロ12−5、オロ12−10    |6両|JR四国   |
 |   |   (2016年10月4、5日受入済)   |  |       |
 ├───┼──────────────────┼──┼───────┤
 |DL |DE10−1099         |1両|JR東日本  |
 |   |       (2016年12月23日受入済)|  |       |
 └───┴──────────────────┴──┴───────┘

SLの編成予定図
  ←進行方向 [SL]+[車掌車]+[客車1]+[客車2]+[客車3]+[DL]
 ※客車の座席定員数は、約200席を予定。

◆下今市〜鬼怒川温泉間で運転するSLの列車名称 SL「大樹(たいじゅ)」について
 「大樹」は、世界遺産「日光の社寺」の一つである日光東照宮から連想される「将軍」の別称・尊称と言われており、また、自立式電波塔として世界一の高さを誇る「東京スカイツリー(R)」を想起させることから、沿線とともに力強く大きく育ってほしいとの思いを込めています。

◆SLのヘッドマークデザインについて
 ヘッドマークデザインについては、C11形らしく3つの「動輪」を表現したものに、「大樹」の文字を重ねました。
 3つの動輪は、今回のプロジェクトの目的が、@鉄道産業文化遺産の保存と活用、A日光・鬼怒川エリアの活性化、B東北復興支援の一助の3つであることに加えて、日光・鬼怒川温泉・今市の3つのエリアが互いに連動し、地域の回遊性が向上してほしいという想いや「大樹」の由来のひとつである「東京スカイツリー」の足元が三本柱であるといった意味を込めています。


3 施設について
(1)転車台
 JR西日本が所有していた下記転車台を譲渡いただき、2017年3月に設置しました。
 ┌───────┬──────┬─────┬─────────────┐
 |名称     |旧設置場所 |譲受元  |設置場所         |
 ├───────┼──────┼─────┼─────────────┤
 |長門市駅転車台|山口県長門市|     |下今市駅(栃木県日光市)  |
 ├───────┼──────┤JR西日本├─────────────┤
 |三次駅転車台 |広島県三次市|     |鬼怒川温泉駅(栃木県日光市)|
 └───────┴──────┴─────┴─────────────┘

(2)南栗橋SL検修庫の新設
 2016年7月、SLの各種検査を行う検修庫を南栗橋車両管区(埼玉県久喜市)に新設しました。

(3)下今市駅舎改修およびSL見学エリア・下今市SL機関庫の整備
 SLの発着の拠点となる下今市駅は全面的に改修を行い、かつてSLが走っていた時代を彷彿とさせる昭和レトロ感のある駅舎に生まれ変わります。また、同駅構内にはSLの雄姿を間近で見学できるエリアを整備します。なお、2017年3月に、SLの日常の点検等を行う下今市SL機関庫を新設しました。

4 検修および乗務要員養成について
 検修および乗務要員の養成については、JR北海道、秩父鉄道、大井川鐵道、真岡鐵道に協力をいただき、教育・習熟訓練を進めています。

5 今後のスケジュール
 2017年 5月頃  東武鬼怒川線にて試運転の開始
     7月頃  下今市駅舎等の改修完成予定
     8月10日 営業運転開始


以上

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 2017年度運転日 ※赤色日
画像サイズ: 998×425(32%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 運転ダイヤ
画像サイズ: 956×590(33%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: SL「大樹」 ヘッドマークデザイン
画像サイズ: 359×359(89%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 左:下今市駅構内の転車台 右:鬼怒川温泉駅構内の転車台
画像サイズ: 749×275(43%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 左:下今市駅のリニューアル(工事中) 右:下今市SL機関庫
画像サイズ: 939×310(34%表示)