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No.2107 【東武】2017年度鉄道事業設備投資計画は総額345億円(1/4)
ほりうち(ccbu8181) 2017-04-29 23:49:09
TOBU NEWS 
2017年4月28日

2017年度の鉄道事業設備投資計画

            設備投資計画は総額345億円

           〜より安全で安心な鉄道を目指して〜

東武鉄道株式会社

 東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、より安全で安心な、そしてより快適で便利な鉄道であるとともに、魅力ある鉄道を目指して、2017年度に鉄道事業において総額345億円の設備投資を行います。

1.より安全で安心な鉄道を目指して
(安全で安心な駅ホームの整備)
 お客さまに、より安全に安心して駅をご利用いただけるよう、2016年12月に国土交通省から示された「駅ホームにおける安全性向上のための検討会(中間とりまとめ)」の整備方針に則り、国、関係自治体のご支援のもと、ホームドアおよび内方線付き点状ブロックの整備を鋭意推進します。
 ホームドアについては、2020年度末までに、1日のご利用者数が10万人以上の駅(押上・北千住(3F)※・新越谷・池袋・志木・川越)と東京オリンピック・パラリンピック競技予定会場最寄駅(北越谷・朝霞)計8駅に整備します。2017年度は、東上線 川越駅の整備が完了するほか、池袋駅・朝霞駅・志木駅の整備に着手します。2021年度以降は、北千住〜北越谷間、池袋〜志木間のエリア等、計23駅の整備を推進します。
※北千住駅(1F)は2021年度以降に整備

 内方線付き点状ブロックについては、2018年度末までに、1日のご利用者数1万人以上の全駅に整備します。2017年度は、16駅に整備します。
 そのほか、視覚障害をお持ちのお客さまが駅をご利用しやすいよう、音響音声案内装置を38駅に設置しており、2017年度は、3駅(曳舟・五反野・鶴瀬)に整備します。

▽2017年度内方線付き点状ブロック整備予定駅
┌────────────┬─────────────┐
|     路線名     |      駅名      |
├────────────┼─────────────┤
|東武スカイツリーライン |新田 せんげん台 北春日部|
├────────────┼─────────────┤
|伊勢崎線        |館林           |
├────────────┼─────────────┤
|亀戸線         |小村井          |
├────────────┼─────────────┤
|日光線         |栃木           |
├────────────┼─────────────┤
|東武アーバンパークライン|八木崎 増尾 逆井 新船橋|
├────────────┼─────────────┤
|東上線         |下板橋 大山 中板橋 高坂|
|            |東松山 小川町      |
└────────────┴─────────────┘

(鉄道の立体化の推進)
 鉄道の立体化については、踏切事故を抜本的に解決するとともに、都市の再生、活性化に寄与することから、現在、沿線3か所において推進しております。

・竹ノ塚駅付近高架化
 東武スカイツリーライン 竹ノ塚駅付近(西新井〜谷塚間)では、足立区が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。
 2017年度は、下り緩行線仮線工事を実施し、2020年度の完成を目指して工事を推進します。
 この事業が完了すると、竹ノ塚駅が高架駅となり、2か所の踏切が廃止されます。

・清水公園〜梅郷間高架化
 東武アーバンパークライン 清水公園〜梅郷間では、千葉県が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。
 2017年度は、仮線工事ならびに高架橋新設工事を実施し、2023年度の完成を目指して工事を推進します。
 この事業が完了すると、愛宕駅と野田市駅の2駅が高架駅となり、11か所の踏切が廃止されます。

・とうきょうスカイツリー駅付近高架化
 東武スカイツリーライン 曳舟〜とうきょうスカイツリー間では、墨田区が主体となる都市計画事業が計画されており、2017年度は、工事着手を目指します。
 この事業が完了すると、1か所の踏切が廃止されます。

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キャプション: 安全で安心な駅ホームの整備
画像サイズ: 592×1718(54%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 鉄道の立体化の推進
画像サイズ: 484×1128(66%表示)
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No.2108 (Re:2107) (2/4)
ほりうち(ccbu8181) 2017-04-29 23:51:13
(高架橋および橋梁の耐震補強)
 高架橋や橋梁の耐震性を高めるべく、耐震補強工事を引き続き推進します。2017年度は、東武スカイツリーライン 小菅〜五反野間や東上線 和光市駅構内等の高架橋、および東武アーバンパークライン 江戸川橋梁ほか3橋梁の耐震補強工事を推進します。

(自然災害への備えの強化)
 大規模地震や集中豪雨などの自然災害に強い鉄道を目指すべく、防災対策工事を引き続き推進します。2017年度は東上線 成増〜和光市間の法面補強工事等を推進します。

(踏切の安全性向上)
 踏切のさらなる安全性の向上を図るため、検知範囲の広い新型(レーダー式)踏切支障報知装置への更新を進めるとともに、踏切が支障した場合に「非常ボタン」を操作すると、ATS(自動列車停止装置)と連動し、列車を自動的に停止させる工事を引き続き推進します。
※送受信器は、障害物を検知するレーダーを送信・受信します。
※リフレクタは、レーダーを送受信器へ反射します。

(軌道検測車・電気検測車の更新)
 線路を安全な状態に保持するため、1997年度に導入した軌道検測車によりレールの歪みや内部の傷、摩耗量等を測定し、日々のメンテナンスに活用しておりますが、2017年度は、最新式の測定機を搭載した軌道検測車に更新します。また、架線の摩耗量や位置、ATS地上子の電波等を測定している電気検測車も合わせて更新します。

(列車無線の更新)
 運行管理所と各列車の通信手段である列車無線の更新工事を引き続き推進します。この更新により、運行管理所と複数の列車の乗務員との同時通話や乗務員室のモニタ画面への文字情報伝達が可能になり、迅速な情報収集が図られるほか、お客さまにより正確な情報の提供が可能になります。

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キャプション: 高架橋および橋梁の耐震補強
画像サイズ: 450×700(71%表示)
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キャプション: 自然災害への備えの強化
画像サイズ: 882×304(36%表示)
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キャプション: 踏切の安全性向上
画像サイズ: 551×400(58%表示)
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キャプション: 軌道検測車・電気検測車の更新
画像サイズ: 439×350(73%表示)
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No.2109 (Re:2107) (3/4)
ほりうち(ccbu8181) 2017-04-29 23:53:59
2.より快適で便利な鉄道を目指して

(東京メトロ日比谷線直通車両70000系の導入)
 日比谷線直通車両については、現行車両の順次置き換えを計画しており、2017年度は新型車両70000系10編成70両の運用を開始します。引き続き2019年度までに、計22編成154両を導入します。この車両は、各ドア上部に17インチLCDモニタ3画面を設置し、きめ細やかなご案内を提供するほか、全車両にフリースペースを設置し、車端部の座席をすべて優先席とするなど、様々なお客さまに配慮した仕様とします。


【70000系車両の特徴】
・座り心地を向上させるため、1人あたりの座席幅を広げ、クッション性を改良します。
また、曲線をスムーズに通過できるよう、操舵台車を採用します。
・車内空間を快適にするため、冷房能力の高い冷房装置を導入します。
・混雑時に手荷物などが着座されているお客さまに接触しないよう、座席横の仕切りを大型化します。
・開放的な車内空間とするため、連結面や座席横の仕切り、荷棚に透明な強化ガラスを採用します。

(六実〜逆井間の複線化)
 2019年度末の完成を目指し、東武アーバンパークライン 六実〜逆井間約3.9qの複線化工事を引き続き推進いたします。
 本工事の完成により、船橋〜柏間が全線複線となり、同区間における列車交換のための待ち合わせ解消等により、所要時間の短縮等、輸送サービスの向上を目指します。

(駅舎の橋上化)
 東上線 新河岸駅、東武アーバンパークライン高柳駅、日光線 幸手駅について、関係自治体のご支援により、駅舎の橋上化工事を推進します。
 本工事に合わせて、関係自治体にて駅前広場の整備が実施されることとなっており、完成後は、駅施設のバリアフリー化とともに、駅アクセスの向上が図られます。

(駅舎のリニューアル)
 お客さまに駅をより快適にご利用いただけるよう、駅舎のリニューアル工事を引き続き実施します。2017年度は、日光線 下今市駅、小泉線 西小泉駅、東武アーバンパークライン 逆井駅・塚田駅、東上線 ときわ台駅・若葉駅・北坂戸駅の駅舎をリニューアルします。また、東武スカイツリーライン北千住駅についても、昨年度に引き続き商業施設と一体となったリニューアル工事を推進します。

(駅トイレのリニューアル)
 お客さまに駅をより快適にご利用いただけるよう、2017年度については、東武スカイツリーライン とうきょうスカイツリー駅・東向島駅・春日部駅、越生線 東毛呂駅のトイレをリニューアルします。

(エレベーター・エスカレーターの更新)
 駅のバリアフリー化として、これまでに全線でエレベーター278基、エスカレーター260基(2016年度末時点)を設置しておりますが、お客さまに引き続き安全かつ快適にご利用いただけるよう、更新工事を計画的に進めます。また、更新に合わせ、エレベーター内に防犯カメラを設置し、安全対策に努めます。

(駅照明のLED化)
 LED照明は、使用電力量が少なく、省エネルギー効果があることや、光源寿命が長いなど、環境負荷低減に寄与することから、全駅の照明のLED化を推進しております。2017年度は、東武スカイツリーライン 曳舟駅・谷塚駅・獨協大学前駅・新田駅、東上線 下赤塚駅・川越駅、東武アーバンパークライン 豊春駅・初石駅の構内照明をLED化します。

(運行情報アプリの導入)
 現在当社では、メールやホームページによりお客さまに運行情報を提供しておりますが、新たにスマートフォン向けアプリを導入します。視覚的にわかりやすい運行情報を迅速かつ詳細に提供することにより、サービスの向上を図ります。

(ツーリストインフォメーションセンターの新設)
 東京オリンピック・パラリンピックに向けてインバウンド需要が増えていることから、案内機能の強化を図ります。東武ツーリストインフォメーションセンター池袋を新設し、川越エリア等の東上線沿線を訪れるお客さまに観光情報を提供するカウンターを設置します。

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キャプション: 東京メトロ日比谷線直通車両70000系の導入
画像サイズ: 609×1007(53%表示)
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キャプション: 六実〜逆井間の複線化
画像サイズ: 678×408(47%表示)
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キャプション: 駅舎の橋上化
画像サイズ: 650×1209(49%表示)
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キャプション: 駅舎のリニューアル
画像サイズ: 617×420(52%表示)
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キャプション: 駅トイレのリニューアル
画像サイズ: 550×813(58%表示)
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No.2110 (Re:2107) (4/4)
ほりうち(ccbu8181) 2017-04-29 23:55:56
3.魅力ある鉄道を目指して

(SL営業運転の開始と下今市駅のリニューアル)
 日光・鬼怒川エリアの活性化、鉄道産業文化遺産の保存と活用、東北復興支援の一助となることを目的として、鬼怒川線 下今市〜鬼怒川温泉間で2017年8月10日からSL「大樹」の営業運転を開始します。
 運転開始に合わせSLの発着駅の拠点となる下今市駅をかつてSLが走っていた時代を彷彿とさせる昭和レトロ感のある駅舎にリニューアルします。また、駅構内にはSLの雄姿や整備の様子などを間近で見学できる転車台広場や、SLをより楽しんでいただくためのSL展示館などを整備し、下今市駅を中心に地域の観光拠点としての魅力を高め、日光・鬼怒川地区全体の活力創出を目指します。

(「東武ワールドスクウェア駅」の開業)
 SLの営業運転開始に先立ち、2017年7月22日に鬼怒川線 小佐越〜鬼怒川温泉間にある「東武ワールドスクウェア」入り口付近に新駅を開業します。「東武ワールドスクウェア」へのアクセスの向上により、日光・鬼怒川地区の回遊性をさらに高め、同地区全体の活力創出を目指します。
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キャプション: SL営業運転の開始と下今市駅のリニューアル
画像サイズ: 525×1289(61%表示)
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キャプション: 「東武ワールドスクウェア駅」の開業
画像サイズ: 697×450(46%表示)