NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.1964 【JR海】平成29年度重点施策と関連設備投資について
ほりうち(ccbu8181) 2017-03-23 23:56:39
平成29年3月23日
東海旅客鉄道株式会社


          平成29年度重点施策と関連設備投資について


 当社は、会社発足30年という節目を迎える本年4月1日に「経営理念」を改定します。「日本の大動脈と社会基盤の発展に貢献する」という新しい「経営理念」のもと、在来線・東海道新幹線・中央新幹線の「三世代の鉄道」を運営するという当社の使命を果たすべく、諸施策に取り組みます。
 平成29年度は、鉄道事業においては、安全・安定輸送の確保を最優先に、対象を全線に拡大した東海道新幹線の脱線・逸脱防止対策をはじめとする地震対策、土木構造物の大規模改修工事、N700A(3次車)の投入等を着実に進めます。また、本年9月末にサービスを開始する新幹線の新しいネット予約・チケットレス乗車サービス「スマートEX」のご利用促進に取り組みます。
 超電導リニアによる中央新幹線計画については、安全、環境、地域との連携を重視して、着実に進めます。また、中央新幹線の建設の推進のため、財政投融資を活用した長期借入を進めます。海外における高速鉄道及び超電導リニアプロジェクトへの取組みについても着実に推進します。
 そして、本年4月に全面開業するJRゲートタワーについては、JRセントラルタワーズと一体的に運営を行い、魅力あるサービスを提供し、収益拡大を図ります。
 こうした各種課題を着実に進めるため、引き続き、収益力の強化と技術レベルの不断の向上に取り組むとともに、設備投資を含めた業務執行全般にわたり知恵を絞り効率化と低コスト化を徹底し、経営体力の充実を図ります。

I.重点施策(別紙参照)
 ■安全・安定輸送の確保
 ■輸送サービスの充実
 ■超電導リニアによる中央新幹線計画の推進
 ■超電導リニア技術のブラッシュアップ及びコストダウン
 ■営業施策の強化
 ■技術力の強化、地球環境保全、海外プロジェクトへの取組み
 ■関連事業の着実な推進
 ■会社発足30周年の取組み

II.設備投資額
 連結:4,570億円、単体:4,340億円
 ※中央新幹線を除いた設備投資額(単体)は2,750億円、うち安全関連投資は1,820億円

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No.1965 (Re:1964) 安全・安定輸送の確保
ほりうち(ccbu8181) 2017-03-23 23:58:03
[安全・安定輸送の確保](設備投資額:1,430億円)

地震対策のさらなる強化に向けて取り組みます

・東海道新幹線の脱線防止ガードの敷設について、対象を全線に拡大した新たな実施方針に基づき、現計画に追加して工事を進める。

・在来線について、高架橋柱等の耐震化名古屋工場、駅舎等の建替・耐震補強工事等を引き続き進める。

・地震による吊り天井の脱落を防ぐため、新幹線、在来線駅の天井の脱落対策に取り組む。


構造物等設備の改修・更新を進めます

・東海道新幹線の大規模改修工事について、技術開発成果を導入し施工方法を改善するなど、コストダウンを重ねながら着実に進める。

・在来線の落石対策、踏切保安設備改良等を引き続き進めるとともに本年秋に静岡地区東海道本線の運行管理システム取替を完了する。


自然災害等へより適切に対処するための取組みを進めます

・異常時に想定される様々な状況に対応するため、実践的な訓練を繰り返し実施する。

・在来線において、台風等により列車運行に大きな影響が予想される場合に、お客様に迅速かつ的確に情報を提供しながら、計画運休、早期の抑止、さらには速やかな運転再開に取り組む。


(参考)
・脱線防止ガード敷設:平成29年度 約75km(追加分約3kmを含む)
・大規模改修工事:平成29年度 370億円(平成28〜31年度 1,450億円)
・駅天井の脱落対策:新幹線全17駅、在来線30駅(平成28〜38年度約130億円)

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 脱線防止ガード
画像サイズ: 598×378(54%表示)
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キャプション: 大規模改修工事
画像サイズ: 601×365(53%表示)
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キャプション: 架線の断線復旧訓練
画像サイズ: 481×300(67%表示)
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No.1966 (Re:1964) 輸送サービスの充実(1)
ほりうち(ccbu8181) 2017-03-23 23:59:29
[輸送サービスの充実(1)](設備投資額:470億円※(1)(2)計)

鉄道の利便性・快適性を高める取組みを進めます

<新幹線>
「のぞみ10本ダイヤ」を活用して、お客様のご利用の多い時期や時間帯に、需要にあわせたより弾力的な列車設定に引き続き取り組む。

N700A(3次車)の投入を引き続き進めるとともに、既存車両に地震ブレーキ停止距離の短縮等の3次車の特長を反映させる改造工事に着手する。

<在来線>
「しなの」、「ひだ」等の特急列車について、需要にあわせ弾力的に増発や増結を行う。

・東海道本線(岡崎駅〜豊橋駅間)において、お客様の利便性のさらなる向上を図るとともに、ご利用状況にあわせた効率的な体制を構築するため、本年10月に集中旅客サービスシステムを導入する。



(参考)
・N700A(3次車) 平成28年度から31年度までに20編成投入(平成29年度7編成)

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キャプション: N700A
画像サイズ: 547×347(59%表示)
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キャプション: N700A(3次車)の特長
画像サイズ: 485×474(66%表示)
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キャプション: ワイドビューしなの
画像サイズ: 369×246(87%表示)
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No.1967 (Re:1964) 輸送サービスの充実(2)
ほりうち(ccbu8181) 2017-03-24 00:01:06
[輸送サービスの充実(2)]

より安心して鉄道をご利用頂くための取組みを進めます

・N700Aの客室内等への防犯カメラ増設工事を完了し、更なるセキュリティ向上を図る。

・東海道新幹線の品川駅、新横浜駅において、追加設置する可動柵の使用を開始するとともに、在来線については、車種や両数が様々であるという当社の実情に適合した可動柵の開発を進め、金山駅での実証試験に向けて取り組む。

・在来線のホームにおける内方線付き点状ブロックへの取替について、乗降5千人以上の駅での取替計画を3年前倒して完了する。

・在来線駅におけるエレベーターや多機能トイレの設置等バリアフリー設備の整備を引き続き推進する。



(参考)
・金山駅での可動柵の実証試験:平成30年初より実施予定
・内方線付き点状ブロック
 乗降1万人以上の駅   整備完了
 5千人から1万人の駅 平成29年度に完了予定(3年前倒し)
 3千人から5千人の駅 平成30年度に完了予定(2年前倒し)

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キャプション: ホーム可動柵(名古屋駅)
画像サイズ: 619×411(52%表示)
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キャプション: 内方線付き点状ブロック
画像サイズ: 588×411(54%表示)
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No.1968 (Re:1964) 超電導リニアによる中央新幹線計画の推進
ほりうち(ccbu8181) 2017-03-24 00:02:41
[超電導リニアによる中央新幹線計画の推進](設備投資額:1,590億円)

超電導リニアによる中央新幹線計画について、安全、環境、地域との連携を重視して着実に取り組み、沿線各地で工事を本格化させます

・中央新幹線計画については、健全経営と安定配当を堅持し、柔軟性を発揮しながらプロジェクトの完遂に向けて着実に取り組む。

・引き続き、地域との連携を密にしながら、測量、設計、用地取得等を計画的に遂行する。

・工期が長期間に亘り難易度が高い、南アルプストンネル、品川駅、名古屋駅をはじめ、必要な準備が整ったところについて、工事の安全と環境の保全を重視し、トンネル掘削、地中連続壁工等の各種工事を着実に進める

・中央新幹線の高度かつ効率的な運営・保守体制の構築に向けて取り組む。

・資金面については、中央新幹線の建設の推進のため、財政投融資を活用した長期借入を進める。



(参考)
・平成28年度安全祈願・起工式の実績
   11月1日南アルプストンネル(長野工区)
   12月13日岐阜県日吉トンネル(南垣外工区)
   12月19日名古屋駅(中央東工区・中央西工区)

・財政投融資を活用した長期借入
 平成28年11月29日、平成29年1月16日、3月10日にそれぞれ5,000億円を借入れ
 平成29年度も1兆5,000億円を借入れ予定

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キャプション: 南アルプストンネル(山梨工区)工事
画像サイズ: 687×515(47%表示)
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キャプション: 起工式(長野県)
画像サイズ: 689×487(46%表示)
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No.1969 (Re:1964) 超電導リニア技術のブラッシュアップ及びコストダウン
ほりうち(ccbu8181) 2017-03-24 00:04:28
[超電導リニア技術のブラッシュアップ及びコストダウン](設備投資額:50億円)

超電導リニア技術のさらなるブラッシュアップ及びコストダウンに引き続き取り組みます

・山梨リニア実験線において、営業線仕様の車両及び設備により、2編成を交互に運用して、引き続き長距離走行試験を実施する。

・営業運転に対応した保守体系の確立に向けた実証等を進めるとともに、さらなる超電導リニア技術のブラッシュアップ及び営業線の建設・運営・保守のコストダウンに取り組む。

「超電導リニア体験乗車」を引き続き計画的に実施するとともに、会社発足30周年の取組みとして、体験乗車付き子供学習教室を実施する。



(参考)
・山梨リニア実験線における長距離走行試験:累積走行距離186万km(平成29年2月末まで)・超電導リニア体験乗車:平成29年第1回3、4月に実施(計11日間)

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キャプション: L0系
画像サイズ: 720×439(44%表示)
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キャプション: 超電導リニア体験乗車
画像サイズ: 709×472(45%表示)
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No.1970 (Re:1964) 営業施策の強化
ほりうち(ccbu8181) 2017-03-24 00:05:54
[営業施策の強化](設備投資額:190億円)

「スマートEX」のサービス開始等、東海道新幹線の更なる利便性向上に取り組みます

・エクスプレス会員以外のお客様や海外からのお客様にもご利用いただける新しいネット予約・チケットレス乗車サービス「スマートEX」について、本年9月末にサービスを開始し、ご利用の促進を図る。

「エクスプレス予約」及び「プラスEX」について、「EXファミリー早特」など観光型商品の販売促進に継続的に取り組むとともに、「50+」とあわせて観光需要の喚起を図る。


沿線の観光資源の魅力を活かし、営業施策を積極的に展開します

・京都、奈良、東京、飛騨、伊勢志摩等を対象に、魅力ある商品設定や観光キャンペーンの展開に取り組む。

・沿線イベント等を活用した商品の設定など、営業施策の積極的な展開に取り組む。

海外からのお客様を対象に商品販売の促進やご案内強化を図る。

「さわやかウォーキング」、「Shupo」、「Japan Highlights Travel」等を通じて地域との連携を強化し、「しなの」、「ひだ」等の特急列車をはじめとした鉄道のご利用拡大に努める。



(参考)・エクスプレス予約・プラスEX会員数:311万人(平成29年2月末時点)
・50+会員数:87万人(平成29年2月末時点

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キャプション: 「スマートEX」ロゴ
画像サイズ: 396×117(81%表示)
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キャプション: 「そうだ京都、行こう。」桜編(二条城)
画像サイズ: 630×446(51%表示)
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No.1971 (Re:1964) 技術力の強化、地球環境保全、海外プロジェクトへの取組み
ほりうち(ccbu8181) 2017-03-24 00:07:09
[技術力の強化、地球環境保全、海外プロジェクトへの取組み](設備投資額:10億円)

技術力の不断の向上、地球環境保全に向けた取組みを引き続き進めます

N700S確認試験車を新製し、次期営業車両に反映する新技術の最終確認を行うための走行試験の準備を行う。

・状態監視技術等を活用した検査、保守の高度化、省力化や、大規模改修工事、地震対策、設備の維持更新等におけるコストダウンにつながる技術開発をさらに進める。

・土砂災害等の各種災害により的確に対応するための技術開発を実施する。

・N700Aなどの省エネ型車両への取替等、地球環境保全に資する諸施策を推進する。

海外における高速鉄道及び超電導リニアプロジェクトへの取組みを推進します

米国テキサスプロジェクトの事業開発主体に対し、現地子会社(HTeC)による技術支援を進めるとともに、超電導リニアシステムの米国北東回廊プロジェクトへのプロモーション活動を推進する。

台湾高速鉄道における技術コンサルティングの取組みを引き続き進める。

・「Crash Avoidance(衝突回避)」の原則に基づく日本型高速鉄道システムを国際的な標準とする取組みを進める。



(参考)
・N700S:平成30年度より走行試験を実施予定、平成32年度に営業車両を投入する方向で検討中
・「Crash Avoidance」の原則:平面交差のない高速旅客鉄道専用の軌道と、速度を制御し、絶対に衝突を防ぐATCシステムの2つの仕組みによって、衝突の可能性を排除する考え方

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キャプション: N700S(イメージ)
画像サイズ: 532×339(60%表示)
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キャプション: HTeC社長による会社説明の様子
画像サイズ: 530×371(60%表示)
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No.1972 (Re:1964) 関連事業の着実な推進
ほりうち(ccbu8181) 2017-03-24 00:08:37
[関連事業の着実な推進](設備投資額:280億円(うち連結子会社の設備投資230億円))

新たにJRゲートタワーを加え、お客様により一層満足いただけるよう、関連事業を推進していきます

本年4月に全面開業するJRゲートタワーの各事業を円滑にスタートさせるとともに、JRセントラルタワーズと一体的に運営を行い、既存事業も含め魅力あるサービスを提供し、収益の拡大を図る。

・駅ビル事業や流通事業の活性化、当社所有地の有効活用等の事業推進に取り組み、さらなる収益力向上、競争力強化を図る。

・地域活性化の取組みとして、沿線の魅力的な地産品を販売するサイト「いいもの探訪」のご利用拡大を図る。

・農業事業については、より安全かつ安心な食の提供に取り組む。



(参考)
・JRゲートタワー
 平成29年4月7日開業「ゲートタワープラザレストラン街」、ビックカメラ、ユニクロ、ジーユー、フィットネスクラブ
 17日開業「タカシマヤゲートタワーモール」、「名古屋JRゲートタワーホテル」

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キャプション: JRセントラルタワーズとJRゲートタワー
画像サイズ: 664×469(48%表示)
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キャプション: タカシマヤゲートタワーモール(吹き抜け部イメージ)
画像サイズ: 503×252(64%表示)
NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.1973 (Re:1964) 会社発足30周年の取組み
ほりうち(ccbu8181) 2017-03-24 00:10:29
会社発足30周年の取組み

お客様や関係者の皆様に「感謝」し、これからも当社の使命を全力で果たし続け、日本の未来へ貢献し続ける「決意」で取り組んでまいります

・中央新幹線を含めた「三世代の鉄道」の運営等、新たな課題に対応し、当社の使命を果たし続けるべく、会社発足当時に制定した「経営理念」を改定する。

接客制服を、安全、信頼感、洗練というコンセプトは継承しつつ、より機能性を追求したものに刷新する。

・夏休みを中心に、鉄道により一層親しんでいただけるよう、車両基地の見学や駅での業務体験等のイベントを開催する。

・エクスプレス予約会員を対象とした「IC早特タイプ21」の割引率拡充や新たにゴールデンウィークにファミリー車両を設定するなど記念商品を販売する。



(参考)
・新しい経営理念:平成29年4月1日施行
・新しい制服:平成29年6月1日着用開始

・「IC早特タイプ21」
 30周年記念価格(所定の運賃・料金から30%割引)で発売
 利用期間平成29年4月1日〜4月30日

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キャプション: 30周年 ロゴマーク
画像サイズ: 212×298(原寸表示)
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キャプション: 新制服 駅係員・夏
画像サイズ: 320×533(原寸表示)
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キャプション: 駅での業務体験(イメージ)
画像サイズ: 217×199(原寸表示)