NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.1254 【JR東海】平成28年度地震防災訓練の実施について
ほりうち(ccbu8181) 2016-08-25 18:57:02
平成28年8月25日
東海旅客鉄道株式会社


          平成28年度地震防災訓練の実施について


 当社では、防災週間(8月30日(火)〜9月5日(月))中の9月1日(木)を中心に、全社的に地震防災訓練を実施いたします。南海トラフ地震やそれに伴う津波を想定し、通常の連絡手段が使用できない場合を想定した情報収集や伝達訓練を行います。また、駅間に長時間停車した列車や脱線した列車からのお客様の避難誘導訓練など実践的な訓練を行います。

1.訓練日
 9月1日(木)を中心とした防災週間(8月30日(火)〜9月5日(月))

2.主な訓練内容
(1)対策本部運営訓練
 ・本社および鉄道事業本部等に対策本部を設置し運営する訓練
(2)情報伝達訓練・情報収集訓練
 ・地震発災後に対策本部設置や非常参集について社員へ伝達する訓練
 ・通常の連絡手段(NTT固定電話、携帯電話等)が使用できない状況を想定し、衛星携帯電話・衛星通信システム等を活用した被災状況報告訓練
(3)避難誘導訓練
(新幹線・在来線共通)
 ・主要駅構内において、お客様へ情報伝達する訓練および避難所まで避難誘導する訓練
(新幹線)
 ・駅間に列車が長時間停車したことを想定し、お客様を避難誘導する訓練
(在来線)
 ・津波を想定し、お客様を避難誘導する訓練
 ・地震により脱線した列車からお客様を避難誘導する訓練
(4)災害復旧訓練
 ・車両脱線復旧訓練
 ・沿線設備被災状況確認訓練及び復旧訓練
 ・応急復旧資材の確認及び使用訓練

3.参加人員
 約12,700人
 ※詳細は別紙をご覧ください


[別紙]

              主な訓練の内容と実施箇所

(1).(2)対策本部運営訓練・情報伝達訓練・情報収集訓練
 本社及び鉄道事業本部等(在来線部門、新幹線部門)に対策本部を設置し、非常参集、情報収集、指示伝達等の対策本部運営訓練を実施します。本訓練では、南海トラフ地震により当社エリア内が広範囲に被災したことを想定して、対策本部運営のシミュレーションを行います。また、被災により通常の連絡手段が使用できない場合を想定し、衛星携帯電話、衛星通信システム等の代替通信手段の活用訓練、情報伝達訓練等も実施します。

(3)避難誘導訓練
 紀勢本線 相賀駅〜尾鷲駅間、三野瀬駅〜紀伊長島駅間において、駅間で停車した列車からお客様を避難箇所まで誘導する訓練を行います。在来線車両基地内では脱線した車両からの避難誘導を想定し、乗り合わせた社員と連携した訓練を実施いたします。また、新幹線車両基地内では、駅間に長時間停車した列車が複数発生したことを想定し、ご乗車のお客様に安全に降車して頂き、避難場所まで誘導する訓練等を行います。
 東京から新大阪間の新幹線各駅ではお客様の避難誘導訓練を、在来線においては吉原駅、用宗駅、焼津駅、松阪駅、紀伊長島駅、熊野市駅等の津波危険予想地域内の駅で、津波を想定した避難誘導訓練を行います。また、不測の事態への対応として、消火器の使用やAEDなどの必要な機器の取扱訓練を実施します。

(4)災害復旧訓練
 在来線車両基地内では、脱線した車両の載線を行う復旧訓練等を行います。新幹線車両基地内では、地震発生による車両脱線と設備損傷を想定し、電車線や分岐器といった設備の復旧訓練を行います。施設・電気現業機関では、地震発生時の管内の被災状況把握方法の確認、安全確認に必要な軌道用自動自転車(アルミカート)や緊急自動車の取扱訓練、応急復旧資材の確認及び使用訓練等を行います。

※写真は昨年の訓練の様子です
撮影日:
撮影場所:
キャプション: <本社対策本部運営訓練>
画像サイズ: 481×320(67%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: <列車からの津波避難誘導訓練>
画像サイズ: 482×320(66%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: <在来線車両基地での脱線復旧訓練>
画像サイズ: 427×321(75%表示)