【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.439 【九州】「SUNQパス」利用の旅(序)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-03-01 03:22:25
みなさん、こんにちは。

旧【きっぷ】掲示板で紹介した「SUNQパス」を使っての旅に出ています。

今回はバス中心の行程になりますけれど、それでも「鉄分」も充分に含んでおりまして…

単なる鉄道利用だけではない「汽車旅」の旅行記にお付き合いいただけますれば幸いに存じます。

    柾岡 淳夫

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No.466 (Re:439) 【九州】「SUNQパス」利用の旅(1)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-03-08 21:48:38
スタートは2月27日。九州へ向かうのになぜかファーストランナーは阪急の梅田行き特急。早く出すぎたもので、住之江公園で途中下車して時間調整し、南港のATCへ向かいました。

住之江公園を出たときには余裕のある乗り具合でしたが、中ふ頭で大挙して乗車があり、私の降りるトレードセンター前ではそれにも増して大挙しての乗車がありました。ちょうど退勤時間帯にかかったようです。しかし、大阪府庁をWTCに移転させるなどという話もあるのですけれど、通勤事情はどうなんでしょうか?現状のニュートラムの輸送力ではピークに捌けないなんてこともありそうな…

という話は置いておいて、改札を出て案内にしたがって進むと関西汽船のATC乗り場がありました。別府まで関西汽船の「さんふらわあ こばると」に乗船しようということです。

きっぷは1等の1人部屋を予約してありました。

チケットカウンターで乗船名簿を提出して予約番号を告げ(というか乗船名簿に書いているわけですが)乗船券を購入します。インターネット予約の場合には通常の2割引が適用されますが、株主優待券を持っていますのでそれを出して4割引で購入しました。

部屋割りは船内で…ということでそのまま船内へ。案内カウンターに乗船券の控えを提出すると、部屋の鍵を渡してくれました。オープンスペースの2等以外の場合には全て一旦ここで鍵をもらわないといけないシステムのようです。

停泊中に船内を探索。すでにレストランは営業していましたので、早いのですが入って旅の開始を祝う1人宴会??を開始しました。レストランの営業形態はカフェテリア方式で、並んでいる料理を選んでトレイに載せ、最後に支払をしてテーブルに向かうという方式です。

宴というのはあまりにもあっさりと終わり(^^;部屋に戻ったのはまだ出港前でした(笑)

1等の一人部屋はバストイレなしのビジネスホテルという感じでした。大きく違うのはインサイドルームで通信は全く不可ということでしょうか。PCで何かをしようと思っても電源は洗面台にしかありませんし不自由でした。そのコンセントも携帯の充電で使いましたので、結局PCは立ち上げず、部屋ではテレビを見ながらすごしました。

    柾岡 淳夫

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No.468 (Re:466) Re: 【九州】「SUNQパス」利用の旅(1)
ゆきむら(cxsw5719) 2009-03-09 22:00:37
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 九州への旅の往路は、夜行航路。そして、島内では「SUNQパス」ですか。鉄道以外の公共交通にも造詣が深い柾岡さんならではの選択肢ですね。

 もっとも、鉄道にしがみつきたくても、九州へ行く夜行列車が壊滅したとあっては、止むなしでもあります。今回の柾岡さんのように個室までとは行かなくとも、桟敷席で足を伸ばして寝られるわけですし、瀬戸内海は波も比較的穏やかでしょうから、もっと積極的に利用していきたいですね。

 さて、上陸後の旅がどうなっていくのか。期待しています。

            ゆきむら@HACHIOJI City
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No.469 (Re:439) 【九州】「SUNQパス」利用の旅(2)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-03-10 14:03:42
2月28日。なかなか寝付かれないまま朝を迎えます。5時30分におはよう放送が入りました。到着1時間前ですが、この時間の放送なのはレストランの朝食営業が始まるからなのでした。

横にはなったものの眠った感じは全くありませんでしたが、到着とあらば起きざるを得ません(^^; 荷物をまとめて下船準備です。

別府観光港には6:30頃入りました。到着時刻は6:40なので早着かと思いきや、そこから着岸までに意外と時間がかかり、上陸したのは6:45頃。船内のバスの時刻表を検討して、6:44の亀ノ井バスの市内循環で別府駅へ向かおうかと思っていましたが、間に合いませんでした。で、代案が逆向きの市内循環で亀川駅へ向かうというものです。港の前には大分交通の別府駅行きも待っていたのですが、これには見向きもせずに道路の反対側にある亀ノ井バスのバス停に向かいます。というのも、乗ろうと思っていたのが別府7:00発の柳ヶ浦行き普通列車だったからです。6:44発だときっぷを買っても間に合うタイミングですが、それより遅れると接続が微妙なんですね。なので、進行方向の先へ回って時間を稼ごうという算段なのでした。

このバスから「SUNQパス」は働いてくれました。事前に大阪梅田の三番街高速バスターミナルでパスを買っておいたのですが、これは使い始めるまでに買えないという理由からだったのですが、港からのアクセスでも使えるということもありました。

亀川への先回り策は見事に成功! きっぷを買ってホームに上がったらほどなく列車がやってきました。この列車を逃しても、後のソニックでも行程はずれなかったのですが、やはり特急券が必要なのでねぇ。そのソニックは亀川停車だったので、亀川へ回っても特急に乗れないという危険はないことはしっかり確認済みでした。

日出・大神・杵築・中山香と単線・複線の入り混じった区間を各駅に停まっていきます。大神駅近くには「日出暘谷高校」があり、大量の下車がありました。でも高校名が最寄の駅名じゃなく隣とその隣の駅名の合成みたいになっているのがなんとなくおかしかったです。

この列車は宇佐で下車。「ケータイ国盗り」対応の行動でした。この先の動きもその関連です。宇佐駅といえば、社会に出てまもなくの九州旅行で、駅前の旅館に泊まった記憶がありました。その宿は、建物こそ残っていたもののさすがにすでに営業はしていませんでした。折り返しには時間がありましたので、何か朝食になるものは…と探したものの、駅前にはそのような店はなくKIOSKにもパンなどはありませんでした。仕方なくKIOSKでカロリーメイトを買って当座をしのぎました(^^;

(つづく)

    柾岡 淳夫

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No.471 (Re:439) 【九州】「SUNQパス」利用の旅(3)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-03-10 22:57:43
宇佐からは佐伯まで日豊線で戻ります。「SUNQパスの旅」といいつつ、列車にばかり乗っている感じですけれど(^^;

宇佐から佐伯だと別府か大分で乗換えが必要です。でも改札を出なければ特急券は通しのもので済みます。これはかつて「にちりん」として通しで運転されていたものが大分で「ソニック」と「にちりん」に系統分割されたからですね。

別府では同じホームで乗り換えできるのですが、15分ほどの待ち合わせなのと亀川通過時に待機している「きりしま・ひゅうが」用の3連が見えましたのでホームでしばらく待つことに。当然車内販売はないだろうと朝食の調達を考えましたが下りホームには売店すらなく、改札外に出るわけにも行かずどうしようかと思ったところ上りホームの売店を発見。待ち時間が長いことを逆に利用して上りホームまで往復して無事弁当を入手しました。でも、駅構造が宮崎のようだったらOUTでしたね。

3月14日の改正以後はこの列車も大分発になるようです。同じホームで乗り換えとはいうものの10分あまり待たされるのではあまり意味がなく、大分で同じホームで乗り換えできるのなら、別府発にする意味もあまりなさそうです。また、この改正で喫煙車が廃止されます。「つばめ」「有明」「ソニック」などではすでに廃止されているわけですが、「にちりん」にはまだ1両つながっています。喫煙者の私ですから、その乗り納めも兼ねての乗車となりました。

大分からは鶴崎・臼杵・津久見と停車して佐伯に着きます。海岸沿いのルートでは効率よく「国盗り」ができました。佐伯のひらがな表記は「さいき」なんですね。

佐伯駅前からはやっと「SUNQパス」を本格的に使います。ここから乗るのは大分バスの大分行き急行です。急行とはいえ途中までは各停です。この便は大型時刻表にも掲載されていますので計画段階で組み入れました。このバスは日豊線とは離れた国道10号線経由で、旧野津町(現臼杵市内)や旧犬飼町(現豊後大野市内)を経由します。犬飼からは豊肥線沿いに走る形です。

バスは風連鍾乳洞の入口を経由して野津へ。完全に山の中ですが、さすがに国道で時々バス停で後続車をやり過ごします。

犬飼久原(いぬかいくばる)から急行運転に。この停留所は豊肥線の犬飼駅最寄の停留所のようです。その先で大分市内へ入っていきます。大分大学あたりからはさすがに県都という雰囲気になってきます。日豊線をオーバークロスして右折すると大分駅前停留所です。バスは県庁前まで行くようですが私はここで下車しました。普段なら駅に向かうのですが、今回は駅を無視するようにトキハ百貨店へ。この百貨店の1階に大分バスの案内所があり、そこで福岡行きの便の予約を取っておくためです。

着いたらすでに福岡行きが停まっていました。が、予約がないと乗車できないのでこの便には乗りません。30分後のノンストップ便にすんなりと予約が入って「座席券」を受け取ります。

まるまる30分待つことになりますが、その合間を使ってデパ地下へ。昼食の手配です。とり天弁当があったのでそれを買います。百貨店前にバス待ちスペースのようなところにベンチがあり、そこで弁当をいただきました。

食事を済ませて弁当ガラを処分したりしているうちにバスが到着。西鉄観光バス運行の福岡行きノンストップ便です。パスと座席券をドライバーに提示して早速乗り込みました。

(つづく)

    柾岡 淳夫

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No.474 (Re:439) 【九州】「SUNQパス」利用の旅(4)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-03-11 22:35:29
大分から福岡行きのバスに乗ってしまえばあとはのんびり。玖珠ICあたりまではおきていましたが、その先は高速基山バス停の手前まで記憶がありません(^^; さすがに昨夜の半徹夜が効いていたようです。

高速基山バス停で気づいたのは、このバスもここに停車するからです。ノンストップと称するバスも大半はここに停車します。なぜここなのかというと…

このバス停は鳥栖ジャンクションから福岡側に進んですぐのパーキングエリアに併設されているのですが、ここで乗り換えると、便の少ない系統の区間やそもそも直行便のない区間でも利便性が上がるからなんですね。たとえば、佐世保から大分や熊本って不便なんですよ。ところが、いずれも福岡系統は頻発していて、それらをここで乗り換えると時間的にものすごく早くなるわけです。ということで、ここを通過する便のほぼ全便がここに停まるわけです。

ここで1人を降ろして福岡へ。大宰府ICで九州道から福岡都市高速に入り、天神北出口から天神バスセンターへというルートをとりました。終点は博多駅バスセンターですが、私はここで降りました。というのも乗り換えるためです。降車口に降り立ちましたが、乗車側への移動は段差こそないもののかなり大回りを強いられます。ちょうどバスの転回スペースの周りをぐるっと回らされているような感じでしょうか。

次に乗り継ぐのは西鉄バス北九州運行の行橋営業所行き高速バスです。ちょうど出た後で、40分ほど時間ができました。その間に乗車券発売カウンターで「nimoca」を買いました。記名式にもできるはずなんですが、ここでは無記名式しか発売できないということで無記名で購入します。構内の喫茶店でお茶したりして10分ほど前に乗り場に行ったら列ができていました。乗れないほどの長さではないものの、下手すると通路側?という位置で、順番取りしなかったことにちょっと後悔。このバスは指定や定員券発行ではない先着順定員制なのでした。

このバスは天神バスセンターから博多駅へ寄らずに呉服橋入口から都市高速に入り、福岡ICから九州道へ、小倉東ICで国道10号線にというルートをとりました。国道へ出てからは主要停留所に停車していきます。でも降車専用ではなく、乗降可能です。この区間の一般路線も兼ねているようですね。

下曽根・苅田など日豊線の駅名でおなじみの地名のバス停を過ぎて行橋駅前通りで降りました。今夜は行橋で泊まり。変なところでの宿泊ですが、それには少々事情があります…というか今回の九州旅行の主目的でした…。

    柾岡 淳夫

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No.476 (Re:474) Re: 【九州】「SUNQパス」利用の旅(4)
ゆきむら(cxsw5719) 2009-03-12 22:02:15
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 早速、「SUNQパス」を駆使して九州を右往左往しておられるようですね(^^)

 鉄道路線は時刻表の巻頭地図でだいたい頭に入っていますが、高速バス路線は全然分かりません。高速道路地図が分かっていればいいかと言えばちょっと違うでしょうしね。

 その辺り、自由自在にバス路線を乗り継いで行動される柾岡さんはさすがですね。

             ゆきむら@HACHIOJI City
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No.477 (Re:476) Re2: 【九州】「SUNQパス」利用の旅(4)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-03-13 00:50:57
ゆきむらさん、こんにちは。

> 鉄道路線は時刻表の巻頭地図でだいたい頭に入っていますが、高速バス路線は全然分かりません。高速道路地図が分かっていればいいかと言えばちょっと違うでしょうしね。

確かに、私もどんな路線があるのかはっきり理解しているわけではなく、使い慣れないと戸惑うでしょうね。

ただ、高速バスを使うといっても大抵の場合は2点間なので、途中の経由地ってあまり気にならないんじゃないかと思います。気になる場合って、途中停留所を使おうとする場合か、高速バス乗り潰し(^^;の場合か、「国盗り」で電波のエリアを気にする場合(^^;;;くらいじゃないでしょうか。

といっても、高速道路上でも面白い発見もあります。

たとえば、大分道の把木ICの出口案内看板の表示は「把木 うきは」でしたが、よく考えると回文になってるんですよね。同じような例は九州道の若宮ICの「若宮 宮若」なっていうのもありました。

単調な移動になりがちですけれど、楽しみ方はいろいろあるんですよ。

    柾岡 淳夫

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No.478 (Re:439) 【九州】「SUNQパス」利用の旅(5)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-03-13 00:51:01
3月1日。この日は今回の九州旅行の主目的である、JR九州のICカード「SUGOCA」の運用開始&記念カードの発売日でした。

記念カードを買うためにカード発売駅の近くに宿泊して、早朝に並ぶ意図でどこにするか考えた末に行橋駅にしたわけです。行橋市は初の宿泊地でもありました。前夜の睡眠不足の影響で、宿にチェックインするなり寝てしまい、日付が変わる直前くらいに起き出して入浴し、食事を買出しがてら駅に様子を見に行きました。徹夜組は2人だけで、これなら予定通りでよさそうと、一旦宿に戻ります。その後1時間半ほど寝て、5時前にチェックアウト。5時には並びました。この時点で5番目でした。5時というのは「ドリームにちりん」到着の前という時間設定だったのですが、結果的にこの列車からの組はほとんどいませんでした。後から聞いた話ですが、どうやら中津で記念「SUGOCA」と「さよなら富士」のオレンジカードを同時に発売したために、両方を狙った組は中津で降りたみたいでした。

行橋の割り当ては予想以上に多く、7時30分には列が解消していましたがまだ売れ残っていました。

「SUNQパス」を使っていますので、当初は昨日の逆ルートで天神BCへと考えていましたけれど、駅からバス停までが結構離れていましたので、行橋から小倉までは電車で移動することにしました。

普通列車に乗りましたが、つり革には「SUGOCA」の宣伝が巻きつれられていて、ピンクのつり革がものすごく目立っていました。個人的には、大阪市営地下鉄の女性専用車につり革に似ていて、間違って女性専用車に乗ってしまったかと錯覚しそうになった(^^;のですが。

小倉からは、天神BC行き高速バス「ひきの」号に乗車しました。小倉からの高速バスといえば、「いとうづ」号が帆柱ケーブルへのアクセスルートとして汽車旅派には有名ですが、「いとうづ」号は一般道路走行区間が長くて所要時間が長いんですね。「ひきの」号は小倉からモノレールに沿って南に走り、紫川入口から北九州都市高速に入りますので、高速走行が長く所要時間も若干短くなります。といっても名称の通り「黒崎インター引野口」バス停停車のために一旦黒崎ICを出るわけですが、わざわざ出るだけの意味は、ここからの乗車の多さで理解できました。

特段の渋滞にも巻き込まれることなく天神BCに到着。昨日同様長い通路を通って乗車口へ。次に乗車する佐世保行きは定数券が必要な定員制の便で、発券所で次の便の券を発行してもらいます。

座席指定ではないので早々に並びました。同時刻発の便が別にありそのバスが先に乗り場に入りました。そのバスが定時に発車しましたが佐世保行きはまだやってきません。というのもこの便の始発は博多駅バスセンターで、バスセンター付近の道路混雑で設定時刻どおりにやって来れなかったようです。結局5分ほど遅れて到着。乗車しましたが、さすがに1時間に2本設定のある路線で、充分に余裕があって横並び2席分確保できました。

バスは天神北入口から都市高速に入り、大宰府ICから九州道に入りました。

(つづく)

    柾岡 淳夫

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No.485 (Re:478) Re: 【九州】「SUNQパス」利用の旅(5)
ゆきむら(cxsw5719) 2009-03-15 09:25:30
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 行橋で早朝から並ばれた甲斐あって、記念SUGOCAは無事入手できたようですね。おつかれさまでした。

 SUGOCAのイメージカラーはピンクなのですね。コーポレートカラーの赤と違いをつけて目立たせようとしたのでしょうか。

 引野口バス停は懐かしいです。というのも、中学高校時代すぐ近くに住んでいましたので、西鉄バスで黒崎へ出るとき必ず通っていましたから。

 さて、次の目的地は佐世保ですか・・・。

             ゆきむら@HACHIOJI City
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No.502 (Re:439) 【九州】「SUNQパス」利用の旅(6)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-03-19 01:11:06
さすがに朝が早くほとんど寝られなかったこともあってかなり眠い状態でしたが、がんばって国盗りに励み、佐世保までの間寝ずにいられました(^^ゞ

バスは鳥栖JCTから長崎道へ入り、さらに武雄JCTから武雄佐世保道路に入ります。線路は肥前山口から武雄温泉・有田と通って早岐へ向かいますが、武雄佐世保道路は佐世保線よりも南側を通っており、「波佐見有田IC」のあるところは長崎県内の波佐見町になって、「有田・伊万里」エリアは通りません。そのために後でここの落穂拾いに走るわけですが…

武雄佐世保道路は佐世保みなとICまで開通しており、ここが佐世保駅の最寄になるのですけれど、バスは「卸本町入口」バス停が設定されている関係で佐世保大塔ICで一般道に降りました。このICの構造が変わっていて、佐世保市街から早岐方面に向かう国道と大塔駅を跨ぐように出口が設けられていました。その関係で、出口を出たバスはUターンして国道に戻る感じになるわけですが、入口へ向かうバスも同じところをUターンしないといけないんですね。というのも、私の乗ったバスの前を福岡行きのバスが走っていたんです(笑)

大塔駅前からは何度か通ったことのある道を進みます。市街地が近づいたと思ったらすぐに佐世保駅前で、駅の向かいにある西肥バスのバスセンターに着きました。降りたらなにやら異様に暗いんです。まずは乗り継ぐバスの時刻を調べて次にコインロッカーに荷物を預けようとしたら、「停電しているので使えない」と言われました(^^;確かに金額表示のところは液晶表示のタイプですけれど、コインロッカーが停電中は使用できないということを始めて知りました。

仕方がないので荷物を持ったまま次のバス「平戸桟橋行き特急」に乗りました。平戸行きには佐々バスセンターまで乗車しました。佐々へというのは、国盗りの「平戸」をヒットするためでした。国道を走りますが、一般路線と違うのはバイパス経由ということです。ただし、急行・特急といっても主要停留所のみ停車というだけですから、バイパス経由で短縮できる時間以外はあまり時間的には変わらないわけですが…

佐々バスセンターってどんなところかと思ったら、なんのことはない松浦鉄道の佐々駅の駅前広場そのものでした(^^;着いたらすぐに佐世保バスセンター行きのローカル便がありましたがそれを見送って、5分ほど待ったら佐世保バスセンター行きの半急がやってきて、それで佐世保まで折り返しました。半急とは聞きなれない種別ですが、要するに途中まで急行、途中からローカルということです。このあたりの種別は会社ごとにスタンスが違っていて面白いですね。

急行は特急よりも停車停留所は多かったですけれど、バイパスは経由しますのでそれなりに速かったです。

佐世保バスセンターに戻ったら停電は復旧していました。ということで荷物をコインロッカーに収めて次の行動に出ました。

(つづく)

    柾岡 淳夫

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No.532 (Re:439) 【九州】「SUNQパス」利用の旅(7)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-04-01 00:25:25
佐世保バスセンターで荷物を預けて身軽になってから、高速でヒットしなかった「伊万里・有田」エリアに向かいました。当初は佐世保線利用も考えていました。というのも佐世保と有田の間のバス事情がよくわからなかったからです。ただ、これとても「みどり」が有田で交換したりで意外にうまくいきませんでした。しかし、バスセンターにいたら「伊万里バスセンター行き」というバスが目に留まり、思わず乗ってしまいました(^^;

早岐田子の浦経由ということで、一旦有田の方を経由して伊万里に向かうことが判明。早岐田子の浦までは何度か通った道ですが、このバスはローカル便ということで途中バイパスから離れて旧道を進みます。旧道に入ってすぐに日宇駅前バス停がありました。なるほど、バイパス沿いにある大塔駅はバスから何度も見ているものの日宇駅は見なかったわけです。卸本町入口バス停で再びバイパスへ出たと思ったら、大塔駅を過ぎたところで再び早岐の市街への分岐を旧道に入っていきます。

早岐田子の浦バス停は早岐地区の拠点のバス停になっているようですが、特にバスプール等があるわけでもないただのバス停に待合所&窓口があるだけという印象です。そのまままっすぐ進めば早岐駅前ですが、このバスはすぐに左折して坂を登っていきバイパスを越えていきました。

三河内駅前を過ぎてしばらくすると「県境」バス停が現れました。ここから先は佐賀県です。「県境」バス停は割りとバスの営業エリアの境でもあるという場合が多いのですけれど、西肥バスのエリアは有田・伊万里にも広がっていて、ここはただのバス停でした。県境を過ぎて「伊万里・有田」がヒットしたので、適当なところで折り返します。県境バス停の2つ先の「伊万里口」バス停で下車しました。名前には「伊万里」が付いていますが、れっきとした有田町内です。佐世保から有田・武雄方面への国道から伊万里へ向かう道が分岐しているところです。バス停の脇には佐世保線の線路が通っていて、特急みどり・ハウステンボスが博多に向けて走り去るところにも遭遇しました。

交差点の角にあったセブンイレブンで時間調整して、戻り方向のバス停に向かいました。先客に私よりも一回りほど年上と思しき女性がいらっしゃいました。待っている間に軽自動車がバス停に止まり道を尋ねられました。「太良町へはどう行けばいいでしょう?」という質問でした。当然私は完全な他所者なんですが、その質問は地元の方も難渋するのでは??と(笑) 当然横にいた女性も端から「私にはわからない」風でした。

逆に位置関係がわかっている他所者の私の方が説明はできたわけですが、あいにく国盗り用に持っていた九州の道路地図は佐世保のロッカーの中で(^^;全く役に立ちませんでした(笑)とにかく、全くの方向違いであることはご理解いただけたようで、有田の町の方に引き返して行かれました。

伊万里からやってきたバスは佐世保商業高校行きでした。一瞬どこへ向かうのか理解できませんでしたが、よく考えると佐世保の街は早岐あたりから佐世保駅を通ってその北側まで広がり駅の北側が中心部ですから、そこを抜けて北の方まで走るだろうと推測しました。実際そのとおりで、空港バスの始発点の「大野」バス停の少し北側あたりのようでした。

佐世保駅前まで乗車しました。街を抜ける便なのでバスセンターには入らず駅前のバス停に停まります。それを利用して佐世保駅へ。駅弁屋さんの出店は閉まっていて「奥のそば店へ」という案内にしたがってそば店へ向かいました。そこが本来の店の場所でした。ここで「レモンステーキ弁当」を買います。「あごめし」にも惹かれるものがあったのですが…

(つづく)

    柾岡 淳夫

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No.540 (Re:532) Re: 【九州】「SUNQパス」利用の旅(7)
ゆきむら(cxsw5719) 2009-04-04 18:57:47
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 さすがは、柾岡さん。ご自身の生活エリアとは遠く離れた地でも、的確に道案内ができるのですね。大荷物はロッカーの中ということで身軽な姿だったでしょうから、道を尋ねた人もバス停に立っている人物が実は神戸市民だなんて夢にも思わなかったことでしょう(^^)

           ゆきむら@HACHIOJI City
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No.543 (Re:540) Re2: 【九州】「SUNQパス」利用の旅(7)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-04-04 20:50:32
ゆきむらさん、こんにちは。

> さすがは、柾岡さん。ご自身の生活エリアとは遠く離れた地でも、的確に道案内ができるのですね。

いやぁ、ロケーションは分かっても道を知りませんので的確な道案内にはなっていませんでしたね。ただ、以前に祐徳稲荷から鹿島バスターミナル経由の武雄行きというバスを使ったことがありますから、武雄から鹿島に抜けるルートの存在は知っていました。ただ、そのルートが最適なのかは極めて疑問です。

>大荷物はロッカーの中ということで身軽な姿だったでしょうから、道を尋ねた人もバス停に立っている人物が実は神戸市民だなんて夢にも思わなかったことでしょう(^^)

話をしていたら完全な関西弁使いということは分かったでしょうから、地元民ではないという理解はされていたんじゃないかとは思うんですけれどね(笑)

    柾岡 淳夫

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No.536 (Re:439) 【九州】「SUNQパス」利用の旅(8)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-04-04 02:15:56
駅弁を買ってバスセンターに戻り、長崎行きの高速バスに乗ります。佐世保では西肥バスに大変御世話になったわけで、この高速バスは県営バスを期待したわけですが、果たしてやってきたのはやはり西肥バスでした(^^;

このバス佐世保大塔インターから高速に乗って、武雄JCT経由で長崎に向かいます。長崎県内の路線のはずなんですが、路線そのものは佐賀県経由なんですね。確かに以前佐世保→長崎空港間を空港バスに乗りましたが、全て一般道を走りますから結構時間がかかりました。この区間は迂回になっても高速を走った方が速いみたいですね。

高速に乗ったのは記憶にあるのですが、気づいたら大村インターのあたり。さすがに睡眠不足が祟ったんでしょうね。この路線は長崎市内へ向かうルートが3つあるのですが、この便は長崎多良見インターで長崎道を出て、諏訪神社前を経由する便でした。他には同じく長崎多良見インターから長崎バイパス経由で大橋を経由するのと、長崎インターまで長崎道を使って、出島トンネルを経由するものです。長崎バイパス経由は一番一般的なルートで、長距離高速バスも経由しますから私も何度か使いましたが、今回は違うルートなので楽しみではありました。

バスはトンネルばかりの道路を通って、出たらまもなく諏訪神社前。次に停まるのは市街地中心部の中央橋。その次が県営バスの長崎駅前ターミナルで、そこで降りました。実はこの夜の宿は大波止電停の近くに取っていましたので、途中で宿を確認しつつ通り過ぎたのでした。電停2つなので歩いてもさほどではなかったのですけれど、さすがに疲れがきたので電車の御世話になりました。バスなら乗り放題なんですけれど、さすがに長崎に来て電車を無視する訳にもいきませんし…

ここでは「長崎スマートカード」を使いました。長崎の共通ICバスカードですが、今回はバスは乗り放題なので出番なし(^^;かと思いきや、長崎電気軌道で使えるようになっていましたので、喜んで使いました。

宿に入って早速レモンステーキ弁当をいただきました。これなかなかいけます。レモンの香りはしませんでしたが、肉も柔らかく満足できました。ただ、ご飯の量が若干もの足りませんでしたが。

翌朝のスケジュールをネットで検索して確認。しかし、予定通り起きられるのでしょうか??

    柾岡 淳夫

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No.541 (Re:536) Re: 【九州】「SUNQパス」利用の旅(8)
ゆきむら(cxsw5719) 2009-04-04 18:57:53
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 長崎の路面電車も、ICカードが使えるようになったのですか。長らく運賃100円を維持できたのは、両替設備を省略した料金箱の存在も不可欠だったと聞きますが、ICカードの読み取り装置設置は物入りだったでしょうね。カードが普及して現金支払いが少なくなれば、もしかして近い将来の運賃値上げということもあるのかな。と、ふと思いました。

            ゆきむら@HACHIOJI City
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No.544 (Re:541) Re2: 【九州】「SUNQパス」利用の旅(8)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-04-04 20:51:25
ゆきむらさん、こんにちは。

>長らく運賃100円を維持できたのは、両替設備を省略した料金箱の存在も不可欠だったと聞きますが、ICカードの読み取り装置設置は物入りだったでしょうね。

まさに「清水の舞台から飛び降りる」経営判断だったんでしょうね。ただ、つり銭を包む機械が経年劣化したのと、既に製造されていなくて補修部品にも事欠くような状況だったようで、何らかの対策が必要だったとかいった話もきくんですけれどね。

    柾岡 淳夫

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No.553 (Re:439) Re: 【九州】「SUNQパス」利用の旅(序)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-04-08 13:59:02
「SUNQパス」有効期限最終日の2日は長崎バスの大串ゆきで西海市まで往復して、その後熊本へ移動して天草往復の後熊本泊の予定でした。この予定は朝8時過ぎの大串行きでスタートという前提だったのですが、案の定寝過ごしてしまいました(^^;

8時過ぎの次は9時過ぎと思っていましたが、大波止のバス停へ行ったら、8時台に2本あり、その次は10時前でした。大いに勘違いしていたわけです。ということで、9時にバス停に着いたらかなり待たされることになって、仕方なく反対側のバス停から始発の長崎新地バスターミナルに向かいました。

ここで冊子になった時刻表をいただきました。その時刻表で再度作戦を練り直し。西海市域へは時津・琴海経由で内海側を行く大串行きに乗るか、または桜の里ターミナル乗換で外海側の板の浦行きに乗るかでしたが、結局内海ルートを採用。当初の考えどおりに動きました。

長崎新地ターミナルからは中央橋を経て大波止へ出て、そこから電車のルートに沿って浦上から赤迫へ出ます。道ノ上駅付近から時津町へ向かい旧琴海町域(現在は長崎市内)を北上して西海市域に入ります。時刻表では長崎バイオパークあたりまで行くことができたのですが、長崎市内から時津町内にかけて乗降が多く15分ほど遅れていましたので、予定の折り返し便を捕まえるには手前で折り返さないといけなくなりました。西海市域にたどり着けるか微妙なところでしたが、なんとか西海市域にたどり着き、市境を越えて最初のバス停の「白似田」で電波をキャッチ。ということでその次の「峰口」バス停で降りて、反対側のバス停で折り返しのバスを待つことにしました。反対側のバス停で2〜3分待ったら折り返しのバスがやってきました。見事作戦成功です。

来た道を単純に戻る行程でうとうとしたりしていましたが、さすがに時津あたりからは乗客も増えてきますので再び観察しながら進みます。長崎では駅前で降りました。高速バスは県営バスのターミナルからの発着だからです。まずはターミナルに向かいます。当初の予定では高速基山乗換で熊本に向かうつもりでしたが、1時間ほど後に熊本行きがありましたのでそれを予約。荷物をコインロッカーに預けて昼食に出かけました。

実は前日佐世保でちゃんぽんを食べていまして、この日の昼食は皿うどんにしました。それならばとビールも頼みました。長崎では細麺・太麺を選ぶところが多いようですが、入った店は細麺のみでした。

食後は少し歩いて長崎中央郵便局へ。今日は平日なので貯金です。ここはゆうちょ銀行直営で、ゴム印は「ゆうちょ銀行 長崎店」です。

バスターミナルに戻って熊本行きの九州産業交通のバスに乗り込みます。今回も県営バスには振られてしまいました。この路線は以前に一度乗っているのですが、そのときには途中の休憩はなかったと記憶していました。なので今回もないものと思っていたら鳥栖JCTの直前のPAで休憩がありました。ここはトイレと自動販売機しかないPAでしたが、地図で見ると九州新幹線との交点のあたりのようでした。ただ、車窓から観察してもよくわからなかったのですが…

熊本交通センターに着いたのはいいのですが、天草方面へのバスはあるものの熊本に戻ってくる便がなく、この日の天草方面行きは断念しました。ということで、交通センターのビル内にある「くまもと阪神」の地下で夕食を調達して宿に入りました。

これで「SUNQパス」の使用は完了したわけですが、もう少し旅行記は続きます。

(つづく)

    柾岡 淳夫

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No.554 (Re:553) 【訂正】標題→「SUNQパス」利用の旅(9)です
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-04-08 14:03:08
すみません、標題を直し忘れていました(^^;

【九州】「SUNQパス」利用の旅(9)

です。

   柾岡 淳夫
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No.559 (Re:553) Re2: 【九州】「SUNQパス」利用の旅(9)
ゆきむら(cxsw5719) 2009-04-11 09:18:53
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 西海市ってどこ?と一瞬考えてしまいました。西彼杵半島北部に最近誕生した市のようですね。JTB時刻表の巻頭地図を見ると、瀬戸という地名に市の代表を示す◎が付いていました。この近くに市役所があるのでしょう。

 鉄道が走っていない地域なので、よほどの目的意識がなければ、足を記す機会はなさそうです。そういう意味では、今回の柾岡さんの場合「国盗り」と「SUNQパス」が大きな役割を果たしているのだなということがよく分かります。

 長崎から熊本と言えば、かつて佐賀線を経由する直通急行が走っていませんでしたっけ。今じゃ、その佐賀線も廃止されて久しく、直通する列車はありませんね。それだけに、乗り換えなしの高速バスは相応の需要がありそうに思いますが、両都市間の流動はどれぐらいあるのでしょうか。

 次は、いよいよ天草ですか。ここも、鉄道がないので足を運びにくい方面ですね。私は、一度だけ熊本在住の友人が運転するマイカーで訪問しました。

                ゆきむら@HACHIOJI City
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No.564 (Re:559) Re3: 【九州】「SUNQパス」利用の旅(9)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-04-13 21:27:53
ゆきむらさん、こんにちは。

> 鉄道が走っていない地域なので、よほどの目的意識がなければ、足を記す機会はなさそうです。そういう意味では、今回の柾岡さんの場合「国盗り」と「SUNQパス」が大きな役割を果たしているのだなということがよく分かります。

確かに、日本全国異常な地理感覚のある(^^;私も、このあたりって以前の勤務先で出張するのにどういったらいいかと尋ねられて初めて接した地域でした。やっぱり線路のないところって汽車旅好きには弱点なんですよね。

「国盗り」って本来の旅の目的とはちょっとずれているかなとも思ったりもしますけれど、こういった「きっかけ」を与えてくれるという点ではありがたい存在かなとも思っています。

> 長崎から熊本と言えば、かつて佐賀線を経由する直通急行が走っていませんでしたっけ。今じゃ、その佐賀線も廃止されて久しく、直通する列車はありませんね。

確か「西九州」とかいう列車でしたっけ。佐賀線経由の急行ということで、特異な列車だった印象は残っています。

>両都市間の流動はどれぐらいあるのでしょうか。

私の乗った便では、概ね20名ほどの利用だったと思います。比較的利用の少なそうな昼過ぎ発、夕方着便でしたからそれなりに利用はあるようです。役所関係も福岡中心かと思いきや、九州を管轄する国の出先が熊本に置かれているという例もあるようですので、対福岡ほどではないものの対熊本という流動はそれなりにあるようですね。

> 次は、いよいよ天草ですか。

天草…といっても期待倒れになってしまうかもしれません(^^;

    柾岡 淳夫

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No.565 (Re:559) Re3: 【九州】「SUNQパス」利用の旅(9)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-04-13 21:28:46
ゆきむらさん、こんにちは。

> 鉄道が走っていない地域なので、よほどの目的意識がなければ、足を記す機会はなさそうです。そういう意味では、今回の柾岡さんの場合「国盗り」と「SUNQパス」が大きな役割を果たしているのだなということがよく分かります。

確かに、日本全国異常な地理感覚のある(^^;私も、このあたりって以前の勤務先で出張するのにどういったらいいかと尋ねられて初めて接した地域でした。やっぱり線路のないところって汽車旅好きには弱点なんですよね。

「国盗り」って本来の旅の目的とはちょっとずれているかなとも思ったりもしますけれど、こういった「きっかけ」を与えてくれるという点ではありがたい存在かなとも思っています。

> 長崎から熊本と言えば、かつて佐賀線を経由する直通急行が走っていませんでしたっけ。今じゃ、その佐賀線も廃止されて久しく、直通する列車はありませんね。

確か「西九州」とかいう列車でしたっけ。佐賀線経由の急行ということで、特異な列車だった印象は残っています。

>両都市間の流動はどれぐらいあるのでしょうか。

私の乗った便では、概ね20名ほどの利用だったと思います。比較的利用の少なそうな昼過ぎ発、夕方着便でしたからそれなりに利用はあるようです。役所関係も福岡中心かと思いきや、九州を管轄する国の出先が熊本に置かれているという例もあるようですので、対福岡ほどではないものの対熊本という流動はそれなりにあるようですね。

> 次は、いよいよ天草ですか。

天草…といっても期待倒れになってしまうかもしれません(^^;

    柾岡 淳夫

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No.577 (Re:439) 【九州】「SUNQパス」利用の旅(10)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-04-19 13:04:57
本来なら「後は帰るだけ」の3日でしたが、前日の積み残しで天草が残ってしまいましたので立ち寄ることにしました。ただ、この日も疲れが残っていて朝は完全に出遅れてしまいましたが(^^;

宿を出て交通センターに向かいます。天草快速便の時刻表をもらってどこまで行くか検討します。天草方面の快速便は便によって経由が違うので要注意です。基本は国道10号〜57号を経由して、五橋入口から天草の一般道を延々行くという便(確か「松島産交バス停」で休憩だったか交代だったかがある)ですが、一部の便は五橋入口から三角駅・三角産交経由(要するに駅まで往復する)で、また一部の便は五橋入口の次の「岩谷入口」バス停からバイパス・高規格道経由となって途中の停留所は経由しません。ということで、乗る便だけじゃなく戻ってくる便の経由も考えておかないといけないわけです。

今回は「天草」の電波を拾えればいいわけで、そんなに奥まで行かなくてもいいので、天草に入ってすぐの集落らしき「登立」(のぼりたて)まで行くことにしました。交通センターの自動券売機できっぷを買って天草快速便に乗りました。この便は一般道経由なんですが、三角駅を経由する便でした。

交通センターを出ると次は熊本駅前。駅前のバス停を出ると田崎橋電停のあたりで東に向かい国道10号線に出ます。国道では宇土市内に入ってもバイパスを進み、宇土駅のあたりで57号線方向に進みます。途中まで三角線と並行に進み、網田駅前・住吉駅前などというバス停もありました。が三角線が反対側の海岸に向かうところで線路と分かれて、半島の北岸をそのまま直進します。先端を回り込むと三角の外れの漁港がありその先に五橋入口バス停がありました。この便は三角駅経由なのでそのまま国道57号線を直進します。このあたりでは対岸に上天草市の大矢野島が迫ります。

三角駅経由便は三角駅前でどこに停まってどこを通るのかはちょっと興味がありました。バス停は三角駅の駅前広場の端にありました。そこに停まってから道路を横断して旧三角港のターミナル前の駐車場へ入って向きを変え駅前の営業所つまり「三角産交」バス停に停まりました。で、実は旧三角港前で電波を受けたところ、なんとここで「天草」が拾えてしまいました(^^;ぃっぷを買っていなければあわてて三角産交で降りたのですけれど、きっぷを買っていたこともあって当初の方針通り登立まで行くことにしました。三角で降りていれば1本前の三角線に乗れたのですけれど…

そのまま登立まで乗ったのですが、確かに集落はあるもののバス停は漁港の前にポツンとあるだけで、めぼしい施設といえば飲み物の自動販売機くらいしかありませんでした。天候がよければあたりを散策するところでしたが、あいにくの雨模様で単純な折り返しになってしまいました。

戻りは三角までなのですが、快速便がこれまた三角駅経由。しかしその前にローカル便の三角病院ゆきがあって、これで戻ることにしました。バスに乗ろうとすると運転士さんから「これ快速じゃないですよ」と声がかかりましたが、それは先刻承知です。間違われる方も多いのかもしれませんけれど、私は確信犯(^^;です(笑)そのバスで三角産交まで乗車。三角駅から18きっぷで熊本へ。昼過ぎに熊本を出たのでは神戸まで帰り着くわけもなく、新幹線を絡めて…と思ったら途中で1泊してもう1コマ18きっぷを使う方が安かったので、広島で1泊してから帰ってきました。

永らくお付き合いいただきましてありがとうございました。(おわり)

    柾岡 淳夫

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