【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.253 【八重山】ぶらりのんびりの旅(序章)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2008-12-19 22:48:48
みなさん、こんにちは。

関西忘年会の翌日17日に神戸〜石垣直行便の特典航空券が取れましたので、石垣島とその周辺の島を旅することにしました。

帰着予定は20日。さてどんな旅になりますか。交通機関の利用を主に日記風にまとめさせていただきたく存じます。

どうかお付き合いのほどをm(_ _)m

    柾岡 淳夫

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No.259 (Re:253) 【八重山】ぶらりのんびりの旅(1)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2008-12-22 23:11:53
12月17日、神戸空港から石垣空港への直行便に乗りました。そんなに早い時期に予約したわけでもないのにあっさりと取れたのは、神戸11:20という時間帯が影響しているのかもしれません。この時間に出発なら、石垣には午後着。下手すると移動だけで1日つぶれてしまいます。とはいえ、前日に飲み会という条件ならちょうどいい時間に出発する感じで、私にはとっても都合の良い時間です(^^;

ということで、搭乗率は50%程度でした。チェックインの際に機材変更で座席が変わる旨の説明があったのですが、確か石垣空港はボーイング737クラスしか飛べなかったはずで、??と思ったら、今日の機材は運航会社のJTAの機材ではなく、共通運用しているJALの機材での運航で、クラスJのシートがあるとのこと。もちろんJTA運航なのでクラスJのサービスはないのですけれど、座席はそこを割り当ててもらいました。

天候が良かったので地上もよく見えました。左手前方に足摺岬が見えたあたりで機長からのアナウンスがありました。足摺岬上空という説明でしたが、左手に中村の街が見えているので岬よりもかなり北を飛んでいたのですが…

持ち込んだ雑誌などを読んで過ごすうちに下降し始めほどなくベルトサイン点灯。左手に石垣の中心市街地を見つつ空港に着陸します。さすがに短い滑走路で、心なしかブレーキのかけ方も急な感じがします。

手荷物を受け取ってセキュリティーを出ます。効率重視の旅ならすぐにバス乗り場へ…となるのでしょうが、のんびりした旅ですのであわてません(^^ゞ 空港の食堂で休憩です。というのも朝食は軽く済ませ昼食もまだだったからです。時間は14時を回ったところで食堂は「ご自由にお座りください」状態でした。ここでまずは八重山そば。沖縄そばよりも細めで丸いのが特徴で、トッピングも細長く刻んだ肉と同じように刻んだかまぼこが乗っているのも八重山ならではです。

ひとごこち付いたところでバス乗り場へ。ここのバスは便ごとの送迎ではなく、完全な路線バスの形態です。ホテル日航経由と全日空ホテル経由がそれぞれ40分ごとで運行されていて空港発ベースでみれば概ね20分ごとにバスがあるわけで、私が空港に着いてからのんびりしていたのはそんな事情を心得ていたからです(^^ゞ

バスがやってきて早速乗り込みます。運賃はこの路線は常に前払い。均一の200円です。しかし、私は2000円の「みちくさフリーきっぷ」を買いました。翌日の大まかな予定を考えるとこれで充分元が取れるのです。なにしろこのきっぷ「5日間全路線バス乗り放題」なのです。今日は空港線の200円分しか乗る予定はないんですけれどね。

バスターミナルまで乗って宿に向かいました。17時着予定で予約しましたが、何しろ荷物を置きたかったので早めにチェックインできればと思ったわけです。15時過ぎでしたが、あっさりとチェックインできました。これで身軽になりました。と同時に神戸を出る際に着ていたダウンジャケットもハンガーに掛けました。滞在中は出番なしですね(笑)

すぐに出かけるつもりでしたが、ほっとしたら眠気が襲ってきて少し休むことにしました。

(つづく)

    柾岡 淳夫

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No.262 (Re:259) Re: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(1)
ゆきむら(cxsw5719) 2008-12-23 10:35:53
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 石垣島への旅、前回行かれた隠岐同様、私には未踏の地なのでワクワクしながら読ませていただいています。

 沖縄方面へ飛ぶなら、今の季節が比較的天候が安定しているのでしょうか。私はマイル集めとは無縁の生活をしていますので、もし石垣島へ行くなら往復の航空券+宿泊付きのパックを申し込むのが一番安上がりになるのかな。

 島内の路線バスに五日間乗り放題だという「みちくさフリーきっぷ」は、かなりお得なようですね。今は事前にバスのダイヤもチェックできるでしょうから、思う存分活用できることと思います。

               ゆきむら@HACHIOJI City

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No.268 (Re:262) Re2: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(1)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2008-12-25 13:36:56
ゆきむらさん、こんにちは。

> 石垣島への旅、前回行かれた隠岐同様、私には未踏の地なのでワクワクしながら読ませていただいています。

やっぱり汽車旅派には「鉄道がない」ということで未踏の地になってしまうんですかねぇ。私の場合、飛行機やバス、船も趣味の範疇ですもので充分趣味的にも楽しめました。

> 沖縄方面へ飛ぶなら、今の季節が比較的天候が安定しているのでしょうか。

やっぱりこのあたりへの旅となると一番心配なのは台風ですよね。この時期だとその心配はまずないので、ビーチで過ごすとかいった意図がなければ、あまり人出も多くないですしゆっくり過ごせるんじゃないかと思います。

>私はマイル集めとは無縁の生活をしていますので、もし石垣島へ行くなら往復の航空券+宿泊付きのパックを申し込むのが一番安上がりになるのかな。

実は株主優待券利用なども考えたのですが、石垣便だとJALの優待は使えないんですね。というのも石垣への運航はJTAで、JACともども独自の優待を行っていてJALとは相互乗り入れしていないため除外されています。ということで、一番持ち出しが少なくなる方法を考えてマイル特典利用に行き着いたというわけです。

スケルトンツアーだと行動自由なので使えるでしょうね。ただし問題は「最少催行人数2名」というのが多いので、一人で利用できるものを探すのに苦労するんじゃないかと思います。

> 島内の路線バスに五日間乗り放題だという「みちくさフリーきっぷ」は、かなりお得なようですね。今は事前にバスのダイヤもチェックできるでしょうから、思う存分活用できることと思います。

このきっぷ使えます。今回は4日間でしたが、充分2,000円の元は取りました。ただし、空港線と白保線以外は便数が少なくて、うまく行程を組み立てておかないと「移動手段なし」などということになってしまう恐れ大なのが難点ですけれど。

おっと!このきっぷも【きっぷ】掲示板で紹介しておかないと(^^;

    柾岡 淳夫

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No.267 (Re:253) 【八重山】ぶらりのんびりの旅(2)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2008-12-25 13:30:45
ちょっと一休みのつもりが、気づいたら19時を回っていました(^^; あわてて夕食の買出しに行きます。街の中心部にコンビニがあるのは既に承知で、そこまで行きました。前回来たときには「HOT SPAR」だったコンビニが「COCOストア」に変わっていました。ということで品揃えも違っていて、前回置いてあった「さしみ」がありませんでした。ということで、ふーちゃんぷるー弁当などを買って帰ります。

そんなこんなで初日はほぼ移動だけで終わりました。

18日。朝8時頃起き出して朝の連ドラを見てから出発。まずは島北部の「米原ヤシ林」を目指します。バスターミナルに向かって歩いていると、乗る予定の1本前の米原キャンプ場線のバスが行くのとすれ違いました。もうちょっと早く出ていたらこの便に乗れたのですが…。

ということでターミナルに着いたものの30分ほど時間ができて、時間調整のために離島桟橋のターミナルへ向かいました。翌日の行動の情報を得るというのも目的のひとつでしたが。船の時刻表をもらったり売店を見たりしてバスターミナルに戻ります。

バスが乗り場に着いて乗車開始。でもあわてる必要はなにもなし。というのも乗客は私1人(^^;
乗り込む際にドライバーが「どちらまで?」と聞いてこられたので「ヤシ林」と答えます。空港線以外の路線は、ターミナル発の便は後払い、ターミナル行の便は先払いです。この便はターミナル発ですから後払いなんですが、行き先を聞くのは車内の案内放送がないために降車停留所が近づいたら案内するためのようです。

バスはまず全日空ホテルに寄り道します。でも乗車はなし。次の空港入口バス停で2人乗車。最終的に終点の川平へ向かうようですが、どうやらこのバスはヤシ林で降りられるようです。その後日航ホテルにも寄り道しますがここでも乗車はなく、結局3人の乗客がヤシ林に向かうだけのようです。

島の真ん中を突っ切るように島の北側に向かうルートを走り、於茂登トンネルを抜けると北岸に出ます。外周道路を西に少し進んだら目指す「ヤエヤマヤシ群生林」に着きました。この「米原キャンプ場線」のバスは林の入り口まで入ってくれます。ここで乗客の3名は全員下車。みな「みちくさフリー」利用で、フリーパスです。

降りたところを少し林の中に入ったところに群生地があります。かなり高いヤシの木がありました。でも正直「これだけ??」といった感じです。一通り見てバス停に戻ってもおよそ10分。次のバスまで30分ほどありますから、林の入り口脇にあるみやげ物屋さんを冷やかします。といいつつ、売り子のお姉さんが面白い方で、泡盛「泡波」のミニボトルなどを買うはめになりました。

バスがやってきて、川平に移動します。

(つづく)

    柾岡 淳夫

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No.282 (Re:267) Re: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(2)
ゆきむら(cxsw5719) 2008-12-28 17:25:53
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 石垣島の旅、年末近い季節ですが、冬の気配がまったく漂ってこないあたりはさすが南国ですね。柾岡さんの行動を拝見していると、島内を公共交通で移動するには、やはり事前の綿密な調査が欠かせないようです。

 私にとって石垣島は未踏の地ですが、一方でいろいろと想い出深い地でもあります。

 まずは、小学生高学年の頃に石垣島の小学生と文通していたことがあります。ちょうど沖縄返還の前後にまたがっていましたので、切手が途中で琉球政府のセントから日本国の円に変わったのも印象的でした。

 それから10年ほど過ぎて就職した会社には、石垣島出身の同僚が二人いました。サービス業だったので長期の休みが取りづらかったのですが、「交通費が半端じゃないから」と、当の二人は帰省できないことをあまり意に介していなかったようです。今は、彼らもこちらで家庭を持っています。

 とそんなこと思い出しながら、旅行記を楽しませてもらっています。

             ゆきむら@HACHIOJI City
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No.279 (Re:253) 【八重山】ぶらりのんびりの旅(3)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2008-12-27 17:17:28
ここまで約30〜40分で次のバスを利用してきたわけで、この文を読む限りでは「米原キャンプ場線」のバスって結構頻発しているという印象を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実はこの路線、ターミナル〜川平間を通し運行する便は1日4往復しかありません。観光客対応のダイヤになっているために、朝2本続行のように運行されているわけです。ただ、米原ヤシ林〜川平間は4往復では途中下車するにも少なすぎる&川平からの戻り便が早くなりすぎるということだろうと思いますが、ターミナルから川平に着いたバスは米原ヤシ林まで1往復してからターミナルに戻るというダイヤになっています。ということで、昼前のこの区間は全体本数の割りに頻発しているような感じで使えるのでした。

旅日記に戻ります。川平は石垣島の中でも随一の景勝地ですが、ここは前回来たときにグラスボートでサンゴ礁なども見て回っていて、今回は湾の眺めをチラッと見るだけで終わり。ここまでは「前菜」でした(^^;

川平の滞在は20分。次は伊原間行きの「西回り伊原間線」のバスに乗車します。この路線は完全な地元対応の路線バスなんですが、がらがらでした。とはいえ先客がお一方。どこまで乗られるのかと思ったら米原ビーチでした。ターミナルからだと米原キャンプ場線利用の方が安くて早いのですが、たまたまエアポケットの時間だったようですね。

米原から先は私1人(^^;ヤシ林は林の入り口前までは入らず外周道路上のバス停で対応でした。川平まで行っていなかったらそれに気づかなかったかもしれませんでした。川平まで移動していてよかった。

途中ドライバーから「伊原間で乗り換えですか?」と質問されたのですが、伊原間への訪問目的を説明するとあっさりと納得してくださいました。このときのやり取りは次の回で説明することにしましょう。

バスは外周道路を離れて北東方向へ突き出している半島の根元部分の伊原間集落へ向かいます。ドライブインの跡の空き地が終点伊原間のバス停。ここが転回地になっていました。バスを降りて今日の目的地へ歩いて向かいます。

(つづく)

   柾岡 淳夫…今日はオン書き
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No.287 (Re:253) 【八重山】ぶらりのんびりの旅(4)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2008-12-28 18:47:28
伊原間への訪問目的は「新垣食堂」での昼食でした。車内でのドライバーとのやり取りは

ドライバー:「伊原間では乗り換えですか?」
柾岡:「新垣食堂です。平野線の折り返しで戻る予定です。」
ドライバー:「牛そばですね。」

でした。この「新垣食堂」は牧場オーナーの直営で、沖縄の地方によくある「なんでも屋」のスペース半分を平日・土曜の昼間だけ食堂として営業しているところです。牧場直営だけに、メニューは「牛そば」「牛汁」「カレーライス」の3種類だけで、リーズナブルな値段で石垣牛が食べられるというわけです。

ここに営業時間にあわせてバスで来ようと思ったら、選択肢は2つしかありません。午前中の西回り伊原間線に乗るか、昼の平野線に乗るかです。西回り伊原間線の方がわずかに早く着きますので、今回はそちらを選んだわけですが、早く出発したので、ヤシ林・川平と寄り道してこのバスを待ち受けたわけです。店に入ってしばらくしたら平野線のバスがやってきて店の前に停車します。平野線の伊原間停留所はこの食堂の前で、停留所名の下にカッコ書きで「(新垣商店前)」とありました。この説明で、「一度行ってみよう」と思われた方も迷わず足を運ぶことができるのではないかと(笑)

この食堂、シーズンの土曜日などは長蛇の列ができるそうなんですが、さすがにシーズンオフの平日だけあって待つことなくすんなり入店・オーダーできました。頼んだのは「牛そば」ではなく、ごはん付きの「牛汁」です。どんぶりに入った汁には、シチュー用の角切りの牛肉がたっぷり。シチューよろしく野菜もたっぷりで、内臓肉も入っていて、栄養のバランスは非常にいい感じ…若干脂肪と塩分は多そうですが…でした。

満足して店を後にします。目的地であっさりと事がすんだもので、折り返し25分の西回り伊原間線のバスはまだ待機していました。が、待機場所隣の伊原間郵便局で貯金したり沖縄版の絵入り年賀状を買ったりしていたら出て行ってしまいました。元々予定の行動ではあったのですが、ちょっと残念でした(笑)

待ち時間は50分ほど。その間海岸へ出たり消防署の出張所に停まっているベテラン消防車の様子を眺めたりして時間つぶししました。ほぼ時間通りに平野線のターミナル行きがやってきました。予想通り誰も乗っていませんでした。「みちくさフリー」を提示してターミナルまでと申告します。

バスは東海岸沿いを南に走っていきます。途中おばあさんが乗車。白保までとのことで、ドライバー氏も運賃表を出して運賃を探していますが、私の頭上に貼ってある運賃表で検索した私の方が探すのが早かった(^^;

そのおばあさんが乗車した区間はちょうど新石垣空港の工事の真っ最中のところで、高台には「工事現場見学場所」の看板もありました。現在の石垣空港は滑走路が短く、就航できる機材が限られるばかりか離陸重量の制限が厳しく石垣発の本土への直行便が設定できないなどかなりのハンデを負った空港で、観光誘致するにもこれがかなりネックになっているようです。ということで地元は新空港への期待が大きいようですけれど、空港計画による自然破壊の問題などで賛否が分かれてやっと計画がまとまって着工にこぎつけたということのようです。

白保では先ほどのおばあさんが降りて行かれたのですが、ドライバー氏に郵便局の場所を確認して降りたのはいいものの、郵便局とは反対側に歩いていかれたので、改めてドライバー氏が降りておばあさんに再確認に行かれました。結局「郵便局に行く前に別の用事がある」ということで決着したのですが(笑)

ここからは30分おきに白保線のバスがあり、地方としては屈指の運転回数を誇る便利な区間です。そこに割り込んでいく形で運転される平野線のバスにも途中の停留所から乗ってこられる方も多かったです。

ターミナルに着いてから一旦宿に戻りました。

(つづく)

    柾岡 淳夫

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No.295 (Re:287) Re: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(4)
ゆきむら(cxsw5719) 2008-12-31 23:48:43
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 新石垣空港の建設が、貴重な珊瑚礁の破壊につながるとして反対運動があったのは記憶に新しいところです。一方で、島の大きな産業である観光を発展させようと思ったら、新空港の建設は必須ということなのですね。なかなかに難しい問題です。

 さて、「新垣食堂」では、「牛汁」を味わわれたとか。和風味のビーフシチューといったところでしょうか。最近は年齢のせいかコテコテの肉料理は食べなくなっていますが、地元産の新鮮なビーフはさぞかし美味しいことでしょうね。石垣島を訪問することがあれば、是非覚えておきたい一品です。

                ゆきむら@HACHIOJI City
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No.298 (Re:253) 【八重山】ぶらりのんびりの旅(5)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-01-01 19:46:34
宿に戻ったら荷物の整理や洗濯をしてから石垣の市街地を散策します。といっても回ったのは桃林寺くらいでしたが。

桃林寺の近くに、知人から紹介いただいた居酒屋「武」があり、営業時間になっていましたので入りました。この店ただの居酒屋なんですが、石垣のタウン情報などでは「イノシシ料理」で有名な店だそうです。ということで「イノシシのスタミナ焼き」を頼みました。

イノシシというと「ぼたん鍋」など臭み消しが料理の技かなと思っていましたが、意外にもここのイノシシは癖がなく柔らかい食感でした。ご主人に聞けば、体重25kgくらいのものを使っているとのこと。要するにまだ子供のイノシシを使っているわけですね。産地は西表なので確かに地元産で鮮度は確か。地元の西表では皮付きの刺身という食べ方も人気があるということです。神戸でもイノシシは居ます…というか自宅近くではよく見かけます…けれど、野生のイノシシは寄生虫が多く、加熱調理してもなかなか食用にならないなどと聞いていますから、刺身というのは驚きでした。

野菜もたっぷりの「スタミナ焼き」を堪能して店を後にしました。その後は夜の美崎町界隈を散策して夜食を買い込んで(といっても満腹状態なのでわずかなもの&翌朝のパンくらいでしたが)宿に戻りました。

翌朝は離島を観光…ということで小浜島に向かいました。ここはかつてNHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」の舞台となったところで、観光案内でもいまだに「ロケ地」の表示がありました。

まずは石垣港離島桟橋ターミナルへ向かいます。離島航路は「安栄観光」「八重山観光フェリー」「石垣島ドリーム観光」の3社が運航しています。竹富島などは同時刻発という恐ろしい状況になっているわけですけれど、小浜島は便数が竹富島ほど多くなく出港時刻も比較的バラけています。ということで、一番早い出港の「石垣島ドリーム観光」で往復乗船券を買って小浜島に向かいました。

小浜島は石垣島の西側で、石垣港から小浜島桟橋まで直線で結ぶとちょうど竹富島が邪魔する位置になります。竹富島までなら10分なのに対して、小浜島までは25分かかります。

時間的に中途半端だったのか、10時前の小浜島行きはがらがらで、船首の船室はほぼ貸切状態でした。左舷側に座りましたが、竹富島らしき島影は見えず、どうやら竹富島の南側を航行しているようでした。

時刻どおりに小浜島着。戻りの便は13:10の予定でおよそ3時間の滞在予定です。

    柾岡 淳夫

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No.302 (Re:298) Re: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(5)
ゆきむら(cxsw5719) 2009-01-03 09:39:49
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 石垣牛に続いては、西表のイノシシですか。お話からすると、食用に飼育しているようですね。

 石垣島から、さらに離島の小浜島へ渡られたとか。ところで、小浜島は「おばまじま」と発音するのかなと思って調べてみたら、「こはまじま」が正解のようですね。

              ゆきむら@HACHIOJI City
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No.307 (Re:302) Re:Re: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(5)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-01-04 01:27:26
ゆきむらさん、コメントありがとうございます。

>石垣牛に続いては、西表のイノシシですか。

はい。肉づくしという感じですね。でもちゃんと野菜もとってますよ(笑)
どちらも肉メインですがしっかり野菜も使われている(しかもたっぷり!)ものでしたからね。

>さらに離島の小浜島へ渡られたとか。

実は八重山って離島が多いんですね。ですから、一度では全部回りきれません。
前回の石垣行きの旅では竹富島だけ渡りましたが、船でわずか10分なんですよ。今回の小浜島はその倍以上かかりましたけれど、それでも島での滞在時間を工夫すれば半日の肯定でも回れなくはないと思います。

詳細は次の巻のお楽しみということで…

   柾岡 淳夫
【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.314 (Re:253) 【八重山】ぶらりのんびりの旅(6)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-01-06 21:00:03
小浜島に着きましたが、この島にはバス会社が2社あるものの路線バスはありません。それどころかタクシーもない「公共交通が全くない」島です。

歩いて回るのも方法ですが、見所が結構散らばっているために滞在予定時間では回りたいところを回り切れそうもありません。ということでとりあえず交通手段を確保しました。港近くにはレンタカー会社があって予約なしでも借り出し可能なようです。これも閑散期だからなんでしょうねぇ。

といっても軽自動車を借りたわけではありません。レンタカーといってもレンタサイクル・レンタバイクも扱っていまして、原付未経験の私はレンタサイクルを選択しました。しかし、事前情報ではこの島結構アップダウンがきつく、自転車ではつらいようです。ということで「電動アシスト付き」を借り出しました。自転車のレンタル料が1時間200円なのに対して電動アシスト付きだと1時間550円と大きく跳ね上がるのですけれど、上り坂でも自転車で移動できるメリットは大きいです。ちなみにレンタバイクは1時間650円。燃料代は別途かかるんでしょうが、金額的にはあまり変わりませんね。

ということで借り出して早速目的地に向かいます。まずは集落にある郵便局。走り出して曲がったら早速上り坂です。アシストの電源を入れましたが、ギアの選択が間違っていたためかアシストがあっても結構きつかったです。でも漕いで登れたのはアシスト付きの効果ですね。郵便局では島に足跡をしるした記念に旅行貯金です。ついでに沖縄県版の絵入り年賀はがきも買いました。その後大岳(うぶたき)を目指したのですが…

大岳(うぶたき)は島の最高地点で、島を一望できるところだそうで、自転車を借りる際に「今日は天気がいいですから是非」とお勧めのあったところです。で、どうやら自転車は麓の集落に置いて、登り口から歩いて登らないといけないようです。ところが登り口がよくわからず、ここは断念しました。

その後朝食が軽かったこともあって少々食べたくなって、集落にある食堂「シーサイド」で野菜そばで早々に休憩です(^^; 八重山そばの具の代わりに野菜炒めが乗っているもので、おいしくいただきました。

食事が終わって「ちゅらさん」で「こはぐら荘」として使われた民家へ。民家ですから中は見学できませんが、入り口にはロケで使われた「こはぐら荘」の看板が残されていました。そのあと「シュガーロード」へ。ここもロケ地ですが、なんとも島の感じがわかる一直線の道でした。と同時に高低差が実感できる場所でもありました。自転車でこの道を駆け下ります。電車なら回生制動をかけて下るところなんでしょうが、電動アシスト自転車にはそんな機能はありません。バッテリーの容量は意外に小さいみたいですから、こういうところで回生できたらより実用的なのにななどとつい思ってしまいます。これも「鉄」の悲しさですかね(笑)

一気に駆け下りて、次はリゾート施設「はいむるぶし」へ向かいました。宿泊しない場合でも見学はできるそうで、向かったのはいいのですがあいにく設備点検とかで休館中でした(涙) 「はいむるぶし」の隣の「南西楽園」というリゾート施設は開いていましたがこちらは見学不可でした。仕方がないので島の南東から一気に南西の細崎(くばざき)の「海人公園」(うみんちゅこうえん)に向かいました。島で一番スピードを出せる道ということなのか「小浜島ハイウェイ」と名づけられた農道を走ります。はいむるぶしの前からはしばらく緩い下り坂で、心地よく自転車を走らせます。途中で上り坂がありますが、そこは電動アシストを使います。さとうきび畑の間を抜けると集落からの道に合流します。そこからなおも自転車を走らせると岬の先端の集落に出ました。ここが細崎の集落です。ここには漁港があってその傍らに公園がありました。ここが目指す「海人公園」でした。西表島が間近に見えるほか、天候が良かったため遠く黒島や新垣島(上地島)が見えました。

これで島の中はほぼ一回りしましたので港に戻ることにします。島の南西の細崎から北東の港までは集落を抜けていくのが近いのですけれど、そのルートだと思いっきりアップダウンがありますので、極端な登りを避けて集落を回り込むように南側を迂回するルートを取りました。結局来た道を戻る格好になるわけですが…。

港に戻ったら2時間料金で済みました。安栄観光・八重山観光フェリーと石垣行きの船が先行して出るのですが、私の持っている乗船券は石垣島ドリーム観光。桟橋のターミナルで船の来るのを待ちました。乗船は私1人だけでしたが、この船は西表の大原港発のようで、先客がたくさん乗っておられました。

来たときと同じ25分で石垣港に到着。今度は竹富島の北側を通ったみたいでした。

(つづく)

    柾岡 淳夫
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No.321 (Re:314) Re: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(6)
ゆきむら(cxsw5719) 2009-01-08 23:02:39
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 私の場合、原付も自動二輪も縁がないまま、学生時代に普通免許を取ったのですが、在学中は四輪車に乗る経済的余裕はなく、原付を買って通学やアルバイト通勤に使っていました。

 というわけで、小浜島に行ったならレンタバイクを選択しただろうなあという話です(^^)

 >電車なら回生制動をかけて下るところなんでしょうが、電動アシスト自転車にはそんな機能はありません。

 この一文には、笑わせていただきました。電車の場合は、モーターが発電機の役目も果たすのですよね。

 「ちゅらさん」や「はいむるぶし」で有名な小浜島の旅、十二分に楽しまれた様子がよく分かりました。でも、ここはやっぱり、独りで行くところではなさそうですね(^_^;

              ゆきむら@HACHIOJI City
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No.326 (Re:253) 【八重山】ぶらりのんびりの旅(6)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-01-09 02:57:10
小浜島から戻ってきて最初に向かったのは、離島桟橋ターミナル近くの「マルハ鮮魚」。ここは知る人ぞ知る「さしみ屋」です。普通はさしみ屋というのは売るだけなんですが、この店は店頭にテーブルと椅子を置いていて、ビールも置いています。ということで、ここで天ぷらを買って食べました。昼食というよりもおやつ感覚ですね。このあたりの天ぷらというのは、「フリッター」の感覚ですね。衣に味がついていますからそのまま食べられます。

ひとごこちついて向かったのは登野城漁港東にある漁協直営のレストラン(名前は度忘れしました(^^;)。また食べるのかとあきれられるかもしれませんが(汗)

宿に戻る道をそのまま倍ほどの距離を歩けば着くのですけれど、せっかくなので「みちくさフリー」を活用して2区間だけバスを使うことにしました。この区間は最低30分おきにバスがありますから気軽に使えるわけです。

そのレストランですが、期待が大きかったからか期待はずれでした。値段的にあまり割安感がなかったのと、観光客向けメニューをたのんだからか、あまり内容的にも満足できませんでした。もっとも、中途半端な時間に入ったために、メニューの一部に対応できないものがあったのも多分に影響はあったわけですけれど。

ということで消化不良だったので、その足で夕食の手配に、市街地に一番近いスーパー「タウンプラザ かねひで」まで歩きました。このスーパー、比較的最近できたようです。というのも、バス停の名称が「経済連前」から「タウンプラザかねひで前」に変更されていたからで、もともとは農協があったところにできたようですね。バス停の名称変更といえば、市内ではだいぶ変更があったようで、元の離島桟橋のあったところにあるバス停は「港前」から「大濱信泉記念館前」に変更されていますし、先の「登野城漁港前」も別の名前だったようです。

宿の部屋に冷蔵庫と電子レンジがあるのをいいことに、沖縄独特の「煮付け」などを買い込みました。かつおだしで煮付けた野菜と三枚肉(バラ肉…いわゆるラフテー)ですが、沖縄らしいのがコンブが入っていることですね。聞くところによれば、コンブの消費は沖縄が日本一だそうで、コンブの大消費地大阪をも上回るほどだそうです。

宿にはまたバスを使いました。3停留所乗って先の「大濱信泉記念館前」で降ります。

部屋に戻って冷蔵庫に惣菜を仕舞った後、年賀状の作成にいそしみました(^^;

明日は帰宅の日ですが、どんな出来事があるのでしょうか。

    柾岡 淳夫

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No.336 (Re:326) Re: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(6)
ゆきむら(cxsw5719) 2009-01-10 23:28:51
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 今日1/10(土)付けの日経夕刊一面に、国内観光地の満足度ランキングが発表されていました。第1位が西表島で、満足度100%。2位が竹富島、3位が石垣島で、ともに満足度は90%を超えています。上位三個所が沖縄県の八重山地方に集中しているのは驚きですね。

 柾岡さんは、そんな人気の高い地域を回られているわけで、実に羨ましい限りです。

 >聞くところによれば、コンブの消費は沖縄が日本一だそうで、コンブの大消費地大阪をも上回るほどだそうです。

 これは、沖縄県の水質が大きく影響しているのだと、ごく最近のTV番組で見たような気がします。真相は、どうなのでしょうか。

              ゆきむら@HACHIOJI City
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No.338 (Re:336) Re2: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(6)
すー(きさらぎ)(uxux5688) 2009-01-11 03:13:16
ゆきむらさん,柾岡 淳夫さん,皆さん,こんにちは。

>  >聞くところによれば、コンブの消費は沖縄が日本一だそうで、コンブの大消費地大阪をも上回るほどだそうです。

>  これは、沖縄県の水質が大きく影響しているのだと、ごく最近のTV番組で見たような気がします。真相は、どうなのでしょうか。

沖縄で消費されるコンブの大半は,北海道など北国の産地(逆に現地ではあまり採れない)のようです。
先般機内誌か何かで見た記憶があるのですが,沖縄でコンブの消費が多いのは,かつて琉球王朝が中国の配下にあったころ,日本からの貿易船が物品の対価などとして沖縄にコンブを下ろしていったことに由来するようです。


         すー(きさらぎ)
          「すー(きさらぎ)の雑記帳」 本館 鉄道館 mixi folomy

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No.347 (Re:338) Re3: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(6)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-01-14 00:27:32
すー(きさらぎ)さん、こんにちは。

>沖縄で消費されるコンブの大半は,北海道など北国の産地(逆に現地ではあまり採れない)のようです。

おっしゃるとおり、沖縄で消費されるコンブは北海道産ですね。沖縄では水温が高すぎて採れないみたいです。

>沖縄でコンブの消費が多いのは,かつて琉球王朝が中国の配下にあったころ,日本からの貿易船が物品の対価などとして沖縄にコンブを下ろしていったことに由来するようです。

琉球王朝は典型的な貿易国でしたから、いろんな産物の集積地だったようですね。その中でコンブが沖縄に根付いていったということのようです。

    柾岡 淳夫

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No.348 (Re:253) 【八重山】ぶらりのんびりの旅(7)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-01-14 00:33:38
今回の旅もいよいよ最終日になりました。予約している飛行機はJTAの神戸行きで、15:35発ですので昼過ぎまでどこかを見て回れるわけです。ということで、手軽に渡ることのできる竹富島へ行きました。

ここは先にも書きましたとおり、離島桟橋から船で10分、船の便も日中30分おきですから、バスでどこかへ行くよりも交通の便はしっかりしていますので、詳細のスケジュールを詰めていなくても、空いた半日で回れます。

八重山観光フェリーの便で渡ります。竹富行きは同時刻に安栄観光の便もあって、30分おきの「競艇(^^;」が楽しめます(笑)
この便はスタートで出遅れた八重山観光フェリーが終始リードされる展開でした(爆)

竹富島は小浜島よりも小さいのですが、竹富島交通という会社が港と集落の間をワゴン車で結ぶ便を運行しています。夏にはコンドイビーチなどのビーチ連絡も運行していますが、こちらはワゴン車使用ながらも完全な路線営業で、運賃は往復600円、港の案内所できっぷを買って乗車するシステムなんですが、集落との連絡便は1乗車200円で路線はなしです。いわば乗り合いタクシーですね。

私は前回も来ていますので、大まかな距離感覚やだいたいの地理感覚はありましたので歩きました。集落は結構高台にあるのですけれど、登り坂の勾配が緩やかなので全く苦になりませんでした。

まずは集落に入ってすぐのところにある郵便局へ。前回貯金していますし、今日は土曜日ですので貯金目的ではなく昨日書いた年賀状を投函しにきたわけです(^^;

郵便局での用事はあっさりと済んで、集落の中を散策します。一部に鉄筋コンクリートの2階建の建物はあるものの、大半は赤瓦の平家建で高い石垣で囲われているいかにも八重山らしい家並みです。道は白砂で、夏の強い日差しだと照り返しがきついだろうなと感じました。

観光ポイントの「なごみの塔」は今回はパスして下から見上げるだけにします。前回登ってみましたが、たしかにきれいな竹富島の街並みが一望できました。

水牛車の待機場所を過ぎると、今回の目的地のそば屋「竹の子」がありました。ただ、行ったのが早すぎてまだ営業していませんでした。時間に充分余裕があるので、水牛車の「新田観光」へ向かって飛び込みで1人申し込みました。送迎車利用の有無を聞かれましたが、港まで歩く旨申し出て辞退しました。この送迎車ですが集落を散策してから時間指定して乗ることもできるようです。次の11:00の便は予約2名だけだったようでしたが、私の申し出の後も送迎車からの連絡で飛び込みがあったようで総勢7名でスタート。ガイドのおじさんは牛にスタートの合図をした後はほとんど案内に専念されていました。つまり牛の気の向くままに引かせているわけなんですが、牛もちゃんとルートは覚えています。案内でストップするところではちゃんと停まって合図を待っていました。

集落の西半分を一回りしたら概ね30分。のんびりと牛に引かれるのと、ガイドのおじさんの話や歌…安里屋ユンタです…が売りでしょうか。それなりに楽しめます。

水牛車を降りると「竹の子」へ。そばをいただきますが、主目的はそばそのものではなく「ぴーやし」を買うことです。前回は港の売店で入手したのですが、今回は港には「高那旅館」のものしかなくわざわざここまで足を運んだというわけです。「ぴーやし」というのは「ピパーツ」などともいわれる八重山特有の香辛料です。胡椒にも似ていますが香りが全然違います。そばにかけるのが主な用途ですが、意外に他の用途…つまり胡椒の代わり…に使えますので、私は出歩くときに常時携帯しています。もっとも使い切ったらそれまでではありますが(^^;

目指すものを入手して店を出ました。再び街中を散策します。

    柾岡 淳夫

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No.372 (Re:348) Re: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(7)
ゆきむら(cxsw5719) 2009-01-18 15:35:22
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 竹富島は西表島や波照間島などと同じ自治体なのですが、町名は島の大きさとは無関係に竹富町となっているのが面白いところです。しかも、町役場が町内ではなく石垣島にあるというのもユニークですね。どの島からもアクセスしやすいということなのでしょうか。

 さて、竹富島へのフェリーは、複数の会社が競合しているのだとか。宮島口と宮島を結ぶJR航路と松大汽船のような関係なのでしょうか。それにしても、同時刻出航で「競艇」状態になっているとはビックリです。

 ガイドブックや観光パンフなどでよく見かける水牛車ですが、何とものんびりしていていいですね。さすがは、満足度の高い観光地に選ばれるだけのことはあるなあと思いました。

 沖縄の香辛料と言えば、コーレーグース−(唐辛子の泡盛漬け)しか頭に浮かばなかったのですが、胡椒の代わりにもなるという「ぴーやし」は、八重山特有ということで入手は難しそうですね。

              ゆきむら@HACHIOJI City
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No.393 (Re:372) Re2: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(7)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-01-26 10:16:55
ゆきむらさん、こんにちは。

> さて、竹富島へのフェリーは、複数の会社が競合しているのだとか。宮島口と宮島を結ぶJR航路と松大汽船のような関係なのでしょうか。それにしても、同時刻出航で「競艇」状態になっているとはビックリです。

竹富島以外の島への航路も概ね3社の航路があるのですけれど、さすがに毎30分同時刻発というのは竹富島だけですね。最近は宮島航路も協調関係にあるようですけれど、八重山の場合にはそんな気配全くなしですからねぇ。それでも経営が成り立っているというのがすごいところです。

「競艇」状態というのは、宮島と違ってフェリーじゃなく比較的小型の高速艇だからなんです。港の中では速度を落としていますが、ひとたび港を出るとまさに…です。

> 沖縄の香辛料と言えば、コーレーグース−(唐辛子の泡盛漬け)しか頭に浮かばなかったのですが、胡椒の代わりにもなるという「ぴーやし」は、八重山特有ということで入手は難しそうですね。

「ぴーやし」という名前のものは竹富島産のもので、現地でないと入手困難かもしれません。ただ、「ピパーツ」というのは石垣産のもので、これなら沖縄物産店などでも入手できることはありますよ。そのほかにも「島七味」「島一味」などの島とうがらし系の香辛料…忘れちゃいけないのがペンギン食堂の「石垣島ラー油」ですか…などというのもあります。

    柾岡 淳夫

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No.350 (Re:253) 【八重山】ぶらりのんびりの旅(8)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-01-14 22:31:51
散策の途中に「竹富民芸館」に入ります。入場は無料でした。中の展示を見て前回も入ったことに気づきましたが、一応一通り見て回りました。芭蕉布の製造工程などの解説が展示の主体ですが、製品の展示販売や実演、予約すれば機織体験などもできるようです。

そこを出て向かいのパーラー「ゆうくぬみ」へ入ります。ここも前回やってきていますが、気に入った休憩場所とでも説明すればご理解いただけるでしょうか。ここはカキ氷が主体で、空地に丸太のテーブルや椅子を置いていて、小屋でオーダーするセルフサービス形式の店です。沖縄ですからもちろん「氷ぜんざい」をオーダーしました。気温は低いとはいえ最低気温が20度ほどで、この日の竹富島はピーカンの快晴でしたから、カキ氷も心地良かったです。

休憩を終えて港まで歩きます。緩い下り坂で距離は感じませんでした。帰りの便も同時刻発のはずですが、実際にはちょっとずれて到着・出発でしたので、競艇状態にはなりませんでした。

港に着いてまたマルハ鮮魚へ。この日は「中おち」があったのでそれをいただきました。

桟橋ターミナルのコインロッカーに預けていた荷物を引き取ってバスターミナルへ。全日空ホテル経由の空港線で空港に向かいました。

空港はにぎわっていましたが、何があったのかと思ったらちょうど巡業でやってきていた大相撲一行が帰るところに出くわしたのでした。さすがに同じ便ではなく神戸行の1便前の那覇行で乗り継いで羽田までのようでした。

搭乗ロビーでは力士のみなさんの食欲を垣間見ることができました。待っている間はなにがしか食べてらっしゃいましたね…他人のことはいえないかもしれませんけれど(笑)…

航空券は石垣→神戸でしたが、那覇経由便ですので石垣から那覇までの搭乗券と那覇から神戸までの搭乗券の2枚が渡されました。便名が同じなので間違わないように「石垣空港の搭乗時」「沖縄那覇空港の搭乗時」と明示されていたのが新鮮でした。

大相撲一行が搭乗して、次の便が私の乗る神戸行です。改札機に搭乗券を通して歩いて飛行機に向かいます。ここはブリッジがなくいわゆる「沖留め」状態での搭乗ですが、バス送迎ではなかったです。ドアクローズして滑走路へ。滑走路が短いのは下を見ていたらよくわかりました。

飛行機は一路東へ。宮古空港や下地島空港の滑走路をはるか下に眺めつつしばらくすると那覇空港への降下開始です。北風の時期ですし南側からの着陸かと思いきや、北側からの着陸でした。窓からは沖縄電力の牧港発電所や那覇港離島桟橋の「とまりん」などを見ながら着陸しました。ここで40分の時間がありましたが、制限エリア内の売店には先行していた大相撲ご一行様が群れをなしていて、八重山そばじゃない沖縄そばは食べそびれてしまいました。

で、搭乗開始時刻になったのですが…

(つづく)

    柾岡 淳夫

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No.368 (Re:350) Re: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(8)
ゆきむら(cxsw5719) 2009-01-18 15:35:06
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 石垣島に大相撲の巡業があったのですね。規格外の大きさの一行ですが、皆さん飛行機の座席にちゃんと収まるのでしょうか。そんなことが気になったりします。

 私が搭乗のために成田空港を利用したのは過去一度しかないのですが、そのときにも大相撲の海外巡業一行と出くわしました。今の佐渡ヶ嶽親方が、着物姿で威風堂々と歩いてくるシーンが目に焼き付いています。

 石垣島からは、必ず那覇での乗り継ぎになるということで、さらなる波乱が待っているのでしょうか・・・。

            ゆきむら@HACHIOJI City
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No.394 (Re:368) Re2: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(8)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-01-26 10:20:02
ゆきむらさん、こんにちは。

> 石垣島に大相撲の巡業があったのですね。規格外の大きさの一行ですが、皆さん飛行機の座席にちゃんと収まるのでしょうか。そんなことが気になったりします。

今回の行程が巡業に重なっているというのは知っていたのですが、空港で出くわすというのは予想外でした。

> 石垣島からは、必ず那覇での乗り継ぎになるということで、さらなる波乱が待っているのでしょうか・・・。

詳細は続きを見ていただくこととして…

ちなみに、那覇では乗り継ぎじゃなくて列車で言うところの「運転停車」に近いですね。ただし、「客扱い」しますので乗り継ぎとなんら変わるところはないわけですが…

また、本土直行便でも那覇経由は今のところ神戸便だけで、羽田・関西への便は宮古経由です。

    柾岡 淳夫

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No.395 (Re:253) 【八重山】ぶらりのんびりの旅(9)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-01-26 10:21:43
本来なら前回の分で終わりのはずだったのですが、一般の旅行記ならば2〜3行ほどで終わるほどのちょっとした出来事がありました。「汽車旅掲示板」ですものであえてそのくだりだけ別立てにさせていただいたという次第です。

当初搭乗案内時刻とされていた時刻に案内のアナウンスがありました。「ご搭乗案内の時刻ではございますが…」と、たびたび聞いた出だしで、普段なら「機内の準備に時間を要しており…」と続くところ、今回は思わぬ内容でした。それは「機体の整備に時間を要しており、搭乗案内が遅れる見込み。案内予定時刻は現在のところ未定」ということでした。機体の整備となると最悪欠航もあると予想はしましたが…

案内のあった後5分ほどすると、搭乗カウンターの女性係員のうちの1人がやたらと長電話を始めました。なにやら打ち合わせをしているようで、勘が当たったかと思うまもなく男性係員が到着。説明を始めました。要するに「機体の整備がいつ終わるのか現時点(つまり出発時刻直前)ではわからないため欠航することとし、ANAの神戸行きまたはJALの伊丹行きに振り替える搭乗の案内をする」ということでした。

私は所定時刻の50分後出発のJAL伊丹行きに乗ることにして、預けている手荷物の申告などを済ませてそちらの乗り場に向かいました。同じロビー内ですから移動は楽でした。逆に待ち時間が短かったので、こういった際に配られる「ミールクーポン」は使えず仕舞いだったのですが…

B737では設備のなかったクラスJもこの便にはありました。ただ、予想外の事態で「クラスJクーポン」がいつものバッグからすんなり出てこずにアップグレードは断念しました(^^;

でもじっくり考えたらこの選択はベストではなかったようです。というのも、ひょっとするとANAを選択していたらJALの無料特典航空券で飛んでおきながらANAのマイルがついたかも(^^;;ということです。しかも伊丹からの交通費は自弁ですからね。

ということで、ほぼ窓側だけが埋まった感じの伊丹行きで何事もなく飛んで帰ってきたのでした。

みなさん駄文の長文にお付き合いくださいましてありがとうございました。また旅だけでなく文章アップものんびりして(しすぎて)しまいすみませんでしたm(_ _)m

(完)

    柾岡 淳夫

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No.399 (Re:395) Re: 【八重山】ぶらりのんびりの旅(9)
ゆきむら(cxsw5719) 2009-01-27 23:01:36
柾岡 淳夫さん、こんにちは。

 最後の最後で、那覇からの帰りの飛行機が欠航でしたか。幸いにも、振り替えとなった便が空いていてよかったですね。おつかれさまでした。

 私には、ほとんど無縁の空の旅ですが、いつも興味深く拝見しています。また、陸に空に海にと旅をされることがありましたら、是非ともよろしくお願いいたします。

             ゆきむら@HACHIOJI City