【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.230 【とびしま海道】新設バス路線に乗車
take-okm/岡村(wvhn9210) 2008-11-23 22:26:20


 みなさん、こんにちは。
 11月18日、瀬戸内海の安芸灘とびしま海道(安芸灘諸島連絡架橋)の豊島大橋が供用開始となり、新たに豊島・大崎下島・岡村島(!)が本州と橋で結ばれました。岡村島は愛媛県なので、「4番目の本四架橋ルート」の誕生です(かなり苦しいですが・・・)。

 これに伴い、豊島・大崎下島と本州を結ぶ路線バス(瀬戸内産交・さんようバス)が開設されました。
 早速11月22日、この路線バスに乗りに行きました。
 が、そのついでに・・・

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No.231 (Re:230) 【0系新幹線】に乗車
take-okm/岡村(wvhn9210) 2008-11-23 22:27:34
 11月22日7時59分、僕の乗った0系こだま639号博多ゆきは、新大阪を出発しました。車内放送チャイムは「いい日旅立ち」ではなく、1988年頃に使われていたチャイムです。座席は2&2シートなので国鉄時代のムードではありませんが、車内販売員も乗務しており、かつての『ウエストひかり』のムードは再現されています(ビュフェはありませんが・・・)。

 今日は0系定期運転終了直前の3連休の初日。新大阪のホームは撮影者が一杯、警備も強化されていてものものしいムードでしたが、車内は満席とはいえ全員座れる程度の乗車率でした。

 この電車は西明石・姫路・相生と、10分前後の長時間待避停車が連続しています。このため、乗っている人でも、これらの駅で反対ホームからの撮影は楽しめます。これはうれしかったです。

 新大阪〜岡山では満席状態でしたが、岡山では大半の乗客、それに車販さんも下車してしまい、車内は一転して「ふだんの山陽こだま」のムードになってしまいました。

 混雑を覚悟していた僕としては拍子抜けしたくらいでしたが、それでも最後にこんな穏やかな0系乗車を満喫できたのは恵まれているのだろう・・・なにしろこの平穏が来週末に再現される保証はない・・・、と思いつつ、僕は広島で、もう乗ることのないであろう0系電車を見送ったのでした。


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No.232 (Re:230) 【とびしま海道】で本四横断
take-okm/岡村(wvhn9210) 2008-11-23 22:29:31
 11月18日に新たに本州と豊島・大崎下島間に設定された路線バスの運行回数は

広島バスセンター−広駅前−(下蒲刈島・上蒲刈島・豊島)−(大崎下島)沖友天満宮 4往復
中国労災病院(新広駅の近く)−広駅前−(下蒲刈島・上蒲刈島・豊島)−(大崎下島)沖友天満宮 11往復

となっており、両系統を合わせると広駅前−沖友天満宮間では大体1時間に1本程度の運行になります。

 11月22日13時19分、僕の乗った沖友天満宮ゆきバスは、中国労災病院を出発しました。バスは一般路線車、車内は本州から島へ渡る頃にはほぼ満席、客層は高齢者主体、完全に「島のバス」のムードです。バスのルートも「島内バス同士を橋でつなぎ合わせて直通にした」という感じ。すでにフェリーの廃止になった港にも寄り道運転を繰り返すので、時間がかかります。

 僕は大崎下島の御手洗港でバスを降りました。大崎下島の小長港から歩いて橋を渡ると、徒歩25分ほどで「とびしま海道」の端点である岡村島に着きます。

 バス路線は、岡村島には届きませんでした。「とびしま海道」開通のニュースを初めてみたときには「『岡村』という方向幕を掲げたバスに乗れるか?」という期待も持ちましたが、その期待は叶いませんでした。
 これは、

    - 大崎下島は広島県呉市であるのに対し、岡村島は愛媛県今治市であり、今治港とは船で最短35分で結ばれていて、流動が確立されている。
    - ここに、広島まで2時間以上もかかるバスが仮に走ったとしても、利用されるか疑わしい
    - 岡村島には、これといった名所もないので、入り込み客もあまり期待できない。

といったことが理由なのかな・・・と思いつつ、僕は今治ゆきの船で岡村島をあとにしたのでした。





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No.233 (Re:232) Re: 【とびしま海道】で本四横断
ゆきむら(cxsw5719) 2008-11-24 20:30:00
take-okm/岡村さん、こんにちは。

 恥ずかしながら「とびしま海道」という名称は初耳でしたので、ネットで調べた上、地図を開いた状態にしつつ、旅行記を拝見しました。

 なるほど、仰るとおり本州からの橋でつながった先端部の岡村島は愛媛県今治市の所属なのですね。岡村島とすぐ東隣の小大下島の間は距離も短いですが、小大下島とさらにそのまた東隣の大下島の間が距離がありそうです。大下島からは小さい島伝いに大三島へと結べそうで、となると「しまなみ海道」と連結できちゃいますね。

 瀬戸内海の島々がどこの自治体に属しているかというのは、様々な歴史的な要因が絡み合った結果なのでしょうけれど、物理的な距離だけを見ていると、何とも不思議なところに県境が敷かれていて驚きます。

 お名前と同じ岡村島まで直通するバスは、今回運行されなかったということで、ちょっと残念でしたね。それでも、徒歩で岡村島に渡られ、感慨もひとしおだったのではないでしょうか。今後のバス運行開始に期待したいところですが、さて如何に。

 それにしても、瀬戸内海の地図を眺めていると、時間の経つのを忘れてしまいますね。これらの橋が、地域の活性化につながればと願わずにいられません。

              ゆきむら@HACHIOJI City
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No.235 (Re:233) Re2: 【とびしま海道】で本四横断
take-okm/岡村(wvhn9210) 2008-11-25 22:54:36
ゆきむらさん、こんにちは。

> 恥ずかしながら「とびしま海道」という名称は初耳でしたので、ネットで調べた上、地図を開いた状態にしつつ、旅行記を拝見しました。

僕も、このルートを知ったのは、2ヶ月ほど前のことでした。
瀬戸大橋・明石鳴門よりもずっとマイナーですね。

> お名前と同じ岡村島まで直通するバスは、今回運行されなかったということで、ちょっと残念でしたね。それでも、徒歩で岡村島に渡られ、感慨もひとしおだったのではないでしょうか。

実は、初めて岡村島を訪れたのは1989年のことでした。たまたま仁方桟橋を訪れたところ、桟橋にあった仁方〜今治間高速船の航路図に岡村島の名前を見つけて、思わず高速船に乗ってしまいました。このときの岡村島には「とびしま海道」の影も形もありませんでした。

あれから19年、まさか本州から陸路で岡村島に行ける日が来るとは思わなかったです。
どんな未来が待っているのかは、分からないものなんだなあ・・・と改めて思いました。


> それにしても、瀬戸内海の地図を眺めていると、時間の経つのを忘れてしまいますね。これらの橋が、地域の活性化につながればと願わずにいられません。

そうですね。そして、それらの島を結ぶ航路図・時刻表がまた興味深いです。
今回の計画にあたって色々ネット検索をした過程で、以下のサイトを見つけました。

http://www.fune.co.jp/index.html

瀬戸内海の、情報収集の難しいローカル航路の路線・ダイヤの情報の宝庫のようなサイトです。
これを見ると、瀬戸内海の船旅のルートの組み合わせの豊富さは、筆舌もおよばないなあ・・・と感じます。

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