東本 育大(ncvx6308) 2008-11-05 10:23:53 |
ごらんの皆様、新システム移行後初めての発言となります、東本 育大と申します。
宜しくお願いします。 私は10月30日にタイトルの2列車に乗ろうと思い、熊本まで行ってきました。列車の他にも、熊本観光や「食」も併せて楽しみました。 この日は、まず「はやぶさ」で熊本へ向かいました。午前1時06分、EF66 45に牽引された「富士・はやぶさ」が4番線に入線。私はすぐに4号車の自分の寝台へ向かいました。車内は下段のカーテンが全て閉じられていて、平日にしては乗車率が高めでした。寝台に入った私は寝巻きに着替えてすぐに寝ました。 午前6時、列車が岩国を出発して間もなく車内放送が流れて車内が明るくなりました。周囲を見ると起きる人は僅かでしたが、私はここで起床することにしました。今回乗車にたオハネ15-6の車内設備を見学すると、寝台の生地は新しいものになっていたのに対し、洗面台や飲料水の装置は誕生当時のままでした。これは、私にとっては旅の気分を盛り上げてくれました。こうしていると、列車は徳山に到着。ここを出発すると、車内販売が始まりました。その放送が流れると、私はすぐに朝食として柳井市の水了軒の「幕の内弁当」を購入。自分の寝台で食べ始めると、戸田〜富海間を走行中だったことから瀬戸内海の美しい景色が目前に広がり、朝食がいつも以上に美味しく食べられました。 水了軒の幕の内弁当を食べ終えると、「もう少し食べたいな」と思ったので、再度車内販売を訪ねました。すると、徳山駅の「さよなら0系新幹線・のりまき弁当」を発見。量は多めでしたが、「0系こだま」に乗ろうとしている私にとっては見逃せないと思い、即購入しこちらも美味しくいただきました。大満足の朝食を終えて沿線に目を向けると、あちらこちらでカメラを構えた人を見かけました。こうしているうちに、列車は定刻に下関に到着。私は機関車の交換作業を見ようと先頭へ向かいました。ここもその様子を見ようとする方が大勢居ました。「富士・はやぶさ」はここでEF66 45からEF81 411に牽引機を変えて関門トンネルへ向かい九州へ上陸しました。 |
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東本 育大(ncvx6308) 2008-11-05 12:54:03 |
前回の続きです。
門司に到着した「富士・はやぶさ」は機関車の交換と切り離しを行います。この様子も見学しました。全ての作業が終わり、最後尾から門司を見送ると、この様子も撮影している方が大勢居ました。そして、自分の席に戻る途中で各車両を見てみると、平日にしては乗客が多いように思えました。この状態で廃止に向かっていると言うのが信じられなかったです。私のように惜別乗車をしている人は少数でしたので尚更です。また、鹿児島本線沿線でも「はやぶさ」を撮影している方が多く居ました。列車はゆったりと熊本へ向かい、私はその車窓の変化を目に焼き付けました。九州に上陸してから約3時間後に「はやぶさ」は終点・熊本に到着。私は「はやぶさ」の前後を撮影し、回送までの様子を見た届けました。その後は、時間が12時を過ぎたこともあって昼食に行きました。 ここでの昼食は熊本のご当地グルメである「タイピーエン」にしました。熊本駅の中華料理店に入ってタイピーエンを注文。運ばれてきたものを見ると、私が思っていたものより具沢山で春雨も多く入っていたので満足でした。また、スープも美味で完食しました。食後は、路面電車で熊本城前へ移動。普通ならば、ここから熊本城へ行って観光というところですが、その前に私は行きたかったところがあったので、下車してから熊本城とは反対方向へ移動しました。その場所とは、「キャサリン's cafe」です。名前を聞いてピンと来た方も多いのでは? そうです、タレントのスザンヌさんのお母さんが経営するお店で、昼間はこの名前で営業してランチが食べられると聞いていたので、早速向かいました。 お店に到着すると、店内には誰も居なくて「営業が終わったのかな?」と思ったのですが、厨房に店員さんがいたので声を掛けてランチが食べられるのを確認してから、「バカうまロコモコ」を注文。食すると、名前通りに美味しく、肉、野菜、ご飯の相性も良かったので満足しました。また、ここでは店員さん(鉄道ファンではありませんが)と鉄道の話で大盛り上がりしたので、食事の時間より会話の時間が長くなりました。その中で、店員さんから「すげー」を連呼されたので、正直照れくさかったです。その最中にはキャサリンさんが、僅かな時間でしたがお店に戻られて、「ごゆっくりしてください」と声を掛けられました。このときは、緊張のあまり「はい・・・」としか言えませんでした。おかげさまで、ここでは本当にゆっくりと出来て、時計を見ると1時間近く滞在してました。 |
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東本 育大(ncvx6308) 2008-11-05 13:48:28 |
キャサリン's cafeを後にした私は、熊本城へ向かい観光を楽しみました。城内に入ると、長崎県からの修学旅行生の一行も来ていて、ここが熊本の名所であることを再認識しました。私は、天守閣に入る前に最近復元された本丸御殿に入ってみました。その中は、台所や大広間が往時の姿で復元されていて、特に広間にあった障壁画の美しさには圧倒されました。ここは歴史に関心が無くても一見の価値がありました。そして、天守閣に上り熊本市内を一望しました。この日は曇り空だったので、遠方の景色は霞んでいましたが、それでも阿蘇の山々は薄らと見えました。
この後は、時間が夕刻に迫っていたので、昼食を食べた「キャサリン's BAR」に行って一杯飲もうと思ったのですが、お店が閉まっていたので断念しました。仕方なく、路面電車に乗って熊本駅に戻り、帰りに乗る「リレーつばめ56号」の到着を待ちました。私にとっては787系に乗るのはまだビュッフェがあった頃に乗ったので、久しぶりの乗車となりました。また、乗車したのが4号車で元サハシ787の車両でした。当時はここで「黒豚チャオ」を食べていたなと回想しながら博多までの移動を堪能しました。「はやぶさ」よりも俊足だなと感じながら乗車していると、あっという間に博多に到着。この後は、20時発の「のぞみ58号」に乗り換えて「0系こだま」を追いかけます。 「のぞみ58号」はN700系が運用に就いているので、博多から新大阪までの移動の間に最新型と最古参の新幹線に乗車する形になります。今回、私にとってはN700系初乗車となるので、自分なりに比較することにしました。まず、座席についてですが最初見たときは、今までの新幹線の席の中では一番薄い印象を受けました。「1時間半のこれに座ってられるかな」と思ったのですが、実際に乗ってみると想像以上に座り心地が良く疲労を出ませんでした。正面にある情報表示ディスプレイも大型ではっきりと読み取れました。また。表示がきめ細やかになったので、有り難かったです。 さて、ここで私は夕食を食べることにしました。博多駅の「0系さようなら弁当」です。この駅弁はかけ紙や中身が新幹線博多開業当時のものを復元していたので、0系に乗車する気分を一層盛り上げてくれました。N700系の車内や復刻弁当を堪能していると、時間があっという間に過ぎ、0系に乗り換える福山駅に到着。ここで0系の到着を待ちました。 |
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東本 育大(ncvx6308) 2008-11-05 14:35:11 |
福山からは、いよいよ「0系こだま」の乗車となります。21時33分、福山駅のホームに「こだま674号」の入線を告げる放送が流れました。私は緊張しながら0系の勇姿を撮影しました。そして、発車ベルがなり終える寸前に乗車が出来てほっとしました。私の席がある4号車に移動すると、乗客は5人しかおらず全員惜別乗車で乗られているようでした。自由席も空席が目立ち、引退1ヶ月にしては淋しい雰囲気でした。さて、ここでは0系に乗ることを意識して撮影のほかには何もしませんでした。その中で特に撮影したかったのが、追い越しシーン。「こだま674号」では新倉敷、相生で「ひかりレールスター」に進路を譲るのでその撮影に挑みました。まずは新倉敷でその様子をスローシャッターで撮影したのですが、カメラが微かに揺れてしまったために失敗。相生で再度挑戦することになりました。列車が相生に到着する直前に私は6号車まで移動し、デッキで到着を待ちました。すると、0系特有のATCのベルの音が聞こえて、旅の気分を盛り上げてくれました。
22時27分、こだま674号が相生に到着し、私はすぐに先頭へ向かいました。私のほかにも0系の隅々を撮影している人もいました。相生に到着してから約2分ほどして「ひかり486号」が通過し、その瞬間を撮影しました。結果は成功でした。「こだま674号」はこの後は後続の列車に追い越されること無く新大阪に到着。福山から1時間46分で到着したことになりますが、この時間は私にとってはかなり短く感じました。でも、その時間内では0系の従来の姿を見出せる工夫が多く(車内放送のチャイムや外装色)、デッキ周辺は従来の姿で残っているところも多いので、0系の魅力を十分に堪能できました。出来れば博多〜新大阪間で乗れれば最高なのですが、時間に余裕の無い私にとっては厳しいものになりそうです。 |
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ゆきむら(cxsw5719) 2008-11-06 20:06:19 |
東本 育大さん、こんにちは。
深夜1時過ぎの「はやぶさ」乗車ということは、大阪からのスタートですね。さすがにこの時刻だと、乗客の皆さんも寝入っておられるようですね。私の住む関東からですと、逆に発車時刻が早過ぎて、利用しづらい列車となっています。 翌朝の車内販売では、駅弁を二つも平らげられたとか。さぞかし、満足かつ満腹されたことでしょう。九州へ向かうブルトレに乗って朝を迎えたとき、車窓に見える瀬戸内海は旅情満点ですからね。 熊本でのランチも二軒ハシゴされたようで、いやあビックリです。787系のビュッフェは、私も想い出深いものがあります。あの卵形の天井がいいですよね。 最後に福山から乗車された0系は、遅い時間帯だったこともあってか、ゆったり楽しまれたようで何よりでした。定期運転が間もなく終了しますので、これからはますますヒートアップしてくるのでしょう。 東本さんが乗車されたどちらの列車も、私はお名残乗車できないままに終わりそうですが、今までの汽車旅の中では何度もお世話になってきました。残り少ない時間を精一杯走り抜けてほしいと思います。 ゆきむら@TAMA City |
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東本 育大(ncvx6308) 2008-11-06 22:44:58 |
ゆきむらさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
>深夜1時過ぎの「はやぶさ」乗車ということは、大阪からのスタートですね。 仰るとおりです。「4番線」だけではどこの駅の4番線かわかりませんよね。正しくは「大阪駅4番線」です。すみませんでした。 >翌朝の車内販売では、駅弁を二つも平らげられたとか。さぞかし、満足かつ満腹されたことでしょう。 そうですね。このときはかなり空腹でしたので、駅弁2つはあっさりと食べられました。また、1つ目に食べた水了軒の駅弁が「幻の駅弁」と言われているのはわかっていたものの、このときはすぐに買えた上に食の意識のほうが強かったので「すごい駅弁を食べられた」と思えたのは旅を終えてからでした。 >熊本でのランチも二軒ハシゴされたようで、いやあビックリです。 この二つは、熊本で是非食べておきたいと思ってました。本来なら「タイピーエン」を夕食にするという考えがあったのですが、その頃だと食べる暇がないだろうと思い、ハシゴすることにしました。 >最後に福山から乗車された0系は、遅い時間帯だったこともあってか、ゆったり楽しまれたようで何よりでした。 この日でも、私はかなりの人が乗っているのではと思っていましたが、実際には記述の通りです。ゆったりとした旅が出来たのは良かったのですが「もう少し多くの人が乗っていてもいいのでは」とも思いました。 私にとって「はやぶさ」は鉄道ファンを始めるきっかけになった寝台特急だったので、今回初めて乗車できたのには感慨深いものがありました。そして、0系は一番多く乗っている新幹線ですから、かなり愛着があります。今回の旅では自分の鉄道の思い出をよみがえらせる旅だったなぁとも思いました。 |
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