パシフィック(xndp5699) 2010-02-07 19:39:45 |
みなさん、こんばんは。
5日が出張だったので、6日はひょっとして雪の京都とか期待、と関西で一日過ごすことにしていました。JRの関西1デイパスも魅力的で、南海高野山フリーチケット付き、高野山のりんかんバスもOKになるならそれかなあと。しかしよくよく調べたら、スルッとKANSAIの2daysでりんかんバスもOKぢゃないですか。ならば、そのほうが1日分1900円だし、安いじゃん、ということで、2daysで高野山に行くことに決定。となると「天空」! 5日に電話を入れて天空1号の予約を取りました。前日で取れるのかなと思いましたが、あっさりと。やはりこの寒い冬には混まないようでして。 京都に宿を取っていたので、5日は京都まで移動して宿泊。ところが6日は未明から期待どおりの雪になり、これなら雪の金閣寺とか、平安神宮とか、市中でもかなりいい景色なのでは?というところですが(^^;、後ろ髪引かれつつ、烏丸から淡路乗り換えで天下茶屋へ移動。 急行でも十分間に合いますが、ここはやはり高野線の特急に。南海線、空港線は何度かサザン、ラピートに乗ってますが、「こうや」は初めての乗車。橋本まで揺られ、そこで50分の待ち合わせ。こちらも雪がちらついています。その中を、駅前から紀ノ川まで、細い路地など抜けてふらふらと歩き、南海高野線の紀ノ川橋梁を遠くに眺めて駅へ戻ってきて、ホームへ。 橋本駅のホームにある引換所で指定番号を言って引き換えてくださいと言われていたので、案内に従っていくと、引き換えブースはホームの東方にあり、そこで名前だけ言って受付。指定番号を言うように言われていたが、ブースのお姉さんからは、名前を聞かれた(笑)。リストのラストに自分の名前があり、指定料金を払って指定券を受け取りました。予約を入れていない客も数名買い求めていました。そのブースも灘波からの接続となる急行が10:15に着いてしばらくすると、シャッターがしまってしまいました。ぎりぎりではだめですね(笑)。10分前閉鎖だったか。 車両は小原田の車庫からの回送でしょうか?西から入線。後ろに2両ロングシートの車両が付いていて??です。さて、座席は?というと、なんと2号車の展望側の端の12番。逆方向向き席。 ( http://www.nankaikoya.jp/tenku/ticket/04.html 参照)うーむ、希望は出せないのはいたしかたなしとして、一人だし、こんなところになるんだったら、進行左側の展望窓が遠い席でも、右側ボックス席の進行側でもよかったんですが..結局、客は展望席を全部埋める+αぐらいしかおらず、車端ボックス席も空いているところがあって自由に移動可能。で、見つけたのが1号車の後方扉をつぶしたところ。右側はテーブルがありますが、その向こうは床面近くまでの3段の窓に変わっているし、両側戸袋部を挟んで展望は効きます。そこがなんと畳敷き席なんですねえ。番号なしの(笑)(上記URL参照。1号車31,33の前方側のスペースです)。ここに陣取って景色を眺めていました。 すると接客のレディがやってきて、指定券のチェックでも?と思ったら、”足元、失礼します”と言うので、よけるとその下に天空グッズが入っており、前のテーブルにグッズのかごを置いて、販売開始です。本当は畳敷きのところでグッズ販売だったのかな? と、畳の横にある、こげ茶色のボックス、なんだろうと気になっていたのですが、ここも鍵で開けると、そこにはマイクが入っていたんですね。このマイクで車内にグッズ販売を案内していました。が、誰も買わず(^^;;、販売終了.. さて、そのお姉さんに、うしろの2両は何のために?と聞いたところ、「自由席です」とのお答え。停車駅は天空と同じですから、途中、学文路、九度山だけで、沿線の足として普通列車としても対応というのはありなのかな?と思っていたのですが、”自由席”だったとは。指定料金は要らないけど、展望は普段の列車と同じ(転換クロスの2300系よりは ロングシートでは見づらいか)で、停車駅が少ない快速と思えばいいかな?? 車内での案内は、2200系のこと、極楽橋方2258の58が「こうや」、橋本方2208の8が「はしもと」と掛けてあることや、両駅間の標高差を上る山岳路線の、50‰、半径100mのカーブ、高野山や森にすむモリアオガエルのこと、さらには高野下駅の古レール支柱の紹介もあり、展望以外もいろいろと楽しめました。 |
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パシフィック(xndp5699) 2010-02-07 20:25:00 |
つづきです。
極楽橋からケーブルカーで高野山駅へ。上るに連れ、周りは雪景色になっていきます。降りたら寒いのなんの。 前に来た時は乗り潰しでしたので、ここで即座にUターンしてましたが、今日は高野山を見ようと、バスでまずは奥の院前へ。ここから奥の院(弘法大師御廟)まで歩いていきます。風はさほどでもないのですが、マフラーに手袋と防寒はしっかりしていきます。広い石畳の参道はきれいに雪がはらわれています。その両側はずっと墓が続いているのですが、もちろん個人のもあれば、企業の慰霊碑、忠魂碑も。UCCのコーヒーカップや、日産の労働者像、いろいろ企業のカラーが出ていて、興味深いもの。しばらく行って参道は左へ。ここからはもう一方の一の橋からのメインルート。巨大な杉の林になり、その杉の間もずっと墓が続いていますが、こちらは大戦時の部隊のものや、戦国時代以降の武将のものも。墓を建立した由来を記したものも多く、ついつい読んでしまいます。 杉の大木は壮観で、空の青と雲が梢を流れる素晴らしさを堪能しつつ、燈籠堂から裏手に回り大師廟の参拝を済ませて、来たとおり戻ってきて昼食。バスで千手院橋まで戻ってきて、今度は金剛峯寺。拝観受付を済ませて、奥へ。渡り廊下をたどって新別殿でお茶と茶菓子をもらい、一息ついて、枯山水の蟠龍庭(ばんりゅうてい)を眺め、台所など見て終了。寺院の続く道を台地の西の大門まで歩いて、遠くにうっすらと紀淡海峡を眺め、再び千手院橋まで戻ってきたらタイミング良く高野山駅行きのバスが来たので、乗り込み、駅へ。 駅からも接続よくケーブルが出発するのですが、そこは往きと違うほうを(笑)と、1本見送って左側を行く車両で下りました。ところが、接続する特急が今日に限り運休..うーむ、これで一気に灘波まで乗れればよかったんだが。一旦駅の改札を出てみました。簡易自動改札機?が2レーンだけで、出ると踏みわけ道みたいに谷へ降りて行き、護岸脇を、ケーブル乗り場への橋の下をくぐっていけるようです。まるで、今は亡き名鉄犬山モノレールの終点、動物園駅みたいでした(笑)。戻って橋本行きの2300系に。これは窓も広く転換クロスシートですから、帰路もゆったりと谷川の景色を楽しみながら。トンネルは23個あり、名称板も反対側にあるのですが、記録はまあいいかと橋本まで下り、ここから接続する特急で灘波まで一気に移動。帰りはいつもどおり関空からですが、高野線を下りも乗っておこうと、もの好きは高野線の普通で天下茶屋まで戻り、さらに時間をつぶすために関西空港行き普通に乗りとおして関空まで。 もちろん今日も737-800狙いです。が、既乗の305J。ビジネスクラスのシートに納まって帰京しました。 帰って、前回乗り潰し時のノートを見てみると、さすが(笑)、高野線橋本〜極楽橋の配線も、トンネル名もバッチリ、マークしてありました。ケーブルは12に乗って往復していたので、今回22と21に乗って、残りは11のみ。またいつか高野山に行くときは11に乗りましょう。 |
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ゆきむら(cxsw5719) 2010-02-09 22:28:40 |
パシフィックさん、こんにちは。
高野山のケーブルカーは、私も初乗りの際は即Uターンでした。バスでさらに奥の院へ進むということで、文字通り奥行きはかなり深そうですね。 行程を拝見していると、冬の冷気に身も心も洗われるたたずまいのようですから、日本史の復習も兼ねてますます行ってみたくなりました。 さて、関西方面へ行く口実を何としましょうか。 ゆきむら@HACHIOJI City |
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パシフィック(xndp5699) 2010-02-10 16:44:42 |
ゆきむらさん、みなさん、こんばんは。
ケーブルカーは日本全国でもあまり数があるものではないですが、ほとんどは宗教施設への参詣用ではないでしょうか? 純粋に、登山あるいは展望、観光のためというと、青函トンネル、十国峠(これも宗教施設があったような)、立山黒部、生駒山上線、六甲、麻耶、帆柱、ラクテンチですかね? 多くの宗教施設への参拝用のは、乗り潰しだとほとんど山上駅折り返し(^^;でしたので、今後2度目に訪れることがあれば、その社寺へも行ってみたいところです。 単体2両ならいいんですが、搬器が2両編成になっていると、また乗り潰しがやっかいなことに(笑) |
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ゆきむら(cxsw5719) 2010-02-09 22:28:34 |
パシフィックさん、こんにちは。
「天空」は予約しづらいという印象があったのですけど、意外と「案ずるより産むが易し」なのかも知れませんね。とは言え、ネット予約にすっかり慣れてしまった身には、電話をかけるという行為すらハードルが高いように思えてしまいます。 ロングシートの「自由席車」が連結されているというのは、こうした予約のしづらさから来ているのでしょうか。 高野線には初乗り以来ご無沙汰していますので、「天空」は再訪のための絶好の口実ではあるのですよね。近いうちに、私も行ってみようかな。 ゆきむら@HACHIOJI City |
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パシフィック(xndp5699) 2010-02-10 16:51:18 |
ゆきむらさん、みなさん、こんばんは。
電話の応対は男性の方でしたが、対応は丁重でしたし、ホームの引換所がだいたい40分前から開いて、10分前ぐらい、ということもその時も教えてもらいました。 ネットや携帯からでも、飛行機の座席指定ができる時代ですから、携帯で希望の座席を指定出来るといいかもしれませんねえ。 同じような車両で(タネ車はいっしょかな?)、和歌山電鉄のいちご電車、おもちゃ電車、たま電車と、徐々に遊び度がグレードアップしていったのを順番に乗った感じでは、「天空」はちょっと落ち着いているかもしれません(笑)。 |
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みかん山/中井(babr3816) 2010-02-13 23:01:49 |
パシフィックさん、こんにちは。
この時期の高野山はさぞかし寒かったと思います。 奥の院への参道はおびただしい墓標の数にことさら身が引き締まる思いで、決して物見遊山的に歩く場所ではありませんね。 さて、<天空>の後部に一般車が連結されているのは非常時の対応のようです。南海ではワンマン列車を除いて1ユニットでの運転は行っていません。天空のユニットが故障しても何とか走行できるようにしているようです。 また指定券引換所が10分前に閉まってしまうのは、お姉さん(「アバン」という会社からの派遣です)が天空に乗務する準備のためですね。窓口にいた人と車内のアテンダント、同じ方ではなかったですか(^^; みかん山/中井 |
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パシフィック(xndp5699) 2010-02-13 23:59:09 |
みかん山さん、みなさん、こんばんは。
>この時期の高野山はさぞかし寒かったと思います。 かなり寒かったですねえ。厳寒期でそれなりの身支度は整えていましたし、仕事柄、こんな冬にも山に入る調査は慣れっこなのでその辺は大丈夫でした。 >奥の院への参道はおびただしい墓標の数にことさら身が引き締まる思いで、決して物見遊山的に歩く場所ではありませんね。 そうですね。多くの墓も大師様の眠る墓所の近くにという信心からでしょう。旅先では神社仏閣を訪れることが多いので、その辺はわきまえていないといけませんね。 高野山と並び称される比叡山はまだ訪れたことがないので、こちらも2度目の坂本ケーブルを使って訪ねてみたいものです。 |
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