ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2009-05-08 21:58:46 |
両備グルーブ広報から本日連絡をいただいた情報です。
来る5月10日(日)23時からTBS系列のRKB毎日放送で放映される「情熱大陸」という30分テレビ番組で、鉄道車両の工業デザイナーとして知られる水戸岡鋭治氏が登場されるそうです。 同番組の公式サイト 情熱大陸 http://www.mbs.jp/jounetsu/ に、いま現在その予告がでていますが、JR九州の「ゆふいんの森」「ソニック」「いさぶろう・しんぺい」「SL人吉」「つばめ」、そして和歌山電鐵の「いちご電車」「おもちゃ電車」「たま電車」の名前が出ています。 両備グループ広報によりますと、番組の半分くらいで「たま電車」が登場するようです。 鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康 PS.当発言は、次の掲示板にマルチポストします。 1) 鉄道フォーラム「メディアプラザ」 2) 倶楽部鉄道フォーラム「JR【北近畿・中四国・九州】」 3) 倶楽部鉄道フォーラム「私鉄【西日本・四国・九州・沖縄】」 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2009-05-11 22:52:16 |
この「情熱大陸」を見ました。
JR九州での過去の実績を紹介したあと、和歌山電鐵のたま電車についてしばらく扱ったうえで、最後は肥薩線の「SL人吉」の客車へと展開していました。 そのなかで、水戸岡氏の頑なな思いの片鱗が感じられました。 和歌山電鐵の3編成のキャラクター電車は、座席が少ないために、旅客から苦情が少なからずあるようですが、その対応をとの和歌山電鐵側からのお願い・・・というより懇願を、「それでは他の廃止され鉄道と変わらない」という信念でもって一蹴されている様子には、なるほど、それでこその水戸岡デザイン車両なのだと納得しました。 ただ、鉄道会社側の言い分もよく分かるだけに、全面的に水戸岡氏の主張を支持する気にはなりませんでしたが、それくらいの気概がなければ注目をあびる車両が生まれないのもたしかでしょう。 伊藤 博康 |
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武居秀顕(ffnb4172) 2009-05-12 01:01:44 |
ひろやすさん、こんばんは。
私もこの番組を観ました。 もともと、「ゆふいんの森」や「つばめ」に乗車して、木の素材を多用するデザインに感服する一方で、車両の形式をやたらとレタリングするようなところ(例えば実見はしていませんが、「SL人吉」の客車)などは眉をひそめる思いでいましたが、水戸岡さん本人のことはあまり存じ上げませんでしたので、今回の放送を当フォーラムのコメントで知って、敢えて観てみた次第です。 (いつもは裏番組の「サラリーマンNEO」を観ているのですが…なんて余談はさておき:笑) 今回の番組の中では、ひろやすさんも触れておられるように、たま電車の座席数をめぐる、水戸岡さんと和歌山電鐵の専務さんとのやりとりが印象に残りました。 私の個人的な感想も、ひろやすさんと同様です。 まぁ、水戸岡さんとしては「プロのデザイナー」として(それも、車両の内装だけでなく、路線全体をトータルでデザインしようとする立ち位置を考えれば)当然のスタンスだったとは思いますが、そうは言っても(利用者の面からも資金の面からも)公共交通機関であることを考えると、やはり相容れないものがあると思います。 一方で、水戸岡さんの方も、電鐵側の意向は理解しつつ、デザイナーとしての立場から敢えて「言うべきことは言う」的なスタンスで、確信犯的に主張しているような印象も受けました。 だからといって個人的に共感はできませんが、そういった(世間知らずや無理難題も含めた)デザイナーとしての主義主張がなくなってしまったら、デザイナーとしての水戸岡さんの存在意義もなくなってしまうような気もします。 とはいえ、やはり、「たま電車を走らせるということ」、あるいは「(デザイナーとしてのエゴも含めた)たま電車のデザイン」と言い換えてもよいかもしれませんが、それは結局、「手段」であって、「目的」ではない ということですね。 たとうデザインの評判が一人歩きして、ビッグネームになったとしても、あくまでも目的達成のための「道具」として活用すべきで、まず「デザインありき」になってはいけないのだなぁ…と思ったのでした。 【たけい】 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2009-05-12 17:46:29 |
武居さん、コメントをありがとうございます。
同じところに注目されたようですね。 一般的なTV番組では、通り一遍になりがちなところを、この番組では一歩踏み込んだ取材・編集をしてくれたおかげで、水戸岡氏の人となりや方向性が感じられましたよね。 冒頭にでてきた、お客様を大切にするという意識と、着席部分の減少や立ち位置に不便な内装を強要する点は、一見矛盾しているように感じましたが、水戸岡さんにとってのお客様は、定常的な乗客ではなく、この車両デザインを目的に乗車して下さるお客様なのかなと考えた時に、合点がいった気になりました。 定常的な沿線の通勤・通学客だけでは廃線になってしまうという意識は必要ですが、もともとその方々のためにある路線であり、その方々がNHK番組にまで出て存続運動を行った結果、経営母体が変わりながらもいまも走り続けているという点にも視野を広げて欲しかったですよね。 番組中、2度にわたって「一旦廃止された路線でしょ」という言い回しをされていました。しかし、実際に廃止されたのではなく、営業は一日の休みもなく引き継がれています。その引継ぎができたのも、沿線住民の意欲と和歌山電鐵社員のがんばり、それに元経営者である南海電鉄の譲歩によるものですが、その点についてご存じないのではないかな? と疑問を感じました。 > 一方で、水戸岡さんの方も、電鐵側の意向は理解しつつ、デザイナーとしての立場から敢えて「言うべきことは言う」的なスタンスで、確信犯的に主張しているような印象も受けました。 そうですよね。 この意識がなければ、あれだけ世に問う車両たちはできていないでしょう。やはり、名のある方は、かなりの信念をもって事に当たっていられるのだなと感じました。全ての用件を満たし、誰にも満足されるような結果がベストですけど、そんな解はないでしょうから、どこかでトガらなくては成果が出ないのでしょうね。 伊藤 博康 |
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