佐藤 邦昭(pndu3792) 2009-03-20 21:11:38 |
書 名 : 鉄道遺産を歩く 岡山の国有鉄道 著 者 : 小西 伸彦 出版社名 : 吉備人出版 版 型 : A5判 265頁 ISBN978-4-86069-213-1 C0065 価 格 : 本体2000円(税別) 発 売 : 2008年12月24日 岡山県の国鉄路線に限定されますが、駅舎や鉄橋をはじめいろいろな遺産的な施設の紹介された本です。 国鉄ですから、片上鉄道等の私鉄は含まれませんが、吉備線の廃線区間は含まれています。 岡山県の駅にこんな古いものが残っていたとはと驚くものもたくさんありました。特に紹介しておきたいのは、因美線の美作河井駅の転車台です。ここのは長さが40ftでほぼ完全な形で残っている貴重なものだそうです。 身近な山陽本線でも、たくさん紹介されています。例をあげますと、熊山駅にある跨線橋の支柱が鋳鉄製でしかも明治45年製です。また金光駅、笠岡駅のホームの支柱に双頭レールが使われています。双頭レールは図鑑とかで知っていますが、現物が身近に残っているとは思いませんでした。 これだけの調査をした筆者には頭が下がります。 隣の岡山県に、このようにたくさんの鉄道遺産がある事がわかりましたので、次回乗る時が楽しみになりましたし、紹介された駅や施設を訪れてみたくなる1冊です。 福山市 佐藤邦昭 -- CMN v0.50gβ -- |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2009-03-22 18:36:14 |
佐藤さん、「鉄道遺産を歩く 岡山の国有鉄道」のご紹介をありがとうございます。
対象を岡山県の国鉄に絞っていることから、その分、全国対象の雑誌・書籍ではなかなか出てこないような内容も網羅されているのでしょうね。 地元ならともかく、そうでないところだと、どうしても大まかにしか情報が入ってこないだけに、こういった地域出版社の存在は貴重ですよね。 > 金光駅、笠岡駅のホームの支柱に双頭レールが使われています。 双頭レールは米子駅のものが知られていますが、山陽本線にもまだ残っていましたか。近場に行く際には、こういう資料をもとに訪問日程を組むと満足度が大きくなりますよね。 どうやら、ほかにもいろいろと情報がでているようですので、資料として私も購入手配しました。 ※鉄道フォーラムのトップページにバナーを貼った「bk1」「amazon」ともに扱っている書籍でした。 伊藤 博康 |
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星野 真太郎(ecaz5389) 2009-04-28 19:49:57 |
佐藤 邦昭さん、こんにちは。
先日、岡山駅の地下街の本屋に立ち寄ったら、この本を見つけましたので、パラッと見てすぐに買いました。 非常に丹念に、小橋梁まで探索されているのには感心しました。 地元ならではの細かい取材ができているとは思うのですが、なぜか津山線旭川橋梁という大物の現役英国製橋梁について触れられていないのは、不思議です。 昭和9年の大水害で一部流失しましたが、引き揚げて再利用している1897製の橋梁で、銘板も付いていますので、取り上げていないのは残念です。 しかし、これだけの量の鉄道施設を良く見て回ったと、感心します。。 |
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