ゆきむら(cxsw5719) 2008-07-18 07:54:59 |
皆さん、こんにちは。
京王線芦花公園駅から徒歩5分の世田谷文学館で、7/12(土)〜9/15(月・祝)まで、「没後5年 宮脇俊三と鉄道紀行展」を開催しています。 意外にもひっそりと始まったこの展覧会ですが、鉄道ファンや宮脇ファンならずとも、展示物の充実ぶりには圧倒されますね。 「時刻表2万キロ」に登場した白地図、「最長片道きっぷの旅」に使用した乗車券と手書きの路線図、「線路のない時刻表」に掲載された自作の時刻表、その他諸々の自筆原稿はもちろん、先だって出版された「最長片道きっぷの旅取材ノート」などなど。すべて本物が並べられているのです。 書斎の一部が再現されたコーナーもあって、時刻表が本棚にずらり。几帳面な宮脇さんの一旦をかいま見る思いですね。 普段展覧会に行っても、30分ぐらいしか滞在したことがない私ですが、さすがに今回は気がついたら1時間半経っていました。それでも、個人的に関心の薄い海外鉄道紀行コーナーを省略したりした結果ですから、真剣に全部の資料を見て回ったら2時間でも足りないでしょう。 汽車旅好きな方、鉄道好きな方は、足を運んで損はないと思います。 世田谷文学館は、毎週月曜日休館(祝日の場合は翌火曜日が休館)で、朝は10時からオープン。入館料は大人500円、大学、高校生300円、小中学生200円となっています。 7/19(土)の14:00〜は、エッセイスト酒井順子さんと明治学院大学教授原武史さんの対談イベントが予定されています。また、鉄道文学家小池滋さんのトークや、写真家真島満秀さんの講演会なども8、9月の土曜日に開催されるようですので、要注目ですね。 世田谷文学館のサイトはこちらです。http://www.setabun.or.jp/index.php ゆきむら@TAMA City |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2008-07-20 02:00:41 |
ゆきむらさん、世田谷文学館ではじまった「没後5年 宮脇俊三と鉄道紀行展」についてご教示いただきありがとうございます。
宮脇さんが亡くなられて、5年になるんですね。 名著「時刻表2万キロ」が発刊された時には、乗り潰し趣味が一気にメジャーになりましたが、この紀行展のWebページをみたところ、昭和53年の発刊ということですね。1978年ですから、ちょうど30年前になります。当時はブルトレブームの頃で、その後の「チャレンジ2万キロ」のイベントにつながる時期の発刊だったことから、いまの鐵道趣味者の中軸の方々を輩出する原動力となった書とも言えようかと思います。 その後76歳で没される2003年まで、25年にわたって同氏の活躍は続きました。ただ、晩年は体調を崩されて、あまり外出はされなかったようですが・・・ その一連の遺品が一同に展示されているということですね。 これは、滅多に見られない貴重な展示会といえそうですね。 > さすがに今回は気がついたら1時間半経っていました。 このゆきむらさんの感想が、同展示会の内容を端的に記している感じですよね。 今回は、宮脇氏の長女であられる灯子氏が監修されているのですね。 その灯子氏は、グラフ社から 父・宮脇俊三への旅 http://graphsha.jp/dbf/profile.cgi?key=b0288&label=11&tpl=../books/index を発刊されましたね。 こちらも展示会見学と併せて読むと、より深く感じるものがあるのかも知れませんね。 伊藤 博康 |
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ゆきむら(cxsw5719) 2008-07-22 07:25:56 |
ひろやす/伊藤さん、こんにちは。
宮脇俊三さんほどのネームバリューがあれば、もっと大規模な博物館でも集客できそうに思います。けれど、万事派手なことが嫌いだったという故人の遺志を尊重してか、地元の小さな文学館で、しかも事前の大々的なPRもなくひっそり始まったというところに、大いに共感しているところです。 会期中にもう一、二度行きたいなと思っています。 ゆきむら@TAMA City |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2008-07-22 21:58:10 |
ゆきむらさん、こんにちは。
> 宮脇俊三さんほどのネームバリューがあれば、もっと大規模な博物館でも集客できそうに思います。 たしかにそうですね。 それを敢えて > 地元の小さな文学館で、しかも事前の大々的なPRもなくひっそり始まった というのは、ご令嬢が亡きお父様の意志を尊重されてのことというのはありそうで納得できることですね。会期が比較的長くて9月15日までの約2ヶ月間というのもありがたいですね。 私も、機会があれば、会期中に寄ってみたいなぁと思っています。 伊藤 博康 |
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蓑谷典雄(frre7867) 2008-07-31 09:58:25 |
ゆきらむさん、ひろやすさん、こんにちは、蓑谷です。
私も先週の土曜日に見に行ってきました。 まず、入場券を買うカウンター前のミュージアム・ショップ、というより物販コーナーで足が止まってしまいますね。宮脇さん父娘の本はともかく、ちょっとした鉄道グッズ、さらには玉電ようかんや、なぜか銚子電鉄のぬれ煎まで。 で、やっとチケットを買うと、なんだか見覚えがある。これ、マルス券を模してあるんですねぇ。芸が細かい。(このチケットの画像をアップするのはまずいですよね?) 中へ入ると、宮脇さんご自身のグッズはゆきむらさんのご発言どおり見応えのあるものですし、全く予想していなかったものとして、絵本の共著がらみで黒岩保美さんの水彩画が数点。青函連絡船の絵なんか、ぜひレプリカを欲しいくらいでした。 でも、宮脇さんが編集された「中公ガイドブック」の実物を見られなかったのは残念でした。かつてわが家に、車窓風景描写が妙に細かいガイドブックが何冊かあったのですが、それが中公ガイドブックだったと思うので、確認したかったのですが。 PS #487は都合により削除しました。 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2008-07-31 16:56:44 |
蓑谷さん、ご無沙汰しています。
世田谷文学館で開催中の「宮脇俊三と鉄道紀行展」においでになりましたか。 > まず、入場券を買うカウンター前のミュージアム・ショップ、というより物販コーナーで足が止まってしまいますね。 おや、そんなところも用意されているのですか。 財布の紐を固く締めてから行かなくては(^^; > で、やっとチケットを買うと、なんだか見覚えがある。これ、マルス券を模してあるんですねぇ。芸が細かい。(このチケットの画像をアップするのはまずいですよね?) ほぉ、マルス券を模したチケットですか。 凝ってますねぇ〜 マルス券そのものに著作権があるかどうかは微妙ですが、それを模した入場券ということでしたら、著作権は世田谷文学館にありそうですね。これをそっくりスキャンすると、著作物の無断使用と判断される可能性があります。しかし、「こんな風なものでしたよ」という事実の補足の意味で画像を添付されるのでしたら、引用の範疇になるのではないでしょうか。そのために、例えば世田谷文学館をバックに撮ったチケットとか、手の上に載せて撮影したチケットとかの画像なら、著作物の無断使用にあたらない可能性が高いと思われます。少なくとも、それで世田谷文学館が訴訟をおこしてくる可能性は極めて低いですよね。 ということで、鉄道フォーラムとして「こうすれば大丈夫」と太鼓判を押すことはできませんが、著作権に配慮して画像を引用の範囲内でご紹介いただけると、大変ありがたいです。 ※著作権法って、一定の線引きがあるわけではないので、文章にすると回りくどいものになってしまいますね・・・ 私の文才の無さが原因かも知れませんが(^^; > 絵本の共著がらみで黒岩保美さんの水彩画が数点。 ほぉ、そんな展示物もあるのですか。 これは見てみたいですねぇ。 「中公ガイドブック」は見たことがないのですが、宮脇さんが立ち上げられたガイドブックでしたよね、たしか。 > かつてわが家に、車窓風景描写が妙に細かいガイドブックが何冊かあった なるほど、傾向からしてそれっぽいですね(^^) 古書店でもあまり手に入らない部類なのでしょうか? 伊藤 博康 |
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Mt.Tortoise(nvdh8312) 2008-08-02 17:17:02 |
蓑谷さん、ひろやす/伊藤さん、こんにちは。
私はこの入場券を手にしたときにはすぐ気が付かなくて、家に帰ってから改めてこれを見直して乗車券に似ているなと思いました。 でも、世田谷文学館が通常発行している入場券のデザインを知らないものですから、もしかするとこれが通常のデザインかもしれないとも思いました。 しかし、文字の配置が乗車券そっくりですし、また、この入場券には地紋が印刷されていて、普通の展覧会用の入場券では地紋をあまり見たことがないので、やはり乗車券を意識したデザインにした可能性は高いでしょうね。 この地紋には丸に「世文」とあるほか、小さなマークで本を開いた形の中に“S,B”とあります。この開いた本に“S,B”とあるのは世田谷文学館のロゴのようです。 もし乗車券を模したのだとすると、地紋はこの展覧会のためにわざわざ起こしたということかもしれませんね。ただ、いまはコンピュータソフトを使えばこういうものは簡単に作成できるでしょうからそれほど手がかかることではないでしょうけれど。 ちょっとついでながら、この展覧会の「協力」は小田急電鉄、京王電鉄、東京急行電鉄の3社となっています。これはおそらく世田谷区を通る鉄道会社がすべて入っているということでしょうね。鉄道関係の展覧会ということで、鉄道3社はなにがしかの費用を負担したのでしょうか。 Mt.Tortoise/T.亀山 |
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すー(きさらぎ)(uxux5688) 2008-08-04 22:42:42 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2008-08-05 18:34:34 |
すー(きさらぎ)さん、こんにちは。
今回の宮脇さんの展示会のポスターがあるのですか。 世田谷区内で貼られているのでしょうね。 > それが,どう見ても最近のJTB時刻表の表紙にそっくりなんですよね。。。 おや、そうですか。 ポスターもそのようにこだわっているとは(^^) 伊藤 博康 |
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ゆきむら(cxsw5719) 2008-08-06 06:52:17 |
すー(きさらぎ)さん、ひろやす/伊藤さん、こんにちは。
世田谷区のポスターがどのようなものかは分かりませんが、世田谷文学館入口前の看板に掲載されている写真は、JTB「旅」誌の2000年9月号で、「宮脇俊三の世界」という特集が組まれたときの表紙と同じ物です。 これは、餘部駅ホームで宮脇さんが右手をメガネに添えてポーズを取っている場面で、真島満秀さん撮影となっています。 今回の展覧会では、協賛や協力、後援のどこにもJTBの名前は出てきませんが、開催に当たって相当に尽力したことは間違いないでしょうね。 ゆきむら@TAMA City |
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すー(きさらぎ)(uxux5688) 2008-08-08 04:45:57 |
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Mt.Tortoise(nvdh8312) 2008-07-27 00:44:52 |
ゆきむらさん、ひろやす/伊藤さん、こんにちは。
私も先日この展覧会を見に行ってきました。この件、どなたかがすでに行ってこられて、どこかにご報告があるかと思いあちこち見たのですが「メディアプラザ」は盲点でした。ほかのところでご報告が見当たらないので[雑談室]に発言したところ、ひろやす/伊藤さんからコメントをいただきました。 この展覧会に気が付いたのは毎週水曜日の朝日新聞夕刊(関東版)に出る「展覧会一覧表」で、この表には絵画などを中心とした展覧会が掲載されるので、鉄道ファン向けとしてはちょっと見落としやすいでしょうね。 私も、自筆原稿、ノート、自作の時刻表など、見入ってしまいました。書斎を再現したもののほかに実際の書斎の写真がありましたが、その中の書棚に時刻表がきちんと発行月順に並べられていて几帳面な方だったのだなと、感心しました。 この展覧会の展示内容や開館日、観覧料などについては、ゆきむらさんの発言にある世田谷文学館のサイトに紹介されています。 Mt.Tortoise/T.亀山 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2008-07-27 01:16:56 |
Mt.Tortoiseさん、メディアプラザへの転線をありがとうございました。
> どこかにご報告があるかと思いあちこち見たのですが「メディアプラザ」は盲点でした。 こういうときには、トップページ(https://www.railforum.jp/)左側の「掲示板」のところにある「検索」機能をご利用下さい。 いま、同検索機能で「世田谷文学館」と入力して検索しましたが、添付画像のような結果ができました。当メディアプラザで5発言があることが判りますよね。 【雑談室】の2発言は、Mt.Tortoiseさんが先にされた発言と、それに対する私のコメントです。 「鉄道フォーラム」と「倶楽部鉄道フォーラム」は別々に検索しなければならないところがちょっと面倒かと思いますが、ログインしなくても使える、実に便利な機能ですので、折に触れてご利用下さいね。 ところで、同展では > 私も、自筆原稿、ノート、自作の時刻表など、見入ってしまいました。 でしたか。ゆきむらさんと同じ感想でいられますね。 それだけ、訴えてくるものがある展示なのでしょうねぇ。 機会をみて行かなければ・・・ 伊藤 博康 |
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瀬端 浩之(nwry2218) 2008-08-19 08:09:37 |
ゆきむらさん、みなさん、こんにちは。
私も先日、世田谷文学館に行ってきました。静かないい建物で、ゆっくり心おきなく宮脇さんの世界を楽しんできました。 さて、その入り口の物販コーナーで、む宮脇さんの長女・灯子さんの新刊が発売されていました。タイトルは『父・宮脇俊三が愛したレールの響きを追って』。(JTBパブリッシング・税別1,500円) 宮脇さんが特に気に入っていた線区を、灯子さんが訪ねた旅行記です。宮脇さんが書かれた著作の中を引用し、父が感じたことを灯子さんが追体験しています。親子じゃなければ、娘でなければ書けないような文章に、家庭での宮脇さんの一面まで見えてくるような気がしました。 ご参考までにJTBパブリッシングのURLです。 http://www.rurubu.com/book/detail.asp?ISBN=9784533072000 内容については、こちらのほうが詳しく紹介しています。 http://press.onbiz.yahoo.co.jp/pr/ShowPrLeaf/id/C0004014_PR000000110 宮脇さんの新作はもう読めないでしょうけれど、今度は灯子さんが活躍されるようになるかもしれませんね。 gca01272@nifty.com 瀬端 浩之 (汽車旅フォーラム・「談話室」にも投稿しています。) |
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