ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-10-19 22:47:40 |
都電とC62の走りで話題になった「ALWAYS 三丁目の夕日」は、日本アカデミー賞などを総なめにして話題となりました。その続編が制作され、公開されることになり、東宝から鉄道フォーラムに関連情報をいただきましたので、ここにご紹介いたします。
ちなみに、今回の注目は特急「こだま」です。もちろん、都電も出てきます! なお、内容から、当発言は本館「NEWS RELEASE:全般」「メディアプラザ」掲示板のほか、倶楽部の「鉄道歴史談話室」掲示板でもご紹介します。 鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康 東宝株式会社 会いたい人がいる。待っている人がいる。 ALWAYS 続・三丁目の夕日 解説 Introduction 2005年11月に公開された「ALWAYS 三丁目の夕日」は、興行的大ヒットもさることながら、日本アカデミー賞など映画賞を総なめにし、さらには再び日本に「昭和」ブームを巻き起こすなど「映画」という枠を超えた「社会現象」になりました。 あれから2年。続編を望む数多くの声に応えて「ALWAYS」が遂にスクリーンに帰ってきます。 原作は発行部数1800万部を超え、国民的コミックと呼ぶにふさわしい西岸良平氏による「三丁目の夕日」(小学館)。そして、古岡秀隆、蛙真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、三浦友和、薬師丸ひろ子らの出演人、監督・脚本・VFXの山崎貴を始め前作と同じキャスト・スタッフに新たな豪華出演メンバーも加わり、昭和34年の東京を舞台にした心温まるストーリーが紡がれていきます。主題歌を担当するのはBUMP OF CHICKEN。彼らの甘くせつない歌声が物語を一層盛り上げていきます。 すべての日本人に贈る希望と感動の物語「ALWAYS 続・三丁目の夕日」。足非、ご期待下さい。 Story 物語 昭和34年春。東京オリンピックの開催が決定し、日本が高度経済成長時代に足を踏み入れることになるこの年−。黙って去って行ったヒロミを想い続けながら、淳之介と暮らしていた茶川のもとに、川渕が再び淳之介を連れ戻しにやって来ます。人並みの暮らしをさせることを条件に淳之介を預かった茶川は、安定した生活をするため,そしてヒロミに一人前の自分を見せるために、一度はあきらめていた“芥川賞受賞”の夢に向かって再び純文学の執筆を始めます。 一方、鈴木オートでは、六子も一人前に仕事をこなせるようになり、順調に取引先が拡大し始めていました。そんなある日、鈴木家に新しい家族が加わります。則文の親戚が事業に失敗したため、その娘の美加をしばらく預かることになったのです。一平はちょっぴり反発するものの、美加を温かく迎え入れる則文、トモエ、六子。しかしお嬢様育ちの美加は、お手伝いさんのいない生活に少々戸惑い気味……。 さらに宅間先生やタバコ屋のキンほか、おなじみの人々はもちろん、六子の幼なじみの中山武雄なども加わり、夕日町三丁目では、以前にも増してにぎやかで、人惰味溢れるやりとりが繰り広げられているようで……。 TOPIC:乗り物 ★特急こだま号 新幹線開業前に東京、大阪間を走っていた東海道線の特急。昭和33年11月1日に開通し、二都市を6時間50分で結んでいた。新幹線ではないのでご注意のほど。先頭車が通過すると“緑”から“赤”に変わるというこだまの信号を、画面に登場させるようリクエストした阿部プロデューサー(大の鉄道ファン)は、「こだま号は時代のアイコンなんです。僕らの憧れでした」と語っている。 車内のシーンは大阪市の交通博物館の車両をお借りして撮影した。一方、ヒロミがこだま号に乗り込むシーンは、神戸の川崎重工業本社に残っていた実機を使って撮影された。ずっと雨ざらしになっていた車体を、ちょうど新社屋の前に展示する計画があったところに、スタッフが連絡を取り、撮影に使わせていただくことに。車体が劣化していたので、社屋前への移動は不安もあったようだが、無事引越し成功! 新たに塗装も施し、車体の横にホームを作って、撮影が行われた。 ヒロミが乗った特急こだま号が線路を走っていくカットは、45分の1スケールの模型をHINODE MODELの岸さんにお借りした。スタジオにレールを作り、汚しをかけた模型をブルーバックの前で走らせて撮影。そのカットに合成された線路の道は、実は羽田空港近くの道として使われた土手と同じ。一度で二度おいしい場所であった。 ★飛行機(DC−6B) 昭和29年日本航空が初の国際線定期便(東京⇔サンフランシスコ線)を開設した際に導入した飛行機。アラスカでは今でもDC−6が飛んでおり、録音部はその“音”をアラスカまで録音しに行った。この飛行機も「当時の子供たちのアイコン」とのことで、阿部プロデューサーが絶対登場させたかったたものの一つ。 ★ミゼット 前作にも登場していたミゼット。実はこの型の発売は昭和34年だが、昭和30年代を表す記号の一つとして、監督の強い要望で、1年タイムスリップさせた設定で使われていた。ちなみに、動態保存されているこの形のミゼットは日本に数台しかない。 ★ラビットジュニア 富士重工のスクーター。宅間先生の愛車である。「前回は壊れてしまって、何時間か待ったりして大変でしたけど、今回は元気に走ってくれてよかったです(笑)」(三涌友和) ★スズキのミニフリー 六ちゃんが最初に修理している原動機付き自転車。動態保存されているものをコレクターの方からお借りした。 ★トヨタクラウン 川渕社長の車は、前作と同じく、昭和30年に発売開始した初代トヨタクラウン。撮影で使われたものは昭和32年製。 ★都バス 石川県にある日本自動車博物館からお借りした。色は美術の上條氏が選択。色は塗れないのでカッティングシートを全面に貼ってある。 11月3日(祝・土)全国東宝系ロードショー 詳細や予告映像は→ www.always3.jp |
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みかん山/中井(babr3816) 2007-10-20 17:16:44 |
前作も見たのでたぶん見に行くと思います(^^)
映画館では夏頃から盛んに予告編が流れていました。 当初は、JALの旧塗装が懐かしいDC−6と「こだま」の走行シーンでしたが、10月に見たときはホームのシーンが入ったものに差し替えられていました。 映画の公式サイトでも予告編を見ることができます。 「予告編2」にホームのシーンが、「1」にDC−6と走行シーンが出てきます。(一瞬ですけど) ところで川重に181系が保存されていたのですか。知りませんでした。 ちなみに前作のC62が到着した上野駅のシーンは梅小路で、利根川鉄橋という設定の走行シーンは遠賀川鉄橋で撮影したものを合成したそうですね。 みかん山/中井 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-10-21 16:52:38 |
みかん山さん、こんにちは。
> 映画館では夏頃から盛んに予告編が流れていました。 > 当初は、JALの旧塗装が懐かしいDC−6と「こだま」の走行シーンでしたが、 そうですか。 前作が超話題作だったこともあり、今回も力が入っていますよね。 ちなみに、私は前作をDVDで見ました。 で、今回はリリース文をいただいたように制作・配給側とコンタクトできた関係で、去る15日に行われた完成披露試写会に招待いただき、一足先に見させていただきました。 感想を一言でいうと、「とても心温まる内容だった」ということです。 最後、スタッフロールが流れているときには、ほんとうに温かい気持ちになっていて、自分ながら驚きました。 前作では原作が漫画だと思わせるドタバタ部分がありましたが、今回は前作の延長ということで、いきなり昭和34年の三丁目に入っていきます。もっとも、冒頭の部分はちょっと違っていて「一体どうなってるの?」と驚かされましたが・・・ また、前作で未解決だった三丁目の人たちの立場等が、それぞれに今作で結論を出す形になっています。ですから、前作をご覧になった方には見逃せないと思います。また、今作をご覧になる方は、できれば事前に前作をご覧になってからにされると、より内容を深く味わっていただけると思います。 例えば、前作は昭和33年の設定でしたので、東京タワーが建設中だったんですね。それが、今作は昭和34年の設定ですので、東京タワーが完成しています。都電も、前回は緑にクリームの旧塗装でしたが、今回はお馴染みのクリームに赤帯の車両が登場します。 クライマックスに登場する特急「こだま」も、昭和33年11月1日の運転開始ですから、前作のC62と対比できるわけですね。わずか1年の違いを、このように表現しているところも見物かと思います。 > ところで川重に181系が保存されていたのですか。知りませんでした。 川重の兵庫工場に保存されているのは、トップナンバーなんですよね。 クハ181−1で、製造当初はクハ26001。昭和34年6月1日の車両称号規定改正でクハ151−1となりましたので、この映画の状況からすると、クハ151と改称した後に乗車したくらいかな? と、そんなことまで考えました(^^; 伊藤 博康 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-10-21 16:52:36 |
先にご紹介した「ALWAYS 三丁目の夕日」の「解説」部分で、一箇所誤字がありましたので、ここに謹んで訂正いたします。
誤 : 蛙真一 ↓ 正 : 堤真一 鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康 |
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平岡良一(mwhh3903) 2007-11-05 16:42:07 |
鉄道が登場する映画のご紹介です。既にみなさんからご紹介等いただいていますが、取り敢えずのまとめの意味で…。
【題名】 ALWAYS 続・三丁目の夕日 【区分】 実写 【製作】 2007年、日本 【監督】 山崎 貴 【公開】 2007年11月3日 【登場する鉄道事業者等】 ・日本国有鉄道 181系特急「こだま」 … 東京駅停車シーン、走行シーン、車内風景 80系電車 … 東京駅停車・進入シーン 東海道線のものと思われる機関車の汽笛など ・東京都交通局 6000形 … 日本橋他での走行シーン 【その他】 ・時代設定は昭和34年 ・こだま号が疾走するシーンは、手前に田圃が広がる築堤の複々線区間ですが、どの辺りを想定しているのでしょうか。 ・東京駅のシーンで見られる80系電車は、側窓の形から全金車ではないようで、また先頭のクハも初期の3枚窓車のように見えました。 ・登場する都電の車両は全て6000形のようですが、塗色は深緑とクリームのものの中に、1両だけ黄色に赤帯のものが混じっていました。なお全てCGでの作画だとか。 ・画面に映る都電の架線も、実に細かく再現されています。ビューゲルが通過する時の押上量は、もっと大きい方が実感的だったのではないかと… (^^;。 ・エンドクレジットでは、ロケ地協力に川崎重工業・交通科学博物館、撮影協力にJR西日本ロケーションサービスが出ていました。舞台は東京の映画ですが、撮影にはJR西日本グループが協力していたようです。 ・映画公式ホームページ: http://www.always3.jp/ 【鑑賞】 2007年11月5日、MOVIX柏の葉にて 平岡良一 |
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平岡良一(mwhh3903) 2007-11-05 16:52:22 |
ちなみに川崎重工はこの映画に協賛として名を連ねており、同社のサイトで協賛のテレビCMを見ることができます。また小さいですが、兵庫工場での撮影風景の写真も掲載されています。
平岡良一 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-11-06 00:38:28 |
平岡さん、こんにちは。
私は縁あって一足早く、完成披露試写会で見ることができた「ALWAYS 続・三丁目の夕日」ですが、今日、公開後に改めて観に行ってきました。 さて、まとめていただいた中で、分かっている部分について補足しますね。 > ・日本国有鉄道 > 181系特急「こだま」 … 東京駅停車シーン、走行シーン、車内風景 昭和34年ですが、「こだま」が登場するシーンは秋ですので、151系です。 「ALWAYS 続・三丁目の夕日」に関する資料等には20系と書かれていますが、昭和34年6月1日に称号改正があり、ここで20系から151系へと変更となりましたよね。で、映画は同年の春からはじまるのですが、夏のシーンを終えて長袖になっているときですので、同年の秋。つまり、151系ということになります。 また、東京駅丸の内側に陽が差していますので、乗車した「こだま」は午後の発車となりますから、16時発の「第2こだま」となりますね。 > ・こだま号が疾走するシーンは、手前に田圃が広がる築堤の複々線区間ですが、どの辺りを想定しているのでしょうか。 ビッグコミックオリジナル増刊の「ALWAYS STYLE」という雑誌に詳述されているのですが、鶴見付近を想定しているそうです。そのために、架線柱が複々線になっています。 > ・東京駅のシーンで見られる80系電車は、側窓の形から全金車ではないようで、また先頭のクハも初期の3枚窓車のように見えました。 ですね。 私もそのように見えました。 80系が停まっているところに、東京着の80系が到着するんですよね。 > ・登場する都電の車両は全て6000形のようですが、塗色は深緑とクリームのものの中に、1両だけ黄色に赤帯のものが混じっていました。なお全てCGでの作画だとか。 おっと、実は、最初の日本橋のシーンでは全部緑にクリーム色の旧塗装なんですよ。その後、東京タワーをバックに走るところでこの旧塗装車と、黄色に赤帯の新塗装車がすれ違います。さらに、最後の日本橋のシーンでは、平岡さんが記されたとおり、最初の1両だけが旧塗装で、その後は全て新塗装になるんです。この変化でも、時の流れを表現しているのですね。 > ・画面に映る都電の架線も、実に細かく再現されています。ビューゲルが通過する時の押上量は、もっと大きい方が実感的だったのではないかと… (^^;。 やはり、そう感じましたか。実は、私もそれを感じて、プロデューサにその旨を伝えましたが、流石にそこまでCGで凝るのは難しい様子でした。 伊藤 博康 |
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平岡良一(mwhh3903) 2007-11-06 20:18:32 |
ひろやすさん、こんにちは。
>>昭和34年ですが、「こだま」が登場するシーンは秋ですので、151系です。 これはこれは失礼しました。確かに151系ですね。しかし昭和30年代後半生れで、しかも「しおじ」「うずしお」などの山陽特急を見て育った私としては、「あの電車=181系」になってしまうんですよ (^^; 150番台だと、自動的に153系になりますねぇ。 >>鶴見付近を想定しているそうです。そのために、架線柱が複々線になっています。 なるほど、鶴見付近ですか。ちゃんと架線柱も、2線ずつ高さや形が変えてありましたね。 >>さらに、最後の日本橋のシーンでは、平岡さんが記されたとおり、最初の1両だけが旧塗装で、その後は全て新塗装になるんです。この変化でも、時の流れを表現しているのですね。 それは全然気が付きませんでした。それだけ私の目があの街の風景に馴染んでしまっていたということなのでしょう。 平岡良一 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-11-07 01:30:32 |
平岡さん、こんにちは。
> 「しおじ」「うずしお」などの山陽特急を見て育った私としては、「あの電車=181系」になってしまうんですよ (^^; なるほど・・・ 私は181系というと「とき」のイメージでして、東海道本線はやっぱり151系だろうと思うわけです。この辺り、まさに生まれ育った地域の違いがでてしまいますね(^^) ちなみに、私の場合、特急「こだま」は何度か見ていますし、一度だけ乗ったこともあります。横浜〜名古屋間で、食堂車に行きましたので昭和35年以降ですね。乗ったことだけ記憶しているのですが、親が言うには、どうしても乗りたいとしつこくねだったので、準急「東海」で良いのに、復路だけ無理して特急「こだま」利用にしたそうです(^^; 伊藤 博康 |
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こぶこぶ/来住 憲司(hxce9302) 2008-07-15 21:55:05 |
みなさん、こんにちは。
たぶん、話題にはなっていないと思いますので。 交通科学博物館では、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」のミニ展示会をやっていましたが、それによれば「こだま」の車内のシーンは、同館に展示のキハ81の車内で行ったそうです。確かにクハ151の車内と似てますからね。違いが判りやすいのは、座席の背面で、モケット張りの151系に対しキハ80系は化粧板でした。映画では座席の背面で写りましたっけ? 私は気づきませんでした。 外観は綺麗な川重のクハ151ですが、車内は荒れていたのでしょうか? こぶこぶ/来住 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2008-07-17 01:27:12 |
こぶこぶさん、こんにちは。
交通科学博物館で「ALWAYS 続・三丁目の夕日」展をやっていることは、「NEWS RELEASE:全般」掲示板#319で知っていましたが、「何故?」と疑問でした。 そういえば、あのクライマックスを演出する「こだま」内の場面は、交通科学博物館のキハ81車内でしたね。うっかり忘れていました。 > 映画では座席の背面で写りましたっけ? 座席を向かい合わせにして撮影していましたが、この背面が映らないようにという配慮もあったのかも知れませんね。これには気づきませんでした。公開前に、同映画のプロデューサにいろいろと制作過程の話を聞かせていただく機会があったのですが、東京発の時点で座席を向かい合わせにしているのは本来おかしいけど、カメラアングルの都合でこのようにせざるをえなかったと聞いていました。 > 外観は綺麗な川重のクハ151ですが、車内は荒れていたのでしょうか? そうではなく、モケットがオリジナルではなかったのではないでしょうか。 予想ですけど・・・ 伊藤 博康 |
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こぶこぶ/来住 憲司(hxce9302) 2008-07-26 23:57:35 |
ひろやす/伊藤さん、コメントありがとうございます。
>そうではなく、モケットがオリジナルではなかったのではないでしょうか。 川重のクハ181は、私が自分自身で企画した高校鉄研としての工場見学当時にはもうありましたので、少なくとも昭和52〜53年には、保存されていました。この時代はまだ、座席はオリジナルだと思うので、保存開始当時のままなら、オリジナルだと思うのですが。 こぶこぶ/来住 |
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平岡良一(mwhh3903) 2007-11-06 20:32:32 |
鉄道には関係ありませんが、私の友人の間では冒頭の2〜3分のシーンが大いに受けております。余りに衝撃が大きすぎて、後の本編に集中できなかったという話も…。
まあこれだけでもお金払って観に行く価値はあります(^^) 平岡良一 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-11-07 01:30:30 |
平岡良一さん、こんにちは。
> 鉄道には関係ありませんが、私の友人の間では冒頭の2〜3分のシーンが大いに受けております。 なるほどねぇ〜(^^) 私は、「話が違うぞ、なんだこれ?」と思いました(^^; 山崎監督としては、まず冒頭で前作のイメージをリセットして、そこから続編をはじめたいということであの冒頭シーンに力を入れたということのようです。インパクトがありますよね。東宝さんでないとできない芸当ですし(^^) 伊藤 博康 |
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こぶこぶ/来住 憲司(hxce9302) 2007-11-17 03:20:37 |
いまさらの感もありますが、ようやく見てきました。
冒頭のシーン以外では、基本的に真面目な邦画らしい脚本になっており、基本は真面目だが遊び心がある原作の良さが薄くなった感があるのは、ちょっと残念でした。それはさておいても、冒頭のシーンは良かったですね。日本のCG合成も、このレベルになったかと感慨深いものがありました。あの続きが見たいです。 DC-6は、実機の音を録音にいっただけの事はありますね。ダグラスでは最後のレシプロ4発機のはずで、レシプロらしい音は感激物でした。 東京駅の80系は、交通科学博物館の保存車を参考にされたので、あのような画になったのでしょうね。日本の鉄道における功績を考えると80系の前面2枚窓の保存車がないというのが、信じられないですね。それがこういう映画に影響を与えているのですね。あとは丸の内駅舎内の広告幕に「展望車 つばめ・こだま」というのが読み取れたのですが、時代が少し合いませんね。パーラーカー誕生の広告だと思いますが、1959年秋という設定の時代には半年ぐらい早そうです。たぶん、当時の東京駅の資料写真を参考にされたのでしょうが、他の詰めが細かいだけに気になってしまいました。 ローラー式絞り機が付いた洗濯機も、実用だった時代の記憶があるだけに懐かしかったですね。 日本橋のシーンでバックに登場するレンガ造りの帝国製麻本社ビルが印象的でしたが、実際にあった会社名とビルだったのですね。同社の後身である帝国繊維のサイトにある写真は、まるで映画のワンシーンのようです。(http://www.teisen.co.jp/profile/profile.htm#SEC2) あれだけ実感的なCG映像が可能なら、昭和30年代のドキュメンタリーを模した映画とかテレビ番組が製作できそうですね。 こぶこぶ/来住 憲司 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-11-17 18:18:24 |
こぶこぶさん、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」をご覧になりましたか。
> いまさらの感もありますが、ようやく見てきました。 いえいえ、封切りが今月初頭で、少なくとも正月明けまでは上映するとのことですので、まだまだ十分にはじまったばかりですよ(^^) ちなみに、前作では評判が評判を呼んで、半年間のロングランになったそうです。今作も封切り直後から観客動員数が多いと話題になっているようですので、ロングランになるかもですね。 > 冒頭のシーンは良かったですね。日本のCG合成も、このレベルになったかと感慨深いものがありました。あの続きが見たいです。 私にはその価値観がよく分からないのですが(^^; この冒頭部分を評価する声は多いようですね。 > DC-6は、実機の音を録音にいっただけの事はありますね。ダグラスでは最後のレシプロ4発機のはずで、レシプロらしい音は感激物でした。 この「音」については、二つの映画館でこれまでに見ましたが、やはり音響の良い映画館で聞くとその差がはっきり感じられました。音にこだわる方には、できるだけ音響の良い映画館でご覧になることをお勧めします。とはいえ、どこが良いのか、私には基礎知識がありませんが・・・(__; > 丸の内駅舎内の広告幕に「展望車 つばめ・こだま」というのが読み取れたのですが、時代が少し合いませんね。 おや、これは気づきませんでした。 「つばめ・はと」であれば展望車で良いわけですが「こだま」ではご指摘の通り合いませんねぇ。もう今更どうしようもないですが、制作側に伝えておきますね。 > あれだけ実感的なCG映像が可能なら、昭和30年代のドキュメンタリーを模した映画とかテレビ番組が製作できそうですね。 CGだけでなく、ちゃんと川重と交通科学博物館で実車を使うなど、その融合を見事にしているところが素晴らしいですよね。今後の映画に影響を与えるCG作品となるのかも知れませんね。 伊藤 博康 |
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相澤 興基(あいざわ こうき)(esmm4611) 2007-11-18 23:02:02 |
みなさんご無沙汰してます。
レスが遅れすいません。 私も初日にて「ALWAYS続三丁目の夕日」 拝見しました。 舞台挨拶(銀座の日劇)の回は@ぴあのみの 直接販売で最近は抽選方式を採用しているケースが多いのが 現状で直接販売は発売初日ですでにパンク状態で30分位で ようやく接続可能なレベルですでに完売を予想してNG、2回目の 会でも満席私のみた映画館は109シネマのグランベリーモール内の (東急田園都市線南町田駅)の良・席・予約の機能を使い初日の会をGET 、朝一番でまずはオリヲン座からの招待状、2回目の会にてなんとか観れました 客入りは満席とまでなりまんでしたが、8割型の入場かなというよう な感じがしました。作品自体は前作に比べ、新鮮さがあまりない気もして 話自体も前作に比べ 相当落ちた気ももします。 東京は日本橋なんか高速道路をとれば、福岡の中洲とイメージと 同じ様な気(私だけでしょうか・・?)してしょうがない様な 雰囲気が伺えますが・・? また、今回、期間限定ですが、 JALサイト(正式にはJALのTOKYOツアー)で紹介されているオープンカフェーの お店がJRの神田駅のガード下のTRAVEL CAFEにて 昭和のカレーなんか500円で食べられるそうです。 (私も11月17日にいってきました。) ALWAYS続三丁目の夕日の写真もあります。 営業時間等は以下HPを参考にしてみてください。 http://www.travelcafe.co.jp/shop/kanda/index.shtml http://www.jal.co.jp/tours/jaltours/tokyo/point/index.html http://www.jal.co.jp/tours/jaltours/tokyo/course/s01.html アイザワ・コウキ (HZB04327@nifty.com) |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-11-20 00:39:39 |
あいざわ こうきさん、こんにちは。
初日にご覧になるとは、なかなか気合いが入っていますね(^^) 初日の観客動員数は、15時の段階で前作の初日比280%(参考:eiga.com 内「映画ニュース」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」初日、待望の続編に観客総立ち!)ということですし、公開9日間で190万人、興行収入15億円突破(参考:FujiSankeiBusiness ランキングランド映画観客動員数 邦画上位2作、100万人突破 )と予想通りの好結果でスタートしたようですので、初日に観るのは大変だったことでしょう。 ところで、 > 作品自体は前作に比べ、新鮮さがあまりない気もして > 話自体も前作に比べ 相当落ちた気ももします。 という意見は初耳です。 私はまだそんなに多くの方の意見を聞けているわけではないですが、前作を上回るシナリオという見方が多く、なかには前作が「前編」で、この「続」が「後編」みたいだという意見もありました。前作の出来が良かったのは周知の事実ですが、それを上回っているというのが大方の感想のようで、私自身もそう感じました。 個人的な感想としては、前作が鑑賞後に爽やかになったのに対して、「続」では、ふつふつとした温かい気持ちにさせられました。人と人のつながりが主題の映画ですから、この辺りは個々人の生き方や性格によって大いに変わってくるのかも知れませんね。 伊藤 博康 ※掲示板車掌からのお願い あいざわさんは、毎行末に改行を入れていられますが、何かよほどの意味をもたせていられますでしょうか。もし、大きな意味がないようでしたら、ブラウザの横幅は人それぞれ違っていて、横幅によってはとても読みにくい文章になってしまいますので、行末改行はしないようにしていただくことをお願いします。通常の日本語のように、段落末だけ改行して、それ以外は改行せず句読点で続けていくわけですね。より多くの方々に読みやすくなるよう、できるだけご協力のほどお願いいたします。 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-11-20 00:39:37 |
> 丸の内駅舎内の広告幕に「展望車 つばめ・こだま」というのが読み取れたのですが、時代が少し合いませんね。 と、こぶこぶさんからご指摘のあった件について、制作側のプロデューサに問い合わせてみました。 この「こだま」乗車のシーンは、昭和35年春先の設定だそうです。 クリスマスのシーンのあと、少々期間を飛ばしているためだそうです。 というのも、芥川賞の締切は11月頃なのですが、候補選定は年を越して1月下旬から、最終選考はさらに後ということで春先になるそうです。 映画ではこの間も描写すると間延びしてしまううえ、上映時間も長くなってしまうので、敢えて省略したそうです。 とはいえ、パーラーカー登場と「つばめ」の151系化は昭和35年6月1日からですから、ちょっと早いんですよね。ここは、「予告広告」と受け取っておくのがよいのでしょうか(^^) 伊藤 博康 |
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