メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1165 【松竹映画】RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 5/29(土)〜全国ロードショー
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-04-15 15:46:03
一畑電車のデハニ50形が活躍する映画が、来る5月29日(土)に公開されます。同映画配給元の松竹様から、映画の概要と特別試写会のご案内をいただきましたので、ここにご紹介致します。
なお、内容から「NEWS RELEASE:全般」「メディアプラザ」とともに、倶楽部鉄道フォーラムの「私鉄【西日本・四国・九州・沖縄】」掲示板でもご紹介致します。
鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康



RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語
 5月29日(土)全国ロードショー

 (C)2010「RAILWAYS」製作委員会 


■タイトル : RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語
■製作総指揮: 阿部秀司
■監  督 : 錦織良成
■脚  本 : 錦織良成 ブラジリィー・アン・山田 小林弘利
■キャスト : 中井貴一 高島礼子 本仮屋ユイカ 三浦貴大・奈良岡朋子
■企画・制作プロダクション:ROBOT
■配  給 : 松竹
■製作委員会: ROBOT、博報堂DYMP、松竹、テレビ朝日、小学館
        日本海テレビ、衛星劇場、京王エージェンシー、他
■公式HP : www.railways-movie.jp 
■クレジット: (C)2010「RAILWAYS」製作委員会 
■主 題 歌: 「ダンスのように抱き寄せたい」松任谷由実



        ただ、がむしゃらに生きてきた。
  しかし、気がつくと、家族はいつしか家族ではなくなっていた。
 妻の気持ちも、娘の気持ちも分からない。自分の気持ちさえも・・・
だから、私は決意した。自分らしさを取り戻し、私らしく生きるために。

解説
家族とは?人生にとって本当に大切なものとは?心に響く感動作、誕生。
筒井肇は、一流企業に勤める49歳。近々、昇進も決まり、会社での立場は確立。しかし、家庭を顧みない肇から、妻や娘の心は離れる一方だった。そんなある日、田舎で一人暮らす肇の母親が倒れたとの連絡が入る。追い討ちをかけるように、同期の親友が事故死したという知らせが。久しぶりに帰った故郷で、肇は想う。上り調子で来たはずのこれまでの人生。ただ目の前の仕事に追われ、走り続けてきた日々。家族を気遣う余裕もなく、母親にはまだ親孝行の一つもしてやれていない。気がつくと、すっかり息切れしている自分がいる。「俺は、こんな人生を送りたかったのか・・・?」そして肇は、決意する。子供の頃、母親に語った自分の夢、"バタデン"の運転士になることを。

いつからでも、人は前に進むことができる。
50歳を目前に受ける入社試験、若手に囲まれての研修、憧れだったバタデンの運転。無謀にも、夢に挑むその姿が、やがてばらばらに離れた家族の心を引き寄せてゆく・・・。自分らしく生きること。肇にとってそれは、夢だった電車の運転士となり、誇りを持って仕事に打ち込むこと、そして何よりも家族を大事に想う気持ちでした。大人になっても、いつからでも、人は前に進むことができる。自分の人生にとって、本当に大切なことに気づいた主人公の生き方が勇気と希望を与えてくれる、心に響く感動作、それが「RAILWAYS」です。

「ALWAYS 三丁目の夕日」の企画・制作ROBOTが贈る、心温まる感動
夢に向かって奮起する主人公・肇を中井貴一。ハーブショップ経営という自分の夢を叶える一方で、夫とのすれ違いに悩む妻・由紀子に高島礼子。それぞれが自立しながらも、夫婦であり続けるという、現代の夫婦間の微妙な距離を演じきります。何をやりたいのか分からず悩む大学生の娘・倖に本仮屋ユイカ、幾つになろうとも息子をわが子として温かく見守る母親に、奈良岡朋子。そして本作で役者デビューを果たす三浦貴大が、肇の同僚で、故障でプロ野球の選手になるという夢を諦め運転士になった宮田を演じます。エグゼクティブプロデューサーには「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズを企画・制作したROBOTの阿部秀司。監督は、自身も島根出身の錦織良成。主人公の心情をさらに豊かに彩る主題歌を松任谷由実が手がけます。

スクリーンに広がる大自然と、日本最古級の電車が紡ぎだす美しい田園風景
肇が子供の頃、憧れた電車・バタデンは、島根県東部を走る一畑(ルビ:いちばた)電車の愛称。創業・明治44年(1911年)以来、廃線の危機も乗り越えながら地方の足として、今尚ひた向きに走り続けています。映画にも登場するデハニ50形は荷物室を備えた日本最古級の電車として、鉄道ファンにも広く愛されています。島根を舞台に描かれるのは、そこに暮らす人々の温かさ、再び紡がれる家族の絆。そして、出雲の大自然を走るバタデンと美しい田園風景が、現代の我々が忘れかけている日本の原風景を思い起こさせてくれます。
撮影日:
撮影場所: 「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
キャプション: (C)2010「RAILWAYS」製作委員会 / 5月29日(土)全国ロードショー
画像サイズ: 640×683(50%表示)
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1166 (Re:1165) 【松竹映画】RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 製作総指揮:阿部秀司インタビュー
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-04-15 16:01:45
PRODUCTION NOTES
阿部秀司(製作総指揮) インタビュー


大人になっても、夢をもっていい 〜企画・キャスティング
 そもそも、この企画は、錦織良成監督の出身地、島根を走る「一畑電車」を舞台に、監督がプロットを起こした企画が基になっています。最初のプロットでは、リストラされたサラリーマンが地方私鉄の運転士になってゆくという話だったのですが、ドラマの展開としては少々ありがちなイメージを受けました。むしろ絶好調でサラリーマン生活をおくっている男が、何らかのきっかけで、現在の職を捨て、電車の運転士になるという物語の方が、何故?と、いう興味もわくし、ドラマとしておもしろいんじゃないか。最初のプロットから、ぼくはこの物語の主人公より10歳ばかり上だけど、それの方が、共感できると。ぼく自身、36歳の時に会社を辞めて、独立して、いまの会社を創りましたが、人が職場を変えるという理由には大きくわけて二つの種類があると思うのです。会社が嫌だ、面白くないから辞める。もう一つは、会社はおもしろいんだけど、自分の更なる飛躍のために、または「夢」をかなえるために辞める。周りにインパクトを与えられるのは当然、後者の方で、潔く辞めることで、次に進む勇気が周りを動かしてゆく力になるという体感が有ったんです。
 主人公の筒井肇のように大手企業につとめ、取締役寸前の男が、それを捨て、自分が子供の頃憧れていた電車の運転士になるというその想いは、閉塞感のある現代にあっていると思いました。監督、プロデューサーと、何度も議論を重ね、映画らしい、いろいろなハードルを設定しました。プロットから、脚本まで一年近くかけて練りなおし、完成しました。

これほどまでこだわって、鉄道を描いた映画は他にない 〜撮影
 ぼく自身、鉄道を知っている分、鉄道をテーマにした映画を撮ることに相当の制約があることはわかっていました。だから、鉄道ファンがこの映画をみても「鉄道のことが解っている!」と、満足していただけるよう、自分のハードルをさらにあげました。
 鉄道は、基本的に公共交通機関ですから撮影といえども、通常の運行に支障を与えることはできませんし、そのうえ架線には常に高圧電流が通っていて危険も伴うので、撮影前にはスタッフ全員で安全の確認を入念に行いました。自分の基準の中で、できるだけディテールには凝りたいのですが、今回は走行音も大きな要素です。
 今回のもう一つの主人公は、デハニ50形という昭和初期に製造された電車です。吊りかけ式という、現代の電車とは異なる駆動装置で走っています。そのため、走行音がいまの電車とは全く違うのです。その他にも、ブレーキの軋み音や、コンプレッサの音などデハニ独特の個性ある音が発生します。そのため、録音のための専用の電車を走らせていただきました。また、ダビングの際には、撮影時にお世話になった電車テクニカルアドバイザー(この映画ならでは)の方にスタジオまでお越しいただき、細かいチェックまでしていただきました。こういうことも含め、一畑電車の全面協力なくしてこの映画は成立しませんでした。撮影に立ち会っていただくだけではなく、電車の撮影のためには数日前に撮影用のダイヤを組み、関係部署の方々に伝えなければなりません。したがって、そのシーンの撮影が終わると、さらに先のシーンまで数日後のダイヤを組まなければなりません。助監督と、一畑電車の方々で毎日深夜まで組み替えのすり合わせをしていました。
 今回の映画はCGを使う予定は無かったのですが、一カ所だけ使いました。それは、運転士の訓練を受ける中井さんのシーン。京王電鉄の訓練センターの撮影は夏。しかし、映画の設定上は冬です。そのため、リアリティーをだすため、中井さんの吐く息を白くしました。
 今回の、ロケ地である島根はふしぎな魅力のあるところで、皆さん、行くと、必ず好きになる。スタッフだけでなく、中井さん、高島さんはじめ、初島根という方が多かったのですが、皆さん島根の魅力にハマっていましたね。神話のふるさととも言われていますし、日本の発祥に深く関係している土地ということもあり、人を惹きつける強い力があるのかもしれません。この映画は、多くの地元の方々に協力していただいて出来上がった作品なので、全国の沢山の人に見てほしい。島根の魅力を知ってほしいという思いがあります。そして、『RAILWAYS』という映画を、『男はつらいよ』とか、『釣りバカ日誌』のように、毎回違う場所、地方で鉄道をテーマにした映画としてシリーズ化したいですね。次にやりたい地方の私鉄の候補もあります。
撮影日:
撮影場所: 「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
キャプション: (C)2010「RAILWAYS」製作委員会 / 5月29日(土)全国ロードショー
画像サイズ: 410×273(78%表示)
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1167 (Re:1165) 【松竹映画】RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 特別試写会5/3 18:30- 於:新宿
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-04-15 16:01:48
「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」特別試写会

日  時: 5月3日(祝・月) 開場18:00 開演18:30
場  所: 明治安田生命ホール(新宿)

募集人数: 25組50名様

応募締切: 4月26日(月)の12:00


【注意事項】
※当選者の発表は、試写状の発送をもってかえさせていただきます。
※応募状況、当選結果に関するお問い合わせにはお答えしかねますので、あらかじめご了承ください。
※試写状の譲渡はご遠慮ください。
※満員の場合は、入場をお断りすることがございますので、ご了承ください。


応募入力ページ
https://www.shochiku.co.jp/movie/railways/tetsudo07/index.html

【作品情報】
CAST
 中井貴一 高島礼子 本仮屋ユイカ 三浦貴大・奈良岡朋子
STAFF
製作総指揮: 阿部秀司
監   督: 錦織良成
企画・制作プロダクション:ROBOT
製   作: RAILWAYS 製作委員会 配給:松竹
主 題 歌: 松任谷由実「ダンスのように抱き寄せたい」
公式HomePage:http://www.railways-movie.jp
撮影日:
撮影場所: 「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
キャプション: (C)2010「RAILWAYS」製作委員会 / 5月29日(土)全国ロードショー
画像サイズ: 640×427(50%表示)
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1169 (Re:1165) Re: 【松竹映画】RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 5/29(土)〜全国ロードショー
alvin(txvz6508) 2010-04-16 12:33:39
ひろやす/伊藤さん、こんにちは。
>「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
> 5月29日(土)全国ロードショー
> (C)2010「RAILWAYS」製作委員会 

すでに映画の素案を基にノベライズされた文庫本が小学館より発売されていますので紹介しておきます。

小林 弘利 (著)
ISBN-10: 4094084924
ISBN-13: 978-4094084924

後書きには映画のことも触れられていて、映画の中ではデハニ50が走る姿があることと、本編の中では、動力車操縦免許を取るために京王電鉄にいくことがかかれています。

映画を見る人はこちらも読まれるのもよいかもしれません。
なお、帯に映画入場券の割引券がついています。
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1170 (Re:1169) Re2: 【松竹映画】RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 5/29(土)〜全国ロードショー
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-04-16 22:15:28
alvinさん、RAILWAYS の書籍紹介をありがとうございます。
どこかで書籍にもなっていることを見たのですが、はっきりとした記憶はなかったので、助かりました。


> 本編の中では、動力車操縦免許を取るために京王電鉄にいくことがかかれています。

#1166で、一箇所だけCGを使用したと記されている部分ですね。
ROBOTの阿部社長が関わっていられるだけに、登場する鉄道関係は本格的なものでしょう。公開が楽しみですね。

伊藤 博康
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1183 (Re:1170) Re:: 【松竹映画】RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 5/29(土)〜全国ロードショー
相澤 興基(あいざわ こうき)(edez7146) 2010-05-03 18:37:47
ご無沙汰しております。
京王線沿線でも試写会やグッズ等の販売もあります。
先日も聖跡桜ヶ丘駅のショピングにてパネル展もあり、観てきました。
そこで見かけたパンフより
また、島根県立古代出雲歴史博物館にて
『特別展』一畑電車百年ものがたり

の展示があります。私も公開初日(舞台挨拶の回みれるかどうかわかりませんが)
後遅い連休を取り、出雲に行く予定になっております。時は偶然かもしれませんでしたが・・?



2006年公開の「旅の贈りもの0:00発」よりはるかに
本格的な鉄道映画になるかと思います。

(参考)京王グループHPならび島根県立古代出雲歴史博物館HP

http://www.keio-ag.co.jp/railways/
http://www.izm.ed.jp/cms/news.php?mode=yoyakuadd&id=594



アイザワ コウキ  (HZB04327@nifty.com)
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1186 (Re:1183) Re2: : 【松竹映画】RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 5/29(土)〜全国ロードショー
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-05-05 19:03:14
相澤さん、こんにちは。
京王電鉄の訓練センターでのロケがあったことから、京王線沿線でもこの映画が話題になっているわけですね。

また、一畑電鉄の地元である島根県立古代出雲歴史博物館での特別展は、開業百年には2年早いものの、映画を契機に開催することにしたようですね。

先日、テレビでも予告CMが放映されているところを見かけました。
いよいよ今月公開とあって、次第に熱を帯びてきた感じですね(^^)
内容がどんなものか、楽しみなところです。

伊藤 博康
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1197 (Re:1186) Re3: : 【松竹映画】RAILWAYS前売り券発売中
alvin(txvz6508) 2010-05-17 13:00:43
ひろやす/伊藤さん、こんにちは。

表題の映画の前売り券が発売中のようです。
切符型となっていますが、上映する全劇場ではなく、一部劇場のみとなっています。
(参考:公式ホームページ上映館情報の印

なお、新潟や沖縄など、一部の県では上映はされますが、前売り券の発売はありませんでした。
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1198 (Re:1197) Re4: : 【松竹映画】RAILWAYS前売り券発売中
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-05-18 08:55:23
alvinさん、こんにちは。
前売り券情報をありがとうございます。

上映する劇場全てではないというのは、どこに行こうとしているかによって考えなければならないことですねぇ〜
それでも、同映画を見てみようと思う方で、候補の映画館で発売しているのであれば、当日券より割安ですから、今から買っておくとお得ですよね。

いよいよ、あと10日ちょっとで封切りですね。

伊藤 博康
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1177 (Re:1165) 【RAILWAYS】昨年から地元にはポスターが
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-04-23 22:15:59
今回のロードーショー告知で思い出したのですが、昨年11月に一畑電車へ行ったところ、あちこちで、RAILWAYSのポスターを見かけました。これをみて、「ALWAYS 三丁目の夕日」の流れにある映画がこの地で録られたことを知りました。
そのときは、来年公開されるんだとは思ったものの、その後忘れてしまっていたのでした。地元では、既にロケを終えて、公開を待ちわびていた時だったのでしょうね。

伊藤 博康
撮影日: 2009年11月19日
撮影場所: 一畑電車 大社線 高浜駅
キャプション: 右側、時刻表隣に貼られていた RAILWAYS のポスター
画像サイズ: 429×285(75%表示)
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1185 (Re:1165) 【松竹映画】RAILWAYS 予告編上映中
平岡良一(mwhh3903) 2010-05-05 17:56:07
 「RAILWAYS」ですが、上映予定の劇場では既に予告編の上映が始まっています。(ちなみに公式サイトでも見ることができます) 私は神戸で見ましたが、なかなか期待できそうな出来のようです。

 一瞬「ALWAYS 三丁目の夕日」と間違えてしまう題名ですが、同じ所が企画に関わっているようですので、それはあえてそうしたのでしょうね。

 平岡良一
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1188 (Re:1185) Re: 【松竹映画】RAILWAYS 予告編上映中
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-05-06 17:48:18
平岡さん、こんにちは。

>  「RAILWAYS」ですが、上映予定の劇場では既に予告編の上映が始まっています。(ちなみに公式サイトでも見ることができます) 

「公式サイト」というのは、http://www.railways-movie.jp/ の右上に表示される動画ですよね?


>  一瞬「ALWAYS 三丁目の夕日」と間違えてしまう題名ですが、同じ所が企画に関わっているようですので、それはあえてそうしたのでしょうね。

IMAGICAグループのロボット、それも同社の阿部社長が鉄道好きでいられるために自ら企画されている映画ですから、あえてそうしたのでしょう。「ALWAYS 三丁目の夕日」は大当たりしましたが、そこに出てくる鉄道のこだわりはなかなか素晴らしかったですよね。その延長線上で、さらにタイトルに「RAIL」を入れただけに、我々からしても見応えあるものになっているのではと期待できますよね。

伊藤 博康
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1195 (Re:1165) 【RAILWAYS】試写会に行ってきました
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-05-12 18:44:35
昨日、名古屋で RAILWAYS の試写会がありましたので、見てきました。

鉄道ものの映画としては、なかなか良くできています。
特に、製作総指揮をされているロボットの阿部社長ならではの鉄道へのこだわりで、上り列車と下り列車の使い分けが、走行シーンも含めて一切間違いがない点は特筆されるかと思います。一般的には、視覚効果を優先して編集するため、下り列車に乗ったのに走行シーンは上り列車だったり、発車後に乗車駅より手前で撮影した走行シーンが使われたりということがありますよね。でも、そういうことが一切ありませんでした。光の当たり具合にも時系列のこだわりが感じられ、まさに完璧です。

もちろん、一般営業から長らく遠ざかっているデハニ50が旅客輸送に使われながら、その他の車両は現役車両だというような矛盾はあります。でも、これは判ったうえでの矛盾ですから、あたかも現役車両かのように改装された、デハニ50の最後の活躍の様子を記録した映画と思えば、暖かい気持ちで見られました。
京王電鉄の訓練センターの様子を見られたり、冒頭では五反田付近と思われる高層ビルから大崎付近の山手線・蛇窪信号所を含む一帯をN700系が横切る大俯瞰が見られるなど、一畑関係以外にも鉄的な見どころがありました。

驚いたのは、こんな一般向けの映画でありながら、中井貴一が扮する主人公筒井肇が一畑の運転士試験を受けるに際して、会社幹部が

 「ただの鉄じゃないの?」

と言い放ち、さらに筒井肇の娘役の本仮屋ユイカ扮する幸が雲州平田の工場へ行った際に、少し職場を見ていっても良いかと聞いたときに

 「あんた鉄子さん?」

とそこにいた方が聞き返したところです。
「鉄」だの「鉄子」だのといった言葉を映画で使用して、その観客に理解されるところまできているのだと妙な感慨を受けました。こんな風に思うのは、私だけかな?(^^;

また、主人公の筒井肇は仕事で行き詰まったときに鉄道趣味を思い出すという設定ですが、その段階では「運転になる」と言わせておいて、実際に鉄道側の人や入社後の本人には全て「運転」と言わせるなど、一般には気づかれないであろう細かい工夫も感じられました。

一方で、ストーリーとしては前半が単調で、後半での盛り上がりが今一つ欠けるなど、映画作品としてみた場合には、もう少し工夫ができたのではないかという印象もありました。
とはいえ、デハニ50ファンはもとより、一畑電車好きな方、研修先としてでてくる京王電鉄ファンには、是非一度は見ていただきたい作品でした。

ところで、でてくるシーンは大凡どこか判ったのですが、主人公である筒井肇の母親が住んでいる家の最寄り駅がどこだか判りませんでした。宍道湖に沿った無人駅で、駅から土の斜面に木で造った階段を降りてくる、なかなかのどかな駅です。
これからご覧になる方で、お分かりになる方がいられましたら、是非どの駅かお教え下さい。

伊藤 博康

PS.「メディアプラザ」、私鉄【東武・東急・京王】、私鉄【西日本・四国・九州・沖縄】の各掲示板にマルチポストします。
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1205 (Re:1195) Re:【RAILWAYS】試写会に行ってきました
相澤 興基(あいざわ こうき)(edez7146) 2010-05-22 02:41:57
ご無沙汰しています。
私も12日東京でRAILWAYS の試写会がありましたので、見てきました。 
私は鉄道ファンだけでなく、別の見方でいいますと、介護職や現状介護をなされているの方(私も昨年より転職しております。)もおすすめかと思います。

、主人公である筒井肇の母親が住んでいる家の最寄り駅は
スイッチバック駅である一畑口の1つ前の駅「いのはた」駅です。
映画RAILWAYS×BATADEN一畑電車でガタンゴトンのパンフレットに
記載してあります。
というのも5/21〜27まで東京にほんばし島根館にて 
映画「RAILWAYS」公開記念!「RAILWAYS」展開催していますので是非。
(情報収集もここでもできます。)
(参考HP)
http://www.shimanekan.jp/

29日に東京の丸ノ内ピカデリーにて舞台挨拶の回を観て、翌日には出雲の方
に行きますので報告したいと思っています。



相澤 興基(アイザワ・コウキ)
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1206 (Re:1205) Re2: 【RAILWAYS】試写会に行ってきました
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-05-22 19:05:50
相澤さん、コメントをありがとうございます。
そうですか、あの無人駅は伊野灘駅なのですか。
一畑口の一つ松江しんじ湖温泉側の駅ですね。
次に一畑電車に行った時には、是非寄ってみたい駅ですねぇ〜

相澤さんは、来週30日に現地へ行かれるのですか。
映画公開後の現地の様子など、是非お教え下さいね。
楽しみにしています。

伊藤 博康
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1211 (Re:1205) 【RAILWAYS】舞台挨拶の回拝見しました。
相澤 興基(あいざわ こうき)(edez7146) 2010-05-29 20:35:21
5月29日公開初日、東京有楽町・丸ノ内ピカデリー1にて舞台挨拶の回を拝見してきました。
登壇者は中井貴一、高島礼子、本仮屋ユイカ、三浦貴大、甲本雅裕さん、 
錦織良成監督、制作総指揮の阿部秀司さん 

司会進行はテレビ朝日アナウンサーの八木麻紗子さん
スタッフがそれぞれ“家族へのメッセージ”として記入した“駅ボード”も登場。“
し、駅ボード”は、6月いっぱいまで劇場ロビーに展示されるそうです。
今回はこの映画を参考に千葉のいすみ鉄道の社長とこの会社の同年代の訓練生3人も拝見していました(司会者から説明ありました。)
翌日は現在再建中の日本航空機で出雲に向かいます。(大阪・伊丹経由で)

2010年5月29日(土)18時42分配信 オリコン
http://news.nifty.com/cs/entame/moviedetail/oricon-20100529-20100528-028/1.htm



アイザワ・コウキ
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1212 (Re:1211) Re: 【RAILWAYS】舞台挨拶の回拝見しました。
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-05-30 17:26:59
相澤さん、公開初日の舞台挨拶に、予定通りにおいでになったのですね。
話題の、いすみ鉄道の社長と自腹で運転士の道を歩み始められた方々がおいでになっていたというのも、映画の本題と通じるものがあって、なかなかの演出ですね(^^)

今ごろは、一畑電鉄に乗っていられるのでしょうか。
お気を付けて。

ところで、ご発言が新規になっていましたので、先の相澤さんの発言#1205へのコメントとさせていただきました。ご了承下さい。

メディアプラザ・掲示板車掌 伊藤 博康
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1215 (Re:1205) 【RAILWAYS】観て来ました
平岡良一(mwhh3903) 2010-06-06 18:54:23
皆さん、こんにちは。

 本日「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」を観て来ました。

 鉄道物の映画ではありますが、実は鉄道は言わば道具でしかなくて、それを鍵に労働や夫婦の問題、地方交通、介護、就職、過疎化、高齢化など、まさに日本の”今”を描いた映画です。物語は実に淡々と、しかし密度高く描かれ、それ故に「ALWAYS 三丁目の夕日」のような面白さを期待していくと、がっかりされるかもしれません。
 ひろやすさんが『ストーリーとしては前半が単調で、後半での盛り上がりが今一つ欠ける』との感想を書いておられますが、その一見単調な物語があったからこそ、”主人公がただ夢を追いかけただけの映画”にならずに済んだのではないかと思いました。

 映像的には、自然の光を最大限に生かした撮影が印象的でした。特にオープニングタイトルで、雲州平田の車庫から出て行くデハ50形の車内に次々光が差し込んでいくシーンは、実に美しい画面でした。

 制作協力には一畑グループや京王電鉄はもちろん、日本民営鉄道協会や国土交通省中国運輸局、JR西日本なども名を連ねています。また地元の行政機関や企業などもこぞって協力していたようですが、アニメ作品「鷹の爪団」などを含め、最近は島根県を舞台とした映像作品作りが盛んなようです。

 さて、以下ネタバレを含む部分がありますので、改行いたします。

 ↓

 ↓

 ネ

 ↓

 タ

 ↓

 バ

 ↓

 レ

 ↓

 改

 ↓

 行

 ↓

 で

 ↓

 す

 ↓

 ご

 ↓

 注

 ↓

 意

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 後半に、重大な運転事故が起こり、一畑電車の社長が報道陣の前で謝罪するというシーンがあります。いくら物語の上のことで、一畑グループ全面協力の作品とは言え、実在の企業を使ってここまでやるかと正直驚きました。

 あと空調機器メーカーの東芝キャリアが協賛になっていて、なぜだろうと思いましたが、どうも前半の工場のシーンのロケ地を提供していたようです。

 平岡良一
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1216 (Re:1215) Re: 【RAILWAYS】観て来ました
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-06-06 22:46:31
平岡さん、最後の部分・・・ だからこそ、国土交通省の協力が必要なのでしょう。
ピク誌にも書かれていましたが、どうやって撮影したのか、本当に運転しているかのような映像もありますが、これも、国土交通省(実際には地元陸運局レベルかも知れませんが)に方法を提示して承諾を受けてからの対応ということのようですね。

きれいなシーンは、最後の空撮も秀逸ですし、なによりも、伊野灘駅ってこんな構図がとれるの? と思ったら、案の定、とんでもなく高いアームを使ったとか。
素人どころか、ふつーのプロでも撮影できないようなシーンが結構いっぱい出てきます。それだけ、費用をかけた作品なんですね。

伊藤 博康
メディアプラザ:書籍・DVD など5
No.1210 (Re:1165) 【日本旅行】5/7-7/9 映画公開記念企画「RAILWAYS」と出雲市を訪ねて
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-05-24 21:02:05
日本旅行が映画「RAILWAYS」公開に併せて、一畑電鉄を訪ねるツアーを売り出しているそうです。当該リリース文をいただきましたので、「RAILWAYS」関連情報としてここにお知らせいたします。
鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康



▼日本旅行>映画公開記念企画「RAILWAYS」と出雲市を訪ねて

平成22年5月24日
株式会社 日本旅行
http://www.nta.co.jp/akafu/railways/

 日本旅行では映画「RAILWAYS」の公開を記念し、舞台となった一畑電鉄を訪ねるパッケージツアー(フリープラン型)の発売を開始した。
 各地から松江・出雲市等の往復(のぞみ+やくも)と現地の宿泊を組み合わせたものに、一畑電鉄の1日フリー乗車券が付くコース。東京発往路は「サンライズ出雲」の利用も可能。
 オプションとして「雲州平田駅構内特別見学」を特別価格(900円→500円)で用意している。(設定期間中月曜日催行)参加者には、「一畑電車プルバックデハニ50形」をプレゼントする。(販売価格1,050円のもの)

■設定期間  :5月7日(金)〜7月9日(金)現地宿泊

■旅行代金  :東京発松江東急イン宿泊コース(のぞみ号利用)
        大人1名 31,500円より
        ※1名1室利用時の一人費用

 ※首都圏・中部・西日本・九州発で島根までのJRと地元の玉造温泉の宿泊をセットにしたプランです。
  上記以外のプランの旅行代金についてはお問い合わせください。

■特  典  :一畑電鉄1日乗車券をプレゼント

■最少催行人員:フリープランのため1名様からご利用いただけます。

■申込・問合先:(株)日本旅行の各支店もしくはホームページ(http://www.nta.co.jp/akafu/railways/)にて
撮影日:
撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 228×322(原寸表示)