NEWS RELEASE:全般      3
No.8347 【レイル】No133 自由が丘界隈をめぐる鉄道物語
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-01-19 00:47:03
株式会社エリエイ
http://www.eriei.co.jp 

タイトル: THE rail No.133
発 行 日: 令和7/2025年1月21日
定  価: 本体3,600円+税
発  行: 株式会社エリエイ/プレス・アイゼンバーン
U R L: http://www.etrain.jp/
        e.mailでの問い合わせ先アドレスは info@eriei.co.jp
図書符号: ISBN978-4-87112-133-0 C1065 \3600E

         スタッフ
企画・編集    前里 孝
発   行    平井憲太郎
写 真 補 正    脇 雅恵・秋山瑛美
デ ザ イ ン    前里規子
写真スキャニング 株式会社日報
印刷・製本    昭栄印刷株式会社


THE レイル No.133 もくじ

東京横浜電鉄・目黒蒲田電鉄から東急電鉄へ
自由が丘界隈をめぐる鉄道物語     深尾 丘 …………………… 4

東京急行電鉄
自由ヶ丘 記憶の昭和30年代     関田克孝 ……………………34

東急電車の
自由が丘駅の周囲を一周する      前里 孝 ……………………52

ヒギンズ写真の真髄13 関東の大手私鉄を巡る その1
東急電鉄・相模鉄道・小田急電鉄
撮影:J.W.HIGGINS
所蔵:NPO法人名古屋レールアーカイブス
解説:関田克孝/深尾 丘/深谷則雄/宮崎繁幹/八木邦英(五十音順)
                        ……………………56

リビルディング1号機〈活白ドコー〉動態復元の記録 補遺
          高橋卓郎(羅須地人鉄道協会)……………………80

“ドコービル系機関車”と東洋活性白±1号機一補遺−
                    宮田寛之……………………92

ヤードマン                    …………………98


令和6/2024年12月13日に,須田 寛さんが逝去されました.レイルに直接関わっていただいたことはありませんでしたが,ご承知の通り,国鉄在職中から趣味人に深い理解を寄せられ,またご本人も趣味人でありました.私たちの出版物も,よく目を通してくださっていて,お目に掛かるたび,感想を聞かせてくださいました.
 “京都電気鉄道電車 京都市交通局2号電車について”を掲載したのNo.116号が鉄道友の会の島秀雄記念優秀著作賞受賞作となった際,会長は辞されていたものの,“一会員としで贈呈式に駆けつけてくださり,お褒めに与ったことが最近の思い出です.
 昭和6/1931年1月28日生まれ.満93歳でした.心からお悔やみ申し上げます.


ヤードマン
■自由が丘です.関東の方には都区内でも有数の高級住宅地というイメージが強い街でしょう.
■鉄道趣味人にとっては,東急東横線と大井町線との結節点であるばかりでなく,目黒線(…つい目蒲線と言ってしまいますが…)がすぐ側を走るエリアとして印象深い駅です.
■現在の自由が丘駅が成り立つまでには,耕作地の整理など,用地確保に多大な努力が払われています.これまでは,断片的にエピソードを聞かされるだけでしたが,地元在住の深尾 丘さんが一次資料の探索を含めて解説してくださいました.
■同じく地元で生まれ育った関田克孝さんが,昭和30年代の駅や,その周辺の思い出を語ってくださいました.ご自身が撮影された写真に加えて,東急電鉄に勤務されていた宮田道一さんや,やはり地元の高井薫平さんの写真もアルバムから御提供いただいて,美しく,そして貴重な写真をお目に掛けることもできました.
■これに呼応して採り上げたのが,ヒギンズさんのモノクロ写真です.東急電鉄と同時に,相模鉄道と小田急電鉄も,“関東の大手私鉄を巡るその1”として纏めています.お楽しみくださいますよう.
■ちょうど1年前,千葉の下総丘陵で息を吹き返した,糸魚川のドコービル復活記をお伝えしました.高橋卓郎さんから,その後の経過が寄せられるとともに,宮田寛之さんからも,日本におけるドコービル系機関車を新たに発見したとの稿をいただきました.
■東急電車については,12月に発売された,とれいん誌の2025年1月号でも車輛を中心とした大特集を組んでいますので,併せてご覧いただければ幸いです.
■また,東京世田谷区の世田谷美術館から企画展“東急暮らしと街の文化−100年の時を拓くー”開催という案内がありました.会期は2月2日までと,あと僅かですが,興味と関心のある方には,たっぷりと時間をとって展観する価値の高い展示です.詳しくは同館ウェブサイトwww.setagayaartmiseum.or.jpをご参照ください.今回のテーマにも大きく関連する史資料が展示されています.所在地は世田谷区砧公園1−2,電話は03−3415−6011です.毎週月曜日が休館日,開館時間は10時から18時(入場は17時30分まで).一般の観覧料は1,400円です.
■最後に悲しいお知らせです.No.122でキハ07の美しい写真を提供してくださった,そして古くからのモデラーであり,今回も関田さんの稿に若かりし頃の姿が登場する合葉清治さんが,令和6/2024年8月15日に逝去されました.享年88.心からお悔やみ申し上げます.
撮影日: 1958年02月16日
撮影場所: 自由ヶ丘
キャプション: 表紙:大井町線ホームを通過する試運転電車デハ3514. 写真:関田克孝
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