ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-12-24 22:15:00 |
新刊書籍のご案内
株式会社エリエイ http://www.eriei.co.jp とれいん2月号増刊 季刊“蒸機の時代”2020冬号 No.78 編 集 : 林 嶢 考証補佐 : 前里 孝 装幀,レイアウト: 前里規子 発 行 日: 2020年2月1日 発 行 人: 平井憲太郎 発 行 所: 株式会社エリエイ プレス・アイゼンバーン http://www.etrain.jp 雑誌06760−02 印刷・製本: 昭栄印刷株式会社 定 価: 本体3,000円+税 目次 巻頭言 4 特集 播但線のC57 山陽本線 瀬野−八本松(セノハチ) 播但線 生野峠の思い出 八木邦英 5 播但線 生野越えに挑んだC57 安達 格 17 播但線の思い出 長谷川進吾 26 宮津線 真夏のC58と9600 安達格 31 宮津線と西舞鶴機関区 河野淳亮 36 C62牽引最後の“かもめ”とセノハチ 相澤靖浩 41 瀬野−八本松 宮地 元 54 浅虫海岸(陸奥湾)の蒸機列車 早川昭文 57 会津を往く 只見線のC11 福田静二 67 ドイツ・プランダンプ2018 酒井正雄 77 巻頭言 播但線は福知山線とともに近畿地方の陰陽連絡輸送路線の一つで,兵庫県の播磨,但馬地方を結ぶ鉄道である. 前身は明治27/1894年7月26日姫路−寺前間開業の播但鉄道で,明治36/1903年6月1日には山陽鉄道と合併.明治39/1906年4月1日和田山開通,明治42/1909年10月12日に国有化され播但線となった.播但線は江戸時代前から採掘されてきた生野銀山の鉱石を搬出するという役割もあった.生野は新井から4.5kmに及ぶ25‰の連続勾配が横たわる難所で,昭和34/1959年4月6日に生野トンネルで回送列車の機関士と機関助士の窒息・失神により列車が暴走し,真名谷トンネル側壁へ激突する事故が起きている. 播但線での列車牽引機は昭和30年代,C51,C54,C55,昭和40年代はC57,そして姫路−寺前はC11だった. 当線は,冬期に運転されるC57重連の臨時スキー列車と,冬期限定であるが和田山発姫路行636列車のC57三重連により,にわかに脚光を浴びるようになった.伯備線布原から昭和46/1971年9月1日にD51三重連が消えただけに,播但線C57三重連は当時の“SLブーム”ともあいまって多くのファンが生野越えに挑むC57に感動したことが思いだされる.また,貨物列車の補機として活躍した薄倖の機関車,DD54も忘れることができない. 今号ではそのほか山陽本線セノハチのD52,C62“かもめ”,東北本線陸奥湾に沿って走るC60,会津のC11をとりあげることとした. 海外のものとして,酒井正雄氏からドイツ・プランダンプ44形,41形を寄稿していただいた. 林 嶢 “蒸機の時代”編集長 あとがき 蒸気機関車末期の昭和40年代後半,C57の撮影は,日豊本線など南九州と,室蘭本線などの北海道が主な舞台だった.播但線が注目を集めるようになったのは生野越えに挑むC57重連の臨時スキー列車と,C57回送によるC57三重連旅客列車だった.豊岡機関区和田山支区のC57の一部が集煙装置を取り付け野武士のごとく25‰の連続勾配に挑んでいた姿は,今も脳裏にはっきり残っている.また,セノハチに活躍するD52補機とC62・C59牽引列車は,今も写真を見ると感動させられる. さて令和元/2019年8月下旬に秩父鉄道SL運行1年休止のニュースが飛び込んできた.12月8日に最終運転を行ない,約1年かけて車輛を分解,ボイラーや車輪台枠などを整備点検して令和3/2021年に運転再開予定とのことである.C58 363が生まれ変わった姿で,末永く秩父路を走ってくれることを期待したい.そして現在動態保存されている蒸機も,入念な整備や点検を受けて末永く活躍を続けてほしいものである. 蒸機の時代 No.78 機関車番号索引 形式・番号 ページ 日本国有鉄道 9600形 34,35 29625 39 29680 32 69653 39 C11形 3,69,71 C11 248 72 Cll 256 67 C11 289 76 C11 331 21 C11 345 73 C11 351 70 C11 366 68 C12 5I 40 C12 60 39 C51 105 26 C51 227 28 C51 267 28 C51 268 29 C51 274 27 C51 275 27 C55 22 30 C55 61 25 C55 62 30 C57形 15,22 C57 11 11,14 C57 23 8,9,10 C57 34 7,20 C57 43 12 C57 46 24 C57 52 23 C57 93 9,10 C57 94 11,19 C57 95 16 C57 113 5,17,18 C57 128 18,20 C57 137 表紙,6 C57 156 13 C58 80 33,39 C58 201 31 C58 223 38 C58 327 37 C59形 42 C59 107 50 C59 111 48,49 C59 117 48,50 C59 177 51 C59 196 48 C60 7 57,58 C60 19 59,63,66 C60 20 61 C60 33 58 C61 7 64 C61 20 62 C61 29 裏表紙 C62形 45 C62 1 55 C62 6 53 C62 14 42 C62 28 56 C62 41 4,47 D51形 62 D51 306 60 D51 1033 60 D52形 41,55 D52 12 44 D52 48 54,85 D52 50 46 D52 75 43 D52 398 44 D52 463 54 D52 466 51 DD51形 64 DD51 516 65 DD51 511 65 DD54形 15 DD54 18 10,13 DD54 37 10 DF50形 15 ドイツ・プランダンプ 41形 84 41 1144−9 78 44形 80 44 1486−8 77,81,82,83 44 2546−8 79 蒸機の時代 No.77:37頁の写真解説,訂正 誤→D51 1154牽引962上り貨物列車.この区間には山側に掘られたままの新矢引トンネルがあり(当時,工事はストップしたままだった)新線,旧線と複線区間だった 正→D51 1154牽引962上り貨物列車.この区間には山側に掘られた新矢引トンネルがあり新線,旧線と複線区間だった |
|
|