ほりうち(ccbu8181) 2019-07-25 16:15:15 |
Trip Planning 高速列車、夜行列車、シーニックトレインなど、ヨーロッパではさまざまなタイプの列車が都市や町を結び、地元の人々にとって大変身近な交通手段となっています。便利さだけでなく、車窓を流れる風景や現地の人々の日常生活を垣間見みたり、列車での国境越えという体験をしたり、鉄道旅行の魅力は尽きません。このコーナーではレイルエキスパートらによる列車を利用したヨーロッパ旅行のモデルプランをご紹介します。 高速列車AVEで旅するスペイン南部アンダルシア地方 マドリッド、グラナダ、コルドバ、セビーリャの伝統と文化をのんびり楽しむ旅 REJメールマガジン編集部 今月号の旅のヒントは、6月から運行を開始したマドリッド〜グラナダを結ぶ高速列車AVE をはじめ、高速列車に乗って、便利にスペイン国内を旅するプランです。マドリッドのほか、アンダルシア地方の人気の高いグラナダ、コルドバ、セビーリャを訪れます。アンダルシア地方の伝統と文化をのんびり楽しむ8日間。鉄道の旅に慣れていない人でもRENFE スペインパスを使ってお得に便利に鉄道旅行が楽しめます。<写真=高速列車AVE(C)Renfe> 旅程: [1日目] 日本からヨーロッパの都市を経由してスペイン・マドリッドへ。着後、ホテルへ。その後、市内散策へ。 【マドリッド泊】 [2日目] 終日、マドリッド市内散策。プラド美術館、王宮、マイヨール広場、カサ・デ・カンポ、王立植物園など見どころはたくさん。夜は、マドリッドの郷土料理コシード(肉と野菜を煮込んだシチュー)をどうぞ! 【マドリッド泊】 [3日目] 少し早めの朝食後、マドリッド・アトーチャ駅から高速列車AVEに乗ってグラナダ駅へ(所要約3時間19分)。ランチはグラナダで。その後、市内散策。カテドラル、王室礼拝堂などを見学。夜は、バルを巡ってワインとタパスを堪能! 【グラナダ泊】 [4日目] 終日、グラナダ市内散策。最大の見所アルハンブラ宮殿へ。アルハンブラ宮殿を一望する丘アルバイシンへも立ち寄ってみたいところ。バルでの夕食後、本場のフラメンコを堪能。 【グラナダ泊】 [5日目] 少し早起きして、朝食後、グラナダ駅からAVEに乗ってコルドバ中央駅へ(約1時間26分)。古都コルドバを散策。迷路のような小道が美しいユダヤ人街、メスキータ、アルカサル、ポトロ広場などを観光。 【コルドバ泊】 [6日目] 朝食後、コルドバ中央駅からAVEでセビーリャ・サンタフス駅へ(約44分)。着後、セビーリャ市内散策。ランチはセビーリャ名物のセラニートやペスカードス・フリートスを。カテドラルとヒラルダの塔、アルカサル、サンタ・クルス街、フラメンコ舞踊博物館、スペイン広場などを観光。夕方、AVEでコルドバへ。 【コルドバ泊】 [7日目] 朝食後、コルドバ中央駅からAVEに乗ってマドリッドへ(所要約1時間44分)。その後、RENFE近郊線または地下鉄8号線でマドリッド・バラハス空港へ(所要約30分)。同空港からヨーロッパの都市を経由して日本へ。 --- [8日目] 日本着 旅行プラン 高速列車で主要都市間移動 検札に備えて早めに駅へ 今月号の旅のプランは、高速列車AVEに5回乗って、スペインらしさ、伝統や文化を体験できる人気のマドリッド、グラナダ、コルドバ、セビーリャの4都市を巡ります。AVEに乗車の際は、検札とパスポートの確認がありますので、早めに駅に行くことをおすすめします。AVEは、スペインの主要都市間を結ぶ高速列車で、運行本数も多く、バー/ビュフェ車両が連結されていることもあり、スペイン国内移動の強い味方。座席はプリファレンテ、ツーリスタプラス、ツーリスタの3クラス制で、AVEのプリファレンテ乗客には乗車時間に合わせた食事サービス(短距離区間を除く)が含まれます。また、プリファレンテ利用者は、発車2時間前から駅のAVEラウンジ、サラクラブラウンジを利用できます。 このプランで滞在するマドリッド(アトーチャ駅、チャマルテン駅)、セビーリャ・サンタフス駅における構内サービス、地域の公共交通機関との接続、近郊都市を結ぶ列車の所要時間などについては、レイルヨーロッパ公式サイトの主要鉄道駅情報を参照ください。因みに、マドリッド・アトーチャ駅は、アトーチャ地区にある王立植物園のすぐ近く。熱帯植物が植えられた駅構内は一見の価値ありです。 スペインRENFEパス 1カ月の有効期間内に4、6、8、10回乗車可能 この旅のプランでは、RENFEスペインパスを使用します。このパスは、1カ月の有効期間内に4、6、8、10回の中から列車に乗る回数を選択して利用します。また、RENFEスペインパス所持者は座席指定券が必要となります。この座席指定券は、同スペインパスを所持していれば、無料となり、必ず現地の鉄道駅窓口にて乗りたい列車の座席指定券を受け取らなければなりません。乗車可能な列車は、スペイン国内を走る高速列車AVE、中・長距離列車(但し、夜行列車は含まず)、さらに地域間特急(急行列車や普通列車)に有効です。国際路線の列車は適用外となります。ご注意ください。 ここで紹介する旅のプランでは、RENFEスペインパス6回分を利用していますが、実際、プランの中では5回しか、同パスを使っていません。このため、4回分の同スペインパスを購入して、一区間のチケットは現地鉄道駅にて購入する方法もあります。逆に、旅プランを1日延ばして、コルドバからアランフェスまたはトレドへと足を延ばし、1泊してから、マドリッドへ戻ってもいいかもしれません。 ※ここで明記している乗車時間や乗換駅は、季節や曜日、発車時刻などによって異なる場合があります。乗車される際は必ず、実際に時刻表でご確認ください。 ※また、列車情報、車内で提供される食事やサービスについても予告なく変更されることがあります。ご乗車の際には事前にご確認ください。 鉄道パス&チケット: ・RENFEスペインパス(1カ月の有効期間内に6回):AVE(マドリッド・アトーチャ駅 ⇒ グラナダ駅<3日目>)、AVE(グラナダ駅 ⇒ コルドバ中央駅<5日目>)、AVE(コルドバ中央駅 ⇒ セビーリャ・サンタフス駅<6日目>、AVE(セビーリャ・サンタフス駅 ⇒ コルドバ中央駅<6日目>)、AVE(コルドバ中央駅 ⇒ マドリッド・アトーチャ駅<7日目>) ・RENFEスペインパスは、同パスだけでは乗車できません。現地の鉄道駅窓口にて、事前に座席指定券を購入(ただし、無料)しなければなりません。お忘れのないように指定券を受け取ってください。 ・RENFEスペインパスは、子供(4歳以上14歳未満)向けの割引料金が設定されています。 Tips: ・ここに記載する列車や船、バスなどのスケジュールは時期などによって異なる場合があります。必ず事前にご確認ください。 ・目的駅に到着したら、復路の列車の時刻表を必ず確認してから観光へとお出かけください。不慣れな駅構内では目的とする場所に辿りつくのに多少時間を要することも考えられますので、時間に余裕を持って駅に到着するようにしてください。 ・列車、またはバスにご乗車の際には、時刻表を確認し、遅延なども考えられますので、余裕をもって行動するようにしてください。また、余裕ある乗り継ぎ時間を確保することをおすすめします。 旅をもっと楽しくするためのヒント: ・スペイン政府観光局 ⇒ https://www.spain.info/ja/ |
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