ほりうち(ccbu8181) 2009-02-26 16:18:12 |
*【REJ】RAILEUROPE JAPAN NEWS 2009/2つづき*
今月のニュース 飛躍的に向上! フランス高速列車網拡大計画 フランス鉄道網が今後5年以内に飛躍的に向上します。フランス鉄道路線公社(RFF)は、鉄道網の拡大と既存路線のグレードアップ計画を進めていますが、2011年にはTGV 南ヨーロッパ・アトランティック線(TGV Sud Europe Atlantique)、TGV ブルターニュ−ペイ・ド・ラ・ロワール線(TGV Bretagne - Pays de la Loire)、ニーム−モンペリエ・バイパス(Nimes and Montpellier bypass)、さらに、TGV ライン−ローヌ線の東支線が運行を開始する予定です。 TGV 南ヨーロッパ・アトランティック線の路線は340km におよび、第1 フェーズでは既存のTGVアトランティック線のパリ〜トゥール区間をポワティエ、ボルドーへと延長します。これにより、パリ〜ボルドー間は55分短縮されて2時間5分で結ばれ、さらにパリからトゥールーズまでは所要4時間15分となり、現在よりも運行時間は1時間ほど短縮されます。その後、第2フェーズとして、2020年までには、ポワティエ〜リモージュ、ボルドー〜スペイン・イルーン、ボルドー〜トゥールーズまで延伸される見込みです。 TGV ブルターニュ−ペイ・ド・ラ・ロワール線では、TGV アトランティック線が延伸され、ル・マンからレンヌへ、さらにナントへと続く路線が整備されます。これにより、パリ〜レンヌ間は約40分短縮され、1時間30分でアクセスできることになります。また、レンヌから西進してブレストやカンペールへとつながる路線がアップグレードされる予定で、最終的にパリから3時間ほどでいずれの都市にも到着できるようになります。 ニーム−モンペリエ・バイパスは長期戦略の一部として地中海沿岸沿いの鉄道路線の向上を図るものです。ペルピニャン〜スペイン・フィゲラス間は間もなく完成予定で、この路線はフランスとスペインを結ぶ最初の高速路線となります。最終的にはバルセロナまでも路線は延長され、スペインの高速鉄道網に連結、両国間の鉄道による往来がさらに増すことになりそうです。 TGV ライン−ローヌ線の東支線であるディジョン〜ベルフォール間は建設工事が進められています。さらに、今後、リヨン〜パリ線に接続するディジョン〜モンバール線と、ディジョンの近くからブール・カン・ブレスへの南支線の建設が計画されています。ブール・カン・ブレス〜ベルガルド線は修復工事中で、完成すれば、パリ〜ジュネーブ間は約3時間で結ばれることになります。 |
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