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No.4467 【交通新聞社新書103】ボーイングvsエアバス 熾烈な開発競争
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2016-12-24 22:59:11
株式会社交通新聞社

            【交通新聞社新書 新刊のご紹介】

交通新聞社新書103
ボーイングVSエアバス
 熾烈な開発競争
 100年で旅客機はなぜこんなに進化したのか

抜きつ抜かれつ、2大メーカーがしのぎを削る、熾烈な開発競争を繰り広げているボーイングとエアバスの2大旅客機メーカー。
旅客機はどのような経緯を経て発達したのか? そこには満を持しての新技術確立の過程もあれば、偶然が重なってその後の流れが変わった出来事もあり、その開発過程は知れば知るほど興味の尽きない世界となっている。
その時その時の時代背景や大国の思惑なども踏まえ、アメリカメーカー優勢の時代からヨーロッパ勢の巻き返し、いくつもの合併・吸収を経て今の2大メーカーへとまとまっていく歴史まで、飛行機ファンである著者が時系列でわかりやすく話を展開していく。


書  名: 交通新聞社新書103
      ボーイングVSエアバス
      熾烈な開発競争
      100年で旅客機はなぜこんなに進化したのか
作  者: 谷川一巳
発 売 日: 2016年12月15日(木)
判  型: 新書判
価  格: 本体800円+税(8%税込864円)
ISBN: 978-4-330-74116-1
発 売 元: 交通新聞社 http://www.kotsu.co.jp/

【本書の主な内容】
序 章 ボーイングとエアバスが切磋琢磨して旅客機技術は進化
第1章 旅客機黎明期
第2章 超音速機の失敗と初のワイドボディ機誕生
第3章 3度目の正直だったエアバス機開発
第4章 「フライ・バイ・ワイヤ」でエアバスが巻き返し
第5章 巨人機A380に対してボーイングは中型機787で対抗
第6章 RJ機の台頭でボーイングとエアバスの寡占に変化

【著者紹介】谷川 一巳(たにがわ ひとみ)
昭和33年(1958)、横浜市生まれ。日本大学卒業。旅行会社勤務を経てフリーライターに。雑誌、書籍などで世界の公共交通機関や旅行に関する執筆を行う。100社以上の航空会社を利用し、260以上の空港を利用した。おもな著書に『空港まで1時間は遠すぎる!?』『こんなに違う通勤電車』(交通新聞社)、『ニッポン 鉄道の旅68選』『鉄道で楽しむアジアの旅』(平凡社)、『世界の駅に行ってみる』(大和書房)。

【序章】より
ボーイング、エアバスの機体開発を下支えしているのは日本だけでなく、中国では現地生産も行われている。
 近年は、小型の100席以下のRJ(Regional Jet)機が発達することによって、ボーイングとエアバスが寡占していたかのように思われるジェット旅客機業界に変化が起こっている。ボーイングとエアバスは激しい旅客機開発競争を繰り広げては、新機種を登場させてきた。そして、この2社以外の旅客機開発メーカーは淘汰されたが、2強となった現在、ボーイングの敵はエアバス、エアバスの敵はボーイングといった構図だけでなく、カナダやブラジルのRJ機開発メーカーが力をつけて、ボーイングやエアバスを脅かす存在になろうとしている。日本航空でも国内ローカル線の多くはボーイング機でもエアバス機でもないブラジル製のRJ機を運航している。さらに、このRJ機はロシア、中国、日本でも開発されていて、今後、混戦模様を呈するかもしれない。その日本で開発されているRJ機が今話題の三菱航空機のMRJなのである。
 このようなボーイングとエアバスを軸にした旅客機開発は、どのように進化していったのか、時系列でお楽しみいただきたいと思う。
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画像サイズ: 308×485(原寸表示)