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No.4273 【交通新聞社新書098】未来の航空 極超音速で世界が変わる
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2016-08-29 18:42:01
株式会社交通新聞社

            【交通新聞社新書 新刊のご紹介】

未来の航空
 極超音速で世界が変わる


21世紀型スーパーコンコルドが実現すれば、東京からニューヨークへ4時間。
日米を中心に、そんな未来に向かって数々の努力が重ねられている。
その開発には、環境適応性や安全面はもちろん、航空機だけでなく、衛星利用のナビゲーション精度向上など、航空交通システムそのものの進化も必要となる。世界の日常を変えてしまうような「未来の航空」について、長く航空管制に関わってきた著者が、あらゆる角度から考えてみた。


書  名: 交通新聞社新書098
       未来の航空
       極超音速で世界が変わる
著  者: 園山耕司(そのやま こうじ)
発 売 日: 2016年8月19日
版  型: 新書判
価  格: 本体800円+税(8%税込864円)
ISBN: 978-4-330-69316-3
発 売 元:交通新聞社 http://www.kotsu.co.jp/

「おわりに」 より
 21世紀は、その航空機が空力技術単独ではなく、構造、材料、エンジン、制御、室内環境、ATMなど多分野の技術との調和と統合を進めて、環境の要求に適合する方向に向かって進もうとしている時代です。
 これまでは、どちらかというと航空機は航空機、航行を支援する航空管制は航空管制、情報を提供する航空気象は航空気象というように、航空機とATMがそれぞれ独自に進歩してきました。
 これから、さらに安全に、さらに速く、さらに高く、さらに定刻に、さらに快適に、さらに安く、さらに地球にやさしく空を移動するためには、字宙開発も、航空機開発も、ATM開発も一体になって肩を並べて遊歩していかなければなりません。
 再び超音速飛行に挑戦しようとしている今世紀は、あらゆる科学の成果が無駄なく生かされなければ、思うように進みません。
 この本を読まれて、世界の航空がこれに向かって大変な努力をしていることが理解していただけたら幸いです。
 これからもますます安心して、ゆったりした気持ちで空の移動を楽しんでください。

【本書の主な内容】
第1章 航空の進歩で変わる日常生活
第2章 未来の姿を実現するための世界の取り組み
第3章 「次世代航空輸送の目標」に向かって開発された航空機
第4章 未来の旅客機
第5章 航空交通管理(ATM)進化のための改善点
第6章 「未来の航空」に向けての自然環境対策
第7章 「未来の航空」に向けてパイロットに期待されること
第8章 「未来の航空」に向けて航空管制官に期待されること

【著者紹介】園山耕司(そのやま こうじ)
1935年生まれ。航空アナリスト。防衛大学校応用物理科卒。
米空軍で航空管制を学んだのち、航空自衛隊の実務と航空行政の双方に携わる。
2006年瑞宝小綬章を受章。『座標科学でわかる航空管制』(秀和システム)で2013年度第39回交通図書賞(技術)を受賞。
ほか、主な著書に『航空管制システム』(成山堂書店)、『よくわかる航軍管制』(秀和システム)、『航空管制官はこんな仕事をしている』(交通新聞社)、『新しい航空管制の科学』(講談社ブルーバックス)など。
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画像サイズ: 318×502(原寸表示)