ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2015-01-24 22:36:34 |
株式会社交通新聞社
【交通新聞社新書 新刊のご紹介】 鉄道に物語を与えた人々 ほんの140年程前、日本が丁髷の国から一気に近代国家へと転身していくなかで、鉄道は極めて重要な国家事業であった。ほぼ同時期に瓦版から生まれ変わり、成長していったのが「新聞」だ。そんな背景のなかで、「鉄道記者」はどのように誕生し、活躍の場を広げていったのか。 ほとばしる情熱と才気をみなぎらせ、ペンを手に時代のうねりを発信し、鉄道に物語を付与した記者たち。本書では、もと「鉄道記者」である著者が、多岐にわたる資料を丹念に拾いながら記者たちや周辺の人々の足取りを読み解く。密接に絡み合う鉄道史と新聞史双方が明らかになる、貴重な記録。 書 名: 交通新聞社新書074 伝説の鉄道記者たち 著 者: 堤 哲(つつみ さとし) 発 売 日: 2014年12月15日 判 型: 新書判 価 格: 本体800円+税(8%税込864円) 図書符号: ISBN:978-4-330-52514-3 発 売 元: 交通新聞社 http://www.kotsu.co.jp/ はじめに より 「鉄道畑に専門に記者が立ちいるようになったのは、鉄道の国有からであった」 「東京日日新聞」(「毎日新聞」の前身)の鉄道記者だった青木槐三(かいぞう)が書き残している。 [中略] この巨大組織を管理・運営するため1907(明治40)年4月1日、帝国鉄道庁(初代総裁・平井晴二郎)が誕生した。翌1908年12月5日に内閣直属の鉄道院に格上げとなり、後藤新平が初代総裁となった。「国鉄一家」という言葉も生まれた。そして「鉄道院の中に、鉄道担当の記者が自然と溜まるようになった」と、青木は続ける。 [後略] 【著者紹介】堤 哲(つつみ さとし) 東京生まれ。1964年早稲田大学政経学部卒、毎日新聞社入社。初任地長野支局で国鉄長野鉄道管理局を担当したのが鉄道記者の始まり。社会部記者として国鉄本社を担当した。東海道新幹線開業前に世界最速時速210kmを試乗、リニアモーターカーの時速504kmを宮崎実験線で現場取材した(1979年)。編集委員、紙面審査委員長などを歴任。著書に『国鉄スワローズ 1950−1964』(交通新聞社新書)。現在、鉄道記者らの「交通ペンクラブ」事務局長。公益財団法人「アジア刑政財団」、「同日本ナショナルトラスト」各評議員。 【章構成】 第1章●鉄道操觚者・木下立安(1866〜1953) 第2章●伝説の特ダネ記者・青木槐三(1897〜1977) 第3章●忠犬ハチ公を巡る鉄道記者たち 細井吉造、林謙一、渡邊紳一郎 第4章●『国鉄物語』の門田勲(1902〜1984) 第5章●レイルウェイ・ライター 種村直樹(1936〜2014) |
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