ほりうち(ccbu8181) 2007-05-04 11:57:50 |
*【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS 2007/4つづき*
旅のヒント レイルエキスパートが体験した 鉄道の旅 このコーナーでは、レイルエキスパートが体験したヨーロッパ鉄道旅行を紹介しています。ルートを組む際に気をつけたいポイント、日本でチケットを購入するメリットの具体例など役立つ情報が満載です。販売にお役立てください。 ヨーロッパ鉄道の旅 (モコツアーズ 石川律子) ハンガリーからドイツへと入りドレスデン、ベルリンなどドイツ東部を巡った後、夜行列車でパリへ。ユーロスターに乗ってロンドンまでも行くことができました。ユーロスターでは、隣に座ったご夫妻とひとときおしゃべりを楽しみました。 旅程 1日目 夜、成田空港発。 【機中泊】 2日目 早朝、パリ着。ブタペストへ。 【ブタペスト泊】 3日目 終日、ブタペスト市内観光。 【ブタペスト泊】 4日目 ブタペストからウィーンを経由してドレスデンへ。 【ドレスデン泊】 5日目 終日、ドレスデン市内観光。 【ドレスデン泊】 6日目 ドレスデン発、マイセンへ。マイセン磁器工場など見学。 【ドレスデン泊】 7日目 朝、ドレスデンからベルリンへ。着後、ベルリン市内観光。 【ベルリン泊】 8日目 バームクーヘン発祥のザルツウェーデルへ。 エレスラガルツヴェーテラでティータイム! ベルリンから夜、国際寝台列車ナハトツークでパリへ。 【車中泊】 9日目 朝、パリ到着後、シャンティ城へ。夕方、ユーロスターで ロンドンへ移動。 【ロンドン泊】 10日目 ロンドン市内観光後、パリへ戻り、帰国の途へ。 【機中泊】 11日目 成田空港着。 セールスポイント ◎ブタペストからドレスデンへ ブダペストフェリヘジ空港に到着後、インフォメーションでブダペストカード購入(48時間、5.200Ft)。このカードは市内の交通機関や美術館・博物館が無料になるほか、一部の市内観光は半額になり、温泉や商店、レストラン、エアポートミニバスなどで各種の割引特典があります。慣れない土地で切符を買う手間、時間を考えてブダペストカードを購入することにしました。エアポート・ミニバス(8 人乗り、片道1.950Ft)で市内へ。ブダペストカードの提示で15%割引。空港内にあるエアポート・ミニバスの窓口でホテル名を伝えて申し込みました。東駅(ケレティ)は風格のあるすばらしい駅舎。階段を下りると円形の野外広場がありメトロの駅に通じています。 翌朝、6時05分発。まだ外は薄暗い時間帯。Gyor駅に7時35分着、国境の町Hegyeshalom 過ぎるとオーストリアのパスポートチェックに来ました。Wien Westabf に9時05分着。ここからWien Subdbahnhof へは駅前の18番トラム(2ユーロ)で行くことに。食堂車へ行ってみました。カプチーノ2.90ユーロ、ペプシコーラ3ユーロ、ボイルポーク12.50ユーロ、パスタ7.50ユーロで、味はよかったです。ゆったりとして車窓に流れる景色を見ながらほっとしたひと時でした。 ユーレイルパス有効国だけを通ってドイツへと考えたのですが、そうしますと日数がかかってしまいます。休暇が充分に取れればいいのですが・・・。ユーレイル加盟国でないチェコを縦断して行くことにしました。その間の料金は56.50ユーロ。プラハを過ぎるとモルダウ川沿いを走ります。キャンプ場、サイクリングコースがあるなど、とてもきれい。次回はぜひ訪れたいと思いました。 ドレスデンからマイセンへはSバーンで行くことに。30分おきに出ています。マイセン駅を降りて左手に行き、エルベ川沿いに行くとアルプレヒト城が見えてきます。マイセン磁器工場まではシティバス(2.25ユーロ)で。帰りは歩いて10分ほどのマイセン・トリ―ビッシュタール駅から乗ります。ちょっとわかりにくいのですが、ところどころに標識がありました。 ◎バームクーヘン発祥の地へ ドレスデンからベルリンへはIC(8:03発 IC2070)の1等コンパーメントで移動。やはりゆったりとして乗り心地はいいですね。ベルリンでは、長距離列車は中央駅に到着します。乗り換えて宿泊地のZoo駅へ。 翌朝、Sバーンで中央駅へ。朝5〜7時まで電車が動かず。8時38分発の電車が1時間ちょっと遅れて9時46分発に。待っている間に新しくできた中央駅を探索。駅近くにホテルをと思ったのですがこれでは・・・(何年後には賑わうでしょうが)。どの列車に乗ってもZoo 駅を通り過ぎて中央駅まで行ってしまうので不便です。構内にはファーストフード、スーパー、お土産屋さん、何でもあります。アンダーウェアーのお店もありました。広くてトイレを探すのがちょっとまごつきました。トイレは0.80ユーロ。ちゃんと1ユーロを入れるとおつりが出る機械が入り口に設置されています。トイレの中はとてもきれいです。 ドイツの小さな駅Stendel 駅で乗り換えて、Saltzwedel 駅に11時54分着。駅前は閑散として、ここがバームクーヘン発祥の町という説明も看板もなく、多少不安になりました。町の人に聞いても発音が悪いのかなかなかわかってもらえず、でもどうにか元祖バームクーヘンを味わってくることができました。帰りはRBで2回乗り換えてベルリンへ戻りました。 ベルリンからパリへの移動は国際寝台列車ナハトツーク(DB242)を利用。1等寝台2人用はシャワー・トイレ付きで、この洗面台は水が出る蛇口がない。横においてあるカップに入っている水を使う。シャワーはボタンを押すと一定の間お湯が出ます。身体を洗うには充分です。車内は清潔できれいです。ベッドは2段式でした。 パリ・ノール駅に到着。ユーロスターは夜出発なのでそれまでシャンティへ行くことに。パリから30分でルネッサンス様式のお城(シャンティ城)へ行けます。ちょっとした時間があったらぜひ訪れてみるといいところです。このお城の宮廷料理人ヴァデールが考案したホイップクリームでも有名です。城内のカフェで味わえます。今回は団体が貸しきっていたため食べられませんでした。駅からは競馬場を挟んで約2kmと離れていますが、のんびりと緑に囲まれた森の中を歩いていくのも気持ちがいいです。 ◎ユーロスターでロンドンへ 今回、ユーロスターの乗車時刻がグループ全員(4人)が同じ時間の列車でなかったため、パリのユーロスター切符売り場でチケットの変更を頼みました。往路だけ車両を変更してもらえました。帰りは満席のため変更できませんでした。しかし、往路は3人がワンボックス席を取ることができ、残り1席の変更を頼んだのですが、コンピューター上満席状態でした。実際、出発してからも誰も乗ってこず、車両担当の乗務員から座ってもいいといわれました。 帰りのユーロスターは時間もまったく違って、その変更もパリ・ノール駅コンピューターでは満席のため私だけ2時間前の列車でパリへ戻らなければなりませんでした。しかし、これも実際席は空いていたと、直前のキャンセルなのでしょうか??? ファーストクラスはディナー+飲み物がつき、とても豪華で美味しかったです。旅は“道連れ“、隣に座っていたアシュフォードへ帰るご夫妻と話が弾みました。列車の旅はこういった人との出会いがあるので、それが旅の面白さです。ぜひ旅に出るのなら列車でと薦めたいです。ドーバー海峡を通るときアナウンスがありました。 ★利用する鉄道商品 ユーレイルパス1等を利用。 ○レイルエキスパート プロフィール 石川 律子(いしかわ りつこ) モコツアーズ(株) 勤務。お客様の「そこに住んでいる人と同じようにバスや電車に乗ってみたい」という声をよく聞きました。そこで10数年前からオリジナルな鉄道の旅を提供しています。ツアー旅行では味わえない本当に満足のできる旅が出来ていると思います。これからもそのお手伝いをしていきたいと思っています。 |
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