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No.2693 【交通新聞社新書054】4月新刊:「鉄道唱歌」の謎
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2013-05-04 22:10:57
株式会社交通新聞社

   交通新聞社新書4月新刊


■書  名: 交通新聞社新書054
       「鉄道唱歌」の謎
       “♪汽笛一声”に沸いた人々の情熱
■発 売 日:2013年4月27日
■定  価:840円(本体800円)
■体  裁:新書判
■ISBN:978-4-330-36913-6
■発 売 元:株式会社交通新聞社
       http://www.kotsu.co.jp/


【概要】
明治33(1900)年の発表以降、1世紀以上にわたって歌い継がれている「鉄道唱歌」。
その誕生の裏には“新進気鋭の出版プロデューサー”と“マルチに活躍する売れっ子作詞家”、2つの才能の奇跡的な邂逅と、時代を捉えた”ヒットの仕掛け,があった!
企画の閃き・立ち上げから、オファー、意見の衝突と苦闘、発売後の販売・宣伝戦略まで、商品をいかに大衆に売るか、そして類似商品の乱発にどう対応していくか・・・
現代にも通ずる明治の人々の奮闘ぶりとヒットの秘密を、当時の大衆歌謡史や世相を紐解きながら検証する。

【章構成】
第1章 駅前に「汽笛一声」の歌声響く、大ヒットの兆しに喜ぶ2人
第2章 三木佐助、「鉄道唱歌」を閃く、大和田建樹に作詞を依頼
第3章 2人が別々の作曲家を推薦、やむを得ず2曲競作で併載
第4章 音楽隊での宣伝が大当たり、類似本氾濫で急ぎ続刊発行
第5章 売れ行き上々で第2版作成、表紙デザインや歌詞を修正
第6章 新鉄道網に合わせた新編や、建樹の遺志汲む訂正唱歌も
第7章 その後も続々と新鉄道唱歌、全国に残る鉄道唱歌の面影
※鉄道唱歌全歌詞 ※資料編1〜7

【この本の主役】
◆三木佐助
 1852(寛永5)年に京都・山城(やましろ)の農家の長子として出生。幼いころに家族と離れ、大阪の書籍業・河内屋へ奉公に出される。働きぶりが認められ、三木家の養子となり4代目・三木佐助を継ぐ。書籍業を拡張させる一方、始めた楽器商が成功、佐助が建てた社屋は登録有形文化財。74歳で病死

◆大和田建樹 1857(安政4)年に愛媛・宇和島で藩士の長子として出生。幼い頃から文学に長け、東京高等師範学校教授から分筆業に入る。「♪夕空晴れて秋風吹き・・・」の『故郷の空』の訳詩者としても有名。速筆で、国文学・辞書・随筆など幾多の作品を発表した。旅行好きで、鉄道の歌も多い。53歳で病死

【著者紹介】
中村建治【なかむらけんじ]
1946(昭和21)年、山梨県大月市生まれ。明治大学政治経済学部卒、鉄道史学会々員。著書に「中央線誕生」(本の風景社)、「メトロ誕生」「日本初の私鉄「日本鉄道」の野望」(交通新聞社)、「山手線誕生」「東海道線誕生」「明治・大正・昭和の鉄道地図を読む」(イカロス出版)、分担執筆に「鉄道史人物事典」(日本経済評論社)などがある。
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画像サイズ: 309×495(原寸表示)