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No.1805 (Re:1802) 【映画】RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ 蔵方政俊監督インタビューより
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2011-09-29 18:57:29
PRODUCTION NOTE
蔵方政俊監督インタビューより


『RAILWAYS』シリーズならではの緊迫感


電車を使っての撮影には、『RAILWAYS』シリーズならではの醍醐味があります。
電車も大切な出演者であるこの映画。前作に負けず劣らず、贅沢な電車の使い方をさせていただいています。通常の運行ダイヤの合間に撮影用の臨時ダイヤを組んでいただき撮影を進めるわけですが、これだけ電車の登場頻度が高くなると、ダイヤのスケジュール調整も非常に煩雑になります。
前作の経験から、今回は電車を専門に担当する助監督をたてて、諸々の調整にあたってもらいました。 とは言え、電車の絡む撮影は常に時間との闘いになります。車窓からの風景に狙いがある場合などは 1分から2分という非常にシビアな時間の中で確実に撮影をしなければなりません。
ですから、本番撮影時は現場にいる全員がものすごく集中力を高め、独特の緊張感が生まれます。
幸せなことにスタッフの多くは前作にも携わっているため、電車撮影の難しさを良く知っています。
前作の経験から、これはもう少し粘れるとか、ここを逃すと後がなくなるとか、そういう"勘"が働くわけです。だからこそ、みんながそれぞれの仕事を落ち着いてし、結果、とても地に足のついた映画が完成したと思っています。

この映画がクランクインしたのは、3月12日。東日本大震災の翌日でした。映画界にも製作の中止や延期といった自粛の風潮が流れました。大変不謹慎な言い方かもしれませんが、この時期に撮影をし、この時期に映画が公開されるということには、何かしらの意味があるのだと思っています。
この映画がどこかの誰かの何かになれたらこんな幸いなことはありません。


TOYAMA とやまについて
沿線の眺めが美しい鉄道-富山地方鉄道-

昭和5年、富山電気鉄道として創業。昭和18年、陸上交通事業調整法に基づき富山県内の私営・公営の鉄軌道会社6社、バス会社4社を合併、社名を新たに「富山地方鉄道」と改めた。創業者が打ち立てた「一県一市街化」(全県下から中心部までを1時間圏内にする)理念を守り、財務的には厳しくとも100キロ余りの鉄軌道を今日に至るまで維持。鉄道、路面電車、バス、と富山の公共交通の大部分を担っているという特性を生かし、交通系ICカードの普及や、高齢者向けの乗り放題定期券、学生のフリー定期券などのサービスも充実し、市民のために質の良い交通システムを提供している。また100キロ余りの沿線は、市街地から、田園、山間部にも及び、四季を通して景色の移り変わりを楽しむことができる。

〈富山地鉄を走る電車たち〉
モハ14760形 愛称:だいこん電車
モハ10030形 愛称:かぼちゃ電車
モハ16010形 愛称:レッドアロー
撮影日:
撮影場所:
キャプション: (C)2011「RAILWAYS2」製作委員会
画像サイズ: 562×375(57%表示)