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No.1152 (Re:1141) 【REJ】2010/6 旅のヒント(4/5)
ほりうち(ccbu8181) 2010-07-01 16:50:34

◎ローカル列車で訪れる世界遺産チンクエテッレ

 翌日は、チンクエテッレ観光です。チンクエテッレは入り組んだリグーリア海岸沿いの断崖に張りつくように点在する村々の総称で、イタリア語で「5 つの土地」という意味です。村の起源は11〜12世紀まで遡るといいます。断崖の小さな土地にカラフルな家々が密集し、最近までこれら村へは船でしかアクセスできなかったそうです。村人は漁をし、ブドウを育ててワインを醸造して生活してきました。食事の際には甘口の白ワイン「シャッケートラ」を試してみてはいかがでしょう。

 ラ・スペツィアからアクセスすると、チンクエテッレの村は順にリオマッジョーレ、マナローラ、コルニリア、ヴェルナッツァ、モンテロッサと続き、ピサ〜ジェノバ線の普通列車が各村に停車します。この間の所要時間はいずれも3〜4分です。時に海岸沿いを走る列車のルートはイタリアン・リビエラの魅力を存分に伝えてくれます。

 ラ・スペツィアでピサ〜ジェノバ線のローカル列車(普通列車)に乗って、わずか8分ほどでリオマジョーレに到着です。リオマジョーレから隣村のマナローラまでは、紺碧の海とカラフルな壁の密集した家並みを見ながら、散策路「愛の小路」を20分ほど歩くと到着です。愛の小路は20 世紀初頭に岩壁を這うように造られた道です。ここでローカル列車に乗って崖の上に寄り添うように家が建つコリニーリヤ、さらに小さな入江に面したヴェルナッツァへ、5 つの村の中で一番大きな村モンテロッソ・アルマーレを順に訪れます。モンテロッソからラ・スペッツィアまではIC か普通列車で約15〜30分。本数も1時間に2 本ほどあります。

 翌日はミラノへ移動です。IC(インテルシティ)でミラノ中央駅まで約3時間10分です。ファッションの町ミラノ散策はドォーモ(大聖堂)から始めましょう。ミラノファッションなら、モンテ・ナポレオーネ通り、ヴェネツィア通り、スピガ通り、マンゾーニ通りに囲まれた「黄金の四角形」と呼ばれるファッション地区がおすすめです。

※ここで明記している乗車時間や乗り換え駅は、季節や曜日、発車時刻などによって異なる場合もあります。乗車される際は実際に時刻表でご確認ください。