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No.1078 (Re:1066) 【REJ】2010/4 旅のヒント(3/4)
ほりうち(ccbu8181) 2010-04-30 23:05:39

◎ブルゴーニュワインの産地へ、ディジョンとボーヌ

 4日目、ブルゴーニュ地方へ列車で南下します。シュヴレ・シャンベルタン、コマネ・コンティなど、世界に名だたるワインが楽しめます。12時40分発のTER で約3時間26分ディジョンに到着です。かつてブルゴーニュ公国の首都だったディジョン。豊かな芸術と文化を誇ります。旧ブルゴーニュ公宮殿は、東側がディジョン美術館、西側が市庁舎です。「小ルーブル」と呼ばれる同美術館にはぜひとも訪れたい場所。フランソワ・ポンポンの動物の彫刻群、「衛兵の間」にあるフィリップ豪胆公と、その息子ジャン無畏王とその妻の見事な彫刻が彫られた2 つの墓は最大の見どころです。

 ディジョンの名物といえば、マスタード、ジンジャーブレッド、エスカルゴなど。マスタードはハーブ入りなど、さまざまな種類が店頭に並びます。老舗「マイル」のマスタードはお土産に最適。食文化の豊かなこの地域ではブルゴーニュの伝統料理とともに、ブルゴーニュワインをお楽しみください。

 翌日は、ブルゴーニュワインの産地として知られ、ブドウ畑で覆われた肥沃な丘陵地帯コート・ドール(黄金の丘陵)にあるボーヌへ。ディジョンからはTER でわずか20分、ブドウ畑を走り抜けます。小さな駅舎をでて、駅前の通りを真っ直ぐ西へと進むと、旧市街、城壁の中へと入っていきます。町には多くのワインセラーがあり、ブルゴーニュ(バーガンディ)ワインの試飲が楽しめます。

 ボーヌの大きな見どころのひとつがボーヌ施療院(オテル・デュー)です。幾何学模様の色鮮やかな屋根が印象的な建物は15 世紀に貧しい人のための救済施設として建てられました。院内にはフランドル絵画の巨匠ロジェ・ファン・デル・ウァイデンが描いた祭壇画「最後の審判」は必見です。また、ブルゴーニュ公の居城は現在、ブルゴーニュワイン博物館として一般公開されています。ボーヌ施療院の前に観光案内所がありますので、ここで試飲できるセラーの場所などを聞くといいでしょう。

※ここで明記している乗車時間や乗り換え駅は、季節や曜日、発車時刻などによって異なる場合もあります。乗車される際は実際に時刻表でご確認ください。