ほりうち(ccbu8181) 2009-09-03 20:34:00 |
News Release 2009年9月2日(水) 発信元:阪神総合レジャー株式会社 オルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲 新収蔵品お披露目 蘇える蓄音機 〜古き良き昭和、神戸の音楽文化を今ここに〜 阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市 社長:坂井信也)の子会社である、阪神総合レジャー株式会社(本社:大阪市 社長:岡本交右)が運営する『オルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲』では、9月8日から9月30日まで、蓄音機の新収蔵品お披露目を行います。 今回の新収蔵品は、2009年3月3日に神戸市長田区在住の小野久子(おの ひさこ)さんから寄贈していただいたもので、残念ながら寄贈いただいた時点では、レコードをベストなコンディションで聴くことができませんでしたが、この蓄音機を蘇らせるため修復に取り組み、往年の音色を取り戻すことができました。 新収蔵品お披露目 【期日】 2009年9月8日(火) 〜 9月30日(水) 【場所】 オルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲 【展示品】 蓄音機 ビクトローラ・クレデンザ VE8-30X 製造年:1926年(大正15年)〜1930年(昭和5年)頃 アメリカ、ビクター社製、動力:電動 【実演時間】 11:45〜、14:45〜、15:45〜(各回5分〜10分程度) 【補足情報】 修理担当:株式会社榎屋 / 修理期間:2009年3月〜6月(3ヶ月程度) ビクトローラ・クレデンザについて 蓄音機『ビクトローラ・クレデンザ』は、アメリカのビクター社が当時、社運をかけて開発した蓄音機です。 スマートなキャビネットの中には、長さ9フィート(2.7m)の2分割したホーンが複雑に折り畳まれて納められています。この構造により、その場に演奏家がいるような臨場感に富んだ再生音を出すことが出来ます。 蓄音機の中でも最高峰の一台と言われており、蓄音機ファンにとっては憧れの機種です。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-09-03 20:34:42 |
◆寄贈品の蓄音機にまつわるエピソード 寄贈いただいた蓄音機は、寄贈者のご主人、故小野照美(おの てるみ)さんが1941年(昭和16年)以前に購入されたものです。 照美さんは多才な趣味人だったそうですが、その趣味の一つが音楽鑑賞でした。 当時、照美さんは神戸元町の喫茶店「ウヰンナ」に足繁く通っており、そこに今回寄贈していただいたものと同型の蓄音機があったそうです。 その喫茶店には、様々な音楽好きが集まり、音楽を楽しんだり、音楽話に花を咲かせたりしていたそうです。 その当時、神戸には、この「ウヰンナ」と照美さん、照美さんの音楽仲間の家など、数台しかクレデンザはなかったということで、戦前の神戸における音楽文化の一端を伝える1 台です。 この貴重な蓄音機を後世に伝えていくために、この度、ホール・オブ・ホールズ六甲では修復を行いました。 ◆博物館としての今後の活動 ホール・オブ・ホールズ六甲では、このお披露目を機に、神戸の音楽好きの集いの場であった“喫茶店「ウヰンナ」”の様子を聴き取り調査したいと考えております。 その当時の神戸の街の様子や文化・風俗、喫茶店「ウヰンナ」についてご存知の方の情報を募りたいと考えています。 情報提供先 TEL:078−891−1284 FAX:078−891−0111 〒657−0101 神戸市灘区六甲山町北六甲4512−145 オルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲 担当:内藤紫都 (学芸員) 以上 オルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲 <博物館相当施設> 営業概要 およそ100年前に作られたアンティーク・オルゴールなどを中心に、自動演奏楽器の展示・演奏を行っている、六甲山上にあるミュージアム。 【入館料】 大人(中学生以上)1,000円 小人(4才〜小学生)500円 【駐車料】 500円(土・日・祝のみ) 【休館日】 木曜休館(9月〜3月中旬)/12月31日、1月1日 【連絡先】 TEL:078−891−1284 FAX:078−891−0111 |
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