ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-09-21 23:28:58 |
国内唯一の路面電車王国の物語
広島電鉄の文化と魅力 タイトル : 国内唯一の路面電車王国の物語 広島電鉄の文化と魅力 発 行 日: 2020年10月7日 第1刷発行 図書符号 : ISBN978-4-8021-3196-4 C0026 定 価: 本体1,800円+税 著 者: 大賀寿郎 写真撮影 : 秋信龍二、江本廣一、高井薫平、田尻弘行、田口博、野口昭雄、 矢崎康雄、安田就視、吉村光夫、大賀寿郎 朝日新聞社 発 行 人: 高山和彦 発 行 所: 株式会社フォト・パブリッシング 発 売 元: 株式会社メディアパル(共同出版者・流通責任者) デザイン・DTP:柏倉栄治(装丁・本文とも) 印 刷 所: 株式会社シナノパブリッシング あとがき より 今回の執筆の直接のきっかけは、故・江本廣一氏の数千コマの写真ネガを拝見する機会を得たことでした。江本氏は1950年から60年代にかけて全国の路面電車の車両を克明に記録しておられ、広電の車両の写真も豊富かつ良質でした。これに高井薫平氏、矢崎康雄氏の写真、小生も参加している「かながわ鉄道資料保存会」(杉山耕治氏主幹)で保管中の故・吉村光夫氏、故・田口博氏の写真、そして筆者自身の撮影した写真などで、戦後の車両はほぼ網羅できたのです。それ以前の写真や図面は広島電鉄発行「廣島の路面電車65年」、国立公文書館所蔵品などからピックアップし、車両の記録としてはかなり完備できました。また、広島電鉄株式会社の方々には「路面電車発展史」執筆以来お世話になっており、今回も車両諸元表や現代の電車の情報についての手厚いご協力をいただきました。 こうしたリソースをもとに、筆者は単なる歴史の記述ではなく、広電の持つ独特の「文化」を浮き彫りにして、できれば将来への提言もしてみたいと考えました。また、広電を題材とした電車の技術の解説もアネックスとして加えました。出来栄えに関しては読者の皆様のご評価に待ちたいと思います。 【著者プロフィール】 大賀 寿郎(おおが じゅろう) 1941年生。東京の代官山地区で育った頃から近隣の東横線、山手線、井の頭線などに親しみ、大学では鉄道研究会の創立メンバの一員となり。卒業後は最後の活躍をしていた蒸気機関車の写真や記事を友人と鉄道雑誌に投稿。鉄道ジャーナル誌のカメラマンルポライターコンテストで特選、入選など連続受賞。その後は電車技術の歴史の研究にのめリ込んで現在に至る。前著「路面電車発展史」(戎光祥出版)が鉄道友の会より2017年島秀雄記念優秀著作賞を受賞。2019年同賞選考委員長。本職は電気通信と音響工学の研究実用化で電電公社電気通信研究所、富士通株式会社を経て芝浦工業大学教授。現在は同大学名誉教授、IEEE(米国電気電子学会)Felowなど、工学博士。 Contents 1章 広島電鉄の誕生…………………………………………9 (1)広島の街と広島電鉄 (2)戦前の「軍都」広島と廣島瓦斯電軌 2章 広島電鉄の受難と復活………………………………21 (1)原爆による壊滅から平和都市へ、そして新技術 (2)路面電車廃止論を撥ね返した広島電鉄 3章 宮島線と市内線………………………………………37 (1)軽快な郊外電車、宮島線 (2)直通運転は大成功 4章 技術革新と超低床車…………………………………55 (1)最新の技術を取り入れて脱皮 (2)世界水準の超低床車を導入 5章 広島電鉄と周囲の電車………………………………71 (1)JR山陽本線と可部線 (2)アストラムは広電に直通できるか アネックス 広島電鉄の電車の技術………………………83 安田就視氏の写真…………………………………………106 表紙 右中:鋼鉄製の2軸車400形 江本廣一撮影(1960年) 左中:市内線を走る宮島線1030形 江本廣一撮影(1962年) 下 :最初と最新の超低床車。ドイツ製5000形と国産5200形(2019年) 「広島電鉄の文化と魅力」正誤表 初版 2020年9月大賀 ページ 場所 誤 正 90 図A−13説明 鈴木光雄:「住友金属の台車」 (削除) 93 図A―21説明 鈴木光雄:「住友金属の台車」 (削除) 97 図A―31説明 自動進段総括制御 チョッパ制御 106 本文下から2行目 ‥広電の地域.線区別に‥ (削除) 116 上の写真の説明 ‥午後、‥ (削除) 126 本文16行目、下から2行目、 杉山耕治 杉山裕治 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-09-23 21:58:33 |
著者の大賀寿郎さんから、正誤表の第2版をいただきましたので、ここにお知らせします。
鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康 「広島電鉄の文化と魅力」正誤表 初版 2020年9月大賀 ページ 場所 誤 正 76 本文21-22行目 駆動はリニアモータ形式ですので、 駆動方式は大手私鉄などで 左右のレールの間に鉄板のリアクシ 広く使われた界磁チョッパ ョンプレートが設けられています。 方式です。 80 本文10-11行目 リニアモータのリアクションプレー (削除) トも地表とツライチで、また交差点 などでは少々切れても問題がないの で邪魔にはなりません。 90 図A−13説明 鈴木光雄:「住友金属の台車」 (削除) 93 図A―21説明 鈴木光雄:「住友金属の台車」 (削除) 97 図A―31説明 自動進段総括制御 チョッパ制御 106 本文下から2行目 ‥広電の地域.線区別に‥ (この文字削除) 116 上の写真の説明 ‥午後、‥ (この文字削除) 126 本文16行目、下から2行目、 杉山耕治 杉山裕治 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-10-05 02:07:44 |
著者の大賀寿郎さんから、正誤表の第3版をいただきましたので、ここにお知らせします。
鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康 本文中に「新交通システム「アストラムライン」はリニアモータ駆動・・」という記述がありますが、これは筆者の誤認で、アストラムは通常のゴムタイヤ駆動でした。恐縮です。 これに関連する訂正箇所は下記のとおりです。 「広島電鉄の文化と魅力」正誤表 2020年9月大賀 76頁 本文21-22行目 誤:駆動はリニアモータ形式ですので、左右のレールの間に鉄板のリアクションプレートが設けられています。 ↓ 正:駆動方式は大手私鉄などで広く使われた界磁チョッパ方式です。 79頁 図10-5中 誤:リアクションプレート ↓ 正:電線などのトラフ 80頁 本文10−11行目 誤:リニアモータのリアクションプレートも地表とツライチで、また交差点などでは少々切れても問題がないので邪魔にはなりません。 ↓ 正:(削除) 80頁 本文最下行 誤:リアクションプレート ↓ 正:地上施設 81頁 本文3行目 誤:リアクションプレートの縁に相当する ↓ 正:地上施設から知られる これ以外の訂正箇所は下記のとおりです。 頁 場所 誤 正 53 本文下から6行目 3001A−3001B−3001C 3001A−3001C−3001B 62 写真7-15説明 (追加) フォト・パブリッシング写真 90 図A-13説明 鈴木光雄:「住友金属の台車」 (削除) 93 図A-21説明 鈴木光雄:「住友金属の台車」 (削除) 同 本文下から13行目 熊本電鉄(熊本市電) 熊本市電 97 図A-31説明 自動進段総括制御 チョッパ制御 106 本文下から2行目 ・・広電の地域、線区別に・・ (この10字削除) 116 上の写真の説明 ・・午後、・・ (この3字削除) 126 本文16行目、下から2行目 杉山耕治 杉山裕治 127 イラスト (説明追加) Warren W Wing:“To Seattle by trolley”(Pacific Fast Mail, WA, U.S.A. 1988) :翻訳 |
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