ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2018-01-06 18:17:03 |
株式会社交通新聞社
【交通新聞社新書 新刊のご紹介】 交通新聞社新書118 JR東日本はこうして車両をつくってきた 多種多様なラインナップ誕生の舞台裏 元JR東日本運輸車両部長が語る新車誕生ストーリー 1987(昭和62)年、国鉄の分割・民営化によって誕生したJR東日本は、1万両を超す車両を保有する日本最大の鉄道会社となる。しかし発足した当初は、国鉄時代の古いタイプの車両が大半を占め、技術革新の遅れも目立っていた。民間会社に移行し、顧客優先の志向のなかで、どのようにしてJR東日本独自の車両が生み出されていったのか。その過程と舞台裏を、JR東日本で運輸車両部長などを歴任し、運転計画や車両開発に深く関わってきた、白川保友氏の証言によって浮き彫りにする。 書 名: 交通新聞社新書118 JR東日本はこうして車両をつくってきた 多種多様なラインナップ誕生の舞台裏 作 者: 白川 保友・和田 洋 発 売 日: 2017年12月15日(金) 版 型: 新書判 価 格: 本体800円+税(8%税込864円) ISBN: 978-4-330-84517-3 発 売 元: 交通新聞社 http://www.kotsu.co.jp/ 「はじめに」より JR東日本は数多くの新形式車両を生み出し、新幹線の延伸や新路線の開設などを進めてきた。それぞれの車両や新線などについては、そのつど詳細な解説が公表されている。本書はそうした車両開発や運転計画の推移について、全体像をまとめ、関係者がどのような議論をし、どんな努力によって実現させてきたかをまとめたものである。 [中略] 本書では和田が質問をし、これに対して白川さんが答えていくという構成にした。その時代の背景、JR東日本を取り巻く環境などの説明部分は、各章の冒頭や中間に適宜織り込み、読者の皆さんが理解しやすいように試みている。 日本近代史の分野では最近、「オーラルヒストリー」という手法が広がっている。歴史的な事象にかかわった関係者にインタビューして、当時の事実を掘り起こす試みである。JRも30年が過ぎれば、もはや歴史を語る時期にきているし、当事者にはぜひ記録を残していただきたい。そんな意識でこの本が生まれた。 【本書の主な内容】 序 章 国鉄改革からJR発足へ 第1章 209系から始まる通勤・近郊電車の革新 第2章 通勤・近郊電車の標準車となったE231系 第3章 線区のニーズに合わせた特急電車のバラエティ 第4章 新幹線の高速化・多様化の歩み 第5章 E5系・E6系新幹線による高速化への再挑戦 第6章 国鉄型から脱却した気動車の開発と進化 第7章 最後の寝台特急「カシオペア」の誕生 終 章 劇的に変わった車両メンテナンス 【著者紹介】白川 保友(しらかわ やすとも) 1971年、国鉄入社。主として電車関係の仕事に従事。1987年、東日本旅客鉄道入社。広報課長、東京地域本社運輸車両部長、取締役鉄道事業本部運輸車両部長、常務取締役鉄道事業本部副本部長などを歴任。2004年よりセントラル警備保障(株)。社長、会長を経て現在は取締役相談役。 【著者紹介】和田 洋(わだ ひろし) 1950年生まれ。1974年、東京大学文学部卒。新聞社勤務を経て現在は会社役員。子どもの頃から鉄道車両、とくに客車を愛好し、鉄道友の会客車気動車研究会会員。著書に『「阿房列車」の時代と鉄道』(交通新聞社・2015年鉄道友の会 島秀雄記念優秀著作賞〉、『客車の迷宮』(交通新聞社新書)などがある。 |
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