NEWS RELEASE:全般      3
No.4422 【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS  2016/11(目次)
ほりうち(ccbu8181) 2016-12-01 11:26:22
ユーレイルパスなど欧州の鉄道パスを日本に輸入している総代理店「レイルヨーロッパジャパン」の月刊ニュースの2016年11号の内容をご紹介します。旅行代理店向けのニュースですが、ヨーロッパの鉄道きっぷ・鉄道旅行商品についての情報が満載ですので、皆様に紹介させていただきます。
 「旅のヒント」では、余裕あるシニア夫婦向けに組んだ北イタリア〜プロヴァンス〜パリの旅を紹介しています。

///鉄道フォーラム リリース文入力担当 堀内 聡///



レイルヨーロッパ ジャパンニュース 2016年11月

2016年第11号(11月24日発行通巻第191号) 発行:RAIL EUROPE JAPAN

《今月のニュース》
○ユーロスター、年末年始のグループ予約のご注意
○ヨーロッパ区間乗車券の有効期間が短縮
○新商品ユーレイルフランスパスとユーレイルイタリア-スイスパス発売へ
○ユーロスターのパスホルダー料金と必携ユーレイルパス
○氷河特急の手数料が無料へ、2017年からユーレイルパスのボーナス特典
○ユース向け年齢範囲が拡大へ、ユーレイルパス&ジャーマンレイルパス
○2017年商品の料金情報、ユーレイルパス&STSの鉄道パス
○キャンペーン情報、タリス、ジャーマンレイルパス、ユーレイルパス、ブリットレイルパス
○ユーロスター、ブリュッセル南駅チェックイン・エントランスが一時移転
○12月31日まで、レイルヨーロッパトラベルモニター募集(第2弾)!
○ヨーロッパの鉄道や街を紹介するテレビ番組(英国、フランス、ポルトガル、スイス、イタリア)


《注目のことば》
 パリの主要ターミナル駅

《お知らせ》
○一般消費者向けメルマガ会員のご登録について

《旅のヒント》
○歴史と文化・太陽と芸術・華麗なるホテルで寛ぐ美食の旅(北イタリア・コートダジュール・プロヴァンス11日間) JTB西日本奈良支店 近藤 恵さん


Rail Europe Japan

Official site:
 http://www.raileurope.jp

Facebook:
 http://www.facebook.com/raileurope.jp

ヨーロッパ鉄道旅行ガイド:
 http://www.railguide.jp


撮影日:
撮影場所:
キャプション: ブドウ畑を走る列車(C)Switzerland Tourism
画像サイズ: 741×358(43%表示)
NEWS RELEASE:全般      3
No.4423 (Re:4422) 今月のニュース:各種パス関連情報、キャンペーン等
ほりうち(ccbu8181) 2016-12-01 11:33:49
今月のニュース


 ユーロスター、年末年始のグループ予約のご注意

 高速列車ユーロスターでは、クリスマス、新年の繁忙期間は、グループ向け予約の発券期限(TTL)の延長ができません。年末年始(クリスマス&新年)のユーロスターの予約は、一部列車で既に満席、あるいはほぼ満席状態になっています。このため、2016年12月21日〜2017年1月4日の間にグループ予約され、2週間以上「On-hold」ステータスになっているものについては、2016年11月22日〜12月6日の間に自動的にキャンセルされますので、ご注意ください。
 発券期限(TTL)より前にグループ予約を確定していただくか、予約解除の手続きをお願いいたします。


 ヨーロッパ区間乗車券の有効期間が短縮

 ヨーロッパの22カ国でご利用可能なヨーロッパ各国区間乗車券(オープンチケット)の有効期間が2016年12月11日発券分から、4日間(従来は15日間)に短縮されます。同オープンチケットは、ヨーロッパ内の都市から出発し、目的都市までの鉄道を片道利用できるものです。利用クラスは1等と2等があり、チケットは利用した同日中(1日)のみ有効で、深夜24時までに下車しなければなりません。


 新商品ユーレイル フランスパスとユーレイルイタリア-スイスパス発売へ

 新商品「ユーレイル フランスパス」と「ユーレイル イタリア-スイスパス」が2017年、誕生します。これに伴い、フランス国鉄(SNCF)提供の「フランスレイルパス」は2016年で販売を中止します。
 ユーレイル フランスパスはフレキシータイプのパスで、1カ月の有効期間のうち通用日を3、4、5、8日間から選択できます。一方、人気のイタリアとスイスの2カ国で有効なユーレイル イタリア-スイスパスは、同じくフレキシータイプのパスで、2カ月の有効期間のうち通用日を4、5、6、8、10日間から選ぶことができます。両鉄道パスはいずれも、1等と2等があり、大人と子供、ユース向けのパスのほか、2人以上に適用されるセーバーパスも用意されています。


 ユーロスターのパスホルダー料金と必携ユーレイルパス

 高速列車ユーロスターは、ユーレイルパスのボーナス特典として、お得なパスホルダー料金にて座席指定券をご購入いただけますが、2017年からはパスホルダー料金が変更となり、鉄道パス所持者に大変お得にご利用いただけるようになります。スタンダードのユーレイルパス所持者向け料金は30ユーロ、スタンダードプレミアは38ユーロとなります(いずれも予告なく変更される場合があります)。
 パスホルダー料金の適用を受けるには、路線ごとに所持していなければならないユーレイルパスが決まっています。また、パスホルダー料金にてユーロスターにご乗車の場合、鉄道パスの通用日を1日使用することになり、乗車時間の45分前に必ずチェックインしている必要があります。チェックイン時間は、鉄道チケット(区間乗車券)利用者よりも、15分早いのでご注意ください。

◎ユーロスター路線
・ロンドン/アシュフォード/エブスフリート〜パリ
・ロンドン/アシュフォード/エブスフリート〜ブリュッセル/リール/カレー
・ロンドン/アシュフォード/エブスフリート〜ディズニーランドパリ

◎パスホルダー料金適用のために必要なユーレイルパス
・ユーロスター全路線:ユーレイル グローバルパスとインターレイル グローバルパス
・英国とベルギーを結ぶ路線:
 ベネルクスで有効なユーレイル セレクトパス、ユーレイル1カ国パス、インターレイル1カ国パス
・英国とフランスを結ぶ路線:フランスで有効なユーレイルパス


 氷河特急の手数料が無料へ、2017年からユーレイルパスのボーナス特典

 2017年より、スイスで有効なユーレイルパスを所持していると、氷河特急のツェルマット〜ディセンティス間(マッターホルン・ゴッタルド鉄道)の乗車が追加の手数料なしでご利用いただけます。2016年までは、座席指定券などのチケット代に加えて手数料が必要であった同区間ですが、2017年からは手数料が不要となります。
 また、登山列車については、一律25%割引きに統一されます。ただし、リギ山とピラトゥス山への登山列車については、50%割引きでご利用いただけます。一方、湖船については、50%割引き。ただし、トゥーン湖、ブリエンツ湖でご利用の湖船については従来通り、追加料金なしでご利用いただけます。


 ユース向け年齢範囲が拡大へ、ユーレイルパス&ジャーマンレイルパス

 ヨーロッパを鉄道で巡るのにお得で便利なユーレイルパスとドイツを旅するのにお得なジャーマンレイルパスは2017年から、ユース向けの年齢制限を12歳以上28歳未満までとし、従来の26歳未満から上限を2歳引き上げます。これにより、より多くの方がユースパスの割引をご利用いただけるようになります。


 2017年商品の料金情報、ユーレイルパス&STS 関連鉄道パス

 ユーレイルパスによると、ユーレイル グローバルパスとユーレイル セレクトパスは2017年から、平均で1.5%値上がりします。また、スイストラベルシステムの鉄道パス(スイストラベルパスなど)は平均で3%の値上がりとなります。


 キャンペーン情報、タリス、ジャーマンレイルパス、ユーレイルパス、ブリットレイルパス

 既報の通り、パリとベルギーやオランダ、ドイツ西部を結ぶ高速列車タリスの年末大キャンペーンをはじめ、ドイツを旅するのにおすすめなジャーマンレイルパス、種類も豊富なユーレイルパス、英国を旅するのに最適なブリットレイルパスのローシーズンキャンペーンと、これら鉄道パスはキャンペーン期間中にご購入いただくと、いずれも20%割引となります。詳細は弊社公式サイトでもご確認いただけます。

◎タリスの年末大キャンペーン/片道20ユーロ〜!
対象&内容:パリ〜アムステルダム、パリ〜ケルン:1等59ユーロ、2等20/35ユーロ
      パリ〜ブリュッセル、アムステルダム〜リール:1等45ユーロ、2等20/29ユーロ
販売期間:2016年12月5日まで
     ※弊社ウェブサイトでは、2016年12月2日までを予定
旅行(利用)期間:2016年12月9日〜2017年2月15日
ご利用条件:変更/払い戻しはできません。キャンペーン対象の座席には限りがあります。

◎ジャーマンレイルパス オータムキャンペーン/20%割引!
対象:ジャーマンレイルパス7日間(通用日連続タイプ、フレキシータイプ)のみ。
   大人、ユース、ツインの各パスの1等と2等
販売期間:2016年12月10日まで
     ※弊社ウェブサイトでは、2016年12月8日までを予定
旅行(利用)期間:2017年1月31日まで
         ※1月31日23:59 までに使用を終えなければなりません。
ご利用条件:変更/払い戻しはできません。

◎ユーレイルパス オフピークキャンペーン/20%割引!
対象:ユーレイル グローバルパス、ユーレイル セレクトパス4カ国、
   ユーレイル セレクトパス3カ国、ユーレイル セレクトパス2カ国、
   ユーレイルパス1カ国、ユーレイル ギリシャアイランドパス
   大人、ユース、セーバーの各パスの1等と2等
販売期間:2016年12月31日まで
     ※弊社ウェブサイトでは、2016年12月23日までを予定
旅行(利用)期間:通常のユーレイルパスの有効期間が適用されます。
     ※発券日から11カ月以内にパスの使用を開始するのがルールです。
      来年の春の旅行にもご利用いただけます。
ご利用条件:変更/払い戻しはできません。

◎ブリットレイル ローシーズンキャンペーン/20%割引!
対象:ブリットレイルパス、ブリットレイル イングランドパス、
   ブリットレイル サウスウェストパス、スピリッツオブスコットランドパス
   大人、セーバー、子供向けのファーストクラスとスタンダードクラス
販売期間:2017年2月24日まで
     ※弊社ウェブサイトでは、2016年2月22日までを予定
利用期間:2017年2月28日まで
     ※2月28日23:59 までに使用を終えなければなりません。
ご利用条件:発券日から1年以内であれば、払い戻しの対象となります。この場合、手数料が15%かかります。


 ユーロスター、ブリュッセル南駅チェックイン・エントランスが一時移転

 既報の通り、高速列車ユーロスターのブリュッセル南駅(Brussels Midi)のチェックイン・エントランスが、同駅ターミナルの建設工事に伴い、2017年2月まで一時的に移転しています。現在は、携帯電話会社Proximus Center の隣、フランス通り(Rue de France)側となります。チェックイン・エントランスの場所が変更されたことで、チェックインにかかる時間は従来よりも長くなっていますので、ご注意ください。


 12月31日まで、レイルヨーロッパ トラベルモニター募集(第2弾)!

 まだ間に合います! レイルヨーロッパの第2回トラベルモニターの募集の期限が残り1カ月あまりとなりました。
 レイルヨーロッパでは、18歳以上を対象に、SNS(Facebook, Twitter, Instagram, ブログなど)を使ってヨーロッパ鉄道旅行の様子を紹介し、鉄道旅行の利便性やサービスなど、その魅力や楽しみ方を発信してくださる方を募集します。2016年12月31日(12月までの渡航要)までです。
 モニター当選者は、ユーレイル グローバルパス(通用日は最大1カ月、451〜911ユーロ相当)、またはユーレイル セレクトパス(5日間または10日間、411〜598ユーロ相当)と、ユースホステル宿泊料の一部補助(宿泊地によってはご提供できないこともあります)をご提供いたします。
 レイルヨーロッパ公式Facebook では、昨年のモニター当選者から届いたSNS による旅の報告を公開しています。モニター概要は、こちら。またモニター応募フォームはこちらから。


 ヨーロッパの鉄道や街を紹介するテレビ番組(英国、フランス、ポルトガル、スイス、イタリア)

 BS-TBS「世界の窓」(金曜22:54〜)がイギリス・コングルトンの「チューダー時代の屋敷」を紹介します。このほか、テレビ朝日「世界の街道をゆく」、TBS「THE世界遺産」、NHKBSプレミアムの「世界ふれあい街歩き」、テレビ朝日「世界の車窓から」、BS日テレ「世界水紀行」「小さな村の物語イタリア」、BS-TBS「地球絶景紀行」(金曜21:00〜)の放送予定内容を紹介します。
 このほかにも、BS-TBSの「世界一周魅惑の鉄道紀行」(月曜20:00〜)、BS日テレ「大人のヨーロッパ街歩き アンコール」、BS12TwellV「ヨーロッパの車窓だけ2」(放送日程未定)など、ヨーロッパの旅の魅力を紹介する番組も放送されています。

◎テレビ番組
タイトル:世界の窓(BS-TBS)
#495 イギリス・コングルトン「チューダー時代の屋敷」
 放送日:▼2016年11月25日(金曜)、22:54〜

タイトル:世界の街道をゆく(テレビ朝日)
大英帝国とチャーチルの道・イングランド(英国)
 放送日:▼2016年11月1〜30日(月〜金曜)、20:54〜

タイトル:THE 世界遺産(TBS)
大接近! 灼熱の噴火口〜レユニオン島の火山峰(フランス)
 放送日:▼2016年11月27日(日曜)、18:00〜

タイトル:世界ふれあい街歩き (NHK BS プレミア)
ロンドン ノッティングヒル界わい/イギリス
 放送日:▼2016年11月29日(火曜)、20:00〜

タイトル:世界の車窓から(テレビ朝日)
新緑のデンマーク 島々を巡るユトランド半島最北端へ
 放送日:▼2016年11月15日〜2017年1月6日(月〜金曜)、23:10〜

タイトル:世界水紀行(BS日テレ)
第30回 路面電車で巡る哀愁の古都 ポルトガル・リスボン
 放送日:▼2016年11月27日(日曜)、18:00〜

タイトル:小さな村の物語 イタリア(BS日テレ)
第237回 カンポドニコ/マルケ州
 放送日:▼2016年11月26日(土曜)、18:00〜
第238回 チェッレート・アルビ/エミリア・ロマーニャ州
 放送日:▼2016年12月3日(土曜)、18:00〜
第240回 ヴェルゼーニス/フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
 放送日:▼2016年12月10日(土曜)、18:00〜
第239回 サンテラズモ/ヴェネト州
 放送日:▼2016年12月24日(土曜)、18:00〜

タイトル:地球絶景紀行(BS-TBS)
美しきアルプスの水鏡 バッハアルプゼー(スイス)
 放送日:▼2016年11月25日(金曜)、21:00〜
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No.4424 (Re:4422) 注目のことば:パリの主要ターミナル駅
ほりうち(ccbu8181) 2016-12-01 11:36:05
注目のことば


 パリの主要ターミナル駅
 パリ市街地には7 つのターミナル駅があります。各駅は、行き先によって分けられています。パリ市街地でもっとも利用者の多い駅はパリ北駅で、高速列車ユーロスターやタリスの発着駅。ロンドンやブリュッセル、アムステルダム、ドイツ西部などを結びます。加えて、パリと郊外を結ぶRERのB線などもパリ北駅に乗り入れています。北駅のすぐ近くにあるパリ東駅はフランス西部、スイスやオーストリア方面の列車が発着します。
 パリ・リヨン駅は、とても大きな駅で、マルセイユなど主にフランス南部や東部への列車が発着します。駅には有名なレストラン「ル・トラン・ブルー」が併設されています。豪華絢爛な内装が眩いばかりのレストランではフランス料理が楽しめます。
 パリ市街南東部に位置するパリ・オステルリッツ駅は、フランス南西部トゥールーズ線の始発駅です。パリ市街南西部にあるパリ・モンパルナス駅は、ブルターニュ地方やノルマンディー地方などフランス西部へ向かう列車のターミナル駅で、たとえば、ボルドーやレンヌを結ぶ列車の駅となります。
 パリ中心部の近くにあってパリ最古の鉄道駅がパリ・サンラザール駅。フランス北西部とパリ郊外への列車が発着します。同駅は、印象派画家の巨匠クロード・モネが幼少期を過ごしたル・アーヴルへの列車も発着し、モネ作品の題材にもなった駅です。そして、パリ・ベルシー駅は、主に貨物列車のターミナル駅となります。
 レイルヨーロッパ公式サイトでは、パリをはじめ、欧州主要都市の鉄道駅に関する情報のほか、駅構内図をPDF で提供しています。<画像=パリ北駅(C)Bikeworldtravel - Shutterstock.com>
撮影日:
撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 600×401(53%表示)
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No.4425 (Re:4422) お知らせ
ほりうち(ccbu8181) 2016-12-01 11:37:14
お知らせ


 一般消費者向けメルマガ会員のご登録について


 レイルヨーロッパジャパンでは、一般消費者を対象にした「レイルヨーロッパジャパン メールマガジン」の配信を行っています。このメールマガジンには、鉄道に関する最新ニュースだけでなく、政府観光局とリンクした各国の現地情報などが満載。一般消費者のヨーロッパ鉄道旅行へのモチベーションを高める内容となっています。配信は月1回、登録は無料です。
受信ご希望の方はhttp://www.raileurope.jp/subscribe/request_magazine.html まで。


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No.4426 (Re:4422) 旅のヒント:北イタリア〜プロヴァンス、華麗なホテルで寛ぐ美食の旅
ほりうち(ccbu8181) 2016-12-01 11:59:41
旅のヒント

 高速列車、夜行列車、景観列車(シーニックトレイン)や登山列車など、ヨーロッパにはさまざまなタイプの列車が縦横無尽に走り、観光客はもちろん、地元の人々にとっても大変身近な交通手段となっています。便利さだけでなく、車窓を流れる風景や地元の人々とのふれあい、列車での国境越えという体験など、鉄道旅行の魅力は尽きません。このコーナーでは、テーマを決めて鉄道を楽しむ旅のモデルコースとともに、駅構内や列車内でのサービスや設備などについてご紹介いたします。

<お詫びと訂正>メールマガジン10月号でご紹介したスイスの氷河特急の食堂車について、食堂車は現在廃止されており、バー車両のみ連結されています。訂正し、お詫びいたします。【編集部】


歴史と文化・太陽と芸術・華麗なるホテルで寛ぐ美食の旅
 北イタリア・コートダジュール・プロヴァンス11日間

  JTB西日本 奈良支店 近藤 恵さん


 今月号の旅のヒントは、レイルエキスパート養成講座2016年春コースを修了し、レイルエキスパートに認定された、近藤恵さん(JTB西日本奈良支店)が作成したヨーロッパ鉄道旅行プランをご紹介します。イタリア北部とフランス南部を11日間で巡る知的好奇心を刺激し、豪華ホテルで泊まる贅沢な美食の旅です。<画像=高速列車イタロのスマートクラス>
※このプランは、2016年6月現在の情報に基づき記載されています。

旅程:

1日目
 関西国際空港から、パリ経由でヴェネツィアへ。到着後、専用車と専用ボートでホテルへ。
【ヴェネツィア泊】

2日目
 終日、ヴェネツィア市内観光と自由散策。ドゥカーレ宮、ため息橋、ブラーノ島とヴェネツィアングラス工房を見学、カンツォーネとアコーディオン演奏を聴きながらのゴンドラ遊覧をお楽しみください。
【ヴェネツィア泊】

3日目
 朝、ヴェネツィア駅9時発の高速列車イタロに乗ってボローニャ駅へ(所要約1時間25分)。着後、ボローニャ観光。マッジョーレ広場、ネプチューン噴水、旧ボローニャ大学、美食の都を実感できる市場メルカートエルベへ。その後、モデナ観光。バルサミコ酢醸造所見学と試飲、グランデ広場、モデナ大聖堂、ギルランディーナの塔、フェラーリ博物館へ。
【ボローニャ泊】

4日目
 朝、専用車で「イタリア名産地の村めぐり」。イタリア名産パルミジャーノ・レッジャーノチーズ工場へ(試食と購入も)。パルマハムで有名なクラッテロ熟成所を訪ねます(もちろん試食可能)。船の乗って切り立った崖にカラフルな家々が並ぶチンクエテッレ(世界遺産)へ。2つの村(マナローナ村、お土産屋さんが並ぶヴェルナッツァ村)を訪れます。観光後、海沿いを走るローカル列車で海岸線を眺めながらゆったりした旅をお楽しみください。ポルトフィーノへご案内します。
【ポルトフィーノ泊】

5日目
 朝、専用車で高級リゾート、ポルトフィーノ観光(高台にあるサンジョルジュ教会とポルトフィーノ灯台)。その後、ジェノバ観光へ(フェラーリ広場、コロンブスの生家、サンロレンツォ大教会、旧港、世界遺産ガリバルディ通り、音楽家パガニーニのバイオリンがある赤の宮殿、コロンブス直筆の手紙が所蔵されている白い宮殿)。ジェノバ駅から14時53分発の列車に乗ってニース駅へ(約3時間45分)。地中海に突き出たフェラ岬に建つホテルへ。 サンジャン・カップ
フェラ泊

6日目
 終日、専用車で観光。アンチーブ(ミシュラン・シェフも通うプロヴァンスマルシェと、ピカソ美術館)、ヴァンス観光(色彩の魔術師アンリ・マティスのステンドグラスのあるロザリオ礼拝堂)、サンポールドゥバンス観光(丘の上に建つ鷲の巣村、細い小路が迷路のような町の散策)、マティスやピカソら画家が愛した港町サントロペ観光(豪華なクルーザーが停泊する港町をゆったりと散策)、マルセイユ観光(ノートルダムギャルドバジリカ聖堂、旧港、カヌビエール大通り)。
【マルセイユ泊】

7日目
 終日、観光。朝、地中海クルーズ、カランククルーズへ。
プロヴァンスを代表する町エクサンプロヴァンス観光(町の散策とセザンヌのアトリエへ)。その後、フランスの美しい村々を観光(人里離れた谷底に佇むセナンク修道院、その後、フランスで最も美しい天空の村ゴルド村散策、世界最大級の湧水量という名がつく美しい泉の村、フォンテーヌ・ド・ヴォクリーズへご案内します)。中世の歴史の息吹を感じるアルル観光(円形闘技場、ガール川に架かる巨大な水道橋、ポン・デュ・ガール、アルルの跳ね橋など)ゴッホの代表作「夜のカフェテラス」のモチーフになったル・カフェ・ド・ラ・ニュイへも訪れます。
【マルセイユ泊】

8日目
 朝、世界一高い橋ミョー橋へ。その後、美食の都リヨン(世界遺産)観光(フルヴィエールの丘、サンジャン大司教教会と旧市街へ)。リヨンの街で自由散策。リヨン駅を19時4分発の高速列車TGVに乗ってパリへ(約1時間57分)。
【パリ泊】

9日目
 朝は少しゆっくり。専用車でパリ市内のオランジェリー美術館へ。モネの睡蓮を鑑賞後、モネの家ジヴェルニーへ。実際の風景と絵画の世界の両方をお楽しみください。15時30分からは自由に散策。
【パリ泊】

10日目
 パリから帰国の途へ。
【機中泊】

11日目
 関西国際空港に到着。



旅行プランの概要とコンセプト:

  音楽とアルプスの大自然を鉄道で巡る4カ国の旅
   シニアな夫婦向け


 この旅行プランは、50代以上の富裕層のご夫婦、ヨーロッパリピーターを想定しています。イタリア・フランスはヨーロッパの中でも大変人気があり、主だった観光地は行った方が多いようです。そのため、比較的最近話題の観光地や、通常のツアーでは訪れない所、個人では訪れづらい所を選択しました。魅力溢れる地を訪れ、新たな発見や奥深い歴史と文化を感じ、大人の知的欲求を満たせる旅で、宿泊箇所に関しても、海沿いのリゾート感溢れるホテル・観光に便利な立地の寛げる高級ホテルにしました。富裕層のお客様ということもあり、ホテルは寝るだけでない、旅行に行ってリフレッシュができたとしても、疲れて帰るのでは意味がありません。心も体もリラックスできるホテルであることが重要。食事に関しても、旅行の良否を決定づける要素であり、旅の醍醐味である為、各土地の名物を選択しました。どうせならたくさん巡りたいと思う欲求と、スケジュール的にあまり無理しすぎたくないという両方の欲求をある程度を満たせるようなものを目指した旅程としました。実際の旅行の際には、お客様の急な体調の変化や気分の変化に対応できるよう、ガイドと打ち合わせが可能な日本語ガイドを付け、観光地・食事にも臨機応変に対応できる手配の仕方にします。今回は富裕層という大変特定のマーケットですが、リピーターで一般向けに対応できるパターンに変更していくことも可能だと思います。


  美食の旅!
   郷土料理や地元食材を使ったその土地の味覚を堪能


 美食の旅を彩る食事はこちらにまとめました(注:日程表から編集部が抽出しました)。
◎1、2日目:芸術家が多く訪れたというHarry’s Bay。桃のカクテル「ベリーニ」、そしてカルパッチョ発祥のレストランです。2日目の昼食はヴェネツィア名物のイカスミスパゲッティをどうぞ。夕食はヴェネツィアの伝統料理に舌鼓。
◎3日目:昼食は、ボローニャ名物ピアディーナ(サンドイッチ)とボローニャソーセージ、夕食はボローニャ名物ラザニアです。
◎4日目:昼食は、パルミジャーノ・レッジャーノチーズやバルサミコ酢を使った郷土料理をどうぞ。夕食にはリグーリア料理(カッポンマグロサラダ、チョッピンのトマトスープ、リゾット)はいかがでしょう。
◎5日目:昼食にジェノバ名物のジェノベーゼ・フォッカッチャ、夕食は宿泊ホテルのミシュラン星付きガストロノミーで美食をご堪能ください。
◎6日目:昼食は地中海サラダとホットサンド、夕食はマルセイユの郷土料理。
◎7日目:昼食にプロヴァンス料理を楽しみ、夕食は漁師料理(ブイヤベースよりも濃厚な煮込み料理など)をどうぞ。
◎8日目:昼食は世界的に有名なポール・ボキューズでフランス料理を、夕食はTGVに連結されるバー/ビュフェ車両で軽食をご購入ください。
◎9日目:昼食にノルマンディ地方の郷土料理、夕食はホテルのレストラン「ルサンク」でフランス料理をご堪能ください。


  寛ぎの一時を!豪華ホテルでリラックスタイム

 旅のプランのタイトルにもある華麗なるホテルをご紹介します(注:日程表から編集部が抽出しました)。
◎ヴェネツィア:アマングランドカナル・ベニス(2泊)
◎ボローニャ:グランドホテルマジェスティック(1泊)
◎ポルトフィーノ:エクセルシオール・パレスホテル(1泊)
◎サンジャンカップフェラ:フレンチリヴィエラ・サンジャンカップフェラ(1泊)
◎マルセイユ:インターコンチネンタル・マルセイユホテルデュー(2泊)
◎パリ:フォーシーズンズ・ジョルジュサンク(2泊)


編集部からヒトコト:

  ローカル列車でのんびりと車窓の絶景を堪能
   国際列車で国境越えも


 11日間をかけて北イタリアと南フランスのコートダジュールとプロヴァンス地方を巡る旅です。今回のプランでは、鉄道チケット(区間乗車券)を利用し、滞在11日間に4回列車に乗車します。さまざまな土地を訪ねながら、鉄道の旅も楽しめる旅程となっています。
 高速列車イタロに乗ってヴェネツィア・サンタルチア駅から、ボローニャ中央駅へは約1時間25分です。ヴェネツィアの島から長い橋を渡って本土へと列車で移動します。さらにイタリア・東リヴィエラの海岸沿いを普通列車でのんびりと移動です。車窓に映る海岸線は絵のように美しいと評判。このプランでは、イタリアのジェノバからフランスのニースへと国際列車での国境越えも体験します。
 帰国はパリから。リヨン・パーデュー駅から高速列車TGVに乗ると、わずか1時間57分でパリに到着します。TGVにはバー/ビュフェ車両が連結され、軽食類やスナック、ドリンクなどを販売。バー車両でも食べたり、飲んだりするテーブルなどが用意されています。


※ここで明記している乗車時間や乗換駅は、季節や曜日、発車時刻などによって異なる場合があります。乗車される際は必ず、実際に時刻表でご確認ください。
※また、列車情報、車内で提供される食事やサービスについても予告なく変更されることがあります。ご乗車の際には事前にご確認ください。
※「編集部からヒトコト」で記載の列車の発着時間や所要時間などは、2016年11月の情報です。


鉄道パス&チケット
・区間乗車券:イタロ(ヴェネツィア⇒ボローニャ)、普通列車(ヴェルナッツァ⇒サンタ・マルゲリータ・リグレ-ポルトフィーノ)、国際列車(ジェノヴァ⇒ニース)、TGV(リヨン⇒パリ)

・【編集部注釈】
TGVをはじめ、フランスでは列車に乗る前に、必ずプラットホームに設置されている刻印機(黄色のボックス型)に紙のチケットを差し込み、刻印(ヴァリデート)しなければなりません。Eチケット(P@Hチケット)は、刻印(ヴァリデート)の必要はありません。

 フランスの列車は、スーツケースなど全ての荷物の所有者を明らかにするため、必ず荷物タグ(名札)を付ける必要があります。ご注意ください。


Tips & インフォメーション

・ここに記載する列車や船、バスなどのスケジュールは時期などによって異なる場合があります。必ず事前にご確認ください。

・目的駅に到着したら、復路の列車の時刻表を必ず確認してから観光へとお出かけください。不慣れな駅構内では目的とする場所に辿りつくのに多少時間を要することも考えられますので、時間に余裕を持って駅に到着するようにしてください。

・列車、またはバスにご乗車の際には、時刻表を確認し、遅延なども考えられますので、余裕をもって行動するようにしてください。乗り継ぎの際は、余裕ある乗り継ぎ時間を確保することをおすすめします。

・イタリア政府観光局⇒http://visitaly.jp/

・フランス観光開発機構⇒http://jp.franceguide.com/

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