ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2016-06-25 19:02:39 |
株式会社交通新聞社
【交通新聞社新書 新刊のご紹介】 中央線誕生 東京を一直線に貫く鉄道の謎 中央線の歴史と謎をひもとく一冊 明治22(1899)年、中央線の前身「甲武鉄道」が新宿〜立川間で開通する。さらに新宿〜飯田町間が開通し、日本初の専用路線を持つ電車が走る。やがては東海道線と並ぶ本州の鉄道幹線、中央本線開通へのスタートとなった甲武鉄道。その開業に賭けた挑戦者たちの葛藤を描く。また「中野〜立川」がなぜ一直線なのか、逆に立川より西、新宿より東の路線がうねっているのはなぜなのか、荻窪や吉祥寺、三鷹より先に武蔵境が開業したのはなぜか…といったエピソードも紹介。 書 名: 交通新聞社新書095 中央線誕生 東京を一直線に貫く鉄道の謎 著 者 :中村建治(なかむらけんじ) 発売日 :2016年6月15日 判 型 :新書判 価 格 :本体800円+税(8%税込864円) ISBN:978-4-330-68016-3 発売元 :交通新聞社 http://www.kotsu.co.jp/ 【本書の主な内容】 先頭車両 甲武鉄道開業 第2車両 きっかけは玉川上水の舟運 第3車両 馬車鉄道として出願 第4車両 ライバル登場 第5車両 社内派閥抗争 第6車両 鉄道反対旋風 第7車両 駅誘致合戦 第8車両 満員の観桜列車 第9車両 東京中心部へ進出 第10車両 遠回り路線を決断 第11車両 日本初の専用線路を走る電車 最終車両 戦争と国有化 【著者紹介】中村建治(なかむらけんじ) 昭和21(1946)年、山梨県大月市生まれ。明治大学政治経済学部卒、鉄道史学会会員。著書に、『山手線誕生』『東海道線誕生』(イカロス出版)『日本初の私鉄「日本鉄道」の野望 東北線誕生物語』『地下鉄誕生』(交通新聞社新書)の「鉄道誕生シリーズ」のほか、『鉄道唱歌の謎』(交通新聞社新書)『明治・大正・昭和の鉄道地図を読む』『東京消えた!全97駅』『鉄道ツアー旅』(イカロス出版)などがある。 <まえがき> より 本書では、中央線の前身である「甲武鉄道」がどのような経過で開業したのか、「謎解き」をしながら話を進めていきたいと思います。そこには、鉄道開業に賭ける男たちの、人間臭いドラマが展開されていたのです。特に「私鉄王」と呼ばれた二人の、甲武鉄道開業・発展へ挑戦する姿を追いながら、リニア中央新幹線の建設も本格化した今、改めて『中央線誕生』を探ってみました。 執筆に当たっては、登場人物や鉄道風景の描写は、残されている自伝・写真・錦絵等に基づき、筆者の想像を加え考察したものです。しかし、鉄道に関しての地名・人名等の固有名詞、事件等の発生時期・内容等については、資科としての性格を高めるため、文献等に残っている「史実に基づいた記述」に努めました。また、当時の公・私文書や新聞記事は「現代かな混じり文」にして、内容のわかりやすさを心がけました。なお「駅」の呼称は、一般に「停車場」、古くは「ステイション」などと呼ばれていましたが、現代になじんでいる「駅」に統一しました。 |
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