ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2015-10-22 22:34:17 |
株式会社エリエイ
http://www.eriei.co.jp タイトル: THE rail No.96 発 行 日: 平成27/2015年10月21日 定 価: 本体3,600円+税 荷造送料450円 発 行: 株式会社エリエイ/プレス・アイゼンバーン U R L: http://www.etrain.jp/ e.mailでの問い合わせ先アドレスは info@eriei.co.jp 図書符号: ISBN978-4-87112-496-6 C1065 \3600E [スタッフ] 企画・編集 前里 孝 編 集 顧 問 寺田貞夫 発 行 平井憲太郎 写 真 補 正 脇 雅恵・秋山瑛美 デ ザ イ ン 前里規子 写真スキャニング 株式会社日報 印刷・製本 昭栄印刷株式会社 もくじ 大夕張のダイコン ダイコンと愛称された9200形 奥山道紀………… 4 レイルNo.21北線路(上) 三菱鉱業 大夕張鉱業所(三菱大夕張炭鉱・三菱石炭鉱業)一部再録 湯口 徹…………10 グラフ 倉地光男さんのアルバムに寄せて 倉地光男/解説:奥山道紀…………14 グラフ 三菱大夕張鉄道のストラクチヤーを見る 提供:三菱大夕張鉄道保存会…………20 三菱大夕張鉄道 線路図・各駅平面図・列車連行図表 提供:三菱大夕張鉄道保存会…………24 日本鋼管の古典蒸気機関車 グラフ 日本鋼管鶴見製鉄所構内鉄道 昭和43/1968年3月9日 田邊幸男…………36 昭和39/1964年12月25日 風間克美…………42 日本鋼管鶴見製鉄所に古典蒸気機関車を尋ねて 田邊幸男…………46 地形図と空中写真に見る製鉄所の変遷 …………62 鶴見線 浅野駅とその周辺の今を観る 前里 孝…………66 続・信楽線今昔 信楽線に混合列車を走らせた話 鈴木康夫…………72 垣間見た信楽高原鐵道 雲井駅 前里 孝…………80 昭和36/1961年2月25日 京都−亀山 日帰り掘影旅行 信楽線を中心に 中島忠夫…………84 ヤードマン …………98 ヤードマン ■三菱大夕張炭砿です.編集子は,昭和48/1973年の夏に,夕暮れの清水沢駅で3軸ボギー客車が9600に牽かれて発車を待つ姿を夕張線の列車の車窓から垣間見たのが,現役時代唯一の体験です.この時の渡道の目的はD51の履歴簿調査で,鉄道管理局が休みの週末,夕張鉄道鹿ノ谷訪問の復路,札幌へと戻る途上での遭遇でした. ■奥山道紀さんは,この鉄道の歴史的遺産などの保存活動を熱心に続けておられる趣昧人です.月刊誌とれいんの情報欄には随時その活動報告やイベントの告知を寄せられ,レイルでも,No.79で簡易軌道の保存事輌をレポートしてくださっています. ■今回は,有名でありながら記録が少なかった大夕張のダイコンこと9200形の様子と,鉄道そのものの路線図や線路図,運航図表などを含めて,ダイコンとその周辺環境を現代に蘇らせてくださいました. ■湯口 徹さんの9200の写真は“私鉄紀行 北線路 上巻(レイルNo.21)”収録の,同鉄道の項からピックアップして再録しました.現代の製版印刷技術により,より鮮明な状態でお目に掛けることができました. ■倉地光男さんは,弊社から刊行した岩堀春男さんの“南大東島のさとうきび列車”に蒸気機関車時代の情景写真を提供してくださったベテランファンですが,今回は昭和37/1962年夏の大夕張訪問時の写真で,奥山さんの稿に華を添えて下さいました. ■二番目は,田邊幸男さんによる日本鋼管鶴見の訪問記です.撮影に対するガードが固く,これまで発表されることが少なかった日本鋼管鶴見の内部の様子ですが,正式に許可をとっての訪問記と調査は貴重な記録といえましょう. ■風間克美さんは,ハーフサイズでの撮影とはいいながら鮮明に写し取られた,クラウスとボールドウィンの元気な姿を提供してくださいました.現代の読者にとって貴重なカットといえましょう. ■この工場の機関車については,本文でも触れられている通り,寺島京一さんがレイルNo.3に,詳しい調査結果を発表してくださっています.再版分がまだ極く僅か在庫しています.ぜひこの機会に. ■鶴見を含む京浜工業地帯にはかつて網の目のように線路が敷き詰められ,各工場や埠頭などには多様な蒸気機関車が働いていました.今回の稿の検証のために訪問してみて,せめて国鉄の貨物列車が元気だった時代に通っておくべきだったと痛感させられたことです. ■締めは信楽線と信楽高原鐵道です.鈴木康夫さんは,昭和46/1971年という早い時期に蒸機の特別列車を企画運行させた,鉄道友の会京都支部での思い出を語ってくださいました.また,中島忠夫さんのアルバムは,その頃のファンの撮影行の一典型を示すものとして,信楽線以外の写真も加えて,“或る一日”を再現してみたものです.雲井駅周辺の風景は,5年前の“参道途中の踏切”との遭遇を思い出したので,この機会にお目に掛けることとした次第です. ■7月26日,“鉄道ジヤーナル”誌を創刊するなど,鉄道趣昧界のために大きく貢献された竹島紀元さんが亡くなられました.89歳でした.心からご冥福をお祈りします. |
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