ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2015-07-02 00:25:35 |
Press Release 2015年6月吉日
新刊書籍のご案内 東武鉄道 各駅停車 杉崎行恭 著 一都四県に広がる沿線の歴史と魅力がまるわかり! 東武鉄道の歴史は、挑戦の歴史だったと言えるだろう。国家的規模で鉄道建設を進める日本鉄道の間隙を縫って、北関東に路線を伸ばし、中小私鉄を次々と合併していく。また、観光地・日光を巡る特急戦争にも国鉄と真っ向勝負を挑んで、覇権争いを制してきた。そんな、壮大な東武鉄道の駅、全203駅をすべて掲載しているのが本書である。 全編オールカラーで掲載! 新旧の駅舎、古地図、秘蔵写真で読み解く東武鉄道の歴史と魅力は、ファンや沿線住人にとって垂誕の内容となっている。また、伊勢崎線と東上線を結ぶ計画やスペーシアに変わる新型特急など、各種トリビアも満載。 全長463.3kmと関東最長の沿線距離をもつ、東の私鉄の雄のすべてがこの1冊に凝縮されている。 関東最長の沿線距離をもつ 東の私鉄の雄、その魅力に迫る! 新旧の駅舎、古地図、秘蔵写真満載! 全203駅 完全網羅! ◎8000系が私鉄最多の712両も製造された理由 ◎伊勢崎線と東上線を結ぶ計画があった? ◎ついに誕生する新型特急車両500系! タイトル: 東武鉄道 各駅停車 発 行 日: 2015年7月22日 著 者: 杉崎行恭 定 価: 本体1500円+税 編集協力: 株式会社フォト・パブリッシング 撮影協力: 赤松美和、石割智美、酒井千恵子、高野浩一 校正、執筆協力(P218〜P221):加藤佳一 装 丁: 志村佳彦(ユニルデザインワークス) 本文デザイン&DTP:柏倉栄治 発 行 者: 江澤隆志 発 行 所: 株式会社洋泉社 http://www.yosensha.co.jp/ 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2−2 図書符号: ISBN 978-4-8003-0682-1 はじめに 関東の私鉄の雄、東武鉄道は平成24年に誕生した東京スカイツリーによってそのイメージを一新した。長年、アルミ板に覆われていた東武浅草駅のビルディングも往年の姿に復元され、オールドファンにとって貨物駅の印象が強かった業平橋駅が未来都市のように変身した。しかし鉄道好きの目からみると、スカイツリーの下をさっそうと走る200系特急「りょうもう」の走行装置が、スカイツリーはおろか東京タワー(昭和33年)よりも古い1700系電車の流用だったりもするのが面白い。 ふりかえると、創業期の東武鉄道は挑戦につぐ挑戦を繰り返した鉄道だった。国家的規模で鉄道建設を進める日本鉄道の間隙を突くように北関東に路線を伸ばし、今でも私鉄路線最長である伊勢崎線伊勢崎駅まで開業以来わずか11年で到達している。社長に就いた根津嘉一郎の個性そのままに挑戦は続き、昭和初期には東武日光線を完成させて国鉄に真っ向勝負を挑んだ。この間、併合した小私鉄は数知れず、根津の視野には遠く上越や東北まで入っていたことは想像に難くない。 ところが敗戦後、東武鉄道は別人になったように路線の整理と充実に舵を切る。長大な複々線の建設や伊勢崎線、東上本線沿線の住宅開発で高度成長期を支えながらも、きわめてコンサバティブな鉄道となっていく。地下鉄接続路線を除けば、東武鉄道が自らの意志で旅客新線を建設したのはなんと昭和7年の桐生線延伸にまでさかのぼる。官営鉄道でさえ鉄道院、鉄道省、日本国有鉄道、JRと数十年ごとに組織を変えていく中で、一世紀を超える私鉄もその志向を時代にあわせて変えていったのだろう。 ともあれ、東武鉄道は関東平野に463.3kmの路線を持つ巨大鉄道だ。赤レンガの東京駅よりもモダンでお酒落に見える東武浅草駅から電車にのって、各駅停車の旅に出たいと思う。 著者プロフィール 杉崎行恭(すぎざき ゆきやす) 昭和29(1954)年、兵庫県尼崎市生まれ。伊丹空港と阪急電車の音が子守唄で育ち、根っからの乗り物好きに。東京写真短期大学卒業後、交通博物館の暗室マンや八百屋を経てフリーのフォトライターとなり、雑誌取材等で国内外を巡る。著書に『駅舎』(みずうみ書房)、『毎日が乗り物酔い』(小学館)、『日本の駅舎』『駅舎再発見』『駅旅のススメ』『駅旅入門』『山手線ウグイス色の電車今昔50年』(以上JTBパブリッシング)、『絶滅危惧駅舎』(二見書房)、『百駅停車』(新潮社)など。他に共著も多数。 CONTENTS 東武鉄道 各駅停車 カラー写真で見る東武鉄道の風景 6 はじめに 16 第1章 スカイツリーライン(伊勢崎線)ほか各駅 《東武スカイツリーライン(伊勢崎線)》 浅草 18 とうきょうスカイツリー 22 押上 24 曳舟 25 東向島 26 鐘ヶ淵 26 堀切 27 牛田 27 北千住 28 小菅 32 五反野 33 梅島 34 西新井 36 竹ノ塚 39 谷塚 39 草加 40 松原団地 42 新田 44 蒲生 44 新越谷 45 越谷 46 北越谷 48 大袋 48 せんげん台 49 武里 50 一ノ割 50 春日部 52 北春日部 54 姫宮 54 東武動物公園55 《伊勢崎線》 和戸 58 久喜 58 鷲宮 59 花崎 59 加須 60 南羽生 60 羽生 61 川俣 63 茂林寺前 63 館林 64 多々良 66 県 66 福居 67 東武和泉 67 足利市 67 野州山辺 68 韮川 68 太田 68 細谷 69 木崎 69 世良田 69 境町 71 剛志 71 新伊勢崎 71 伊勢崎 72 《亀戸線》 亀戸 76 亀戸水神 79 東あずま 79 小村井 79 《大師線》 大師前 82 《佐野線》 渡瀬 84 田島 84 佐野市 84 佐野 85 堀米 85 吉水 85 田沼 86 多田 86 葛生 86 《桐生線》 三枚橋 89 治良門橋 89 薮塚 90 阿佐美 90 新桐生 90 相老 91 赤城 91 《小泉線》 成島 94 本中野 94 篠塚 95 東小泉 95 小泉町 95 西小泉 96 竜舞 96 第2章 日光線・鬼怒川線・宇都宮線 各駅停車 《日光線》 杉戸高野台 100 幸手 100 南栗橋 100 栗橋 101 新古河 101 柳生 101 板倉東洋大前102 藤岡 102 静和 102 新大平下 103 栃木 103 新栃木 104 合戦場 105 家中 105 東武金崎 105 楡木 106 樅山 106 新鹿沼 107 北鹿沼 108 板荷 108 下小代 108 明神 109 下今市 109 上今市 109 東武日光 110 《鬼怒川線》 大谷向 115 大桑 115 新高徳 115 中佐越 116 鬼怒川温泉 116 鬼怒川公園 117 新藤原 117 《宇都宮線》 野州平川 120 野州大塚 120 壬生 120 国谷 121 おもちゃのまち121 安塚 122 西川田 122 江曽島 122 南宇都宮 123 東武宇都宮 123 第3章 東武アーバンパークライン(野田線) 各駅停車 大宮 128 北大宮 130 大宮公園 130 大和田 132 七里 132 岩槻 134 東岩槻 136 豊春 136 八木崎 136 春日部 137 藤の牛島 137 南桜井 137 川間 138 七光台 138 清水公園 138 愛宕 139 野田市 139 梅郷 140 運河 140 江戸川台 140 初石 142 豊四季 142 流山おおたかの森143 柏 144 新柏 144 増尾 146 逆井 146 高柳 146 六実 148 鎌ヶ谷 148 新鎌ヶ谷 149 馬込沢 150 塚田 150 新船橋 150 船橋 151 第4章 東上本線・越生線 各駅停車 《東上本線》 池袋 156 北池袋 160 下板橋 160 大山 161 中板橋 162 ときわ台 162 上板橋 162 東武練馬 165 下赤塚 165 成増 166 和光市 168 朝霞 168 朝霞台 169 志木 170 柳瀬川 171 みずほ台 171 鶴瀬 171 ふじみ野 172 上福岡 173 新河岸 173 川越 174 川越市 177 霞ヶ関 177 鶴ヶ島 178 若葉 180 北坂戸 180 坂戸 181 高坂 182 森林公園 182 東松山 183 つきのわ 185 武蔵嵐山 185 小川町 186 東武竹沢 187 男衾 187 鉢形 187 玉淀 188 寄居 188 《越生線》 一本松 191 西大家 191 川角 192 武州長瀬 192 東毛呂 192 武州唐沢 193 越生 193 第5章 東武鉄道の廃止路線 伊香保軌道線 温泉街に通じた上州の軌道線 196 啓志線 名前の由来はケーシー中尉 198 矢板線 貨物から旅客に転じた里山のローカル線 200 日光軌道線 今も架線柱や鉄橋が残る 202 熊谷線 東武最後の気動車路線 204 大谷線 大谷石の運搬に活躍 206 根古屋線 牽引機にC58も投入した貨物支線 206 その他の貨物支線 山や川に線路を伸ばした貨物支線 207 巻末付録 東武鉄道の歴史を彩った車両図鑑 211 おわりに 222 |
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