ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2014-11-06 18:00:53 |
2014年11月5日
東日本旅客鉄道株式会社 公益財団法人東日本鉄道文化財団 2017年秋、鉄道博物館が生まれ変わります ○2017年10月、鉄道博物館は開館10周年を迎えます。これに合わせ、当社設立30周年を記念し、現在の本館を全面リニューアルするとともに新館を建設します。 ○新館建設により、展示面積は約14,800m2となり、現在の約1.5倍に広がります。 ○新館には、鉄道の「仕事」「歴史」「未来」「旅」、本館には「車両」「科学」をテーマとした展示ゾーンを設け、多彩な切り口で人と鉄道の豊かな物語を展開します。 ○現在の鉄道の「仕事」を伝え、「歴史」を紐解き、「未来」を創造する、そして、鉄道の車両・技術に加え、鉄道が織り成す文化の多様性を発見する、今までにない新しい鉄道博物館にご期待ください。 ○案内サインを一新するとともに、多言語対応を充実させ、海外からお越しのお客さまにも日本の鉄道の幅広い魅力を発信していきます。 1.新館について 本館の南側に、新館(仮称)を建設します。 全館を貫く光に包まれた吹き抜け空間を活かし、自然の力を最大限利用した環境負荷低減システムを導入します。 ○建築概要 新 館 (参考)本館 延床面積 約8,500m2 約28,300m2 展示面積 約4,800m2 約10,000m2 階 数 地上5階 地上4階 開業時期 2017年秋(予定) 2007年秋 ○環境負荷低減システム ・吹き抜け空間上部に上昇する暖気を、夏は排気し、冬は回収して空調負荷を低減します。 ・トップライトや壁面から自然光を多く取り込むことで、照明負荷を低減します。 ・シースルー太陽光発電及び風力発電を導入するなど、再生可能エネルギーを活用します。 ・雨水を屋外広場の潅水に利用します。 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2014-11-06 18:02:37 |
2.6つの展示ゾーンについて
新しい鉄道博物館では、展示ゾーンを“ステーション”と位置づけます。多彩な6つのステーションを、鉄道の世界を旅するように巡っていただきます。 新館には「仕事」「歴史」「未来」「旅」の4つのステーションを、本館には「車両」「科学」の2つのステーションを設けます。 (1)新館の4つのステーション 1階から4階に、「仕事」「歴史」「未来」「旅」のステーションを設けます。また、5階には、新幹線の走行する姿や、晴れた日には富士山を望むことができるレストランを新設します。 ○「仕事」のステーション 〜現在の鉄道をテーマとし、鉄道を支える仕事に挑戦して、プロフェッショナルになりきる「体験型ミュージアム」〜 ・現在の巨大な鉄道システムの安全性・正確性は、多くの人が相互に連携し合う精密なネットワークの上に成り立っています。これらの仕事の全てを一望しながら体験できる、今までにない展示ゾーンです。 ・プロが実際に使用する設備や機器を使用して、駅の仕事、運転士・車掌の仕事をはじめ、普段は目にすることのない指令員の仕事、車両・線路・架線のメンテナンスの仕事も体験することができます。 ・きっぷを発券する、運転士と指令員とで列車無線による交信を行う、打音検査で安全な音を聴き分ける、架線の摩耗状態を測定する、新しい車両をデザインするなど、多彩な体験プログラムを実施します。 ・新たに、最先端のテクノロジーを集結したE5系新幹線と日本初の新在直通運転を可能にした400系新幹線を展示し、技術開発のドラマを紹介する解説ツアーを開催します。 ・大迫力の高精細パノラマ画面を採用したE5系新幹線シミュレータを新設します。 ○「歴史」のステーション 〜過去の鉄道をテーマとし、歴史の中にタイムスリップし、時代が求めた鉄道の姿やそれを支えた人々の熱意を解き明かす「発見型ミュージアム」〜 ・鉄道は、時代の要請や人々の願いに応えて進化することで、社会を発展させ、ライフスタイルを変革させてきました。この歴史を6つの時代(明治前期、明治後期〜大正、昭和前期、昭和中期、昭和後期、平成)に区分し、それぞれの時代を当時の人々の視点で体験できる、新しい歴史展示ゾーンです。 ・各時代への入り口は、当時の駅の情景です。改札口を抜けると、当時の技術者たちの熱意が込められた実物資料や記録映像が豊富に並ぶ展示室が広がります。鉄道技術がいかに進化し、社会が豊かになってきたかを、時代の旅を通して発見することができます。 ○「未来」のステーション 〜未来の鉄道をテーマとし、未来の駅や鉄道に入り込み、これからの鉄道の姿をみんなで考える「創造型ミュージアム」〜 ・自らが作成したアバター(自分の分身となるキャラクター)が、未来の鉄道の世界が広がる大型映像ジオラマに入り込み、より安全で快適な駅や車両を体験します。 ・みなさまに参加していただきながら、鉄道の未来を創造する、新しい試みの展示ゾーンです。 ○「旅」のステーション 〜鉄道の旅をテーマとし、鉄道の旅を疑似体験しながら、鉄道独自の文化と楽しみ方に出会う「実感型ミュージアム」〜 ・乗る、眺める、食べるなど、鉄道の旅には多様な楽しい体験が待っています。駅を出発すると、プロジェクターで投影された個性溢れるデザインの列車が次々と滑り込むホーム、山に海にさまざまな路線の車窓を眺めることができる列車のシート、開くたびに降り立つ場所の景色が変化する列車のドア、各地の多種多様な駅弁などが次々と現れ、鉄道の旅の世界へ誘うまったく新しい展示ゾーンです。 ・さらに、文学作品や映像作品など、鉄道から生まれたさまざまな表現を通し、鉄道文化の豊かさを実感していただきます。 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2014-11-06 18:04:10 |
(2)本館の2つのステーション
「車両」のステーションと「科学」のステーションを設けます。 ○「車両」のステーション 〜時代が生んだ車両たちの記憶を辿り、技術の粋を集めいきいきと躍動する当時の姿を肌で感じる「体感型ミュージアム」〜 ・現在の「ヒストリーゾーン」をリニューアルします。 ・車両の躍動感や迫力を、大型映像・音・照明などによる演出で再現します。 ・さらに最新のICTを活用して、車両が活躍していた時代の姿を再現します。 ○「科学」のステーション 〜鉄道に隠された不思議を発見し、科学の目線で探求することで鉄道のしくみを理解する「実験型ミュージアム」〜 ・現在の「ラーニングゾーン」2階・3階をリニューアルします。 ・鉄道は、とても身近な科学技術の集合体です。「鉄道はどうして走るのだろう?」といった不思議を発見することをスタートに、科学への興味を引き出します。 ・素材の違うボールで転がりの違いを観察する、鉄の車輪がついた自転車を漕いで滑りの違いを体感するなど、体を使って楽しく実験し、遊びの中で鉄道のしくみを理解できる展示ゾーンです。 3.本館のリニューアルについて ○インフォメーション みなさまをお迎えするエントランスにミュージアムコンシェルジュを新設し、体験展示や解説ツアーの案内を一括して行います。さらに、案内サインを一新するとともに、デジタルコンテンツ等も活用しながら、日本語・英語・中国語・韓国語をはじめ、タイ語・フランス語・インドネシア語などの多言語に対応した案内・解説を行います。 ○模型鉄道ジオラマ 開館以来初となる、全面リニューアルを行います。観客席との間のガラスの仕切りを撤去して臨場感を高めるなど、全面的に作り直します。 ○キッズスペース 現在の「ラーニングゾーン」1階を、鉄道をモチーフにした創造性豊かな遊びを展開するキッズ&カフェテリアスペースにリニューアルします。 ○体験展示 「シミュレータホール」「運転士体験教室」は、E5系新幹線シミュレータを新設する新館の「仕事」のステーションに移設します。 また、「ミニ運転列車」は、順次新車両を導入していきます。 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2016-02-20 03:25:28 |
鉄道博物館
THE RAILWAY MUSEUM 2016年2月19日 東日本旅客鉄道株式会社 公益財団法人東日本鉄道文化財団 鉄道博物館本館リニューアル及び新館建設計画の変更について 2014年11月5日にお知らせいたしましたとおり、鉄道博物館では、2017年秋に本館を全面リニューアルするとともに、新館を建設する計画を進めておりましたが、建設費の高騰等により、このたび一部内容とスケジュールを変更いたしましたのでお知らせいたします。 1.変更の概要 ・新館は、地上4階建てとします。「ステーション」と位置づけた展示ゾーンを5つとし、新館では鉄道の「仕事」「歴史」「未来」の3つのステーションを、本館では「車両」「科学」の2つのステーションを展開するほか、新館・本館の各所で「旅」をテーマとした展示を実施することといたします。 ・環境負荷低減システムについては、一部を取り止めるなど、計画を変更いたします。 ・リニューアル完了及び新館のオープン時期を、2018年夏頃に変更いたします。 2.建築の概要 ┌────┬────────┬────────┬───────┐ │ │ 新館(変更後) │ 新館(変更前) │(参考)本館 │ ├────┼────────┼────────┼───────┤ │延床面積│ 約6,000u │ 約8,500u │ 約28,300u │ │展示面積│ 約3,500u │ 約4,800u │ 約10,000u │ │階数地上│ 4階地上 │ 5階地上 │ 4階 │ │開業時期│2018年夏(予定)│2017年秋(予定)│ 2007年秋 │ └────┴────────┴────────┴───────┘ 3.その他 ・この他の計画(新館レストラン、インフォメーション・案内サイン・多言語対応の充実、模型鉄道ジオラマ及びキッズ&カフェテリアスペースのリニューアル等)は、予定どおり実施いたします。 |
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