ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-05-11 17:48:01 |
JTBパブリッシング宣伝課
『栄光の日本の蒸気機関車』(JTBパブリッシング)刊行記念 広田尚敬先生 トーク&サイン会 日 時 : 2007年6月3日(日)18:00〜20:00 会 場 : 丸善・丸の内本店内「日経セミナールーム」 定 員 : 先着100名様 お申込み先 : 丸善・丸の内本店 03−5288−8881 鉄道写真の第一人者 広田尚敬先生の最新刊『栄光の日本の蒸気機関車』(6月2日発売)に掲載した写真をスクリーンに映しながらのトークと、同書のサイン会。 ■著者紹介 広田尚敬(ひろた なおたか) 昭和10年東京生まれ。鉄道写真家。昭和43年の初個展『蒸気機関車たち』以来、革新的な撮影技法や自作の撮影機材を用い、独自の作品を発表し続けている。日本の鉄道雑誌・書籍のほか、アメリカの鉄道雑誌「TRAINS」でも作品を発表し、「鉄道写真の神様」として日本の鉄道写真界を牽引してきた。日本鉄道写真作家協会初代会長。 ■『栄光の日本の蒸気機関車』JTBパブリッシング刊 定価6300円(税込) 鉄道写真の広田尚敬氏はじめ、鉄道車両研究の久保田 博氏、鉄道イラスト画の片野正巳氏と各ジャンルの第一人者3名が日本の蒸気機関車のすべてを紹介した1冊。 巻頭では66ページにわたり広田氏による叙情あふれる約140点の写真を掲載。昭和30〜40年代にわたる蒸気機関車のあるモノクロームの風景は今となってはかけがえのない貴重な文化遺産である。 さらに、明治5年に新橋〜横浜間に開通した1号機関車から戦後の最後の国鉄製機関車まで、主要な85形式について、久保田氏の貴重な経験を交えた詳細な解説と、片野氏による精密なイラスト図面で紹介。また、巻末資料編として全形式の諸元表、主要年 形式別 配置区両数表、昭和43年 形式別番号一覧、専門用語解説などを収録。 ■参加ご希望の方は、上記お申込み先にご連絡ください。尚、サイン会へのご参加は、丸善・丸の内本店で『栄光の日本の蒸気機関車』ご購入の方に限らせていただきます。 目次ほか、内容詳細はこちらからご覧いただけます。 http://www.rurubu.com/book/recomm//1580/kikansha/index.asp |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-05-31 16:32:55 |
株式会社JTBパブリッシング
●『栄光の日本の蒸気機関車』 写真・解説・イラストでたどる主要85形式 2006年6月2日(土)発売 解 説:久保田 博(くぼた ひろし) 写 真:広田 尚敬(ひろた なおたか) イラスト:片野 正巳(かたの まさみ) 撮 影:広田 尚敬/岩崎・渡邊コレクション 版 型:A4判、272ページ 定 価:6300円(税込み) 発 行 日:2007年6月1日 初版発行 図書符号:ISBN 978-4-533-06747-1 C0095 発 行 所:JTBパブリッシング 刊 ●下記アドレスにて、送料無料(但し代引手数料300円が必要なので1冊6600円となります)でご予約を承ります。佐川急便にてお客様に直接お届けしますので、ドライバーへ代金をお支払いください。 https://www2.rurubu.com/book/sales/20070508/ ●6月3日(日)18時より、丸善・丸の内本店内「日経セミナールーム」において、「広田尚敬先生 トーク&サイン会」を開催 トーク会の定員は先着100名様。 事前お申し込みは、丸善・丸の内本店 03−5288−8881 までお電話ください。 ●表紙と写真の一部は http://www.rurubu.com/book/recomm//1580/kikansha/index.asp にてご覧いただけます。 ■目 次■ 発刊にあたって 久保田 博 …3 この全文は ****(2)発刊にあたって 久保田博**** 広田尚敬 モノクロームの世界 SLの軌跡 …5〜70 0…日本の蒸気機関車概史 文・久保田博×イラスト・黒岩保美 …71〜78 1…創業期のSL …79 形式110…80 形式120…82 形式150…83 形式160…84 形式1290…86 形式5130…87 形式7100…88 2…明治期のタンク機関車 …91 形式10…92 形式45…94 形式230…95 形式500…97 形式600…98 形式860…99 形式900…101 形式1400…102 形式1800…103 形式2100…104 形式3100…106 形式3200…107 3…明治期のテンダー機関車 …108 形式5300…109 形式5500…110 形式5700…111 形式5900…112 形式6100…113 形式6200…114 形式6400…115 形式6500…116 形式6600…117 形式7150…118 形式7200…119 形式7950…120 形式8100…121 形式8550…122 形式9000…123 形式9150…124 形式9200…125 形式9700…125 4…急勾配区間専用機関車&マレー形機関車 …127 形式3900…128 形式4100…129 形式4110…130 形式9750…131 形式9800…133 形式9850…134 5…国有化後の大型機関車&大正期の国産標準型機関車 …135 形式8700…136 形式8800…137 形式8850…138 形式8900…139 形式6700・6750…140 形式6760…142 形式9550・9580…143 形式8620…144 形式9600…147 6…大正期の革命的機関車 …151 形式C51…152 形式D50…156 7…3シリンダー機関車 …158 形式C52…159 形式C53…161 8…近代化タンク機関車&簡易線用機関車 …165 形式C10…166 形式C11…167 形式C12…171 形式C56…174 9…準近代化旅客機関車 …178 形式C50…179 形式C54…181 形式C55…183 10…近代化標準型機関車 …186 形式C57…187 形式C58…192 形式D51…196 形式D52…203 11…特急牽引機関車 …208 形式C59…209 形式C60…213 形式C61…215 形式C62…218 12…軸重軽減改造後のD形機関車 …224 形式D60…225 形式D62…227 形式D61…228 13…戦中・戦後設計の特殊用途機関車ほか …229 形式B20…230 形式E10…232 形式1号(旧2号)木曾森林鉄道…234 形式1〜4号伊予鉄道…236 Column…幻に終わった高性能万能機C63 …238 Column…大陸の特急「あじあ」号牽引のSLパシナ …239 資料編 …241 国鉄蒸気機関車総覧…242〜257 昭和43(1968)年3月31日現在 国鉄蒸気機関車配置表 2635両全掲載…258〜260 主要年 国鉄蒸気機関車 形式・配置区別両数一覧…262〜268 専門用語解説…269〜270 あとがき …271 (JTBパブリッシング 時刻情報編集部 いしの てつ) |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-05-31 16:32:57 |
株式会社JTBパブリッシング
****(1) 推薦文 石井幸孝**** 座右の書としておすすめします 蒸気機関車全盛時代に、鉄道工場という技術第一線から本社の車両計画・工場経営にまで携わった、久保田 博さんのライフワークともいえる遺作。実体験者しか書けない迫力、幅広い知識と筆致による集大成。主要85形式の詳細構造、誕生経緯と生涯、エピソード、実体験での思い出、写真・図版を余すところなく載せている。 世界の最高水準にまでもっていった蒸気機関車の歩みと魂は、新幹線を生む土壌になったのは勿論、文明開化から経済大国に昇りつめる日本人の根性の象徴でもある。広田尚敬氏の人間味溢れた写真は、蒸気機関車という機械の、人懐っこさと偉大さを一層引き立てている。 石井幸孝(元JR九州社長/会長) |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-05-31 16:33:01 |
株式会社JTBパブリッシング
****(2) 発刊にあたって 久保田博**** 明治維新間もない明治5年(1872)に新橋〜横浜間に鉄道が開業して今年で134年になる。その間約100年にわたって、産業文化の発展や国民生活の向上を支えてきたのが蒸気機関車(SL)による鉄道であった。SLは最近の電気やディーゼルを動力とする車両に比べると、出力や性能は劣っていたかも知れない。だが特有の機械美や、重い列車を牽引する力強いドラフト、平坦線での軽快な走りなどに感じられる人間くさい表情を見ていると、SLほど人の心に通う機械はないとさえ思える。 そのためだろうか、すべてのSLがその使命を終えてからも、内外の鉄道博物館では一番好まれる展示品となり、また一部のSLは復元整備されて全国各地で復活運転を続け、郷愁を呼んでいる。往年の就役時代を知らない若い人たちにも愛好されているのだ。 父が旧国鉄の機関士であったこともあって、幼いときからSLに接することが多かった私は、戦後間もなく国鉄に採用され、青春時代は鉄道工場でSLの保守業務に専念した。当時の鉄道工場では、創業時からの伝統で取り替え部品をすべて製作していた。戦時中には、輸送力を強化するためのSLの新製もしていた。そのため鉄道工場の業務は、機関車の設計内容とともに広範な生産技術をも必要とされており、青春時代の情熱を燃やすに悔いのない仕事であった。 勤務した旧鷹取工場(阪神・淡路大震災で姫路近郊に移転、現・網干総合車両所)の受けもちSLは多く、当時在籍していた形式のほぼすべてに関与できたのも幸運であった。またその後の勤務を通じて、大正以降に設計された国産形式の主任設計技師の先輩・上司の方々(若くして亡くなられたC53形式の伊東三枝氏を除く)に設計での苦心談などを直接お聞きすることができた。お聞きした方々も、今はすべてお亡くなりになっておられる。 本書で扱った形式は、原則として国鉄に在籍したものである。明治40年(1907)の鉄道国有化前の私鉄には、巻末の国鉄制式蒸気機関車総覧でもお分かりのように1形式について1両だけが在籍していることも多く、特記すべき性能があったわけでもないため、すべてを網羅する意義はなく、割愛した。また国有化されなかった私鉄はわずかで、就役していたSLも国鉄に編入されたものと特に異なる形式はないため、国鉄に在籍した形式とほぼ同じであると言えよう。 形式の並べ方は形式番号順である。就役年数順にするより、国有化時に整理された形式番号順のほうが読みやすく、探しやすいと思われたからだ。昭和になっての新しい形式はB、C、D、E順とした。 私が直接関与した形式については、思い出を記している。形式の特色などを理解していただければ幸いである。 昭和以降の主力になった国産SLのほとんどの主任設計技師をされ、後の東海道新幹線の実現を指導された故・島秀雄さんは、産業革命の技術によるSL牽引の鉄道は産業の発展や生活の向上に貢献し、そこで培われた技術の改良と進歩が、現在の近代化鉄道を先導したのだと話しておられたが、まさにそのとおりであると思う。本書が、優れたSLを国産化してきた日本の鉄道の足跡を知るのにお役に立てば幸いである。 古い写真や、鉄道画家として多くの作品を残された故・黒岩保美氏のペン画や、広田尚敬氏の素晴らしい写真の数々、片野正巳氏のイラスト画を使わせていただくことで、本書をより有意義なものにでき、感謝にたえない。 ※以上は、JTBパブリッシング 2007年6月1日初版発行 『栄光の日本の蒸気機関車』3ページ目の、「発刊にあたって 久保田 博」の全文です |
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