1.企画展「画(えが)かれた鉄道〜錦絵・引札・双六・鳥瞰図の中の鉄道〜」を開催します
「錦絵」「引札」「鳥瞰図」−これらは、用途の違いこそあれど、「景色やもの・人物等を、人に伝える」という大切な役割を持つものです。その中には、鉄道や乗り物がモチーフとして描かれているものが数多くあります。鉄道が物珍しかった明治初期から、人々の生活に欠かせない存在となった昭和中期までの資料を順に見ていくと、鉄道のもつ意味合いが見える気がします。 3月からの企画展では、当館が収蔵する錦絵や引札、鳥瞰図などの資料を見所や鑑賞ポイントとともに紹介します。
(1)催物名 企画展「画かれた鉄道〜錦絵・引札・双六・鳥瞰図〜」 (2)期間 平成25年3月16日(土)〜5月26日(日) (3)会場 企画展示室 (4)内容 (1) 鉄道錦絵 江戸時代から人気の浮世絵は「錦絵」とも呼ばれていました。本展では、明治期の錦絵の中から鉄道がモチーフになったものを、色彩や構図などのカテゴリーに分けて紹介します。 【展示予定の資料】「東京名所 上野山下鉄道会社蒸気車発車之図」、「汐留ヨリ横浜迄鉄道開業御乗初諸人礼拝之図」、「東京従上野山下前橋間往復蒸気鉄道之真図」等
(2) 引札(ひきふだ) あまり聞き慣れない「引札」は、今でいうパンフレットのようなものです。どのような用途に使われていたものなのかや、なぜ鉄道がえがかれているかといった解説と共に、実物を紹介します。 【展示予定の資料】「乾物商」、「諸干菓子商」、「ラムネ器械製造会社」等
(3) 双六(すごろく) 「引札」とは一転して私達にも親しみのある「双六」。なぜ鉄道がえがかれたものが多かったのか等を紹介すると共に、図柄のユニークさについても解説します。 【展示予定の資料】「空中汽車行双六」、「世界漫遊双六」等
(4) 鳥瞰図(ちょうかんず) 「鳥瞰図」とは何かを紹介し、その中でも有名な絵師「吉田初三郎」の作品や人物を中心に紹介します。
(5) 絵葉書 現代でもなじみのある「絵葉書」。資料としての絵葉書のとらえ方を紹介すると共に、およそ2,500点の収蔵資料の中から、これまでの展示にない数の資料を一挙に展示します。
※資料の保存のため、会期中展示替えを行います。【展示予定の資料】として掲載しているものは、平成25年3月16日の時点で展示する予定の資料です。
2.関西大学鉄道研究会写真展「よみがえる あの時代」を開催しています
私たちが今、目にしている「鉄道が登場している」風景は、10年後はどのように変化しているのでしょうか。関西大学鉄道研究会写真展「よみがえる あの時代」では、そうした移り変わりをOB会員が、過去に撮影した写真と同じような場所で、現在の風景を撮影して今昔を比較しています。 また、現役学生が撮影した写真も展示しています。
(1)催物名 関西大学鉄道研究会写真展「よみがえる あの時代」 (2)開催日 平成25年3月24日(日)まで (3)会場 エントランス・ギャラリー (4)内容 国鉄時代の駅の風景や京都市電、私鉄など、懐かしい写真や現在の写真などを約20点展示しています。 (5)主催 関西大学鉄道研究会
|