ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2012-08-24 18:36:44 |
朝日新聞出版・アサヒカメラ編集部
このたび、弊社より、写真家櫻井 寛さんの『ぞっこん鉄道今昔−昭和の鉄道撮影地への旅』を刊行いたしました。 本書は、弊社の月刊誌「アサヒカメラ」で現在も好評連載中の「櫻井寛のぞっこん鉄道」の2006年1月号から2010年12月号まで5年間連載された「ぞっこん鉄道−思い出の撮影地再訪」をまとめたものです。 櫻井さんが中学生時代に父親のリコーフレックスで撮り始めた故郷小海線の野辺山高原や信越本線の碓氷峠に始まり、中学、高校、大学時代に撮影した思い出の地を、当時撮影したモノクロプリントを頼りに三十数年前の撮影ポイントを探しながら再訪問する旅紀行です。 北海道・宗谷本線の塩狩峠から九州・志布志線の安楽川鉄橋まで日本全国56路線60カ所の鉄道風景を網羅しております。 書 名 : ぞっこん鉄道今昔 昭和の鉄道撮影地への旅 著 者 : 櫻井 寛 発行者 : 勝又ひろし 発行所 : 朝日新聞出版 発行日 : 2012年8月30日 第1刷発行 装丁・本文デザイン・DTP・地図作成: 板谷成雄 図書符号: ISBN978-4-02-331112-1 ●著者紹介 櫻井 寛(さくらい・かん) 1954年長野県生まれ。幼少のころより旅と鉄道を何よりも好む。 鉄道員に憧れて昭和鉄道高校に入学したが、在学中から鉄道写真に魅せられ、写真家を目指して日本大学芸術学部写真学科に進む。 卒業後、出版社写真部勤務を経て、1990年にフォトジャーナリストとして独立。1994年『鉄道世界夢紀行』で第19回交通図書賞を受賞。取材した国は86か国、海外渡航回数は210回以上を数える。 著書に『オリエント急行の旅』(世界文化社)、『世界鉄道の旅』(小学館)、『電車とバスと徒歩で行く奥の細道紀行』(日経BP社)、『途中下車の愉しみ』(日本経済新聞出版社)など多数。監修を務めるコミック『駅弁ひとり旅』(作画・はやせ淳、双葉社)は大ヒット中。 日本写真家協会、日本旅行作家協会会員。 ぞっこん鉄道今昔−目次 北海道・東北 宗谷本線 塩狩峠 日本最北鉄道の美しい峠 8 留萌本線 恵比島 地名も魅力だった北海道 11 旭川電気軌道 旭川四條 復活させたい最北の路面電車 14 釧網本線 北浜鉄橋 ニコンF大活躍の酷寒の鉄橋 17 釧網本線 川場温泉 季節臨時列車が人気の観光路線 20 北海道ちほく高原鉄道 足寄 Xデーは4月20日(木) 23 室蘭本線 追分駅 更地になった石炭列車の操車場 27 広尾線 幸福駅 ブーム去り悲しき廃線の幸福駅 30 日高本線 判官館・絵笛 岩をも変える33年の歳月 33 室蘭本線 礼文華 思い出す礼文華海岸の絶景 37 函館本線 長万部 列車を照らし続けてきた水銀灯 40 函館本線 駒ヶ岳 航空機では見逃してしまう絶景 43 函館市電 函館駅 見上げるといつも函館山が 46 青函連絡船 摩周丸 鳴呼、津軽海峡冬景色 49 関東 奥羽本線 板谷峠 「峠の力餅」は今も健在 53 日中線 熱塩駅 1日3往復の超ローカル線 56 上越線 湯檜曽 懐かしい鉄研時代の合宿地 60 日鉄鉱業羽鶴線 葛生の1080号 36年前と同じ姿の英国紳士 63 信越本線 碓氷峠 再び味わえる感動の峠越え 66 信越本線 横川駅 EF55の寂しい後ろ姿 70 上信電鉄 シーメンスのデキ 都会を感じさせた電鉄の文字 73 西武山口線 ユネスコ村 球団誕生とともに消えたSL 76 八高線 金子坂 米軍爆撃機の下で撮ったD51 79 京浜東北線 南浦和 ストだらけだった当時の国鉄 82 京成電鉄 京成高砂 懐かしさ漂う「踏切人間模様」 85 東北本線 上野駅 終着駅を感じさせる13番線 88 上野動物園おサルの電車 童心に帰る世界唯一の電車 92 東急世田谷線 下高井戸 カラフルになった玉電″の再来 95 山手線 原宿駅 40年前と変わらぬその姿 98 中央線・総武線 四ッ谷駅 中学の修学旅行最大の思い出 101 東海道新幹線 東京駅 新幹線が増え、変わるその姿 104 中部 磐越西線 日出谷 今も定期運行されているSL 108 北陸本線 筒石 トンネルになった思い出の駅 111 東洋活性白土専用線 糸魚川駅 まぶたに浮かぶ軽便蒸気機関車 114 長野電鉄 朝陽駅 宅地になった線路脇のリンゴ畑 117 上田電鉄 別所温泉 都会の電車は憧れだった 120 小海線 高岩 初めての鉄道写真体験 124 小海線 信濃川上駅 穏やかさに包まれた秘境の駅 128 中央西線 寝覚ノ床 山に囲まれた木曽路の名勝 131 明知鉄道 阿木 目立つのは築堤上の電柱と電線 134 関西・中国 関西本線 加太越え 万博をパスして撮影した大築堤 138 嵯峨野観光鉄道 保津峡 廃止からよみがえった人気観光鉄道 141 桜井線 桜井駅 記念日に乗りたい最後の一路線 144 伯備線 布原 カルチャーショックのうどんの昧 147 呉線 天応 今も変わらぬC59活躍の地 151 三江線 江津本町 日本一ラッキーなローカル線 154 山陰本線 宇田郷 コンクリート橋は健在なり 157 山口線 仁保 今も健在、蒸気機関車の雄姿 160 四国・九州 字高連絡船 高松桟橋 夜の高松港をデジタル撮影 164 鹿児島本線 門司港駅 九州が外国のように思えた日 168 平成筑豊鉄道 油須原 今も変わらぬ鮮やかなトラス橋 171 後藤寺線 中元寺川 よみがえる石炭の町・筑豊への郷愁 174 唐津線 多久 消えゆくブルートレインの雄姿 178 佐賀線 筑後川昇開橋 子供のころから憧れた可動橋 181 長崎電気軌道 長崎駅前 100円で乗れる大感激の路面電車 184 南阿蘇鉄道 白川鉄橋 涼風を思い出す阿蘇の高原鉄道 188 日豊本線 小丸川橋梁 廃止直前「富士」で行く高鍋駅 191 肥薩線 瀬戸石 栄枯盛衰を感じさせる無人駅 194 くま川鉄道 球磨川鉄橋 ゆったりとした球磨川の流れ 198 志布志線 安楽川鉄橋 廃線跡によみがえるC58の雄姿 201 あとがき204 本書は、2006年1月号から2010年12月号まで「アサヒカメラ」で連載された「櫻井寛の懐かしのぞっこん鉄道−思い出の撮影地再訪」をまとめたものです。本書記載の撮影年月、列車名、運賃・料金等は連載時のものをそのまま掲載しています。 |
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