NEWS RELEASE:全般      3
No.2191 【東京堂出版】新刊:新幹線vs航空機 堀内重人・編著
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2012-05-18 01:10:20
平成24年5月11日
株式会社東京堂出版
http://www.tokyodoshuppan.com/

 この度弊社では、『新幹線vs航空機』という単行本を刊行しました。
 ご存じのように、JRの新幹線と航空各社は、競合区間において、顧客獲得のために、運賃やサービスの面などで、激しい競争を行っています
 本書では、路線別に、歴史的経緯を踏まえながら、それぞれが売上を伸ばすために、どのような戦略をとってきたかを、著者が実際に乗った経験を交えながら、解説しています。
 あわせて、今後開通が見込まれる新幹線路線がどのような競争になるか、また、日本の新幹線が輸出された台湾の例と、フランスの技術を導入した韓国の例も取り上げています。
 これまでにない読み物として、鉄道趣味者や旅行者にとって大変興味深い本だと思われます。


 新幹線は300キロ超の運転へ
 航空機は格安&便数の変更

 速達、運賃、客室、サービス…
 競合する高速鉄道と航空路の激しいバトル

 路線ごとに現況を追い、問題点と影響を詳らかにする

シェア獲得へ
壮絶な戦い!


新幹線は、高速化や新在直通運転の実施で所要時間の短縮を行い、航空機に対する競争力の強化を図ってきた。一方の航空は、800キロ以上の距離では新幹線に対する競争力があるため、マイレージを導入して顧客を囲い込む戦略を採用してきた。だが規制緩和が実施された2000年以降は、早割などの割引航空運賃を設定することで、新幹線に対する競争力を維持しようとしている。
(本書「はじめに」より)


書  名: 新幹線vs航空機
編 著 者: 堀内重人(はりうち・しげと)
判  型: A5判
造  本: 並製カバー装
貢  数: 272ページ
定  価: 1800円(本体価格)
発 行 年: 平成24年3月20日 初版印刷
      平成24年3月30日 初版発行
発 行 者:  松林孝至
印刷製本: 図書印刷株式会社
発 行 所: 株式会社東京堂出版 http://www.tokyodoshuppan.com/
図書符号: ISBN978-4-490-20770-5 C0065


〔著者略歴〕堀内重人(はりうち・しげと)
 1967年(昭和42)生まれ。立命館大学経営学研究科博士前期課程修了。運輸評論家として執筆や講演活動を行う傍ら、NPOなどで交通問題を中心とした活動を行う。日本交通学会、公益事業学会、日本海運経済学会、交通権学会、日本モビリティ・マネジメント会議、日本環境教育学会会員。
 著書に『鉄道・路線廃止と代替バス』(東京堂出版)、『ブルートレイン誕生50年−20系客車の誕生から、今後の夜行列車へ−』(クラッセ)、『地域で守ろう!鉄道・バス』(学芸出版社)、『廃線の危機からよみがえった鉄道』(中央書院)、『高速バス』(グランプリ出版)、『都市鉄道と街づくり−東南アジア・北米西海岸・豪州などの事例紹介と日本への適用』(文理閣)などがある。
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NEWS RELEASE:全般      3
No.2192 (Re:2191) 【東京堂出版】新刊:新幹線vs航空機 堀内重人・編著 目次
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2012-05-18 01:15:48
新幹線 vs 航空機◎目次

はじめに 1

第1章 東京−大阪間の客を奪え−−−−−−−−−−−−−−11
 1 高速鉄道の計画は戦前からあった!!………………………12
  弾丸列車から「新幹線」へ 12
  日本人のライフスタイルを変えた東海道新幹線の開業 17
  万国博覧会の大成功で新幹線の需要がますます増加 20

 2 黎明期の航空業界は深夜便が花盛り………………………23
  国産機「YS−11」がフルに活躍 23
  「45・47体制」の不思議 25

 3 新幹線をさらに高速化せよ…………………………………27
  初の2階建て車両「100系」の登場 27
  300系「のぞみ」が楓爽とデビュー 29

 4 航空運賃割引制度による大変化……………………………32
  運賃の割引が新幹線との競争を激化 32
  JR東海・JR西日本の逆襲 35
  静かに戦うJR東日本 36

第2章 大阪−福岡間は日本有数の激戦区−−−−−−−−−−−41
 1 新幹線は九州へ………………………………………………42
  東京−博多間が大幅な時間短縮 42
  博多駅か福岡空港か 44

 2 積極的なJR西日本…………………………………………46
  「ウエストひかり」はゆったりとした座席 46
  「グランドひかり」を投入 50
  「グランドひかり」に個室車が設けられなかった理由 53

 3 まるで飛行機のような500系「のぞみ」………………56
  500系「のぞみ」300キロ運転のための軽量化努力 56
  新規航空会社の参入 61
  「のぞみ」より人気の高い「ひかりレールスター」 65

第3章 新幹線は北へと伸びる−−−−−−−−−−−−−−−−71
 1 東北・上越新幹線が変えたもの……………………………72
  「雪に弱い」と言われた新幹線の汚名返上へ 72
  羽田−仙台、羽田−新潟便の廃止 76
  悲願の上野乗り入れ 77
  東北・上越新幹緑の高速化に向けた取り組み 81
 2 通勤型新幹線の導入…………………………………………85
  総2階建て新幹線「E1系」 85
  世界一たくさんの乗客を運ぶ「E4系」 90

 3 さらに北へ!! 目指せ新青森………………………………93
  ミニ新幹線ではなくフル規格にせよ 93
  夢の360キロ運転を目指したE5系 98
  高級感漂う「グランクラス」の登場 102
  航空路は軒並み撤退 106

第4章 ミニ新幹線の謎−−−−−−−−−−−−−−−−−−111
 1 ミニ新幹線とは……………………………………………112
  なぜミニ新幹線が導入されたのか 112
  ミ二新幹線で建設費はどれだけ節約できるのか 115

 2 ミニ新幹線導入の弊害……………………………………118
  崩壊する在来線ネットワーク 118
  鉄道貨物輸送は大打撃 119
  130キロなのに速達性!? 121

 3 ミニ新幹線が航空業界へ与えた影響……………………125
  振り回される羽田−山形線 125
  どちらも勝利できない東京−秋田間 127

第5章 JR化後に開通した新幹線−−−−−−−−−−−−−131
 1 オリンピックが決め手となった北陸新幹線の長野開業…132
  北陸(長野)新幹線はなぜフル規格? 132
  松本空港の衰退 136
  顕在化する並行在来線の問題 140
  しなの鉄道の生き残り作戦 143

 2 変則的な九州新幹線の開業方法……………………………146
  なぜ鹿児島中央−新八代間を先に開業させたのか 146
  N700系による山陽新幹線との直通実現 149
  先行き不安な肥薩おれんじ鉄道 153
  九州新幹線全通と、大阪−熊本、大阪−鹿児島便の変化 159

第6章 航空事情の変化と運賃、利便性−−−−−−−−−−−165
 1 規制緩和による格安航空会社の台頭………………………166
  なぜ規制緩和? 166
  航空法の改正 169
  東京−大阪線にシャトル便の就航 171
 2 日本航空の経営破綻がもたらしたこと……………………175
  日本航空と日本エアシステムの経営統合 175
  日本航空の経営破綻 178
 3 格安航空会社の現状と新幹線対策………………………180
  日本初の格安航空会社「スカイマーク」 180
  地域の輸送を重視する「エア・ドゥ(北海道国際航空)」 184
  日本でエアバスは珍しい「スターフライヤー」 191
  名前変更が起爆剤となるか「ソラシドエア(スカイネットアジア航空)」 196
  格安航空会社の展望 200

 4 海外からやってきた格安航空会社………………………204
  便数で勝負する「ジェットスターアジア航空」 204
  クアラルンプールまでたったの5000円「エアアジアX」 207
  空港アクセスに力を入れる茨城空港 209

第7章 どうする? どうなる? 今後の高速交通−−−−−−215
 1 整備新幹線は全国へ………………………………………216
  北の大地へと繋がる「北海道新幹線」 216
  東京−大阪を結ぶ新ルート「北陸新幹線」 221
  フリーゲージ新幹線になるか「長崎新幹線」 223
  速達性の切り札「リニア新幹線」 226

 2 空港はどのように整備されてきたのか…………………231
  空港整備特別会計とは 231
  空港民営化の功罪 234
 3 海外にもある! 「高速鉄道」対「航空路」…………239
  N700系? 日本の新幹線技術をふんだんに取り入れた「台湾新幹線」 239
  フランスの技術を取り入れた「韓国高速鉄道」 248

おわりに 260
参考文献 264