ほりうち(ccbu8181) 2007-12-25 23:53:36 |
ユーレイルパスなど欧州の鉄道パスを日本に輸入している総代理店「レイルヨーロッパジャパン」の月刊ニュースの2007年12号の内容をご紹介します。
旅行代理店向けのニュースですが、ヨーロッパの鉄道きっぷ・鉄道旅行商品についての情報が満載ですので、皆様に紹介させていただきます。 「旅のヒント」は、TGV東線でフランス北東部・ドイツ南部のクリスマスマーケットを訪ねる旅をご紹介しています。ぜひご一読ください。 ///鉄道フォーラム リリース文入力担当 堀内 聡/// RAIL EUROPE JAPAN NEWS 2007/12 2007年 第12号(12月21日発行 通巻 第83号) 発行:RAIL EUROPE JAPAN 今月のニュース ●タリス、プロモーションで50%割引! ●新スイスパッケージ「ピーク オブ ザ ワールド」 ●2008年の新ユーレイルパス ●好評! ブリットレイルのオフピークプロモーション ●ユーロスターのスケジュール変更 ●ブリットレイルのスケジュール変更 お知らせ ●「ヨーロッパ鉄道パス&チケットカタログ2007」、申込み受付け中 ●一般消費者向けメルマガ会員のご登録について 旅のヒント ●ホテルトレインとユーロスター スペイン、ポルトガルとパリ、ロンドンの旅 |
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ほりうち(ccbu8181) 2007-12-25 23:54:21 |
*【REJ】RAILEUROPE JAPAN NEWS 2007/12つづき*
今月のニュース タリス、プロモーションで50%割引! レイルヨーロッパでは2008年1月8日〜3月2日の間、当社オンライン(www.raileurope.jp)上で、高速列車タリス1等(コンフォート1)と2等(コンフォート2)の座席チケットを予約、購入すると、通常料金の50%割引となるプロモーションを実施します。タリスの国際線全線を対象にしており、プロモーションチケットのご利用は、08年1月20日から3月20日までです。 タリスは、パリ、ブリュッセル、アムステルダム、ケルンなど、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツの4 カ国を結ぶ高速列車です。主要路線であるパリ〜ブリュッセル間は、所要時間約1時間22分で、ブリュッセル〜アムステルダム間は約2時間41分で、パリ〜アムステルダム間は約4時間9分で、それぞれ結びます。 車内は、シャレたワインレッドを基調としたインテリアが特徴で、バー車両を連結しています。人気の1等座席にはオープンサロン式の電動リクライニングシートを採用、主要路線の1等席では、時間帯に合わせて座席での食事(チケット料金に含まれます)をお楽しみいただけます。 新スイスパッケージ「ピーク オブ ザ ワールド」 人気のスイスパッケージに、新商品「ピーク オブ ザ ワールド」が加わります。インターラーケン(またはグリンデルワルト)、チェルマットから出発するツアーで、ラックレール登山鉄道でユングフラウヨッホとゴルナーグラートという人気の2峰を登頂し、さらに車窓からベルナー・オーバーランド地方やヴァレー地方の景観を楽しめるツアーです。 基本パッケージ(4泊5日)は、大人1人(ツイン利用)600ドルで、3つ星ホテル(朝食付き)、2等スイスカード(5日間)が含まれます。4つ星ホテルへのアップグレードや延泊のほか、シルトホルン、マッターホルンへのエクスカーションも追加できます。 2008年の新ユーレイルパス ユーレイル商品の1ヶ国パスに2008年は、新たに「ユーレイル スロベニアパス」が加わります。スロベニアの国鉄(またはそれに相当する鉄道会社)に有効なパスです。また、ユーレイル リージョナルパスには、新たに「ユーレイル フィンランド-スウェーデンパス」「ユーレイル デンマーク-スウェーデンパス」「ユーレイル ノルウェー-スウェーデンパス」が加わります。なお、従来のオーストリアレイルパス、チェコフレキシーパス、スカンレイルパスは、2008年以降、いずれもユーレイル商品に切り替わり、「ユーレイル オーストリアパス」「ユーレイル チェコ共和国パス」「ユーレイル スカンジナビアパス」となります。 ◎ユーレイル1ヶ国パス 以下の各国の国鉄、またはそれに相当する鉄道会社に有効なパスです。 オーストリア、ベルギー-オランダ-ルクセンブルグ(ベネルクス)、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、ギリシャ、オランダ、ハンガリー、アイルランド共和国(北アイルランドは含まれません)、イタリア、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スカンジナビア(デンマーク-フィンランド-ノルウェー-スウェーデン)、スペイン、スウェーデン 好評! ブリットレイルのオフピークプロモーション 既報の通り、ブリットレイルでは現在、ブリットレイルパス商品が20%割引きとなる「ブリットレイル オフピークプロモーション」を実施中です。パスの有効期間は、08年2月29日(販売期間は08年2月15日)まで。対象となるのは、ブリットレイルパス、ブリットレイルフレキシーパス、ブリットレイル イングランドパス、ブリットレイル イングランドフレキシーパスで、ファーストクラスとスタンダードクラスに適用されます。ただし、シニア料金にはプロモーションは適用されません。 また、08年1月1日以降に発券したパスは、08年度のパス料金から20%割引きとなり、プロモーション料金が異なります。ご注意ください。 ユーロスターのスケジュール変更 12月25日、ユーロスターの運行はキャンセルとなります。また、12月26〜29 日と30日のユーロスターは大幅に減便されますので、ご注意ください。 ブリットレイルのスケジュール変更 ブリットレイルは12月24日、ロンドン〜エジンバラ間の運行をキャンセルしています。ご注意ください。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2007-12-25 23:55:01 |
*【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS 2007/12 つづき*
お知らせ 「ヨーロッパ鉄道パス&チケットカタログ2007」、申込み受付け中 レイルヨーロッパジャパンでは、毎年ご好評いただいている、一般消費者向けの「ヨーロッパ鉄道パス&チケットカタログ」の2007年版の申込みを受付けています。同カタログは、日本で販売している鉄道パス、列車などの情報を網羅しているもので、幅広くヨーロッパ鉄道の販売にご利用いただけるものと確信しています。 (カタログ申し込み自体は代理店向けですが、ニュースとして掲載しました) 一般消費者向けメルマガ会員のご登録について レイルヨーロッパジャパンでは、一般消費者を対象にした「レイルヨーロッパジャパン メールマガジン」の配信を行っています。このメールマガジンには、鉄道に関する最新ニュースだけでなく、レイルエキスパート作成のモデルコース、政府観光局とリンクした各国の現地情報などが満載。一般消費者のヨーロッパ鉄道旅行へのモチベーションを高める内容となっています。 配信は月1回、登録は無料です。受信ご希望の方は、http://www.raku-mag.jp/~re/reg-unreg.htmlまで。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2007-12-25 23:55:53 |
*【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS 2007/12つづき*
旅のヒント レイルヨーロッパがおすすめする鉄道の旅 このコーナーでは、レイルエキスパートが体験したヨーロッパ鉄道旅行を紹介しています。ルートを組む際に気をつけたいポイント、日本でチケットを購入するメリットの具体例など役立つ情報が満載です。販売にお役立てください。 ホテルトレインとユーロスター 〜スペイン、ポルトガルとパリ、ロンドンの旅 JFF(JTB サポート中部) 河野 いわお 旅程 1日目 中部国際空港からパリ、ド・ゴール空港へ。 【機中泊】 2日目 朝、ド・ゴール空港着。REP電車にてパリ市内へ。 夜、オーステルリッツ駅からコラール・ルネア(寝台列車)にて、「奇跡の泉」で知られるルルドへ。 【車中泊】 3日目 朝、ルルド着。カトリックの聖地を巡礼。 【ルルド泊】 4日目 サンティアゴ巡礼道を東へ向かい、ピレニーを越えてスペインへ。 (中略) 9日目 聖地サンティアゴ・デ・コンポステラ着。大聖堂でのミサに参列。 【サンティアゴ泊】 10日目 大西洋に臨む町、ア・コルーニャへ。夜、ホテルトレインにて マドリッドへ。 【車中泊】 11日目 朝、マドリッドのチャマルティン駅着。プラド美術館などを見学。 夜、再びルシタニア号寝台車にてポルトガル・リスボンへ。 【車中泊】 12日目 朝、リスボンのサンタ・アポロニア駅着。市内、シントラ、ロカ岬などを観光。夜、再びルシタニア号にてマドリッドへ。 【車中泊】 13日目 朝、マドリッド着。アトーチャ駅からAVEにて古都トレド観光へ。 夜、チャマルティン駅発のエリプソス「フランシスコ・デ・ゴヤ号」にてパリへ。 【車中泊】 14日目 朝、パリ・オーステルリッツ駅着。 【パリ泊】 15日目 朝、パリ北駅からユーロスターでロンドンのウォータールー駅(当時※)へ。ナショナル・ギャラリーや大英博物館などを見学。 【ロンドン泊】 16日目 バッキンガム宮殿などを観光後、夕方、ユーロスターでパリへ。 【パリ泊】 17日目 REPにてド・ゴール空港へ。午後の便にて帰国の途に。 【機中泊】 18日目 午後、中部国際空港到着。 ※ユーロスターのロンドン側の発着駅は、07年11月14日、セントパンクラス・インターナショナル駅に移転しました。ウォータールー駅はユーロスター発着駅としては使用されていません。ご注意ください。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2007-12-25 23:56:32 |
セールスポイント ◎節約型旅行に最適! ホテルトレイン限られた時間と費用のなかで、ホテルトレインの利用は移動と宿泊を兼ねるものであり、まさに節約型旅行には最適と言える。列車の乗り心地については、スペインとフランスとでは大差がある。線路状態の差からか、スペイン区間の振動と騒音は大きく熟睡を妨げる。一方、フランス区間は極めてゆれが少なく静かで、乗り心地がよい。 スペインのホテルトレインの編成は、高い料金から順に、グラン(個室寝台)、プレフェル(個室寝台)、クラス(2人部屋)、プレフェル(2人部屋)、トゥリスタ(4人部屋)、1等座席、2等座席となる。筆者が体験したのはトゥリスタ。2段ベッドで下段希望の場合は、必ず予約時に申し出ることをおすすめしたい。 今回、乗車した寝台列車(ホテルトレイン)は、フランス国鉄(SNCF)のコラーユ ルネア、スペイン国鉄(RENFE)のルシタニア、エリプソス「フランシスコ・デ・ゴヤ号」である。 ◎フランス国鉄(SNCF)コラーユ ルネア 乗車前日に始発のオーステルリッツ駅の検分を兼ねて、地下鉄で寝台券を購入に出かけた。前売りカウンターで、19時ルールが適用されるので乗車日の翌日記入したユーレイルパスと旅券を見せて、4055列車のクシェット(簡易寝台)1等4人部屋の寝台券を申し込んだ。パスホルダー料金は17.5ユーロ。 昼間のTGVはモンパルナス駅発着だが、スペイン、ポルトガルへの国際列車を含むホテルトレインは、オーステルリッツ駅発着なので要注意。オーステルリッツ駅は、リヨン駅とセーヌ川をはさんで相対している。18番線まであるが、構内は比較的分かりやすい。 当日、20時過ぎに駅に着き、近くのレストランで夕食を取った。23時前列車の番線が表示された。タルベス行きの4055列車(1等2両、2等4両)はイルン行きの4053列車が連結されている。 乗車前にプラットホーム前に設置されている黄色の自動改札機に寝台券を差し込んで刻印すること。車輌ごとに車掌が立ち、乗客の切符を確認する。個室は2段ベッドが2組で、アメニティーとしてミネラルウォーター、耳栓、ティッシュペーパーが付いている。トイレと洗面は車輌端にある。4人部屋だが2人で下段を使った。 パリを23時14分に出発、明け方には、なだらかな丘陵地帯の畑の中を走りぬけ、朝7時49分にルルドに到着した。ルルドは奇跡の泉で知られるカトリックの聖地で多くの巡礼が集まることで 有名。教会までは駅から歩いて20分ほどだった。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2007-12-25 23:57:12 |
◎スペイン国鉄(RENFE)ホテルトレイン ア・コルーニャはスペイン西北部ガリシア州の州都で、大西洋に面したかなり大きな町である。乗車前日、駅でマドリッドまでの列車の1等指定席券を購入。パスホルダー料金は10ユーロ。当日、シーフードの夕食をおえて駅へ。スペインにはフランスのような自動改札機はない。列車乗車時に車掌の改札を受ける。 21時30分にア・コルーニャを出発。寝台列車の1等座席は、2席+1席(2等は2+2)の配列で、ゆったりはしているが、実際、乗車してみるとやはり寝台車両に乗りたくなった。車掌に申し出ると、次の停車駅、サンチャゴ・デ・コンポステラ(22:35発)まで待つように告げられた。サンチャゴ発車後、トゥリスタクラス(=簡易寝台、洗面台付4人部屋)に案内され、追加料金21.5ユーロを支払った。幸いにも1人で個室を独占することが出来た。スペインのホテルトレインでは切符を夜間は車掌に預け、翌朝受け取ることになっている。 翌朝、7時45分にマドリッド・チャマルティン駅に到着。マドリッドには都心部にアトーチャ駅があるが、国際列車や北部方面行きはチャマルティン駅発着となる。両駅間は普通電車(C-1・7・10)で途中、2駅を経て15分かかる。 ◎スペイン国鉄(RENFE)エリプソス ルシタニア号 昼間、マドリッド〜リスボン間の直行列車はないので、夜行列車を使うことになる。トゥリスタクラス(=簡易寝台、洗面台付4人部屋)の寝台券を当日購入。パスホルダー料金は29ユーロ。カフェテリアでの朝食はチーズを付けて7.5ユーロだった。マドリッド(チャマルティン)を22時45分に出発した寝台列車は、翌朝8時14分にリスボン(サンタ・アポロニア)に到着。夏期は時差が、-1時間ある。当駅はテージョ川沿いのリスボン東部にあり、都心までは歩くと30分かかる。私は到着後直ちに駅で帰りの寝台を予約した。その後、リスボン市内を観光し、夜、22時1分発の寝台列車でマドリッド(翌朝8時43分着)へと向かった。マドリッド・チャマルティン駅は、コイン・ロッカーがあり、大きな荷物を預けることができるので、旅行者には心強い。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2007-12-25 23:57:50 |
◎スペイン国鉄(RENFE)エリプソス「フランシスコ・デ・ゴヤ号」 乗車の2日前、アトーチャ駅の前売りカウンターで、トゥリスタクラス(=簡易寝台、洗面台付4人部屋)を予約した。パスホルダー料金は67ユーロ。マドリッド・チャマルティン駅を19時に出発した。タルゴ車輌は他のホテルトレインと同じ。ただしトゥリスタクラスでは、アメニティー(ミネラルウォーター、耳栓、石鹸、歯磨きセット)が付いている。発車後、車掌が切符と旅券を預かりに来た。21時ごろ座席を寝台に転換した。到着予定時刻を1時間30分ほど遅れて、翌朝10時頃にパリ・オーステルリッツ駅に到着。寝台列車は、食堂・カフェテリア車を連結している。カフェテリアでの朝食セットは6.5ユーロ。パリへの列車到着時刻が遅れたことを考えると、遅延に備え、寝台車が到着予定となる日の午前中のスケジュールには、余裕を見ておいたほうがよい。 ◎ユーロスター パリ、ロンドン両駅でのチェックインは30分前までとなっているが、両駅(特にパリ北駅)とも広い構内で複雑な構造なので、初めての利用者は1時間前には着いていたい。まず乗車券を自動改札機に通してコンコースへ、次いで仏英両国の出入国手続きだが、これはロンドン行き(英国入国カード要記入)がパリで、パリ行きはロンドンでそれぞれ行なわれ、旅券に押印される。手荷物と身体の保安検査は厳重に行なわれる。またユーロとポンドとの両替はコンコース内でできる。 乗り心地は振動や騒音が少なく快適である。ドーバー海峡トンネルの通過所要時間は25分間で仏英ののどかな田園風景が十分に楽しめる。夕方、ロンドンからパリへ。レジャーセレクト(1等)は、2+1の座席配列で、英仏の新聞雑誌と飲み物・食事付。当日の夕食のメニューを紹介すると、飲み物がワイン、シャンペン、ソフトドリンク、コーヒー、紅茶、食事はサラダ、チーズまたは鮭、チーズケーキが出された。 ※ここで記載されている料金はすべて当時の価格で、07年、または08年の料金は異なる場合がございます。ご了承ください。 ★利用する鉄道商品 ユーレイルパスフレキシー1等15日間用 ○レイルエキスパート プロフィール 河野 いわお(こうの いわお) 株式会社JTBサポート中部所属。現在は旅行企画の相談を担当。青春18きっぷを愛用する鉄道旅行好きで、列車利用の旅こそが、旅の内容を豊かにし旅の楽しさを増す一番のものであると確信して、ツアーコースへの組み込みを勧めています。 |
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