ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2011-11-20 18:54:09 |
プラス3時間で小旅行を満喫
出張で訪れる大都市から少しだけ足を延ばそう! 人気路線のポイント、効率的な移動方法など詳細に提案 メディアファクトリー新書 何日もかけて一人旅をするだけの時間と予算がある人は、そう多くないだろう。魅力的で、乗ってみたいと思う路線ほど訪れにくい、というジレンマもある。そんなとき、たまたま出張で、普段は縁がない土地に行けることになったらどうだろうか。周辺のローカル線に乗ってみる、まさに絶好のチャンスではないか。(中略)出張先での時間をうまくやりくりして、実行あるのみである。 出張先が、これまでよく知らない場所であったとしても、楽しめるローカル線の一つや二つ、探せば見つかるものだ。日本全国、どこへ行っても魅力的な鉄道は存在するのだから。(「まえがき」より) タイトル: メディアファクトリー新書 039 出張ついでのロー力ル線 発 行 日: 2011年10月31日 初版第1刷発行 著 者: 野田 隆 発 行 者: 近藤隆史 発 行 所: 株式会社メディアファクトリー 定 価: 本体740円(税別) 図書符号: ISBN978-4-84014278-6 C0226 出張中に3時間をひねり出そう! ローカル線をめぐりたい−。そう望んでも、時間や金銭的な制約から、実際に訪れるのは容易ではない。 そこで、出張の機会をちゃっかり利用しよう。 札幌、仙台、東京、名古屋、福岡といった「出張先の大都市」からほんの少し足を延ばせば、魅惑のローカル線を味わえるのだ。 さあ、なんとか出張中に3時間を捻出しよう。効率的な移動の方法や、人気路線の見どころなど旅のプランは、すべて本書に載っています。 あとがき より [前略]いわゆる人気ローカル線のみを扱う多くの鉄道旅行本とは、一線を画す内容になったと自負している。先述の条件に合わせて、路線の選択自体に工夫を凝らしたため、「定番」以外の路線も数多く取り上げることができたからだ。[中略] そのため、本書は鉄道旅行の初心者向けに書いたものであるにもかかわらず、定番路線では飽き足らなくなった「通」の方にも納得できるものに仕上がったと思う。 タイトルに「出張ついで」とはあるが、読者はサラリーマンに限るものではない。「所用ついで」「知人訪問ついで」であっても一向に構わないし、「用はなくても」ちょっとした鉄道旅行をしたい人にも役立ててもらえる内容だろう。趣味を持ちたいけれど、なかなか忙しくて……という人にもオススメだ。鉄道自体はもちろんのこと、駅弁や温泉、列車や駅舎を撮影するためのカメラなど、興味に応じて楽しみはどんどん広がっていく。 だまされたと思って、出張先での仕事が終わった後、本書を片手にローカル線の旅に出かけてみてほしい。身構える必要などない。それほどお金もかからないし、難しい技術も必要ない。列車に揺られて、ただのんびり過ごせばいいのだから−。 野田 隆 のだ・たかし 1952年名古屋市生まれ。早稲田大学大学院修了。長らく、都立高校の教諭を務めながら、鉄道旅行を中心とした著作を発表してきた。2010年3月に退職後は、旅行作家に専念し、活動を続ける。All About「鉄道」のガイドも担当。日本旅行作家協会理事。『にっぽんローカル鉄道の旅』『にっぽん鉄道旅行の魅力』(平凡社新書)、『テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅』(光文社新書)などを書多数。 メディアファクトリー新書 039 出張ついでのローカル線 目次 まえがき ローカル線は出張中にこそ楽しもう 9 第1章 絶景が車窓に広がる路線 13 [札幌発]函館本線・山線紀行 14 [札幌発]北海道らしい山と平原が広がる札沼線 25 [仙台発]渓谷が織り成す絶景が連続する仙山線 37 [鹿児島発]鹿児島からは人気の肥薩線で帰ろう 47 第2章 季節を感じられる路線 59 [東京発]都心で花と緑が楽しめる都電荒川線 60 [大阪発]高野山を巡る「こうや花鉄道」の旅 71 [新潟発]上越線の景勝区間でループ線を楽しむ 84 第3章 名物を味わえる路線 95 [東京発]京成金町線に寅さんの故郷を訪ねる 96 [広島発]広島名物を堪能する広電の旅 107 [名古屋発]寄り道グルメを楽しめる天竜浜名湖線 117 第4章 鄙びた空気を醸し出す路線 129 [新潟発]越後平野をのんびり走る越後線・弥彦線 130 [広島発]芸備線のディーゼルカーで川の町へ 140 [博多発]筑豊炭田の栄華を偲ぶ筑豊本線の旅 149 [大阪発]南海&阪堺ミナミの不思議な路線巡り 160 第5章 温泉でのんびりできる路線 173 [仙台発]湯けむりライン陸羽東線でひと風呂 174 [鹿児島発]観光特急で行くJR最南端駅と砂むし温泉 184 [高松発]ことでんに乗って琴平の日帰り温泉へ 195 第6章 知られざるお楽しみ路線 205 [名古屋発]貴重でかわいいナローゲージの旅 206 [名古屋発]なんとも不思議な城北線 216 [博多発]北と南で雰囲気が異なる香椎線の旅 226 あとがき 列車に揺られて、ただのんびり過ごせばいい 236 |
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