ほりうち(ccbu8181) 2007-11-01 13:42:43 |
ユーレイルパスなど欧州の鉄道パスを日本に輸入している総代理店「レイルヨーロッパジャパン」の月刊ニュースの2007年10号の内容をご紹介します。
旅行代理店向けのニュースですが、ヨーロッパの鉄道きっぷ・鉄道旅行商品についての情報が満載ですので、皆様に紹介させていただきます。 「旅のヒント」は、ユーロスターのを利用したベルギー&ロンドンの旅とES*、ECなどを利用したイタリア〜スイスのプランをご紹介しています。ぜひご一読ください。 ///鉄道フォーラム リリース文入力担当 堀内 聡/// RAIL EUROPE JAPAN NEWS 2007/10 2007年 第10号(10月31日発行 通巻 第81号) 発行:RAIL EUROPE JAPAN 配信にかかわるお詫びとお願い 今月のニュース ●セントパンクラス駅、11 月14 日開業へ ●フランス国内長距離列車の料金体系変更 ●ユーロスター、オンライン・ブッキング・キャンペーン実施! ●鉄道で巡るクリスマスマーケット ●ブリットレイルのクラス名変更 ●12 月9 日、TGV リリアの新路線開通と子供だけの乗車について ●ドイツの列車が禁煙へ ●タリスのスケジュール変更 ●エリプソスのスケジュール変更 お知らせ ●「ヨーロッパ鉄道パス&チケットカタログ2007」、申込み受付け中 ●一般消費者向けメルマガ会員のご登録について 旅のヒント ●ユーロスターで行くベルギー&ロンドンとイタリア、スイス 読者の皆様へ すでにお伝えしております通り、メールマガジン配信にかかわるサーバー障害により、一部データを失ってしまいました。このため、5 月以降にオンライン上で配信停止の手続きをしていただいた皆様にも「REJ ニュース」が配信されています。大変お手数をおかけいたしますが、オンライン上(http://www.raileurope.jp/subscribe/request_news.html)にて、改めて配信停止の手続きをしていただくか、REJ ニュースデスク(news.desk1@raileurope.jp)まで、「REJ ニュース配信停止希望」と明記の上、ご一報いただきたく、よろしくお願い申し上げます。 お手数をおかけいたしますこと、重ねてお詫び申し上げます。 レイルヨーロッパ スタッフ一同 |
|
|
|
|
ほりうち(ccbu8181) 2007-11-01 13:43:22 |
*【REJ】RAILEUROPE JAPAN NEWS 2007/10つづき*
今月のニュース セントパンクラス駅、11 月14 日開業へ 既報の通り、ユーロスターは11月14日から、ロンドン発着駅はセントパンクラス駅に変更となります。当日は、個人のお客様については、座席クラスにかかわらず、遅くとも30分前までにはターミナルに到着するうようにしてください。 ユーロスター発着駅の移転および、高速列車に対応した新たな軌道の供用開始により、ロンドン〜ブリュッセル間は1時間51分(直行便)で、ロンドン〜パリ間は2時間15分(直行便)で運行され、いずれも現在よりも20分以上運行時間が短縮されることとなります。また、セントパンクラス駅はロンドン市内の中心にあり、地下鉄や郊外への路線が数多く乗り入れていることで、ロンドンと地方への乗り継ぎの利便性がさらに向上すると期待されています。 フランス国内長距離列車の料金体系変更 フランス国鉄は10月8日から、フランス国内ジャーニートレイン(TGV、Teoz、Lunea)の料金体系を変更しました。お得なレジャー料金は、5 タイプの料金レベルを導入しました。レジャー料金のチケットはいつでもご購入いただけます。レジャー1〜4 料金は片道で、事前購入の時期によって割引率が異なります。さらにレジャー週末1〜4 料金は、週末(土曜か日曜)の往復乗車か、土曜夜に目的地にて宿泊する場合に適用されます。こちらも事前購入の時期により割引率が異なります。 また、特にビジネス客向けの大人通常料金(Plus Fare)はアフターセールスにおいて、よりフレキシブルな対応が可能で、1 等席をご利用のお客様は、ほとんどの空港ラウンジをご利用いただけます。 ユーロスター、オンライン・ブッキング・キャンペーン実施! レイルヨーロッパでは11月7日〜12月9日の約1 カ月間、ユーロスター・オンライン・ブッキング・キャンペーンを実施します。キャンペーン期間中、レイルヨーロッパジャパンのオンラインブッキングサイト上(www.raileurope.jp)で、ユーロスターのチケット(スタンダードクラス、またはレジャーセレクト)をご購入いただいた方、先着100 名様にビジネスプレミアラウンジへのアクセス券をプレゼントします。ビジネスプレミアラウンジご利用券が無くなり次第、キャンペーンは終了させていただきます。 通常、このラウンジは、ビジネス旅行者向けの最高級クラス、ビジネスプレミアのチケットを購入されたお客様のみがご利用になれるラウンジです。専用のビジネスプレミアラウンジは、パリ、ロンドン、アシュフォード、ブリュッセルにあり、ゆったりとした空間に快適なソファやシートを配し、新聞や軽食などのサービスも充実しています。 ただし、ビジネスプレミアラウンジをご利用いただく時期や時間帯によっては、ラウンジが混雑することが予想されます。この際、ラウンジへの入場をお断りすることもありますので、予めご了承ください。 鉄道で巡るクリスマスマーケット クリスマスマーケット巡りは、冬のヨーロッパ旅行の人気テーマ。お得な鉄道パスを使って列車で、便利に効率よくクリスマスマーケットを訪れてはいかがでしょう。ドイツやフランスをそれぞれ1 カ国周遊なら、ジャーマンレイルパスやフランスレイルパスがお得です。ドイツとフランスの2 カ国なら、ユーレイル フランス-ジャーマンパスをご利用ください。また、鉄道や航路で結ばれる3 カ国を選んで利用できるユーレイル セレクトパスも人気の鉄道パス商品です。 クリスマスマーケットは11 月末から12 月24 日のクリスマス頃まで、ドイツやベルギー、フランス、イタリアなど、ヨーロッパ各地で開かれます。それでも、クリスマスマーケットといえば、ドイツを真っ先にイメージする人も多いはず。ドイツ国内では大小2500 もの伝統的なマーケットが各地で開かれます。中でも、ドイツ三大クリスマスマーケットとして知られているのが、最古の歴史を誇るドレスデン、最大規模のシュトゥットガルト(ファンタスティック街道)、世界的にもっとも有名なニュルンベルク(古城街道)です。このほか、メルヘン街道沿いのブレーメンやカッセル、古城街道沿いのハイデルベルクやバンベルク、ロマンティック街道沿いのローテンブルクやアウクスブルクなどは、特徴的なクリスマスマーケットとして知られています。これら都市はほとんどがICE で結ばれています。ローテンブルクはローカル線での乗り継ぎとなります。 また、今年6 月に開通したTGV 東線を利用すれば、シュトゥットガルトやミュンヘンから、フランス・ストラスブールへと乗り継げます。ストラスブールでは16 世紀から続く伝統的なクリスマスマーケットを楽しめます。さらにTGV 東線はストラスブール〜パリ間を約2 時間20 分で結んでいるので、パリまで足を延ばすのも一案です。 パリからTGV で南仏へと向かえば、エクス・アン・プロバンスやマルセーユ、アルルなどで南仏伝統のクリスマスが楽しめます。伝統的な衣装を着たサントン人形、ワインと地元の味覚を満喫してください。一方、タリスでパリからベルギーのブリュッセルへと移動すれば、グランプラス周辺はクリスマス一色に輝き、ブリュッセルの聖キャサリン広場のクリスマスマーケットは12 月末まで開かれています。 ハンドメイドのイタリアン・クラフトはいかがでしょう。イタリアン・アルプスで知られるドロミテとその周辺のアルプスの町々でもクリスマスマーケットは開かれています。スイスのバーゼルは、溢れる光のデコレーションが町を飾り、スイス国内でもっとも人気の高いクリスマスマーケットとして知られています。 ブリットレイルのクラス名変更 ブリットレイルでは、ブリットレイルパスの座席クラスについて、「2 等」ではなく、「スタンダードクラス」に改称します。 英国を鉄道で巡るのに便利で、お得なブリットレイルの各種パスは、今なら、パス商品が20%割引きになる「ブリットレイル オフピークプロモーション」を実施しています。この機会にぜひお客様におすすめください。 プロモーション期間は08年2月28日まで。対象となるパスは、ブリットレイルパス、ブリットレイルフレキシーパス、ブリットレイル イングランドパス、ブリットレイル イングランドフレキシーパスで、ファーストクラスとスタンダードクラスに適用されます。 なお、08年1月1日以降に発券したパスは、08年度のパス料金から20%割引きとなり、プロモーション料金が異なることがございます。ご注意ください。ご利用条件や払い戻し条件などは、エクストラネットにある各パス商品のプロダクトファクトシートを参照してください。または、GSAにお問い合わせください。 12 月9 日、TGV リリアの新路線開通と子供だけの乗車について フランスとスイスを結ぶ高速列車、TGV リリアは12月9日から、パリ〜クール間の運行を新たに開始します。クールは、文化遺産が多く旧市街には中世の町並みが今に残され、同時に個性的なショップが集まるスイスでも指折りのショッピング天国としても知られた町です。氷河特急やベルリナ特急などの発着駅でもあります。クールを基点に周辺の小さな村を訪れるのも人気です。 なお、11月1日以降、12 歳未満のお子様だけでTGV リリアに乗車することはできなくなります。必ず大人の同伴が必要です。ご注意ください。 ドイツの列車が禁煙へ ヨーロッパの他国と同じように、ドイツではこのほか、公共の場での喫煙について制限が設けられ、9月1日以降、ドイツの列車はすべて禁煙となりました。ご注意ください。 タリスのスケジュール変更 ブリュッセルとパリ、ケルン、アムステルダムを結ぶタリスの一部運行スケジュールが変更となります。ご注意ください。 ◎11月24、25日 スキポールトンネルの建設工事に伴い、アムステルダムからパリ行きの運行について、2分早くスキポール駅を発着します。 ◎11月10、11、17、18日 Eicshweiler での建設工事に伴い、ケルンからパリ行きの便において、アーヘンHBF 駅には8〜18分遅れての到着となります。パリからケルン行きの便ではケルンHBF 駅に5分遅れの到着を予定しています。 エリプソスのスケジュール変更 パリとスペインを結ぶナイトトレイン「エリプソス」のスケジュールが一部変更となります。ご注意ください。 ◎11月10日 ボルドー地区の建設工事のため、エリプソス407 号/409 号(マドリッド〜パリ間)は運休となります。 ◎11月24日 エリプソス407 号には、リクライニングシートは設置されていません。 |
|
|
|
|
ほりうち(ccbu8181) 2007-11-01 13:44:10 |
*【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS 2007/10 つづき*
お知らせ 「ヨーロッパ鉄道パス&チケットカタログ2007」、申込み受付け中 レイルヨーロッパジャパンでは、毎年ご好評いただいている、一般消費者向けの「ヨーロッパ鉄道パス&チケットカタログ」の2007年版の申込みを受付けています。同カタログは、日本で販売している鉄道パス、列車などの情報を網羅しているもので、幅広くヨーロッパ鉄道の販売にご利用いただけるものと確信しています。 (カタログ申し込み自体は代理店向けですが、ニュースとして掲載しました) 一般消費者向けメルマガ会員のご登録について レイルヨーロッパジャパンでは、一般消費者を対象にした「レイルヨーロッパジャパン メールマガジン」の配信を行っています。このメールマガジンには、鉄道に関する最新ニュースだけでなく、レイルエキスパート作成のモデルコース、政府観光局とリンクした各国の現地情報などが満載。一般消費者のヨーロッパ鉄道旅行へのモチベーションを高める内容となっています。 配信は月1回、登録は無料です。受信ご希望の方は、http://www.raku-mag.jp/~re/reg-unreg.htmlまで。 |
|
|
|
|
ほりうち(ccbu8181) 2007-11-01 13:44:59 |
*【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS 2007/10つづき*
旅のヒント レイルエキスパートが体験した 鉄道の旅 このコーナーでは、レイルエキスパートが体験したヨーロッパ鉄道旅行を紹介しています。ルートを組む際に気をつけたいポイント、日本でチケットを購入するメリットの具体例など役立つ情報が満載です。販売にお役立てください。 ユーロスターで行くベルギー&ロンドンとイタリア、スイス (JTB 法人東京 法人営業日本橋支店 菅原敬子) 今回の旅の目的は、1)ユーロスターのチェックイン等、自身で経験して説明できるようにしたい、2)ユーロスターの車内の様子や食事のサービスを経験したい、3)イタリア国内の鉄道に乗車することで都市間の距離感を実感したい、4)ミラノ〜チューリッヒ間のトーマスクック時刻表掲載の景観列車を経験したい − の4点でした。 旅程(1) 1日目 成田空港からロンドンへ。着後ホテルへ。 【ロンドン泊】 2日目 午前中、ユーロスターでブリュッセルへ。 【ブリュッセル泊】 3日目 ローカル線にてアントワープへ。着後、市内観光。 【ブリュッセル泊】 4日目 ローカル線にてブルージュへ。着後、市内観光。 【ブリュッセル泊】 5日目 夕方、ユーロスターでロンドンへ。 【ロンドン泊】 6日目 観光パスで、オックスフォード、ストラトフォード、コッツウォルズへ。 【ロンドン泊】 7日目 終日、ロンドン市内観光 【ロンドン泊】 8日目 ロンドンから日本へ帰国。 【機中泊】 9日目 成田空港到着。 旅程(2) 1日目 成田空港からローマへ。着後ホテルへ。 【ローマ泊】 2日目 午前中、ES*にてフィレンツェへ。着後、市内観光。 その後、ミラノへ。 【ミラノ泊】 3日目 終日、ミラノ市内観光。 【ミラノ泊】 4日目 午前中、列車にてチューリッヒへ。着後、市内観光。 【チューリッヒ泊】 5日目 チューリッヒから日本へ帰国。 【機中泊】 6日目 成田空港到着。 |
|
|
|
|
ほりうち(ccbu8181) 2007-11-01 13:46:18 |
セールスポイント ◎ユーロスターでブリュッセルへ ユーロスターの1 等は 席の幅、足元、折りたたみ式テーブルへッドレストもゆったりしていた。食事のサービスも、フレンドリーかつ礼儀正しく快適だった。食事内容もよく、窓外の景色もすばらしかった。2 人または4 人向き合わせのシートと、1 人用のシートがあり、観光旅行の場合にもビジネス客の場合にもいずれにも対応できる仕様になっているのはすばらしいと思った。日本のJRのグリーン席も一人用のシートを作ればよいのではないか、と感じた。 2 等はイメージ的には日本のJRの普通車という感じ。足元は広く、ヘッドレストの位置も高く、快適。居住性も良い。1 等に比べて座席間のピッチが狭いのにテーブルが大きいので、旅行者が食事等の際に利用する分には問題ないが、ビジネス客には向いていない気がする。ただ、ずっとテーブルを出したままにしていると、テーブルが大きいので、日本の新幹線に比べてかなりじゃまな感じがした。 ブリュッセルにおいて、チェックイン前のロビーで、乗車する人を観察すると、夕方の時間だったためか、ビジネス利用が多いと感じた。空港まで行かずに短時間で移動できるので便利なのだろう。ブリュッセルは出発の1時間前までチェックインできないため チェックインゲート前の待合室で時間まで待つことになる。ブリュッセルでは出発直前までプラットフォームに案内されないので、チェックイン後はゲートの中の待合室で待つことになるが、列車の本数も少なく、同じ列車に乗る人ばかりなので案内板を見ていなくてもさほど問題はない。 ロンドンは列車本数が多いので、プラットフォームのナンバーをよく確認したほうがよい。チェックイン、というので空港の航空機のチェックインのようなものを想像していたが、日本の列車の改札とイメージはあまり変わらなかった。その後は荷物検査、パスポートコントロール、と空港と同じようなイメージだった。乗車前に出国、入国と両方のパスポートコントロールを通るため、イギリスから出国するとき(ウォータールー駅)ED カード゛は不要だったがベルギーから出国するとき(ブリュッセルMID)はイギリスの入国用ED カードが必要。 |
|
|
|
|
ほりうち(ccbu8181) 2007-11-01 13:47:22 |
◎ユーレイルパスで時間を有効活用 ブリュッセルに3 泊したが、この間 駅で乗車券を購入して、アントワープとブルージュまで足を伸ばした。ブリュッセルは窓口の数が多くて、乗車券の購入にも不便を感じなかった。以前、ドイツとイタリアで乗車券を窓口で購入した際、窓口でとても時間がかかった記憶がある。 今ではカード購入できる販売機があるのではないかと思うが、ヨーロッパにはなぜか日本のような切符の自動販売機が少ない。そのため、窓口が混みあう。その点、ユーレイルパスがあれば切符購入の時間を節約できる。旅行者には時間は貴重なので、列車を多く使う旅行や、あらかじめ列車利用の時間が決まっている場合は事前に日本で購入、予約していったほうが時間を有効に使える。 ベルギーに入るルートとして、ユーロスターならロンドンから2時間半で行けるのは、とても近く便利である。ロンドンとベルギーをからめた企画がもっとあっても良いのではないかと思った。観光ルートとしても魅力があると思う。 ◎ローマ空港からレオナルドエキスプレスに乗車 ROM 空港は久しぶりに訪れたが、空港ロビーにタクシーの客引きがまったくいないことに時代の流れを感じた。夜遅い到着だったので少し気持ちがあせっていたが、空港内の鉄道駅の表示もわかりやすく、まったく迷わなかった。ユーレイルの1 等パス保持者のみ、列車にパスを使って乗れるということで、さっそくユーレイルパスの優位性を感じた。夜遅いため、両替所も閉まっており、ある少年は人々に両替ができないか聞いていたが、パスがあれば両替をしていなくても、すぐ列車に乗れることをここでも実感した。 ローマ(テルミニ)駅のレオナルドエキスプレスの到着ホーム(20 番線)は、入り口から見て一番奥になる。駅の入り口から500m 近くあり、さっそく駅の広さを感じる。駅前のホテルを取っていたが到着ホームから出入り口までよりもホテルまでの距離の方が近い。地図でも確認したが、ホテルまでのほうが近かった。ヨーロッパの駅はなぜか出入り口が一カ所のところが多いが、日本のように出入り口を多く作ればもっと便利なのにと思う。 |
|
|
|
|
ほりうち(ccbu8181) 2007-11-01 13:48:10 |
◎ES*でフィレンツェ、そしてミラノへ 予約の必要な列車だったため、事前に日本でパスホルダー料金にて手配しておいた。日本と違って発車のホームが決められていないため、直前まで列車の発車番線がわからない。案内が出ると、荷物を持って構内の大移動が始まる。案内板によっては異なる番線が案内されていた。再度3 カ所の案内板で確かめる。さらに列車の前にかかっている案内でも確かめる。何度も確かめないと不安がある。 列車の引込み線の都合だろうが一番前を走っていたはずの一号車がフィレンツェでは一番改札口から遠いところに止まった。後ろ向きに入線したのだろうか。気がつかなかった。テルミニを始め、どこの駅も以前に訪れたときに比べて建物が立派になり、構内も駅前もきれいになっていることに少し驚いた。年月の流れを感じる。ミラノは他の駅と違って出入り口が数箇所あり、エスカレーターも大抵あった。階段だけの出入り口もあったが他と比べるとエスカレーターの数はある。 自身はパスホルダー料金での手配、同行した母はシニア料金で手配した。ロンドン発着のユーロスターのときはシニア料金でのチケット購入が満席の列車が多かったが、こちらは閑散期なのか比較的簡単に同じ列車で手配できた。利用した列車は都市間の移動も2〜3時間と短く移動にも便利である。 |
|
|
|
|
ほりうち(ccbu8181) 2007-11-01 13:48:53 |
◎EC でミラノからチューリッヒへ 閑散期だったため、ユーレイルパスのみでもEC に乗車できるかもしれないと思ったが、距離が長いのでこちらも座席指定を購入しておいた。実際、乗車してみるとミラノからは乗車する人が少なかったが、途中から乗車する人も多かったので、座席を指定しておいてよかったかもしれない。パスは1 等なので乗車人員が少ないが、2 等席には乗車する人が多い。指定券の手配をGSA(総代理店)に頼んだが、都合で取り消ししたはずの座席が取り消しされずに、そのまま予約した形で席を確保されていた。自身のチケットにはまったく影響のない席だが、繁忙期に同様のことが起こっているとすると座席管理上もったいないと思った。 座席はユーロスターに比べると固めの席だが、長く乗車しても疲れない。トーマスクックにシーニックトレインの路線として紹介されているだけあり、冬にもかかわらず、山の景色がすばらしかった。夏であればさらにすばらしいことと思う。 インターラーケン周辺などと同じようにのどかな風景が広がっていた。イタリアとスイスの国境近くのコモ湖近辺も、夏であればさらにすばらしい景色であろう。ミラノからチューリヒに抜ける途中でコモ湖近辺に泊まる企画も夏であれば、リピーターによいのではないだろうか。宿泊手配が難しいかもしれないが。 チューリヒ駅は地下街がとても発達していて、日本の地下街と同じように人々が行きかっていた。また、ちょうどクリスマス前で駅構内の広場でミニクリスマス市のように出店が出ていた。グリューワインの出店もあり、地元の人と観光客が入り乱れて大混雑していた。トラムや郊外電車(S バーン)も同じチューリヒ駅から出ているので、便利だが構内が広く混雑していて駅構内の目的の場所に行き着くまで時間がかかる。他都市の中心駅と比較しても、かなり人が多い感があった。 チューリッヒ駅からチューリッヒ空港へ移動の際、こちらもユーレイルパスで乗車可能。所要時間は10分ほどなので時間を確かめておけば、移動手段としては問題ない。空港到着後も、ターミナルがいくつもあるが、表示がわかりやすいので問題はない。 |
|
|
|
|
ほりうち(ccbu8181) 2007-11-01 13:50:36 |
◎ヨーロッパの鉄道で感じたこと
どの駅も日本と違って改札口がなく、誰でも構内に入れる。構内にはさまざまな施設があり、手軽に使える。発車時間が近づかないと案内板に発車番線が出てこないので、案内板近くに案内を待っている人が立っている。そのわりには座る場所がほとんどない。待合室もない。構内の出入り口が一カ所のみの駅が多く、出入り口に行くまで時間がかかることもある。また、階上にホームがある駅でもエスカレーターが設置されているところは少なく、階段がほとんどで エレベーターはほとんど見かけなかった。 一般的にヨーロッパの鉄道において列車の乗降について、ホームと線路の位置が同じなので、かなり急な階段を2〜3 段上らないと列車に乗れない。ロンドンではデパート(ハロッズ)にも座るところがまったくなく、東京日本橋のデパート(三越・高島屋)にはあちこちに椅子があるのと対照的だった。バリアフリーは日本に比べて一般的に進んでいない感があった。 また、前の文章でもふれたが切符購入の自動販売機がほとんどない。日本では自由席特急券の販売機などあちこちに見かけるのに、現金購入の場合は窓口しかなさそうであった。限られた時間しかない旅行者が、前もって指定席を日本で購入するメリットはここにもあると感じた。 ヨーロッパの鉄道は景色もすばらしく、バスや飛行機の旅とはまた違った趣があり、移動の際に利用する場合も。近距離の利用では時間的にも便利である。 ★利用する鉄道商品 ユーレイルパス1 等を利用 ○レイルエキスパート プロフィール 菅原 敬子(すがわら けいこ) 株式会社JTB 法人東京勤務。入社後3年間海外旅行専門支店にて営業事務。その後、ほとんどの年数をインバウンド業務に従事。この間、パッケージ旅行主体ではあるものの、個人的に毎年2〜3 回はヨーロッパを旅行する。その後 5年間、海外旅行手配に従事。現在は総務・経理担当。 |
|
|
|
|