NEWS RELEASE:全般      3
No.130 【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS  2007/9 (目次)
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-11 15:23:26
ユーレイルパスなど欧州の鉄道パスを日本に輸入している総代理店「レイルヨーロッパジャパン」の月刊ニュースの2007年9号の内容をご紹介します。
旅行代理店向けのニュースですが、ヨーロッパの鉄道きっぷ・鉄道旅行商品についての情報が満載ですので、皆様に紹介させていただきます。

「旅のヒント」は、夜行列車を使ってドイツ・フランスのクリスマス市を楽しむというロマンティックなプランをご紹介しています。ぜひご一読ください。


///鉄道フォーラム リリース文入力担当 堀内 聡///


RAIL EUROPE JAPAN NEWS 2007/9
2007年 第9号(9月30日発行 通巻 第80号) 発行:RAIL EUROPE JAPAN



今月のニュース

●世界旅行博に10万人以上が来場!
●ブリットレイルがオフピーク プロモーション
●ロンドン〜ブリュッセル間を1時間43分、新記録樹立!
●スイスパス商品の一部車内ヴァリデートが可能に
●ユーロスターのオンライン・ブッキング・キャンペーン実施!
●タリスのスケジュール変更
●エリプソスのスケジュール変更

お知らせ

●「ヨーロッパ鉄道パス&チケットカタログ2007」、申込み受付け中
●一般消費者向けメルマガ会員のご登録について


旅のヒント

●ヨーロッパ夜行列車とクリスマス市を楽しむ旅〜ドイツ・フランス9日間


NEWS RELEASE:全般      3
No.131 (Re:130) 【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS  2007/9 (今月のニュース)
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-11 15:23:28
*【REJ】RAILEUROPE JAPAN NEWS 2007/9つづき*

今月のニュース

世界旅行博に10万人以上が来場!
 9月14〜16日の3日間、東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開かれた、JATA世界旅行博2007が大盛況のうちに閉会しました。世界旅行博には134カ国・地域から772企業・団体が出展し、会期中、10万7078人の来場者が訪れ大いに賑わいました。

 レイルヨーロッパでは、フランス政府観光局とボルドーワイン委員会(C.I.V.B.)/フランス食品振興会との共同ブースを出展し、ヨーロッパ鉄道に関するさまざまな資料を配布、アンケートにもご協力をいただきました。さらに、テーマゾーンでは「ヨーロッパ鉄道の旅」コーナーを設置し、15、16日にはセミナーを開催。14日のプレスコンファレンスと合わせ、ヨーロッパ鉄道の魅力や現状を大いにアピールしました。

 ブース出展とセミナーなどを通して、レイルヨーロッパでは、11月14日新たに生まれ変わるユーロスターと、ユーロスターで巡るイギリス、ベルギー、フランスへの途中下車の旅など、より快適により深く欧州を知る“列車の旅”ならではの旅を提案しました。また、TGVを利用した東部フランスとドイツの旅や、先日、発足した「レイルチーム」についても広く紹介しました。

 多くの来場者が、ヨーロッパ鉄道の旅コーナーを訪れ、セミナーにも参加いただき、改めてヨーロッパ鉄道に対する関心の高さを実感いたしました。当日、当ブースに足を運んでくださった皆様、ありがとうございます。これからも鉄道の旅を幅広くアピールしていきます。2008年のJATA世界旅行博は08年9月19〜21日に開催される予定です。



ブリットレイルがオフピーク プロモーション
 ブリットレイルでは今シーズンも、08年2月28日まで、ブリットレイルパス商品が20%割引きとなる「ブリットレイル オフピークプロモーション」を実施します。対象となるパスは、ブリットレイルパス、ブリットレイルフレキシーパス、ブリットレイル イングランドパス、ブリットレイル イングランドフレキシーパスで、ファーストクラスとスタンダードクラスに適用されます。プロモーションでは各パスの料金から20%割引となります。

 08年1月1日以降に発券したパスは、08年度のパス料金から20%割引きとなり、プロモーション料金が異なることがございます。ご注意ください。

 ご利用条件や払い戻し条件などは、エクストラネットにある各パス商品のプロダクトファクトシートを参照してください。または、GSAにお問い合わせください。

◎販売期間
 現在から08年2月15日

◎パスの有効期間
 11月1日〜08年2月29日

◎対象となるパス
 ブリットレイルパス、ブリットレイルフレキシーパス、ブリットレイル イングランドパス、ブリットレイル イングランドフレキシーパス

◎ご注意
 08年1月1日以降に販売(発券)したパスについては、08年度の新料金をベースとして20%割引きとなります。また、シニア料金、およびグループ料金には、オフピークプロモーションが適用されません。



ロンドン〜ブリュッセル間を1時間43分、新記録樹立!
 ユーロスターは9月20日、ブリュッセル〜ロンドン間(走行距離373km)で、最速の運行時間となる1時間43分を記録しました。これは英国に敷設された新たな高速線路(High Speed 1)を利用したもので、11月14日以降、ブリュッセル〜ロンドン間は1時間51分(直行便)で運行され、現在よりも20分以上、運行時間が短縮されることとなります。

 ユーロスターのリチャード・ブラウン最高経営責任者(CEO)は、「ロンドン〜ブリュッセル間は“2時間圏内”となり、空港から市街地への移動や航空機への搭乗の際に必要なチェックインや荷物の預け入れといった手続きにかかる無駄な時間やお金を使う必要もない。ユーロスターは2 都市間を結ぶ最速で、もっとも便利な移動手段である」と、期待しています。

 また、同区間の試験走行に先立ち、9月5日に行われたパリ〜ロンドン間(走行距離492km)の試験走行では2時間3分39 秒を記録、時速320km 以上での走行となりました。11月14日以降、パリ〜ロンドン間は同じく20分以上も短縮され、2時間15分(直行便)で運行されることになります。

 ユーロスターは11月14日、高速列車に対応した新たな軌道が供用開始され、同時にロンドン側の基点がセントパンクラス駅に移転します。これにより、ロンドン〜パリ/ブリュッセルの三都市を結ぶユーロスター路線は大幅に運行時間が短縮されます。しかも、セントパンクラス駅はロンドン市内の中心にあり、地下鉄や郊外への路線が数多く乗り入れていることで、ロンドンと地方への乗り継ぎの利便性がさらに向上すると期待されています。



スイスパス商品の一部車内ヴァリデートが可能に
 スイストラベルシステムの各種スイスパスについてはこのほど、スイス国内の列車内、あるいはパリからスイスへと向かうTGVリリアの車内でもヴァリデーションできるようになりました。従来通り、パスのヴァリデーションは、各種スイスパスを購入した日本のGSA、および現地ではスイス国鉄駅の職員によっても行われます。

 スイストラベルシステムの商品には、スイスパス(スイスセーバーパス、スイスユースパス)、スイスフレキシーパス(スイスセーバーフレキシーパス)、スイスカード、スイストランスファーチケットがあります。また、TGV リリアは、フランスとジュネーブ、ローザンヌ、ヌシャテル、ベルン、チューリッヒなどのスイス各都市を結ぶ高速列車です。



ユーロスターのオンライン・ブッキング・キャンペーン実施!
 レイルヨーロッパでは10月中旬から約1 カ月間、ユーロスター・ブッキング・キャンペーンを実施します。キャンペーンのスタート日時などの詳細は決まり次第、レイルヨーロッパジャパンのサイト上(www.raileurope.jp)でお知らせします。

 キャンペーンでは、期間中にレイルヨーロッパジャパンのオンラインブッキングサイト上(www.raileurope.jp)で、ユーロスターのチケット(スタンダードクラス、またはレジャーセレクト)をご購入いただいた方、先着100 名様にビジネスプレミアラウンジご利用券をプレゼントします。通常、ビジネス旅行者向けの最高級クラス、ビジネスプレミアのチケットを購入されたお客様のみがご利用になれるラウンジです。専用のビジネスプレミアラウンジは、パリ、ロンドン、アシュフォード、ブリュッセルにあり、ゆったりとした空間に快適なソファやシートを配し、新聞や軽食などのサービスも充実しています。

 ただし、ビジネスプレミアラウンジをご利用いただく時期や時間帯によっては、ラウンジが混雑することが予想されます。この際、ラウンジへの入場をお断りすることもありますので、予めご了承ください。



タリスのスケジュール変更
 ブリュッセルとパリ、ケルン、アムステルダムを結ぶタリスの一部運行スケジュールが変更となります。ご注意ください。

◎10月13、14日、11月24、25日
 スキポールトンネルの建設工事に伴い、アムステルダムからパリ行きの運行について、2分早くスキポール駅を発着します。

◎10月27、28日
 スキポールとライデン間の建設工事に伴い、パリからアムステルダム行きのタリス便はハーレム経由で運行されます。このため列車はスキポール駅には停車しません。また、列車はアムステルダムを4分早く発車し、アムステルダムには4分遅く到着します。

◎10月27、28日、11月10、11、17、18日
 Eicshweiler での建設工事に伴い、ケルンからパリ行きの便において、アーヘンHBF 駅には8〜18分遅れての到着となります。パリからケルン行きの便ではケルンHBF駅に5分遅れの到着を予定しています。



エリプソスのスケジュール変更
 パリとスペインを結ぶナイトトレイン「エリプソス」のスケジュールが一部変更となります。ご注意ください。

◎10月13、20日、11月10日
 ボルドー地区の建設工事のため、エリプソス407号/409号(マドリッド〜パリ間)は運休となります。

◎11月24日
 エリプソス407号には、リクライニングシートは設置されていません。

NEWS RELEASE:全般      3
No.132 (Re:130) 【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS  2007/9 (お知らせ)
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-11 15:23:29
*【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS 2007/9 つづき*

お知らせ

「ヨーロッパ鉄道パス&チケットカタログ2007」、申込み受付け中
 レイルヨーロッパジャパンでは、毎年ご好評いただいている、一般消費者向けの「ヨーロッパ鉄道パス&チケットカタログ」の2007年版の申込みを受付けています。同カタログは、日本で販売している鉄道パス、列車などの情報を網羅しているもので、幅広くヨーロッパ鉄道の販売にご利用いただけるものと確信しています。
(カタログ申し込み自体は代理店向けですが、ニュースとして掲載しました)



一般消費者向けメルマガ会員のご登録について
 レイルヨーロッパジャパンでは、一般消費者を対象にした「レイルヨーロッパジャパン メールマガジン」の配信を行っています。このメールマガジンには、鉄道に関する最新ニュースだけでなく、レイルエキスパート作成のモデルコース、政府観光局とリンクした各国の現地情報などが満載。一般消費者のヨーロッパ鉄道旅行へのモチベーションを高める内容となっています。

 配信は月1回、登録は無料です。受信ご希望の方は、http://www.raku-mag.jp/~re/reg-unreg.htmlまで。

NEWS RELEASE:全般      3
No.133 (Re:130) 【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS  2007/9 (旅のヒント1/5)
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-11 15:23:31
*【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS  2007/9つづき*

旅のヒント
レイルエキスパートが体験した 鉄道の旅

 このコーナーでは、レイルエキスパートが体験したヨーロッパ鉄道旅行を紹介しています。ルートを組む際に気をつけたいポイント、日本でチケットを購入するメリットの具体例など役立つ情報が満載です。販売にお役立てください。

ヨーロッパ夜行列車とクリスマス市を楽しむ旅〜ドイツ・フランス9日間
(JTB東海 旅の予約センター 大瀧啓子)



旅程


1日目
 名古屋空港からロンドン・ヒースロー空港へ。
 着後ホテルへ。
 【ロンドン泊】

2日目
 早朝、ユーロスターでブリュッセルへ。
 ブリュッセルのクリスマスマーケットを堪能後、タリスでケルンへ。
 ケルンのクリスマスマーケットを楽しみ、その後、シティナイトラインでミュンヘンへ。
 【車中泊】

3日目
 早朝、ミュンヘン着。
 夕方、ニュルンベルクのクリスマス市へ。
 【ミュンヘン泊】

4日目
 終日、ミュンヘン市内を観光、クリスマスマーケットを訪れる。
 夜、夜行列車でベルリンへ。
 【車中泊】

5日目
 朝、ベルリンに到着後、市内観光とクリスマス市を巡る。
 【ベルリン泊】

6日目
 終日、ベルリン観光。夜、夜行列車でパリへ。
 【車中泊】

7日目
 朝、パリに到着。終日、パリ市内観光。
 【パリ泊】

8日目
 パリ市内観光。夕方、シャルル・ド・ゴール空港から日本へ帰国。
 【機中泊】

9日目
 名古屋空港着。

NEWS RELEASE:全般      3
No.134 (Re:130) 【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS  2007/9 (旅のヒント2/5)
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-11 15:23:32

セールスポイント
◎ブリュッセルのクリスマスマーケットを楽しむ

 希望するロンドン市内のホテルが満室で、ヒースロー空港の近くのホテルを予約しました。ホテルのコンシェルジュに、スーツケースを持っている私がウォータールー駅まで行くにはどのルートが良いか聞くと、ヒースロー空港には行かず、まず24時間走っているバス(NO285) に乗ってナショナルレイルのFELTHAM 駅へ行き、そこからウォータールー駅まで約45〜50分で行けるとのこと、この方法がもっとも楽で、時間もかからないとのことでした。確かにホテルから約1時間で、ウォータールー駅に到着しました。

 ユーロスターに乗ってブリュッセルへ。車内では、朝食のメニューが配られました。2 種類から朝食を選ぶことができました。これも飛行機のような朝食でした。ほぼ定刻通りにブリュッセルに到着。「ブリュッセルでも午後ならクリスマス市がやっているはず!」 と思い、街へと繰り出しました。「世界で一番美しい広場」と言われるグランプラスとその周辺は、クリスマス市のストールがたくさん並んでいました。日が暮れていないのにすごい人で賑わっていました。夜はもっとすごい人が来るのでしょう。クリスマス市を楽しみ、街を散策してランチをするに5時間の滞在で充分でした。

 ブリュッセルからはタリスに乗車し、約2時間30分でドイツのケルンへ。ユーロスターに比べてタリスの座席は前の席までの間隔が狭い!食事はユーロスターと同じように飛行機の食事のような感じで、まぁまぁおいしかったです。 慌ただしくタリスに乗り、食事を済ませて、ほっとしたらもうケルンに到着です。

 ケルンHBF 駅に到着した頃は、20時を回っていました。ミュンヘンへの乗り継ぎ列車まで約3時間、クリスマス市を訪れました。荷物はオートマティックのロッカーに預けました。下に荷物を入れると自動的にシャッターが閉まります。するとカードが出てくるのでそれを保管、荷物を出すときはそのカードを入れてお金を入れると荷物が出てきます。荷物はどこかに保管されているようでカードを入れるとガタンガタンと動き出し、シャッターが開きます。日本語表示もあります。駅構内に何箇所かこの機械がありました。スペースも取らないロッカーなので今後はこのような機械が増えるのだと思います。

NEWS RELEASE:全般      3
No.135 (Re:130) 【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS  2007/9 (旅のヒント3/5)
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-11 15:23:34
◎シティナイトラインでミュンヘンへ

 ケルンの駅の前に大きくそびえる、世界遺産にも登録されている大聖堂の横でクリスマス市が開かれており、列車の出発まで、食べたり、飲んだりして楽しみました。ミュンヘンへは、シティナイトラインの夜行列車で移動! 1 等のデラックスツインの個室を予約してありました。1 人1 万7300円もしました。23時46分 発の列車をホームで待っているのは寒かった。車両に乗り込み、乗務員さんに部屋を案内してもらいました。階段があり、上部がデラックス、下部がスタンダードクラスのようでした。階段を上がって部屋の中へ。思ったよりも狭かったです。シャワーとトイレの場所が狭いのは分かっていましたが、階段を上がる分、部屋に奥まってしまっているのでその分狭くなっているようです。シャワーは大人1 人が立っていられるだけの広さでした。シャワーの水圧が十分ではなく、部屋も十分に暖かくないのに、シャワーを浴びたのでかえって身体が冷えてしまいました。その後、途中の駅に止まると水が出なくなり、電車が動き出したとたんにお湯が出るようになりました。

 個室内のベットは幅が広く、縦もあったので足がつかえることなく、まっすぐに寝ることができました(私の身長は165cm)。椅子とテーブルがあり、狭いけれどもホテルの一室のように、くつろぐことが出来ました。しかし声は筒抜けです。朝食は、お願いしておいた7時に客室に運ばれてきました。けっこうボリュームがあり、大満足でした。30分位すると朝食を下げにきてくれて、ミュンヘンの到着時間を教えてくれました。定刻どおりの到着でした。

 ミュンヘンでは1 泊しました。こ日はミュンヘンからニュルンベルクへ日帰りで訪れ、世界で一番有名なクリスマス市を楽しむ予定です。夕方16時頃、ミュンヘン中央駅に向かい、ICE に乗ってニュルンベルクへ。指定席の手続きはすでに終わっているので、席が空いていればどこでも座れるとのこと。もちろんこの時間帯、車内はガラガラでした。先頭車両に乗ると運転席はガラス張りで、その後ろの座席に座りました、また車内はとても綺麗で、静かで広い空間を感じさせていて、さすがはドイツが誇る列車だと思いました。

NEWS RELEASE:全般      3
No.136 (Re:130) 【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS  2007/9 (旅のヒント4/5)
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-11 15:23:35

◎ニュルンベルクとベルリンのクリスマス市へ

 ニュルンベルクの市街地はクリスマス市で賑わっていました。どこのクリスマス市より広い感じがしました。日本人観光客もちらほら見かけました。クリスマスの飾りつけを売っているお店も多く見られました。駅からクリスマス市までは歩いて10分程。日帰りで充分に楽しめます。

 ミュンヘンに戻り、ホテルで1泊。ミュンヘンを観光し、ミュンヘンのマリエン広場にてクリスマス市を楽しんだ後、今度はベルリンまで夜行列車(NACHT ZUG)で移動です。こちらの列車では1等のクシェットに乗車しました。列車は綺麗で新しい感じがしました。クシェットは、車両の左右に、上下にベットがあり、カーテンが引いてあるだけで、個室ではなかったので盗難の危険があるかとも思いましたが、ちゃんと貴重品入れる棚があり、そこは鍵をかけられるようになっていました。ただ、上下のベッドに1 つの棚です。

 朝、7時35分、定刻通りにベルリンに到着! 今回は2006年に新しく完成したベルリンHBF駅を利用します。国際列車などのホームは最上階の4 階で、2、3 階にレストランやショップがあり、1 階にはS バーンが乗り入れていました。ショップもレストランも多く、また建物の外観はガラス張りで明るい感じです。クリスマスシーズンなので大きなクリスマスツリーと星型のライトがたくさんあり、飾りの星がとても綺麗に輝いていました。中央駅としては地下鉄などが入ってないし、S バーンとかもいろいろな路線が入っているわけではないので、どこに行くにも乗り換えが必要になりますが、バスも通っているので主要なところには不便はないかと思いました。

 M41 のバスに乗ればブランデンブルグ門の横を通ってポツダム広場へ、またS バーンでアレクサンダー広場などに行けます。以前はベルリンツォー駅が中心だったベルリンでしたが、HBF 駅 がオープンしたことで、ベルリンの中心が東の方にさらに移って発展していくのだろうと思いました。ベルリンで1泊して観光し、クリスマス市を楽しみました。クリスマス市はポツダム広場に行きましたが、ビルの真ん中に簡易のスケートリンクが設置され、他の都市とは雰囲気の異なるクリスマス市を楽しむことができました。

 最後の移動はベルリンからパリへの夜行列車です。ほぼ12時間の乗車です。こちらは3 人用の1等個室を予約しました。2 人で利用したのですが、個室だし、今までよりはゆっくりした時間を過ごせるだろうと思いました。遅れもなく定刻通りに出発。個室に案内されて、朝食の時間を伝え、早速、シャワーを浴びました。前回の夜行列車に乗車したときのように寒くなるかと思いましたが、シティナイトラインよりは水圧があり、部屋も暖かかった。隣のおじさん(?)の話し声が夜遅くまでよく聞こえてきましたが、旅行も6日目、疲れていたのかすぐに寝てしまいました。

 朝、乗務員が朝食を運んでくれました。いっしょに持ち込んだテーブルが大きく、広々と使えてゆったりとした感じがしました。列車はあまり揺れませんでした。パリに到着したのは朝9時35分くらいでした。ドイツのベルリンよりも寒いと思ったのが第一印象でした。その後、パリに宿泊してシャルル・ドゴール空港から日本へと帰国しました。

NEWS RELEASE:全般      3
No.137 (Re:130) 【REJ】RAIL EUROPE JAPAN NEWS  2007/9 (旅のヒント5/5)
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-11 15:23:37
◎旅の終わりに

 今回の旅行では会社の休みがあまり取れない中、効率よく移動し、いろんな街のクリスマス市を楽しめるようにと自分でトーマスクックを見ながら、日程を決めました。夜行列車を使って移動と宿泊を同時にしようと思って作ったツアーでした。 夜行列車では1 等で個室を利用したので、列車内でもかなりくつろげたほうだと思います。それでも、もちろんホテルの部屋のような広さはありません。冬なので荷物も多く移動は大変でしたが、夜行列車のおかげで短い期間で移動ができ、多くの街を訪れ、クリスマス市を楽しむことができました。

 10年前にヨーロッパ旅行で列車を利用しましたが、現在の列車はどれもきれいで洗練されて、車内は広々としていました。個室ではベットのシーツやシートもきれいでした。朝食はどれもおいしく、ボリュームがありました、シャワーがあるので、特に夏などは汗を流すのに充分だと思います。ICE などは席と席の間もかなり広く取ってあり、足の長いヨーロッパ人もまったく問題ないくらい広く、ガラスの壁で仕切られていたので圧迫感のない空間がありました。ICE は最高ですね。

 飛行機も移動が早くていいのですが、やはり時間が有効に使えて、旅をしているという感じがしてとても楽しい列車旅行でした。陸続きのヨーロッパならではの列車旅行。今回のツアーではヨーロッパの列車の素晴らしさを実感しました。今回の旅行は「観光」だけではなく「列車の移動」を含めて「ヨーロッパ旅行」になりました。素晴らしい経験を出来ました。


★利用する鉄道商品

 ユーレイルパス1等を利用。ユーロスター、タリス、シティナイトライン、夜行列車に乗車。


○レイルエキスパート プロフィール

 大瀧 啓子(おおたき けいこ)
 株式会社JTB東海に勤務。現在、電話予約と販売業務。ドイツに4 年滞在していたこともあり、滞在中ヨーロッパ鉄道でヨーロッパ内を旅行しました。久しぶりの今回の旅行では新しく出来たベルリンHBF 駅など、見所が沢山あり、楽しい旅行となりました。