ほりうち(ccbu8181) 2010-06-10 17:42:45 |
News Release
2009年6月2日 阪神総合レジャー株式会社 神戸・六甲山の新たなランドマーク 自然体感展望台「六甲枝垂れ(しだれ)」 7月13日(火)グランドオープン! 阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市 社長:坂井信也)の子会社である、阪神総合レジャー株式会社(本社:大阪市 社長:岡本交右)が運営する「六甲ガーデンテラス」では、現在「回る十国展望台」※(注)跡地に新たな展望台を建設しており、この度、オープン日と展望台正式名称が決定いたしましたので、お知らせいたします。 この展望台は、阪神総合レジャー株式会社と社団法人日本建築家協会近畿支部(JIA近畿支部)が共同開催した、40歳以下の建築家による設計コンペティション(第1回 JIA KINKI U−40 設計コンペティション)に応募があった103作品の中から最優秀賞に輝いた作品です。 設計者は注目の建築家『三分一 博志(さんぶいち ひろし)』氏(プロフィールは3ページ目)です。 この展望台から見える景色を通して六甲山の魅力を更に感じていただき、神戸・六甲山の新たなランドマークとして多くの方々に訪れていただきたいと考えています。 ※(注) 回る十国展望台 六甲山上の凌雲台(現六甲ガーデンテラス、海抜約900m地点)に建設した展望台。(1957年5月21日に竣工。)最大で約350人を乗せ、約5分間で展望台が一周し、『山城・大和・摂津・河内・和泉・紀伊・丹波・播磨・淡路・阿波』の10カ国を一望できるところから、『回る十国展望台』という名前がついた。当時このような施設は全国的にも珍しく、沢山のお客様で賑わい、天皇陛下(当時:皇太子殿下)や、皇太子殿下(当時:浩宮徳仁親王殿下)の行啓も賜った。しかし、阪神・淡路大震災後には来場者が激減し、その後徐々に回復したものの、施設の老朽化もあり、2002年11月24日をもって営業を終了し、撤去に至った。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2010-06-10 17:48:39 |
六甲山新展望台概要 ≪六甲山新展望台正式名称≫ 自然体感展望台「六甲枝垂れ(しだれ)」 ≪オープン日≫ 2010年7月13日(火) ≪入場料金≫ 大人 300円 / 小人 200円 ※六甲山カンツリーハウスとの共通入場券も大人700円、小人350円で販売します。 ≪営業時間≫ 4月〜11月 10時〜21時 / 12月〜3月 10時〜18時 (最終受付は営業終了時間の30分前) ※年中無休、9月19日(日)〜11月23日(火・祝)の期間中、日曜・祝日は9時から営業 ≪建設地≫ 神戸市灘区六甲山町五介山1877−9 (六甲ガーデンテラス内「回る十国展望台」跡地) ≪建築サイズ≫ 高さ 10.4m / 延床面積 66.5m2 / 建築面積 127.2m2 ≪構造≫ 鉄筋コンクリート造 ≪自然体感展望台「六甲枝垂れ(しだれ)」について≫ ※添付画像参照 六甲山には、明石海峡から大阪平野、関西国際空港まで広がるすばらしい景色と夜景を堪能できる場所が数多くありますが、この展望台は全体を覆う大きなフレームが特徴で、眺望に加えて六甲山の自然の豊かさや大切さを景色と一緒に再認識できる今までとは一味違った体感型の展望台です。 構造はあくまでも「自然」にこだわり、夏は「幹(空気の流れ)」と「氷室(ひむろ)」の効果により空気を冷却し、冬は太陽の日差しを最も受ける場所に「陽室(ようしつ)」を設置することで暖かい空間を作り、自然の力を体感することができます。 「根室(ねむろ)」では雨天時に「雫のカーテン」を楽しむことができ、冬の寒い季節には「つらら」を観測できる工夫がされています。 また冬には、樹氷を観測することが出来る六甲山の特色を生かして、展望台の外部を覆う木製のフレーム(葉脈)に「樹氷」を着氷させ、幻想的な世界を作りだすなど、様々な自然の現象をお楽しみいただけます。 未来の地球を見据え、六甲山の自然と建物を一体化させた設計がされています。四季を通じて六甲山の新たな魅力を感じていただける展望台です。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2010-06-10 17:52:42 |
≪ロゴマークデザインについて≫ ロゴ制作graf ※添付画像参照 「六甲枝垂れ」は六甲山の自然の中に新しく生まれた大きな木のような、それ自体が呼吸をしているような、自然と混じり合った建築物だと感じました。 そしてそのきっかけと言えるのが、外観の大きな特徴でもある相互依存構造だと考え、その構造の最小単位である3本の棒の組み合わせと、それによって見えてくる六角形を組み合わせたロゴマークを作りました。 また、冬に展望台に着氷する、氷の結晶のイメージでもあります。 「六甲枝垂れ」という建築物の仕組みを知る事は、自然の仕組みを知る事と、とても密接に関係していると思います。 そのきっかけになるようなロゴマークになればと考えました。 (graf/坂田佐武郎) [プロフィール] graf: 「デコラティブモードナンバースリー」というユニット名で活動を開始し、1998年に南堀江(大阪)にショールーム「graf」をオープン。独自の発想と方法でものづくりに取り組み、現在に至っています。家具のデザイン・製造から始まった活動は、現在では、空間・照明・グラフィック・プロダクト等のデザインから、アート、食に至るまで多岐にわたり、暮らしに関わるあらゆるものづくりに取り組み、発信しています。 ≪建築家ついて≫ 三分一 博志(さんぶいち ひろし) 1968年生まれ。東京理科大学理工学部建築学科卒業。 小川晋一アトリエを経て、三分一博志建築設計事務所設立。 広島にて設計活動を開始。 人工物である建築が、土地ごとの地形や自然の循環システムに沿うことで、年月の経過とともに自然の風景と感じられるようになっていく。いかにして建築が地球の一部になるか、を一貫したテーマとし「地球のディテール」を提唱。本作もこの理念の下、六甲山の自然の循環システムに沿った、その循環システムを体感出来る建築となっている。 代表作には、太陽・地熱などの自然のエネルギーを館内の空調に利用し、既存の地形や近代化産業遺産(煙突)、素材を活かした周囲の環境に出来るだけ負荷を与えない施設、犬島アートプロジェクト「精錬所」 (2008年)、などがある。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2010-06-10 17:53:46 |
<主な作品> 2001年 Running green Project エアー・ハウス 2002年 三輪窯 (写真a) 2003年 北向傾斜住宅 2005年 ストーン・ハウス (写真b) 2008年 犬島アートプロジェクト「 精錬所 」 (写真c) <主な受賞作> 2000年 SDレビュー新人賞 / Running green Project 2001年 SDレビュー朝倉賞 / 三輪窯 カナダ グリーン デザイン賞 /Running green Project 2003年 第19回吉岡賞 / エアー・ハウス ar+d award / 三輪窯、エアー・ハウス 2005年 Detail Prize2005 / 三輪窯 |
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ほりうち(ccbu8181) 2010-06-10 17:54:41 |
六甲ミーツ・アート「芸術散歩2010」 2010年9月18日(土)〜11月23日(火・祝)開催 阪神総合レジャー株式会社ではこの秋、六甲ミーツ・アート「芸術散歩2010」と題し、六甲山一帯で現代アートの祭典を繰り広げます。展覧会には招待作家20名に加え公募で入選した作家20名が出展します。六甲山というエリアの特性をじっくりと読み込み、かつ採り入れた40点の作品を六甲山上にある施設に展示し、各施設を回遊してお楽しみいただきます。※作品を展示する施設は以下をご参照ください。 神戸の街並みと港が見晴らせ、自然に恵まれた六甲山で、歴史、文化、自然との接点を大切にしながら、六甲山の魅力をアートの力によって探り、新たな魅力を発信します。自然体感展望台「六甲枝垂れ(しだれ)」のオープンをキックオフとし、秋に行う展覧会につなげていきたいと考えています。 <作品を展示する施設> ・ オルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲 ・ 六甲高山植物園 ・ 六甲山カンツリーハウス ・ 六甲ガーデンテラス ・ 自然体感展望台 「六甲枝垂れ」 ・ 六甲ケーブル 駅舎 ・ 天覧台 (六甲ケーブル山上駅すぐ) |
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