ほりうち(ccbu8181) 2015-05-02 16:18:07 |
【別紙】
■複々線化事業とは 当社では、快適な輸送サービスを提供するための抜本的な輸送改善策として、東北沢〜和泉多摩川間(10.4q)の複々線化事業を進めており、現在までに世田谷代田〜和泉多摩川間(8.8q)が完成しています。これにより、朝のラッシュピーク時間帯における向ヶ丘遊園→新宿間の所要時間は事業着手前と比較し、急行で8分程度、各駅停車で4分程度、また、日中時間帯の各駅停車についても7分程度の短縮が図られ速達性が向上するなどの効果を発揮しています。 残る、東北沢〜世田谷代田間(下北沢地区)は、2004年9月に工事着手し、現在4線地下式による複々線化工事を鋭意推進しています。当区間が完成すると列車の増発が可能となり、大幅な混雑の緩和が図られるとともに、所要時間がさらに短縮します。 また、この複々線化事業は、東京都の都市計画事業である連続立体交差事業と一体的に進められており、既に当該区間にあった39箇所の踏切を除去したことにより、踏切での慢性的な交通渋滞の解消、鉄道と道路の安全性向上が図られ、鉄道によって隔てられていた市街地の一体化や駅周辺の整備も進められております。 ■複々線化事業の進捗状況について 2013年3月の地下化以降、下北沢〜世田谷代田間(京王井の頭線交差部を含む約460m)の緩行線トンネル構築や京王井の頭線橋梁架け替え工事、駅舎工事等を進めております。その中で、昨年度は、下北沢〜世田谷代田間の緩行線トンネルの構築に必要な土留め工事・掘削工事を進め、一部ではトンネル本体の構築工事に着手したほか、京王井の頭線の仮橋化および旧橋脚の撤去を行いました。また、東北沢駅・世田谷代田駅では、本設駅舎の工事を開始しました。 ■2015年度の工事予定 今年度は、引き続き緩行線トンネルの構築に向け、掘削・トンネル構築工事を進めるとともに下北沢駅で交差する京王井の頭線の仮橋を緩行線トンネルの上部に受け替える工事を行います。また、東北沢駅・世田谷代田駅では本設駅舎の一部を使用開始するほか、下北沢駅においても駅舎工事を進めていきます。 今後も、鉄道輸送の安全と工事の安全を確保し、2017年度の複々線化を実現すべく鋭意工事を進めてまいります。 ※事業完了は2018年度を予定しております |
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