NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.8903 【阪神】無料体験型学習施設「阪神電車まなび基地」を開設
ほりうち(ccbu8181) 2015-03-18 23:30:17
NEWS RELEASE
●阪神電気鉄道株式会社 経営企画室(広報担当)

2015年3月17日


  旧型車両・鉄道教習所・野菜栽培所を活用した無料体験型学習施設
          「阪神電車まなび基地」を開設
    〜開業110 周年記念日の4月12日にイベント実施〜


 阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:藤原崇起)では、尼崎センタープール前駅高架下において、大正・昭和時代に活躍した601形・1141形車両、教習所(運転士等の研修施設)、踏切設備及び野菜栽培所を一体的に活用した子ども向け無料体験型学習施設「阪神電車まなび基地」を、当社開業110周年記念日に当たる、2015年4月12日に開設し、近隣小学校からの見学受入れ等を開始します。
この施設では、子どもたちに、運転シミュレーターによる職業体験、踏切設備を用いた交通ルールの学習、野菜の成長過程の学習等を行っていただくことができ、小学校の社会科等の学習に最適な施設となっています。更に、施設内には、地域の発展と共に歩んできた阪神電車の歴史を紹介したパネルも展示しており、当社への理解と親しみを深めてもらうとともに、地元の鉄道の存在をより身近に感じていただくことができます。
当社では、これまで小学生向けに、沿線の新1年生へのオリジナル下敷きの配布、絵画コンクールの開催、小学校訪問授業の実施、グループの社会貢献活動「阪急阪神未来のゆめ・まちプロジェクト」における職業体験プログラム「阪急阪神ゆめ・まちチャレンジ隊」への参加等の活動を行っていますが、体験型学習施設の開設は、今回が初めてとなります。
施設開設日の4月12日には、尼崎市と共同で、第1回の親子見学会(3部合計、30組60名)を実
施することとし、その参加者を、本日から4月2日までメール又はハガキで募集します。
施設及び見学会の概要並びに応募方法は、別紙のとおりです。


【「阪神電車まなび基地」の概要】

1 施設の名称
  阪神電車まなび基地

2 場所
  阪神電車「尼崎センタープール前」駅高架下
  (住所:兵庫県尼崎市水明町373、改札を出て西側へ徒歩約3分)

3 開設日
  2015年4月12日(日)

4 見学施設及び内容
  見学いただく方々には、当社担当者が各施設の説明をいたします。

@教習所
 ・展示パネルにより、地域と共に歩んできた当社の歴史や近年の新しい取組みを紹介します。
 ・大人気の運転シミュレーターの操作により、運転士の仕事を体験していただきます。
 (注)運転シミュレーターの体験は、時期により体験できない場合があります。

A踏切設備
 ・踏切非常ボタンの操作体験等を通じて、踏切の仕組みや交通ルールの大切さをお伝えします。
 ・保線作業や踏切点検の内容を示したパネルにより、日頃、目にすることが少ない鉄道の安全を支える仕事を知ることができます。

B旧型車両(601形604号車・1141形1150号車)
 ・1924(大正9)年から、1960(昭和35)年ごろに活躍した旧型車両2両を展示します。当時の車両は、長さ約14m、幅約2.3mで、現在の車両(長さ約19m、幅2.8m)よりも小さなサイズでした。
 ・車内各所に取り付けた説明パネルや運転席でのハンドル操作体験を通じて、今と昔の車両の特徴・技術の違いを知っていただきます。
 ・昔の車内吊り広告を再現することにより、当時の時代背景・沿線文化を感じていただきます。

C野菜栽培所
 展示パネルや苗の実物見本により、水耕栽培の仕組みや野菜の成長過程を学んでいただきます。


5 見学対象
  団体向けの親子見学イベントや小学校からの社会科見学の受入れ等を対象としています。

6 見学についてのお問合せ先
  阪神電気鉄道株式会社経営企画室(TEL:06−6457−2136)


【第1回親子見学会の概要】

1 開催日時
  2015年4月12日(日)
  【第1部】10時15分〜11時45分(約90分)
  【第2部】13時〜14時30分(約90分)
  【第3部】15時30分〜17時(約90分)
  ※施設のオープンを記念して、当日午前10時から関係者によるテープカットを実施します。

2 定員
  各部10組20名計30組60名様

3 応募資格
  小学生又は中学生のお子さまを含む親子2名一組
  ※当日は、報道機関による取材・撮影の可能性があります。ご了承のうえお申込みください。

4 参加料
  無料

5 応募方法
  メール又はハガキに、必要事項を記載してご応募ください。
@宛先
 メール:hanshin-manabi@her.hanshin.co.jp
 ハガキ:〒553−8553
     大阪市福島区海老江1−1−24
     阪神電気鉄道株式会社経営企画室
     「阪神電車まなび基地親子見学会」宛

A必要事項
 お子さまの氏名・フリガナ、お子さまの学校名・学年、保護者氏名・フリガナ、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス、参加希望部(第1部、第2部、第3部のいずれか1部)
 ※ご応募は、一組につき1部に限らせていただきます。
 ※当選・落選の通知はメールで行いますので、パソコンからのメールを受け取れるメールアドレスを必ずご記載ください。
 ※いただいた個人情報は、当選結果のご連絡、参加賞の送付及びマーケティング調査等に利用させていただきます。


6 募集期間
  2015年3月17日(火)〜4月2日(木)
  (ハガキは4月2日必着、メールは4月2日17時までに受信したものを受け付けます。)

7 当落の通知方法
  4月3日(金)に当選・落選をメールで通知します。
  当選者の方には、後日、参加証を郵送します。

8 お問合せ
  阪神電気鉄道株式会社経営企画室
  TEL:06−6457−2136(平日9時〜17時)

9 主催者等
  主催:阪神電気鉄道株式会社、尼崎市
  共催:阪急阪神ホールディングス株式会社


(参考)
1 旧型車両(601形604号車・1141形1150号車)について
 601形車両は、日本初の半鋼製ボギー車として、1924(大正13)年に20両が製造されました。車体表面のリベット(鋲)が特徴です。中央出入口には、日本で初の自動ドアが採用されました。当初は「371形」という形式名でしたが、1929(昭和4)年に「601形」に変更しました。
 1141形車両は増加する輸送需要に対応できるよう、連結運転が可能な車両として、1921(大正10)年に「331形」という形式名で40両が製造されました。当初は木造の車両でしたが、1931(昭和6)年から1936(昭和11)年にかけて、不燃化対策として鋼製車に改造し、「1141形」等に変更しました。
 展示している601形604号車は1960(昭和35)年に、1141形1150号車は1964(昭和39)年にそれぞれ廃車となり、いずれも、和歌山県の野上電気鉄道に譲渡されますが、1994(平成6)年に当社に里帰りし、1996(平成8)年から現在の場所で保存しています。


2 鉄道教習所について
 正式名称は「都市交通事業本部運輸部教習所」。当社の運転士・車掌・駅係員等を養成・教育する施設です。
 かつての教習所は石屋川車庫の高架下にありましたが、1995(平成7)年に発生した阪神大震災で倒壊したため、1996(平成8)年2月に現在の場所に新たに建設し、同年3月から業務を開始しました。

3 野菜栽培所について
 正式名称は「阪神野菜栽培所」。完全人工光型の植物工場で、現在は、グリーンリーフ、フリルレタス、ベビーリーフを生産し、スーパーマーケットや飲食店等に出荷しています。2012(平成24)年に大物駅〜杭瀬駅間の高架下に開設した「阪神野菜試験栽培所」での試験栽培を経て、生産規模を拡張するため、2014(平成26)年3月に本栽培所を建設、生産を開始しました。

以上

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 601形・1141形車両
画像サイズ: 294×221(原寸表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 踏切設備
画像サイズ: 292×235(原寸表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 阪神野菜栽培所
画像サイズ: 328×239(98%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 阪神電車まなび基地
画像サイズ: 753×260(42%表示)