NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.8631 【JR東海】雪対策について
ほりうち(ccbu8181) 2014-11-27 23:15:07
JR東海 ニュースリリース

2014.11.27
【社長会見】雪対策について


 JR東海では、今年度も12月から3月までを「冬期輸送対策期間」と位置付け、これまでの経験を活かした対策により、安全安定輸送を確保することに取組みます。
(太字の項目が、今期新たに取り入れる、または強化する取組みです。)

1.東海道新幹線の雪対策について(別紙1−1、1−2、1−3)
 
(1)「関ヶ原・米原地区」
 ○雪の舞い上がりを防ぐための対策
  ・雪の舞い上がり量を減少させるため、スプリンクラーでの散水による濡れ雪化(図1)
  ・濡れ雪化を正確かつ迅速に判定するため、「降雪情報装置」を増設(図1)
  ・営業列車の前に回送列車を運行し、線路上の雪を敢えて舞い上げて、車体に付着させることで、営業列車への着雪量を減少

 ○雪を取り除くための対策
  ・ラッセル車、ロータリーブラシ車、除雪機による残雪の除去(図4)
  ・分岐器の不転換を防止するため、電気融雪器により可動部分の雪を除去(図2)
 
 ○車体に付着した雪の状況を確認するための対策
  ・N700系の車上カメラにより雪の舞い上がり状態を、地上カメラにより車両床下の着雪状況を、総合指令所でリアルタイムに把握(図5)
 
 ○車体に付着した雪を取り除くための対策
  ・除雪や濡れ雪化を図っても車体へ付着してしまう雪は、高圧洗浄機により主要駅(名古屋駅、新大阪駅等)で雪落とし作業を実施(図3)

(2)「東京・神奈川地区」
 ○雪の舞い上がりを防ぐための対策
  ・濡れ雪化を正確かつ迅速に判定するため、「降雪情報装置」を新設(図1)

 ○雪を取り除くための対策
  ・大井車両基地構内等の電気融雪器の電気容量を増強(図2)
  ・大雪の際は、夜間の作業時間帯に人による除雪を実施(図6)

 ○車体に付着した雪を取り除くための対策
  ・雪落とし作業の作業性向上のため、高圧洗浄機を小田原駅に設置(図3)


2.在来線の雪対策について(別紙2−1、2−2)

 ○雪を取り除くための対策
  ・除雪機による積雪の除去(図7)
   ※飯田・身延・御殿場線にスノープラウ式除雪装置付モータカーを配備
  ・分岐器の不転換を防止するため、融雪器により可動部分の雪を除去(図8)

 ○車輪凍結を防止するための対策
  ・高圧温水噴射機等を活用した車輪凍結防止対策(図9)

 ○倒竹木による線路支障防止対策
  ・沿線樹木、竹林の伐採の推進
  ・倒竹防止のための竹林防護工の設置(図10)

 ○その他の対策
  ・豪雪時における、降雪予報等に基づく早めの運転抑止判断とお客さまへの早期告知


※詳細は別紙をご覧下さい。


撮影日:
撮影場所:
キャプション: 「降雪情報装置」の活用
画像サイズ: 1024×764(31%表示)