ほりうち(ccbu8181) 2014-10-16 23:48:58 |
2014年10月10日
東武鉄道株式会社 一部車両におけるEB装置のブザー鳴動開始までの時間が延びる事象について 東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、当社が所有する全車両のうち運転台付き車両の一部において、EB(Emergency Brake:エマージェンシー ブレーキ)装置のブザーが鳴動する開始時間が延びる事象が発生することが、調査の結果判明しました。 EB装置とは、列車が走行中に、運転士が力行操作、ブレーキ操作などの操作を一定時間扱わないと、ブザーが鳴動し、さらに5秒の間にこれらいずれの操作も行わなければ、運転士が疾病等の異常状態にあると判断し、自動的に非常ブレーキを動作させる装置のことです。 当社の社内の取り決めでは、該当するすべての車両にブザーが鳴動するまでの時間を55秒とするように設定していますが、今回の調査の結果、ある特定の条件下で55秒以上となる事象が発生することが判明しました。これにより、運転士が疾病等の異常状態にある場合に、非常ブレーキが作動するまでの時間が、ある特定の条件下で設定値より延びることがありますが、この事象は保安装置であるATS(自動列車停止装置)に影響を与えるものではなく、ATSにより停止すべき状況下においては停止しますので、列車衝突の危険はありません。 詳細につきまして下記のとおりお知らせいたします。 記 1 発生する事象 運転士が同じノッチのまま継続して力行中に、ATSによる非常ブレーキが自動的に動作し、減速して走行を継続した場合などに、同ブレーキ動作を運転士が操作したものと認識し、タイマーがリセットされ、EB装置のブザーが鳴動するまでの時間が、その時点から再度55秒に戻る事象が発生します。 2 対象両数 特急車両など102両(いずれも運転台付き車両) 3 原因 EB装置の電気回路が、ATSによるブレーキが自動的に動作した場合に、運転士が操作した場合と同様に認識する内容となっているためです。 4 対策 運転士が同じノッチのまま継続して力行中に、ATSによるブレーキが自動的に動作した場合でも、EB装置のブザーが鳴動するまでの時間を55秒とするよう、電気回路の変更を実施すべく準備に着手しております。 以上 |
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