ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2014-01-21 22:04:50 |
<参考2>軌道変位の検査方法及び検査データについて
○ 軌道変位の検査方法 軌道変位の検査における変位の計測は、基本的に、本線は軌道検測車(マヤ車)、副本線は簡易型軌道検測装置(トラックマスター)、分岐器は手計測で行われている。それぞれの概要は以下のとおりである。 (a) マヤ車 軌道変位を自動的に計測する計測機器を搭載した車両。JR北海道では、計測されたデータは車両の機器内で処理・保存され、無線・有線回線を通じて、本社や保線所に同時に送付される。 (b) トラックマスター 職員が手で押しながら変位を計測する小型の自動計測装置。計測されたデータは、トラックマスター内のデータ処理装置に保存され、記憶媒体(コンパクトフラッシュ等)を介して、保線管理室等の専用パソコンに取り込まれる。 (c) 手計測 専用の定規や糸等を用いて係員が数名で計測する方法。本線や副本線においても、整備基準値を超過した箇所の補修後の軌道変位を計測する際には、手計測が用いられることが多い。 ○ 軌道変位等に係るデータ (@) 検査データ 軌道変位等に関する一連の検査の結果に関するデータ。検査データには、以下の生データと管理データがある。 (A) 生データ 現地で、実際に、自動計測機器(マヤ車、トラックマスター)又は手計測で計測されたデータ。生データは、トラックマスターの場合は機器内に保存され、手計測の場合は野帳等に記載される。 (B) 管理データ 補修作業等のために、現場の事務所等で管理されているデータ。マヤ車に係る管理データについては、生データがそのまま25cm間隔で管理される。 トラックマスターに係る管理データについては、専用パソコン内の生データが、変換ソフトにより表形式のデータとなって、5m及び50cm間隔で保線システムに保存・管理され、また、5m間隔のものは、検査表として印刷・管理される。 手計測に係る管理データについては、野帳等に記載された生データに基づき保線システムに入力され管理される。 |
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