NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.7083 【JR東海】橋りょう下に落下させた線路部品の調査結果について
ほりうち(ccbu8181) 2013-05-31 18:02:29
JR東海 ニュースリリース

2013.05.31
橋りょう下に落下させた線路部品の調査結果について


 平成25年5月5日(日)、東海道線天竜川橋りょう下(静岡県磐田市〜浜松市)の中州で線路部品と思われる部品を発見したとの情報がありました。調査したところ、工事請負会社が施工したレールとまくらぎを固定する締結装置の取替工事の際に、取り外した線路部品をその都度回収せず橋りょう下に落下させたものであることが判明しました。本事象を踏まえ、天竜川と同様の構造を持つ全ての橋りょうについて調査を行った結果、以下の通り、線路部品が橋りょう下から発見されましたのでお知らせします。

1.調査概要
      調査対象橋りょう数(*1) 線路部品が発見された橋りょう数   発見された線路部品の個数(*2)
  在来線  1,466橋りょう   49橋りょう(うち天竜川橋りょう)   714個(405個)(*3)
  新幹線     13橋りょう        なし                 −

*1:レール・まくらぎの下に道床が無く、橋りょう下面に開口部のある「無道床橋りょう」を対象に調査を実施。
  新幹線は、「無道床橋りょう」のうち、防音工設備がない箇所について実施。
*2:発見された線路部品 : 締結用ナット、ボルト、板バネ、犬クギ等
*3:天竜川橋りょうは、5月5日に部品落下の情報があった場所で回収された297個を含む。

2.調査結果を受けての対応
  ・落下した線路部品が発見された河川の管理者に報告を行いました。
  ・発見した線路部品は回収しました。

3.今後の再発防止対策
  橋りょう上の作業では、線路部品の落下防止として、以下の再発防止対策を徹底します。

 (1)各工事請負会社に、以下の指導事項を再徹底させます。
    ・取り外した線路部品は速やかにカゴ等に入れ、線路部品を落下させないよう注意すること

 (2)加えて、以下の対策をルール化し、各工事請負会社への指導を行います。
    ・万が一の落下に備えて、必要により安全ネット等を設置すること
    ・施工後、十分明るくなった状態で、橋りょう下の確認を実施すること

 (3)当社においても、工事の施工完了後の現地確認を実施し、再発防止に努めます。

〔参考〕天竜川橋りょう下線路部品発見の概要
 5月5日(日)17時50分頃、当社に「東海道線天竜川橋りょう下の中州で、線路部品と思われる金属部品を発見した」との情報がありました。当社社員が確認したところ、落下していた金属部品(計297個)は、レールとまくらぎを固定する締結装置の部品であることが判明しました。これらは、今年2月〜3月に工事請負会社が実施した部品取替等の工事の際に落下させたものでした。


※詳細は別紙(添付画像)をご覧下さい。


撮影日:
撮影場所:
キャプション: 別紙
画像サイズ: 1024×740(31%表示)