NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.4462 【両備グループ】東京港定期航路に初の和式中型船、登場
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2011-05-03 19:03:29
平成23年4月12日
両備グループ広報
http://www.ryobi-holdings.jp/


   東京港定期航路に初の和式中型船、登場
世界唯一、江戸時代の参勤交代時に大名が乗った「御座船」を復元
    ござぶね あたけまる
将軍家光の御座船「安宅丸」建造370余年ぶり、東京で蘇ります
 運賃収益の5%は東日本大震災被災地への義援金とさせていただきます。

 東京港・隅田川にて水上バスを運航している東京都観光汽船株式会社(本社:東京都台東区北川戸一丁目1番1号、社長:守谷 慎一郎)が、4月15日より新規定期航路(日の出桟橋〜青海〜日の出桟橋間、24.0キロ、1日3便)の運航を開始いたします。(新規航路認可申請中、4月15日付認可予定、関東運輸局様より公表ご了承済み)

 この航路に使用する船は、東京港には現在運航されていない和式の中型船で、岡山県岡山市にて、旅客船事業を行う両備ホールディングス株式会社(岡山市北区錦町6番1号、社長:小嶋 光信、地方ローカル鉄道の再生シンボルとなった、猫のたま駅長が勤務する和歌山電鐵鰍ェ所属する両備グループ母体企業です)が、この度ご縁があって、東京都観光汽船(株)に貸し出しをすることとなりました。
 御座船(ござぶね)「安宅丸」(あたけまる:今回東京港にて運航することになり、徳川家光の御座船の名前に改名)は、3月11日岡山を出航し震災の最中、無事東京港にたどり着いた、まさに「ザ・サムライ・シップ」のキャッチフレーズにふさわしい強運の船で、日本が少しでも元気を取り戻すために日本経済復興のお役に立てるよう、この強運を活かし、国際都市・東京にて海運国日本の誇りである、平成の時代に蘇った「江戸の御座船」を運航してまいります。


 東日本大震災復興支援の一助を目指して
 「将軍航路」運航開始セレモニー次第


     記

催事名称   御座船「安宅丸」(あたけまる)将軍航路 運航開始セレモニー
開催月日   平成23年4月15日(金)午前9時〜
開催場所   日の出桟橋水上バス乗り場(東京都港区海岸2−7−104)
       御座船「安宅丸」船内「貴賓の間」にて(日の出桟橋停留)
       *セレモニー終了後、10:00発 第1便運行開始
参加者    東京都観光汽船株式会社 代表取締役社長 守谷 慎一郎
       両備グループ代表・両備ホールディングス株式会社
       代表取締役社長 小嶋(こじま) 光信(みつのぶ)
                         ほか関係者約20人
祭事内容   安全運航祈願神事 御田八幡神社(東京都港区三田 3丁目7番16号)
       挨  拶   東京都観光汽船株式会社 代表取締役社長 守谷 慎一郎
       両備グループ代表・両備ホールディングス株式会社
                          代表取締役社長 小嶋 光信
船内説明・アトラクション


★ 「日本経済復興」の一つのシンボルとしてお役に立てればと
1、安宅丸船体に
 「がんばろう日本!」「ばんばろう東北!」「がんばろう東京!」
 の、のぼり旗を各3計9本(1.5m×5m)、船尾にも、ふき流しを3本掲げて東京港を運航いたします。
2、運賃収益の5%を被災地への義援金とさせていただきます。

新規航路の概要
航路内容    航路名:将軍航路
        (日の出桟橋〜青海・船の科学館〜日の出桟橋間、
         24.0キロ、1日3便、運休日:毎週月曜日)

運航時間    日の出桟橋発 10:00 13:00 15:00(片道40分)
        青海発    11:00 14:00 16:00

運  賃    大人 片道1000円、往復1,500円(貴賓室は+500円)
        小人 大人運賃の半額(6歳以上13歳未満)

年間利用見込み 約70,000人

売上高     約192,000,000円

船  主    両備ホールディングス株式会社(代表取締役社長 小嶋 光信)
         本社:岡山県岡山市北区錦町6−1
         設立:明治43年7月31日(資本金4億円、従業員数2800人)
          http://www.ryobi-holdings.jp/

事業会社    東京都観光汽船株式会社(代表取締役社長  守谷 慎一郎)
         本社:東京都台東区花川戸1丁目1番1号
         設立:明治31年9月(創業:明治18年4月、資本金6150万円)
         http://www.suijobus.co.jp/

<御座船の由来、企画背景>
江戸時代、西国・九州の諸大名は参勤交代の際に、海路30〜40艘の船を従え、現在の大阪・淀川口あたりまで瀬戸内海を往来したと云われています。
この時、殿様御召船として使用された船を「御座船」といいます。
この「御座船」は船内外に豪壮華麗な装いを凝らした、いわば諸大名の自家用豪華客船として往時の瀬戸内海に華やかな海遊絵巻を繰り広げたとされています。
幕府の御座船は寛永9年(1634年)に、時の将軍「徳川家光」が自らの御座船として建造させた超豪華船「天地丸」「安宅丸」があり、これを筆頭に岡山藩の「住吉丸」、高松藩の「飛龍丸」などが有名な「御座船」です。
弊社の所有する「御座船 備州」は、昭和63年4月の「瀬戸大橋」開通に合わせ、瀬戸大橋本州側の袂にあたる岡山県倉敷市下津井の「下津井祇園神社」に残る「住吉丸」の模型と、それらの時代考証により昭和61年7月に弊社によって「御座船 備州」として再現就航させたものです。就航以来に西日本各地で活躍を続けて参りましたが、この度、関東のお客様に往時の絢爛豪華な船旅を楽しんでいただくべく、「安宅丸」(あたけまる)と改名して平成の御座船としてデビューいたします。

<船の概要>
・総トン数・・・486t
・総長・・・・・49.70m
・幅(型)・・・11.00m
・深さ・・・・・ 4.10m
・満載喫水・・・ 2.39m
・運航速力・・・12ノット
・機関出力・・・850馬力×1
・定  員 / 1時間未満500人
        3時間以上250人
・進水年月 / 昭和61年5月
・就航年月 / 昭和61年7月


<設備等>
「御座船」の船内は2艙構造となっており、様々なイベント(結婚披露宴、落語、ディナーショー等)に十分対応可能な設備を有しております。
・厨房(地下1F)/(100人程度の懐石料理の対応実績あり)
・舞台(1F前方:御座の間)/バンド演奏、落語、漫才その他利用可能。
・100インチビデオインジェクター〔御座の間〕
・モニター/〔御座の間2台、ラウンジ2台、貴賓室2台〕
・ラウンジ/(1F後方)
・売店/(レジスター1台:各種物販可能)
・音響設備/レーザーカラオケ/ビンゴゲーム/(御座の間)
・展望デッキ/(双眼鏡4台)
 すべてのお客様が着席できる人数は最大250人(2F後方展望スペース含む)。
 1階の御座の間(最大着席数150人)畳敷き、
 2階の貴賓の間(最大着席数32人)は移動可能な椅子席となっております
 ラウンジスペースは固定の座席(最大着席数48人)